「Stairway to Paradise」   作:いつも活き活きと

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短いです。


廻る厄と変化させる者

妖怪の山

 

ダダダダダダ!!!

 

「クッ!!」

 

山の中腹では『河城にとり』と『鍵山雛』による襲撃を食い止めるため白狼天狗と鴉天狗、河童が総動員で戦っていた!

 

「状況は!?」

 

「勢いが収まらず段々と押されています!!」

 

「ああッもう!!こんな時にあの神社は何をしているの!?」

 

「それが神社には誰もおらず……」

 

「ハァ!?」

 

「なので援軍はこれ以上期待できないと………」

 

「もう良いわ!とにかく今はこの状況をなんとかしないと…!」

 

射命丸文はその頃前線でにとりと戦っていた。

 

「豪雨『溶解大戦争』!!」

 

「風符『天狗道の開風』!!」

 

にとりは『ステイト・チェンジ』によって物質の状態を液体にし文を襲い、それに対し文は風によって吹き飛ばし攻撃を無効化していた。

 

「(あれはにとりの能力ではない……まさか『スタンド』?けどどうやって……)」

 

文は頭の中で様々な疑問を浮かべていたがにとりはそれを許さないように怒涛の勢いでスペルカードを放つ!

 

「気符『放て!ガスドラゴン』」

 

ブワァッ!!!

 

にとりは辺りにあった液体を気体に変えその時に生じる熱で文を攻撃する!

 

「クッ!」

 

ビュオォォ!!

 

文は少し喰らうがすぐさま風を発生させ対処する。

 

「ハァハァ……」

「(あと一手……何か変化があれば……)」

 

鍵山雛のところでは…

 

「ウフフフフ……それで終わりかしら?」

 

「ハァハァ…」

 

「クッ…」

 

姫海棠はたては雛の相手をしていたが押され気味であった。

 

「それにしてもあっけないわねえ。ちょっと厄を増やしただけでこうなるなんて。」

 

「(マズイわね……せめて『厄』をなんとかできれば……)」

 

はたてがこう考えるのは当然である。今の雛は『グルーミー・サンデー』によって自分の分身を作りその分一人ひとりの『厄』の量が上がっておりその効果は、例えば空を飛べば弾幕の流れ弾に当たり、他にも剣がたまたま劣化によりすぐに破損するなど戦闘自体を不可能にするレベルのものだった。

 

「(後は私の分身がヘマをやらかさなければ何も問題は無いわね)」

 

雛の分身視点

 

「………というわけで神々のお二人と早苗にはこの山の裏側に待機してほしいのです。」

 

「こんなところで演説ねえ……まあ別にいいけど全然人妖がいないわよ?」

 

「それは安心してください、八坂様。もう少しすれば着々と訪れるはずです。」

 

「そうかい…」

 

「あのお…私少し神社に忘れ物しちゃったんで戻ってもいいですか?」

 

「そうなの?早苗。なら、私がついていくわ。」

「(なんでこのタイミングで忘れ物をする!!)」

 

「じゃあ私と諏訪子はここで待ってるよ。」

 

「すみません…すぐ戻るので!」

 

そうして早苗と雛の分身は守矢神社に戻る。

 

「そういえば雛さん。」

 

「ん?どうかした?」

 

「なんか今日は全く天狗を見ないですね。」

 

「(勘がいいわね……)」

「集会でもあるんじゃあない?」

 

「………そうなんですか。あッ!忘れ物ありました。」

 

「そう、なら……」

 

「雛さん。」

 

「なに?」

 

「なにを企んでいるんですか?」

 

「へッ!?いや、何も……」

 

「だっておかしくないですか?天狗は集会があるのに山の裏側で神奈子様達が演説をするなんて。」

 

「………………」

 

「それに、集会だとしても天狗が全くいないなんてことないですよね。」

 

「………ウフ…ウフフ………ウフフフフフ!よく分かったわね!!そうよ。今この山は襲撃を受けているのよ!!」

 

「襲撃!?」

 

「ええ。私とにとりがね。」

 

「なんでそんなことを………それよりも貴方もってじゃあ私の目の前に居るのは!?」

 

「質問は一つずつにしてほしいわね。貴方の前にいるのは分身よ。」

 

「分身?」

 

「『グルーミーサンデー』……私のスタンド能力よ。」

 

「スタンドって……なんで貴方が!?」

 

「貰ったのよ。そしてこれが襲撃の理由。スタンドを貰った人から命令されたのよ。」

 

「………何故そんなに詳しく私に説明してくれるんですか?」

 

「あら?質問してきたのは貴方よね?………ま、もちろん理由はあるわ。私の能力が強化されているから『厄』によって貴方が誰にも会わないようにすることができるのよ。」

 

「………つまり貴方は『敵』ってことで良いんですよね?」

 

「ええ、もちろん。」

 

すると早苗は嬉しそうに笑う。

 

「なッ!?何を笑っているの!?頭がやられたの!?」

 

「いやあ、ただ思っていたよりも簡単にいったなと。」

 

「?」

 

「そもそも怪しかったんですよ。だから私は嘘をついてこの状況を作った。」

 

「それがどうしたというの?貴方は誰にも喋れないのよ?」

 

「そうですね。けど私には『奇跡を起こす程度の能力』を持っているんですよ?」

 

「けど私の『厄』を上回る『奇跡』を起こす時間なんて………」

 

「だから『貴方から』言わせたんですよ…!」

 

「え?」

 

「私が他の人に言うという行為は中々厳しいです。でもッ!貴方が喋っているところをついてきた人が聞いているというのは少しの奇跡でも大丈夫です。」

 

「………まさかッ!!」

 

「バッチリ聞こえたよ〜ん!!」

 

「洩矢………諏訪子……」

 

「さあ………おしおきタイムだよ!!」

 

雛(本体)視点

 

「!!」

「(分身がやられた!?となるとこっちに巫女が!!)」

 

「逃がしませんよ!!」

 

「(なッ!?早すぎる!!どういうこと?神社から此処まで来るのに一分もかからないなんて…)」

「もう来たのね!!」

「疵痕『ボロボロのお守り』!!」

 

「開海『モーゼの奇跡』!!」

 

雛は厄をばら撒きながら弾幕を放つが早苗も奇跡を使い厄を中和した!

 

「クッ……!」

 

「これで終わりです!」

「秘宝『九字刺し』!!」

 

バァァァァァァァァ!!

 

雛の周囲にはレーザーが設置され逃げ場を失った雛は弾幕に被弾する!

 

「キャアアアァァァァ!!」

 

ドサ…

 

「こっちは終わりましたね……後は…」

 

文視点

 

ビュオォォォ!!

 

「ハァハァ…」

 

「もう諦めたらどうだい?」

 

「!………そうですねえ、私だけじゃあ勝てそうにありません。」

 

その言葉を聞きにとりは笑みを浮かべるが……文の言葉は終わってなかった!

 

「お願いします!諏訪子さん!!」

 

「オッケー!」

 

「なッ!?」

 

「土着神『宝永四年の赤蛙』!」

 

「『ウルトラスコープ3D』」

 

ドォォォォォォン!!!

 

「クッ…!けどッこれならなんとか……」

 

「私も居るんですよ!!」

「『幻想風靡』!!」

 

「キャアアアァァァァ!!!」

 

ドサ…

 

「ふぅ、なんとかなりました。ありがとうございます、わざわざ来てくださり。」

 

「成り行きで来ただけだけどね。」

 

「そういえばなんで此処になんで今になって来たんですか?」

 

「それは雛の分身に山の裏側まで移動させられていてね。」

 

「ん?それならもう少し時間がかかる気が……」

 

ウォン

 

「それは私のおかげよ。」

 

「紫さん。そういうことですか。」

 

「それよりもこの山で黒幕を叩きに行ける人はいないかしら?」

 

「黒幕?………行けるのは私くらいですかね。まだ残党が残っていますし。」

 

「そう。」

 

「それよりも黒幕って誰ですか?………まあなんとなく分かりますけど。」

 

「予想通り、プッチよ。」

 

「何が目的でこんなことを……」

 

「それは追々話すわ。とりあえずこのスキマを抜けなさい。」

 

ウォン

 

「では……」

 

「待ってください!」

 

「早苗さん?どうかしましたか?」

 

「一応文さんに私の『奇跡』を与えておきます。私はこの山の残党を倒すので少しでも助けになれば…」

 

「それはそれは……ありがとうございます!」

 

パァァァァ……

 

「それではご武運を。」

 

「ええ。」




次回からは遂に永遠亭での戦いになります!今回は次の話を早く書きたかったので駆け足になってしましたが次からはもとに戻ります。それでは次回もお楽しみに!!
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