「Stairway to Paradise」 作:いつも活き活きと
「お疲れ様でした。今傷を癒やします。」
パァァァァァァァァ………
「……君は傷も治せるのか。」
「私はあくまで『時間の操作』をしただけです。貴方の身体の時間を『戻した』。それだけです。」
「だからいつも疲労感が消えていたのか。」
「それでは次で最後です。」
「ご武運を。」
グォン
『神』は言った、『天国へ行く方法がある』と。
それを聞いた『信者』は『神』が倒された世界で『天国』を目指し、『神』を打ち倒した一族と対決し勝利する。しかし……一族の意思を受け継いだ者に倒され物語は終わった……
はずだった。しかしッ『信者』は『幻想の地』へ降り立ち再び『天国』を創る。
『因果応報』、『自業自得』、『身から出た錆』………
これらの言葉は彼のためにあるのだろうか?
エンリコ・プッチ
そこは血まみれの部屋だった。
「うッ……いきなりこの景色か…」
「待て…この『白黒の世界』!!私には覚えがある!!!ここはッ!!!!」
「そう………『並行世界』だ。『
プッチの目の前には緑色の赤ちゃんと融合した際の姿をした自分がいた。
「それで何をしに来たのだ?もう『レミリア・スカーレット』、『十六夜咲夜』は始末した。今更何をする気なのだ?」
「…………私は、自分の世界で『楽園』を目指した。」
「『楽園』?…………『天国』のようなものか?」
「だが、その凶行はさとりや霊夢、紫によって止められた。」
「………………」
「私が二度の敗北で学んだことは…………『天国』は独善的で自分が『神』になるための手段でしか無いことだ。」
「そこまで堕ちたか……貴様はッ!!!」
「それはこちらのセリフだッ!!今此処で!決着を着けるッ!!!」
「『メイド・イン・ヘブン』!!!!」
「『ホワイトスネイク』!!!!」
両者はスタンドを構え戦闘態勢に入る!!
「愚かな『私』よ!!我が目的を妨げるなら!!!例え自分であろうと始末する!!!」
「『メイド・イン・ヘブン』!!時を加速させろォォォォ!!!!」
「(あの時は逃げるしか無かったが、今は違う!!必ずここで打ち倒す!!)」
「『ホワイトスネイク』ッ!!!周囲を警戒しろ!!」
プッチは『ホワイトスネイク』で防御を試みる。しかし…
スパッ!!!
「グッ!!!」
認識することすら出来ずに左腕を斬られてしまった。
「………諦めろ。貴様は『悪』なのだ!!人類の幸福を望む私の目的を妨害する不届き者は万死に値する!!」
「そんな理由で……!!レミリアや咲夜、その他の住民を殺したのかッ!!!」
「当たり前だ。あの小娘達は私の理想を理解せずあろうことか糾弾してきた!!!私は当然のことをしたのだ!!」
その時ッ!!プッチの『何か』が切れたッ!!!
「………貴様だけは…!!!貴様だけは許さん!!!!」
「『アブソリュート・イリュージョン』!!!!」
「これはッ……!!」
「(『ホワイトスネイク』で幻覚を見せる気か!!)」
「『メイド・イン・ヘブン』!!!」
『メイド・イン・ヘブン』は幻覚を見せようとするプッチに突撃する!!
「やはりな……そのまま突っ込んでくると思っていたぞ!!」
「なッ!?」
「『ホワイトスネイク』!!ラッシュを叩き込めッ!!!」
『ウオシャアアアアアッ!!』
ドゴドゴドゴドゴドゴ!!!
「グアッ!!!」
「(以前の『ホワイトスネイク』より遥かにパワーとスピードが速い!!!)」
「ウォォォォォ!!!!」
「『メイド・イン・ヘブン』!!!時を再び加速させろォォォォォ!!!」
プッチ(天国)は時を加速させ『ホワイトスネイク』のラッシュから脱出した!
「時を加速させたか………ならば!」
「幻符『スネークストマック』!!」
それに対しプッチは幻覚を見せることで攻撃が命中しないようにする!
「ヌォォォォォォォォ!!!!」
「(幻覚だと?そんなもの、時の加速させた私には効果が薄い!!!)」
「!!そこだァァァァァ!!!!」
ドゴドゴドゴ!!!
バキィ!
「ガッ!!」
「(マ……マズイ…ダメージを貰いすぎた。このままだと……)」
「やはり………正しいのは私だったな。『天国』によって皆を幸福に導くのは『悪』では…」
「いや、違うな。」
「まだ喋れるのか。」
「覚悟が幸福…………そうかもしれない。だがッ!『覚悟』とは!!自分で道を切り開くことだ!!断じて犠牲を受け入れることでは無い!!!」
「ッそんなに死にたいのならすぐに殺してやる!!!」
プッチ(天国)は『メイド・イン・ヘブン』の手刀をプッチの脳天に繰り出そうとしていた!!!
「グッ……『ホワイトスネイク』!!防御しろ!!」
ドガッ!!
「ほう…まだ攻撃を防げたか。」
「(まだだ………油断している今なら!!)」
「溶解『ボディ&スピリッツ』!!!」
「なッ!?」
プッチは近づいてくるプッチ(天国)に自身の最速の技を放つ!!
パァァァァン!!
「どうだ……?」
しかし…
「今のは………少し危なかった。」
プッチの後ろには顔に掠り傷のついたプッチ(天国)が立っていた。
「『メイド・イン・ヘブン』!!」
ドゴドゴドゴドゴドゴ!!!
『メイド・イン・ヘブン』のラッシュを受け、プッチは床を転がり壁際まで移動する。
「(ああ…私は死ぬのか………)」
プッチは漠然と自分の死を自覚した。
「(さとりとのデートは………無理だな。ここで終わり、か。)」
「『運命』は我が『天国』の下に!!!」
そしてトドメの一撃が放たれた瞬間ッ!!!
「…大丈夫よ。私には『秘策』があるから。それよりも『コレ』を持っていきなさい。」
「!『鏃』ッ!!だが何故!?」
「もう必要ないからよ。それに『運命』も渡した方が良くなっているわ。」
プッチの脳内に蘇るのはこの世界でのレミリアとの別れ!!
「トドメだァァァァァァァ!!!!」
プッチ(天国)は脳天に『メイド・イン・ヘブン』の拳を繰り出す!!
バッ!
「なッ!?それは……!!!」
『スタンドの矢』、プッチは『スタンドの矢』をわざわざ殴られる位置に持っていき自身に刺すように誘導したのか、プッチ自身理解できなかった。
無意識だった。矢が拳に吸い付けられるように勝手に動いたと感じた。
しかしッ!プッチの肉体は知っていた!!生き抜こうとするプッチの肉体が動かしたのだ!
プッチの生命の大車輪が!!プッチの記憶をプッシュしたのだ!!!!
「(そうだ……!『承太郎のDISC』で単語だけ出てきていた!!)」
「『スタンドの矢』は…………スタンドを次のステージへ進化させるためのものだった!!」
To be continued…