3度目の提督人生   作:びりーばー

12 / 13

前の投稿から3ヶ月ぐらい経ってますね。
申し訳ないです、陳謝します。


Ep.12

 

 

那智に案内されて我が鎮守府の執務室を訪れたのは樺山鎮守府所属の2艦、軽巡洋艦長良と駆逐艦白雪だ。

 

 

ここで少し困ったことがある。

正直言ってまっっっっったく接点がないのだ。

強いて言うならばソロモンでお?すれ違ったかな?くらいの接点しかない。

 

 

「…あ、挨拶に来てくれたんだよな。私はこの大湊鎮守府の提督、河内武久というものだ。これからよろしくお願いする」

 

 

「か、河内武久?漢字はなんて書くんですか?」

 

 

白雪が少し驚いた様子で俺の名前をどう書くか聞いてきた。白雪が沈没したのは1943年3月3日か、そん時はまだ少将だったはず…

 

 

「武勲の武に、久方の久だ」

 

 

「河内大将と同姓同名なんですね、何か運命的なものを感じます!」

 

 

長良が嬉々とした表情で机を叩き俺のことを見つめてくる。

普通に驚いてしまった。

 

 

「あ、そう、ですよね。すいませんこんな顔を見せてしまって… 申し訳ありません」

 

 

長良はしょんぼりして顔を伏せるように座った。

美人さんなのにねぇ…

 

「謝らなくていい。君たち艦娘の顔は可愛いよ、私以外…周りの感性がとち狂っているだけだ」

 

 

ここでサラッと私の本心をぶちまける事でこの2人の緊張とかが和らいでくれると嬉しいんだが…

 

 

「それは…本当ですか?」

 

 

「ああ、本当だよ」

 

白雪がめっちゃ怪しがってるなあ。

だけどどう証明すればいいか分からんし…

 

てかこの会話何度したかもう分かんねえな。

 

 

「うーん」

 

 

「何か証明できる方法があれば良いんだけどな」

 

 

「じゃあ握手などはどうですか?」

 

長良が握手はどうかと提案してきたが…

え、握手嫌がる奴いるの?

 

いやまあ例外はあるだろうけども。例えば手が汚れてるから会釈だけとか、だけど別にそんなんじゃないんだったら断る必要はあるのか?

 

 

「握手ぐらいするだろ… じゃあ、はい」

 

 

普通に手を出してみたが…

なんか2人とも驚いてるんですが。やっぱ艦娘と握手することまで嫌な奴いるんだな。

 

 

「躊躇しないんですね、やっぱり本当なのかな?」

 

 

「それで、証明完了か?」

 

 

「まだ納得はできてないですが…はい」

 

まだ納得してないのかよ。

まあだけどそっか、確かに他人と感性が真反対って言われても信用できないわな。俺とか絶対に信じれないしな、うん…

 

 

「まあその話は置いておこう。そろそろ本題に移ろう、2人とも」

 

 

「本題… 本題ですね」

 

 

「ただ挨拶しに来た訳じゃないんだろう?新任の挨拶ぐらい電p…電話ぐらいで良かろうに」

 

 

長い間昔の世界にいたから癖で電話のことを電報と言う癖を直したいんだよな、やっぱり癖って直らんもんだなあ。

 

 

「実は司令官からあることを頼まれてここを訪れたんです」

 

 

「あること?」

 

 

「はい、それは大湊鎮守府の新任がどんな人間か確かめて来て欲しいという頼みでして…」

 

 

なかなかに樺山の提督はこちらを警戒しているようだな。

てかこの世界の男性提督は大体ダメな奴しかいないのか?

人格者とか居ないのかね…

 

まあそもそもこの世界で男性が提督になるのが珍しいのかね。

貞操も逆転しているようだしな…

 

「なるほどな、だから君たちが大湊に来てくれた訳か。つかぬことをお聞きするがよろしいかな?」

 

 

「大丈夫です!」

 

 

「もし大湊の新任が前任者の様な人間だったら樺山はどうするつもりだったんだ?」

 

 

これは聞いときたい質問だ。

もし俺がカスでゴミだったら樺山側の対応はどうなってたかというのは気になる。気になるよね?

 

「関係を断つつもりでしたね、司令官が言ってました」

 

 

関係を断つって… もしかして前任者の時の大湊って樺山と関係断ってたのか?それなら現実性増してくるんだが。

 

「あ、そこまでいくのか… 現時点ではウチと関係を断つつもりはないよな?」

 

 

「申し訳ないんですけどそれは分かりません…」

 

 

「え」

 

 

「ですが!ですが!所属の艦娘達とは良好な関係を築けているようですのでおそらく大丈夫かと!」

 

 

「いやそれが演技の可能性があるじゃないか…」

 

 

「あ、あぅ」

 

 

「あんまり長良さんをいじめないであげてください…」

 

 

いじめてる訳じゃないけどなんか罪悪感湧いてくるこの気持ちはなんなんだろうか、嗜虐心ってやつ?

 

 

「ま、まあこれからよろしく頼むよ。大湊一同君たち樺山鎮守府を支援することを約束する」

 

 

大湊鎮守府は北海道•東北の統括本部だからな。

支援しないとダメだし。

 

 

「支援してくれるんですか!ありがとうございます、前任者とは大違いですね」

 

 

「ははっ…」

 

 

笑えんぞ〜

前任者と大違いってなんだよ、まさか統括本部の癖に周りの鎮守府の支援してなかったのかよあいつ…

 

 

—コンコン

 

 

「話終わったぞ〜 外で待ってもらって申し訳な…… 随分とリラックスしてるな」

 

 

リラックス… し過ぎだろ。

どこから持ってきたか分からん椅子があるし2人ともアイス食べてるし…

 

「やっと終わったのか、貴様。話が長いぞ」

 

 

「仕方ないじゃないか、色々と積もる話もあったんだよ」

 

 

「まあ良いじゃない那智さん、たまたま陸奥さんが買ってきてくれたストック用のアイス食べさせてもらえたんだし」

 

 

ストック用のアイス…

昔食べた552のアイスキャンディーをストックしたいけど生憎大阪にしか店舗ないからな、悲しい…

 

てか曙の食ってるアイスなんだ?

形的にチョコバナナだが…

 

「そうだよ、気になってんだよそれ。どんなアイスなんだ?」

 

 

「アイスっていうか冷凍のチョコバナナね、一口食べる?」

 

 

「食べる食べる」

 

 

マジのチョコバナナなのね、そんな商品あるんだ。

勉強なったわ、ということで頂きます。

 

 

「うめえな!ありがとう曙!」

 

 

「仕方ないわね//」

 

 

なんかこいつ赤面してるんだが?

…そっか貞操逆転してんのか!

 

 

「河内司令官」

 

 

「ど、どうした長良」

 

 

「改めてこれからよろしくお願いします!」

 

 

「お、おお」

 

 

なんだよ急にびっくりするじゃないか!

樺山鎮守府なんか提督含めて怖いな…

 

 

 




お久しぶりです。
なぜこちらの更新がストップしたのか理由を簡潔に話そうと思います。

兼業してたトレーナー稼業が忙しくてこっちが疎かになっていました。他にも色々あったんですがこれが主な理由です。改めて陳謝します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。