「Stairway to Paradise」 作:いつも活き活きと
レミリアとプッチが博麗神社につき、霊夢と魔理沙に最近のことなどを一時間くらい話しそろそろ帰ろうとしたときのこと…
ピッシャァアアアン!!………
「夕立ね」
「この時期に、珍しいな。」
「私、雨の中、歩けないんだよねぇ。」
しばらくたっても、雨は降ってこない、外の様子を見ると明らかに不自然な空になっていた。
「ん?あそこ……紅魔館の周辺だけに雨が降ってないか?」
「ほんとだ、何か呪われた?」
「もともと呪われてるぜ。」
「困ったわ、あれじゃ、帰れない。」
「あんたを帰さないようにしたんじゃない?」
「いよいよ追い出されたな」
「あれは、私を帰さないようにしたというより…」
「実は、中から出てこないようにした?」
「やっぱり追い出されたのよ。」
「まぁ、どっちみち帰れないわ。食事どうしようかしら」
「仕方ないなぁ、様子を見に行くわよ。」
「楽しそうだぜ。」
「私も住まわせてもらっているからな、行くとするか。」
そうして、三人は紅い悪魔に神社の留守番を任せて、レミリアの館に向かったのだった。
「ああ、そうか、あいつのこと忘れてたわ、きっと、外に出ようとしてパチュリーが止めた
のね。」
悪魔は右手をほほに添えて、首をかしげた。
「困るわー、私も、あいつも、雨は動けないわ…」
雨は、一部の悪魔には歩くことすらかなわないのである。
―――――――――――――――――紅魔館 地下――――――――――――――――――
「なによ、あんた達……ってプッチもいるじゃない。ごめんなさいね。今忙しくて。」
「何があったんだ?」
「実は、レミィには妹がいるのよ。」
「妹?見たこと無いけどな。」
「当たり前よ、妹様は495年間外に出ずに地下の部屋にいるんだから。」
「何だとっ!?」
「まさか…レミリアが??」
「いいえ。まぁ一応レミィが幽閉しているようなものだけれど本人が出ようと思えばすぐ出られるわ。」
「じゃあなんで今になって出ようとしてるのよ?」
「私にもわからないわ。推測だけどあなた達の弾幕ごっことかの話を聞いて興味を持ったからじゃないかしら。」
「なら私達が行って弾幕ごっこをすれば良いんじゃないか?」
「駄目よ。今理由は分からないけど妹様の情緒が不安定なの。近づくだけでも危険だわ。」
「しかし…どうする?このまま雨を降らせ続ける訳にもいかないしな…」
その時……………………………………
ドカァァァァァン!!
「何だッ!?」
「もうここまで来たの!?くッ!」
「日符『ロイヤルフレア』!」
……キュッ…ドッカァァァン!!
「不安定というよりキレてないかしら?」
「確かに…でも何がここまで怒る原因になったのかしら?」
「というかあいつの能力は何だ?良く分からなかったんだが。」
「妹様は『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を持っているわ。」
「随分物騒な能力だな。しかし……正気では無いように見えるが…」
「不味いわね……!!あなた達!スペルカードがくるわ!」
「禁忌『クランベリトラップ』ッ!」
「ウワッ!いきなり攻撃してきたぜ!」
「こっちも腹をくくるしか無いようね……」
「協力すれば落ち着かせる事も出来るはずだ。」
「まずは私から仕掛けるわ!」
「夢符『封魔陣』ッ!!」
「今のうちにッ!」
「任せろ!」
「分かってる!」
「魔符『スターダストレヴァリエ』ッ!!」
「顕符『透明なドッペルゲンガー』ッ!」
ベシッ!
「な…あの弾幕を弾いただとー!!」
「まさか…彼女もスタンド使いか!」
「(となるとこの暴走の原因はスタンドによるもの!なら私がスタンドを奪うことさえ出来ればいいが……全くと言っていい程隙がないな…これでは奪う前に私が死ぬ。)」
「霊夢、魔理沙!彼女はスタンド使いだッ!!私が能力を使って暴走を止める。だからなるべく体力を消耗させてくれ!」
「!分かったわ。」
「了解だぜ!」
「霊符『夢想封印』ッ!」
「恋符『マスタースパーク』ッ!」
「アナタタチジャマッ!!ワタシノジャマヲスルヤツハミンナコワレチャエッ!!」
「禁忌『レーヴァテイン』ッ!!」
フランがスペルカードを唱えると燃えた炎の剣か杖どちらにも当てはまりそうな棒状のものがフランの手元に出現した。
ブンッ!
「(クッ!弾幕の量もすごいがなにより面倒くさいのはこの熱気だ。熱すぎるせいで近づくことすらままならない……)」
「熱くて近づけないぜ!」
「まずはあの武器をどうにかするわよ。」
「私がなんとかしよう。」
「幻符『スネークストマック』」
「ナニ!キュウニダンマクガ!クッ!!」
「禁忌『フォーオブアカインド』ッ!」
「今度は四人に増えたぜ!」
「妹様は魔法も使えるわ。これは魔法による分身よ。」
レミリアの妹は一人一人がそれぞれ違う弾幕を放つ。どれもが当たると致命傷になりそうなものだ。
「キャハハハ!タノシイワネダンマクゴッコハ。」
「流石に私も緊張してきたぜ……」
「魔理沙冷静になりなさい。まだレミリアの弾幕のほうが難易度は高かったわ。まぁその代わり殺傷能力が段違いだけど……」
「それにしてもさっきパチュリーの弾幕を破壊した技は出してこないな。」
「多分弾幕ごっこ用の技じゃないんじゃない?」
「そこら辺の自制心はあるのか………」
「アナタタチアタラナクテツマラナイワ!ソロソロオワラセテアゲル!」
「禁忌『カゴメカゴメ』」
「禁忌『恋の迷路』」
「禁弾『スターボウブレイク』」
「禁弾『カタディオプトリック』」
「嘘でしょっ!!分身もスペルカードを使えるのっ!?」
「不味いぜ……弾幕の密度が半端じゃあないぜ!!」
「クソッ!!」
「(このままじゃジリ貧か……!!あの『スペカ』なら……しかし…腕が鈍ってないか、いやそんな事を気にかけている場合じゃあない!)」
霊夢達の周りは網目状の弾幕が配置され、横から赤と緑の、上からは虹色の弾幕更にッ!四方八方にランダムに反射している青の弾幕が迫っている。
「霊夢ッ!魔理沙ッ!私が今からあの分身を消せる可能性のあるスペカを撃つ!それまで耐えてくれ!!」
「分かったぜ!」
「頼むわよ!プッチ!!」
「命符『ヘブンズディスク』ッ!」
「『他三人に攻撃し分身を消せ』!!」
プッチがスペルカードを発動すると同時に手元には『DISC』を持っておりそれを分身に投げつけるとその分身は他の自分に攻撃を開始し始めた。
「おおッ!仲間割れが始まったぜ!」
「こうなれば……」
「アアモウッ!ジャマヨ!ケシテヤル!!」
叫ぶと同時に分身たちは消え本体だけが残った。
「禁情『過去を壊す時計』」
レーザーを両側に展開し本体がスタンドを出し突撃してきた。その場所には……
「狙いわこの私かっ!『ホワイトスネイク』ッ!!」
ドガッ!
拳が繰り出されホワイトスネイクもそれに対応するが………
ピシッ………ブシャッ!
「ガアアッ!?」
「(コイツ………スタンドのパワーが桁違いだ!『スタープラチナ』位あるか……)」
「大丈夫か!?プッチ!」
「構うな!弾幕を放てッ!!」
「ッ!恋符『マスタースパーク』!!」
「アブナイワネ……アナタカラコワソウカシラ?」
「弾幕ごっこで殺人はご法度だぜ!」
「私を忘れてないかしら?」
「霊符『夢想封印』!」
「キズイテルワヨ!!」
「秘情『そして誰もが狂うのか?』」
「消えたッ!?」
「耐久スペカってとこかしら?」
本体の姿は完全に消え、四方八方から囲むように弾幕が迫りさらに自機狙いの弾幕まで三人を襲う!!
「根性で耐えるしか無いわね……」
「にしても避けづらいなこの弾幕……」
「スタンドで強化しているのかもな。まだ能力がわからないから断言できないが……」
ヒュンッ!バババババババ……ドカーン!
「ハァハァ……なんとか耐えられたわね……」
「結構きつかったぜ……」
「……まだ終わらないのか………彼女の自称弾幕ごっこは…」
「アラ?マダタオレテナカッタノ?ワタシ、ソロソロアキテキタカラコレデオワリニシテアゲル!!」
「QED『495年の感情』!」
彼女から波打つような弾幕が放たれその弾幕は壁を広がり瞬く間に拡散していくッ!!
「霊夢、魔理沙。彼女は今油断している…奪うなら今ここしか無い!上手く気を引けるか?」
「それしか勝ち目がないからね……やってやるわよ!!」
「腹をくくるか!」
「頑張ってくれ…」
「強奪『アビリティ&メモリー』」
プッチのスペルカードが発動すると同時に霊夢と魔理沙はバラバラに動き派手な弾幕で気を引き始めた。
「ほらほら〜もっと撃ってきなさいよ。こんなんじゃ博麗の巫女は倒せないわよ!」
「こんな弾幕じゃ人命一個も奪えないぜ!」
「ウルサイワネ……アナタタチゼンインコワレロ!!」
「(今だッ!!)」
「『ホワイトスネイク』ッ!そいつの『スタンドのDISC』を奪えーーー!!」
ビシュアァ
…………………………ポトッ………
「ウッ!」
…………弾幕は止まり、そして………本人は気絶していた……
「ハァハァ…………決着ゥゥーーーッ!!」
プッチは手が血で濡れ、激しい痛みを感じながら膝をつき…今はもうない肩にあった『ナニか』を強調しながら叫んだ。
「なんとかなったな……」
「まさか…レミリアのお願いがこんなに面倒くさくなるとは……」
「あなた達、大丈夫!?」
「あッ!パチュリー!お前途中から何処行ってたんだ?こっちはお前んとこの妹様とやらを抑えるのに必死だったんだが?」
「館の住人を避難させてたのよ…万が一があったら大変だから。」
「そうか。そういえば外の雨はどうしたんだ?」
「ちょっと前に消したわ…だから多分そろそろ………」
ダダダダダダダダッ!ガチャッ!
「フランッ!プッチッ!大丈夫!?」
「ああ。私も貴方の妹……フランも無事だ……」
「…そう……良かったわ…」
「はぁ~~疲れたわ……どっかの誰かのお願いのせいで!!」
「ああほんとだぜ!どっかの誰かのせいでな!」
「あからさまね……まぁ良いわ。お礼にディナーに招待するわ。」
「あらほんと?ならありがたく頂くことにするわ。」
「そうだな!」
「プッチも後でなにかお礼するわ。」
「ああ。ありがとう。」
こうしてフランが狂気に取り憑かれる事件は幕を閉じた………しかしまだこの物語は始まったばかり……これからプッチはどんな『冒険』をするのだろうか?それはまだ誰も知り得ないことだが、一つだけ言える事はある………それは彼の『冒険』は『奇妙』なものになっていくことである。
第一章 東方狂紅郷 〜完〜
命符『ヘブンズディスク』…プッチのスペルカード。
効果:空の『DISC』を出現させ相手に投げる。枚数は一枚だけだが当てることが出来ればほとんどの命令を命じることが出来る。
禁情『過去を壊す時計』…フランのスタンドの暴走により変化したスペルカード。
効果:通常の「禁弾『過去を刻む時計』」にフランがスタンドを構えて突撃する攻撃が追加されている。
秘情『そして誰もが狂うのか?』…フランのスタンドの暴走により変化したスペルカード。
効果:通常の「秘弾『そして誰もいなくなるのか?』」の最初の弾幕と最後の弾幕が同時に襲ってくる。
QED『495年の感情』…フランのスタンドの暴走により変化したスペルカード。
効果:通常の「QED『495年の波紋』の弾幕が波打ちながら発射され壁に当たると拡散しながら反射する。
『サイコソーシャル』…近距離パワー型。フランドール・スカーレットのスタンド。
パラメーター:破壊力B スピードB 射程距離C 持続力B 精密動作性E 成長性B
能力使用後:破壊力A スピードA 射程距離C 持続力B 精密動作性B 成長性A
能力:自分の感情を爆発させ、精神のテンションを上げる。フランはこの能力を制御できず弾幕ごっこがしたいという渇望とお姉様だけ楽しんでてずるいという嫉妬の感情が増幅され狂気的になった。また、このスタンドの能力の副次的効果でスタンドのパラメーターを数段階上げることが出来る。
初めて原作キャラにスタンドを発現させてみましたがどうでしたか?楽しんでくれたら幸いです。では、また次回もぜひ読んでください。
恋愛要素を入れてほしいか
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