「Stairway to Paradise」 作:いつも活き活きと
「KUAAA!!」
DIOは再生能力がないであろう咲夜に飛び蹴りを喰らわそうとするがレミリアに横槍を入れられ攻撃を妨げられてしまった。
「チッ!」
「ありがとうございます、お嬢様。」
「気にしないで。それよりも次が来るわよ!」
「『世界』!!」
DIOはスタンドをレミリアに仕向け、自身は咲夜に向かう!
「スタンドを使いながらの攻撃は難しいはずなのにッ!」
「『咲夜の世界』!!」
ドォーーーーーン!!!
「危なかった………とりあえずまたナイフを……」
そうして咲夜がナイフを投げようとすると…
ピクピクッ!!!
「ハッ!!」
なんとッ!さっきまで動かなかったDIOの身体が少し動き出した!!
「コイツ……まさか成長しているとでも言うの!?」
「(ありえなくはない…………)」
「………時は動き出す。」
「ン?」
「(ナイフの攻撃が来ない?なにかアクシデントでもあったのか?)」
「………まあいい。今なら貴様は時止めのクールタイム中のはずッ!」
「『世界』時よ………」
「させないわ!!」
「神槍『スピア・ザ・グングニル』!!!」
ビュオォ!!!
「マズイッ!!『世界』ッ!受け止めろ!!!」
ドォォォォォォン!!!!
「WRYYYYYYY!!!!」
DIOは左腕が吹き飛んでいたがすぐに再生し立ち上がった。
「ハァ…ハァ…中々やるな………」
「あら?もう疲れてきたのかしら?」
「(だとしたら長期戦のほうが良いかしら?けどそれだと皆のところに行くのが遅くなるわね。)」
ニヤリ…
「(DIOが笑みを浮かべてる?…………まさか何か逆転できるものが!)」
「咲夜!気をつけなさい!!」
「貴様らが『スタンド使い』でないなら……少々制御面で不安が残るがこの技を使うとしよう……」
「まさかッ!!」
「まずは人間からだ!!!」
「『
バッ!!!
するとッ!DIOの眼から赤いビームが発射される!!
「咲夜!」
ドッ……
「グッ!!!」
そのビームは咲夜の右肩を貫き後ろの壁までも突き破っていった。
咲夜はその衝撃で壁に激突し気絶してしまう。
「……やはり久しぶりに使うと狙いがずれるな………喉を狙ったはずなんだが…まあ流石にあの速さで壁に激突すればすぐには目を覚まさないだろう。」
「……ふざけるな…!」
「ン?」
「貴様だけは絶対に殺すッ!!!!」
「(あの怒り方………ジョジョを彷彿とさせる。だがッあれにジョジョ程の爆発力があるわけないな。)」
「そういえば昔いたなあ。自分が大切にしていた犬を殺され、あげく恋人のファーストキスを奪われて私に突っ込んできたやつが。そいつはもちろん死んだが………実に似ているなあ、この状況と。」
その言葉はッ!レミリアに自分には勝てないと遠回しに宣言するとともに相手を煽るものだった!!
そして遂に……
プッツーーーーーン!
「そんなに死にたいなら……今すぐ殺してあげるわッ!!!」
「運命ッ!『ミゼラブルフェイト』!!」
レミリアは赤色の鎖を大量に出しDIOを拘束しようとする!
「貧弱貧弱ゥ!!そんな眠っちまいそうなスローな鎖に当たるとでも思っているのかぁー!」
「貴方を狙ったわけじゃあ無いわ。」
「?」
鎖はDIOを通り過ぎると壁に突き刺さる。
「さあさっきのお返しよ!!」
グン!
レミリアは鎖を思いっきり引っ張り壁を破壊してDIOの後ろから攻撃する!
「『世界』!!防御しろ!」
「いいのかしら?スタンドに任せて。」
既にレミリアはDIOの前まで来ておりスタンドを戻す猶予はない!
「良い気になるなよ!クソガキがッ!!!」
ドゴォ!!
ピシ……パァン!!
「ガァァァ!!」
「ガキってねえ……私は貴方の5倍は長生きしているのよ。」
「ハァハァ……」
DIOは倒れ込み見下ろすレミリアを睨みつける。
そこにレミリアから強烈な蹴りをもらう!
「ウゲェェ!!」
「良い?今の蹴りは咲夜の分よ。そして次のも咲夜の分。その次のも次のも次のも!!全て咲夜の分よ!」
「(間違っていた!コイツ…ジョジョと同等の爆発力がある!!)」
「ハァァァァァァァ!!!!」
「ガァァァァァァァ!!!」
「これで……」
ドォォォォォォン!!!
「終わりかしらね。」
DIOは壁を突き破り『ある部屋』まで吹き飛ばされた。そう……病院なら必ずある…『血液を保存する場所』まで!!
ガラガラ………
「ッ!!」
「馬鹿め……レミリア…ここは病院。想像出来なかったのか?血液を保存している部屋があるかもと!」
「…………つくづく悪運の強い奴ね。…いや『運命』といったところかしら?」
「さぁ……」
「それなら……」
「「最終ラウンドよ(だ)ッ!!!!」」
「紅符『不夜城レッド』!!」
「『世界』!!!時よ止まれェ!!!」
ドォーーーーーン!
「フフフ……ハハハハハ!!すごく気分が良い!!!大量の血液のお陰かこのボディがよく馴染んできた!最高に『ハイッ』てやつだぁーー!!」
DIOは時が止まっている中で自身の頭を掻き毟りながら言葉を放つ。
「それにしても…貴様には随分と驚かされた。まさかあんなに私が追い込まれるとは。」
DIOはレミリアの後ろに回り込み『世界』を構える!
「だが…その努力も全て…………無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!」
「時は動き出す!」
「ガハッ!!」
「そして!!間髪入れず最後の攻撃だッ!!!正真正銘最後の時間停止だ!!!これより!静止時間5秒以内にッ!!カタを着けるッ!!!!」
レミリアは吹き飛ばされDIOは追いかけながらトドメの時間停止を行う!!
「『世界』!!!時よ!!止まれーーーーー!!!!!」
ドォーーーーーン………
「一秒経過………二秒経過………」
その瞬間DIOは姿を消した。レミリアは承太郎や咲夜と違い時間停止中に思考する、動く事はできない!しかしッ!!レミリアが時間停止前まで考えていたことはただ一つ!!『どんな攻撃が来てもDIOを倒す!!!』
そして遂に………
「四秒経過…五秒経過………」
時が動き始めると共にレミリアの眼に写ったのは!
「『物置小屋』だッ!!!!」
なんとDIOは上空から外に建てられていた永遠亭の物置小屋と共に落下してきた!!
「ッ!!オラオラオラオラオラオラオラオラッ!!!!!」
「もう遅いッ!!脱出不可能よ!!!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!!!!!!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!」
「ウリイイイイヤアアアッー!!!ぶっつぶれよォォッ!!!!!」
「オラァッ!!!!」
ドォォォォォォン!!!
二人はラッシュで対抗していたが遂にレミリアは押しつぶされてしまう…
「やった……終わったのだ………小娘は遂に我が『世界』のもとに敗れ去ったのだ…」
「『不死身』、『不老不死』………フフフフフフフフ…『スタンドパワー』!!!!」
「フフフハハハハ!!!これで何者もこのDIOを超える者は居ないと証明された…」
「取るに足らぬ人妖どもよ!!支配してやるぞ…我が知と力のもとにひれ伏すが良いぞ!!」
DIOは小屋の上でポージングをしながら勝利に酔いしれていた。
「どうせだ…同族の血を吸うとしよう。吸い取る血が残っていたならな!」
そしてDIOは動こうとするが……
ガシッ!!!
「なッ!!??動けない……だと!!!」
「貴方…随分調子に乗りやすいのね。」
「馬鹿な!!??貴様は下敷きに…」
「オラァッ!!!!」
「ブベェッ!!!」
なんと!レミリアは既に小屋から脱出してDIOの後ろに回り込んでいた!!そのままDIOの足を破壊しDIOは下に落ちていく!
「そんなに不思議かしら?簡単よ、私は身体を霧状にして脱出したのよ。そして鎖で貴方を拘束した。」
「貴方を可愛そうだとは全然思わないし慈悲の心も全く無いわ。……………その足が治癒するのに何秒かかる?数秒?それとも数十秒?治ったと同時に私の全身全霊の一撃を叩き込むわ。」
「西部劇のガンマン風に言うと………『どっちが素早いか勝負しましょう?」ってやつよ。」
「さあ…かかってきなさい!!」
「ハァハァ……」
「(コケにしやがって!しかし…しかし!!この土壇場に来てやはりお前はヌルい!!後味のよくないものを残すだとか…人生に悔いを残さないだとか………便所のネズミのクソにも匹敵するそのくだらない物の考え方が命取りよ!!!!)」
「(このDIOにはそれが無い。あるのはシンプルな…たった一つの思想だけだ!!たった一つ…勝って支配する!!!それだけよ………それだけが満足感よ!!)」
「(過程や……方法なぞ………)」
ビシャアァ!!
「クッ…!」
DIOは血の目潰しと共に拳をレミリアに放つ!!
「どうだッ!!この血の目潰しは!!!勝ったッ!!!!死ねぇい!!!!!!」
バァァァァァァン!!!!!
ピシピシ……
レミリアとDIOの拳がぶつかりレミリアの拳に亀裂が走る!
ニヤリ…
パキ…
「「!!!!」」
「ウォォォォ!!!!!!」
パキパキパキ!!!
「なッ!?ナニィィィ!!!!」
しかしッ!!!DIOの拳にも亀裂が走りそれは止まること無くDIOの身体に昇っていく!!!
「ばッ!馬鹿な!!!!こ……この…DIOガァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
そして遂に………
パァァァァァン!!
「貴方の敗因はたった一つよ………たった一つのシンプルな答え。」
DIO『世界』………完全敗北―――死亡
本編の解説
・このDIOはプッチが最後直接会った時のDIOなので『世界』の扱いに慣れておらず咄嗟の場面ではスタンドを出し忘れていたり時を止められた時は動けないなどの弱体化がされています。
・レミリアは最後の場面(足が治癒するのに〜)ではDIOの本を読んでいたので狙って言っています。
DIO様………何故DIO様は負ける時必ずと言っていいほど血の目潰しを使うのか。次回からは遂にプッチ戦!!お楽しみに!!