「Stairway to Paradise」 作:いつも活き活きと
「ウォォォォォォォォ!!!」
プッチは矢によって『ホワイトスネイク』を進化させようとする!!
「(このままではマズイ!!!)」
「やめろッ!!!『メイド・イン・ヘブン』!!!!『矢』を取り上げるんだァァァァァ!!!」
だがッ!!『メイド・イン・ヘブン』が『矢』を掴むあと一歩の所で『矢』はプッチの肉体に入り込む!!!
「クッ!!トドメだァァァァァァァ!!!!」
ドゴドゴドゴドゴドゴ!!!!
プッチ(天国)はプッチにラッシュを叩き込む。そのラッシュは常人なら死んでいてもおかしくない威力だった。
しかし……そこには『ホワイトスネイク』だった抜け殻しか無かった!!
「………………私のスタンドはもう『ホワイトスネイク』じゃあない。」
「名を冠するなら…『ホワイトスネイク・フィナーレ』。」
プッチは空中に浮遊し、プッチ(天国)を見下ろす形になっていた。
『ホワイトスネイク』は白い包帯部分が無くなり水色の身体が露出していた。
「(私は幻覚を見ているのか?こんなことは何かの間違いだ!!こんなこと…………現実なんかじゃあない!!!)」
プッチ(天国)が動揺していると『ホワイトスネイク・フィナーレ』は徐ろに手を動かしとんでもない速度で『DISC』を投げる!!
ビシュアァ!!!!
「ッ!?『メイド・イン・ヘブン』!!!」
プッチ(天国)は時の加速で避けようとするが指が二本切断されてしまう。
「グッ……!アァァ………!!!」
「(は……速い!!明らかにさっきまでの『ホワイトスネイク』とは違う!!)」
「(だがッ!勝てないわけではない!!さっきの攻撃も僅かに反応できたから二本で済んだのだ……)」
「受け継がれるのは……『正義の道』を歩んだ者の意思だけだ。」
「『正義の道』を歩んだ者が託したものは、決してッ!滅びはしない。」
「レミリアや咲夜をお前は始末したが………彼女らの行動や想いは滅んでいない。」
「彼女らが私に勝機を作ってくれた!!」
「そして………貴様の行動が『正義の道』を外れていないのか………それとも、自分を『悪』だと思っていないドス黒い精神から出たものなのか…」
「それは今から分かる。」
「貴様は果たして滅びずにいられるのか?」
プッチ(天国)は立ち上がりプッチを睨みつける!!
「ッ貴様には!!!死んだことを認識する時間すら与えんッ!!!時の加速の中で死に絶えるが良いッ!!!!」
「『メイド・イン・ヘブン』!!!!」
プッチ(天国)は時を加速させプッチの周りを回り隙を伺う!
「(やはりな……コイツは時の加速によって速くなっている私を捉えきれていない!!)」
「終わりだァァァァァァァァァ!!!!!」
『メイド・イン・ヘブン』のプッチの顔面狙った拳は……
スカ…
「何ッ!?」
当たることはなかった。
「ど…どういうことだ!?なッ何故私はコイツに触れられないんだ!!!???」
「ウォォォォォォォォォ!!!!」
プッチ(天国)は再びラッシュを叩き込むが全てプッチの身体を通り抜けてしまう!
「………これが………『フィナーレ』…だ!」
「!!!」
「お前の見ているものは『幻覚』だ………とても精巧に作られた『幻覚』を脳は正常に判断できなくなる。その証拠に今もなお貴様はそれを『幻覚』だと認識できない。」
「ッ!!だがッ『幻覚』だけなら……」
プッチ(天国)が反論しようとしたその時ッ!!!
バタッ!!
「なッ!?た…『立てない』………だと!?」
突然倒れてしまい立ち上がることが出来なくなった!!!
「いやッ!!この症状は!!!『手足の痺れ』は!!!!!」
「そうだ………『純粋酸素』の影響だ!」
「馬鹿なッ!!!!貴様の能力は『記憶とスタンドを奪う能力』!!酸素を集めるなど出来るはずが!!!!」
「………それは肉体に刻まれた『記憶』。我が『ホワイトスネイク・フィナーレ』は全ての能力に強化が入った。その内の一つ、『記憶のDISC』は記憶の内容を入れた相手に追体験させる能力!!貴様には私が前の世界で味わった記憶のDISCを差し込んだのだ!!!」
「(目が……!失明した!!!)」
「どんな気分だ?再び同じ状況に追い込まれる気分は。」
「ッ!!お前は何も分かっていない!!私が死んだら『天国』が無かったことに!!人類が覚悟を知ることが無くなるんだ!!!」
「貴様の覚悟は犠牲の心だッ!!そんな物を覚悟と言うんじゃあない!!」
「貴様には分かるはずだッ!!私は本当に人類のことを思って……!」
「なら………なんであの時エンポリオをわざわざ始末するために加速を止めた!!」
「ッ!!」
「いや、聞かなくても分かりきっている。………『私』は覚悟が出来ていなかったのだ。そうだろう?」
「知った風な口を聞くんじゃあない!!!!」
「知った風も何も………君は私で、私は君だ。違いは此処に来て何を成したのか、それだけのこと。」
「ッ……この堕落した愚図がァァァァァァァァァァ!!!!!」
「………『ホワイトスネイク・フィナーレ』、DISCを。」
プッチは自身の記憶から再びDISCを取り出す。
それは『ウェザー・リポート』のラッシュの記憶だった!!
「これで終わりだッ!!!」
ビシュアァ!
ウィィィィィン
DISCが入ると同時にプッチ(天国)の顔がどんどん潰れていく。
「ガァァァァァァァ!!!!こんな事でェェェェェェ!!!!」
「もう聞こえないかもしれないが…………私の空のDISCにも強化がある。命令の効力が永続になり、命令できることも増えた。」
プッチはDISCを手に持ち構える。
「お前に命令する!!『永遠に死に続けろ』!!!」
ウィィィィィン……
「そして最初の死は………二人からのラッシュだ!!!」
「ま……!!」
『ウオシャアアアアアッ!!』
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!!!
「ギャバァァァァァァァァァ!!!!!」
「お疲れ様でした。エンリコ・プッチ。」
「ああ、これで元の世界に帰れるんだな?」
「はい。その前に貴方には感謝の意を込め一つ『時間に関する願い』を叶えましょう。」
「なッ!?そんなことをしてもいいのか!?」
「はい、これくらいなら特に問題は無いので。」
「(どうする?『時間に関する願い』…………………)」
「!!それは寿命を伸ばすことも可能か?」
「ええ、何年伸ばしますか。」
「そうだな…………じゃあ400年で頼む。」
「分かりました。それではお元気で。」
グォン
ドサ…
「ん?戻ってきたのか………」
「プッチさん!?大丈夫なんですか!!??」
「文か?私が吸い込まれてどれくらい経った?」
「え?いや、数秒くらいでしたけど…………」
「そうか。………そうだ、文。あの穴はもう出ないぞ。」
「えッ!?何があったんですか!!」
「後で追々話すよ。とりあえず疲れたから私は紅魔館に戻るよ。」
「(これでお願いは全員叶えたな。…………後はさとりとのデートか。冷静に考えると私もいい歳なのにデートとは………いや、ここでは妖怪の方が年上か。)」
「細かいことは気にしないほうが良いな。」
To be continued…
『ホワイトスネイク・フィナーレ』…エンリコ・プッチのスタンド。
パラメーター:破壊力? スピード? 射程距離? 持続力? 精密動作性? 成長性?
能力:『ホワイトスネイク』がレクイエム化したスタンド。能力は各種に強化が入っており、記憶のDISCと幻覚、空のDISCは本編で解説されていた通りである。スタンドのDISCは誰でも使えるようになっている。本来なら『エンリコ・プッチ』は矢に選ばれないが前回の異変を通して精神的に成長したため使えた。また、平行世界のレミリアが『運命』を弄ったのも功を奏したのだろう。名前が『レクイエム』では無く『フィナーレ』なのはプッチが魂を鎮める(レクイエム)ことを目的とせず、過去との決着(フィナーレ)を望んだから。
次回で最終回です。さとりとプッチのデート回お楽しみに!!