3度目の提督人生   作:びりーばー

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ちよっと凝ってみました!

ですがあんまり期待しないで…


Ep.5

—???—

 

あぁ…眩しぃ…

 

「うぅ… あぁ!?」

 

え?え!生きてる? 俺はトラック沖で死んだはず…

まさか転生前の世界に帰ってきた…とかじゃなさそうだな、軍服着てるし…

 

とりあえずここはどこだ?そこからだな…

 

 

石?にでかでかと『靖国神社』と書いてあった。

なら軍服着てる意味もわかるな! 俺は幽霊というこt

 

「おい、そこのあんた」

 

「え?」

 

「あんただよ軍服着てるあんた」

 

神社の爺さんに話しかけられたんだが? 

俺やっぱり生きてる?

 

「少し質問するけどいいかい?」

 

「ああ、構わんが」

 

「あんたは大本営所属かい?」

 

「大本営? いや違うが」

 

大本営があるということは1945年以前か?

少ししか見てないが神社の景色は現代っぽかったけどな…

 

「そうか、なら海上自衛隊か?」

 

「待て、今は何年だ?」

 

海上自衛隊? なぜ大本営と海上自衛隊が共存してるんだ?

 

「はあ?2025年だよ」

 

尚更だ! なぜ大本営がある! 海上自衛隊があるんだから、戦争に負けたんじゃないのか?

 

「なあ爺さん」

 

「なんだ?」

 

「日本は戦争に負けたか?」

 

「なぜそんな事を… ああ負けたさ」

 

「じゃあなぜ大本営がある?あれこそ軍国主義の象徴の様なものだろう?」

 

「…1年前に『艦娘』と『深海棲艦』というものが現れたんだ。『艦娘』はかつて実在した第二次世界大戦期の艦艇の魂が建造された体に宿っている。『深海棲艦』の有効打は人間の兵器じゃ与えることができず、『艦娘』からの攻撃しか効かない。だから『深海棲艦』の対策本部として大本営が復活したんだ」

 

 

「…そんな事が」

 

この世界はもしかして艦これの世界なのか?

俺はまた転生したのか? 3度目だぞ! さ・ん・ど・め!

 

 

「あんたもしや…靖国に帰ってきたのか?」

 

「…どうしてそう思う?」

 

「あんたは海軍の軍服を身に纏ってるが、まったくと言ってほど対深海棲艦戦争を知らない。しかも軍服は旧海軍のだ」

 

「軍服を識別できるとはな」

 

「長いこと靖国に勤めてるんだ、そのぐらい分かるさ」

 

靖国に長い事勤めてるって凄いな…

 

「で、あんたは帝国軍人だったのか?」

 

「…ああ、そうだ…」

 

靖国の爺さんにはバレたか…

 

「ふむ、そうだ! 最近孫で買ってもらったスマホ?で調べてやろう!」

 

おお、スマホか! 実物を見たのは50年振りぐらいか、やっと現代に戻ってきたんだなぁ… 感慨深いよ…

 

「名前は?」

 

「河内武久だ」

 

「ん?河内武久? 名前の漢字は?」

 

「武力の武に、久方の久だ」

 

「よし、Wikipedia?でいいのか?」

 

「ああ、それでいい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィキペディア
○-

 

河内 武久

日本の海軍軍人、海軍大将


⭐︎ ✒︎
文A


河内 武久(かわち たけひさ、1892年 (明治25年) 1月6日 - 1944年 (昭和19年) 6月20日)は、日本の海軍軍人。海兵41期主席・海大25期主席。トラック沖海戦において空母翔鶴沈没時に戦死。最終階級は海軍大将。位階は正三位勲一等功一級。

か わ ち  た け ひ さ

河内 武久


 

(ぼかしを入れてあります。ご了承ください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


渾名            

            夜戦の鬼

 

            気違い河内


生誕          1892年1月6日

            日本・東京府東京市本所区


死没          1944年6月20日

            日本・トラック島近海     


所属組織        大日本帝国海軍


軍歴          1913年 - 1944年


最終階級        海軍大将


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「…海軍大将?特進したのか」

 

死後特進してる!色々軍令部や永野さんに楯突いたけど許されたのか! なんだかんだ優しいよな、永野さん!

 

「あんたやっぱり河内大将か!俺でも知ってるぞ」

 

なぜ?教科書に載ってるとか?

それだったら超恥ずかしいんだが…

 

「たがとてもじゃないが50歳には見えんなぁ」

 

「え?」

 

「どう見たって20代にしか見えん」

 

「なにっ! か、鏡はないか?」

 

なんだと!それは喜ばしい事だ!

 

「鏡か… このスマホの液晶で代用してくれ」

 

 

 

「お、おぉ…若いな」

 

マジで若い頃の俺だな…

 

「だろ?若返ったってことか?」

 

「そうなるな… スマホ返すよ」

 

「おう。若返るなんていいじゃないか、羨ましいよ」

 

いやまあそうなんだけどね?3度目の人生が艦これの世界でちょっと混乱してるんですわ、マジで!

 

 

「まあ立ち話はこれくらいにして、大本営に行ってみたらどうだ? もし妖精が見えたら提督としてほぼ即採用だ。妖精が見えるのはごく僅かな人物だけだがな」

 

「確かにな、それで大本営はどこにあるんだ?」

 

「市ヶ谷だ、場所は変わってない」

 

久しぶりに脳内検索するか…

ちか!歩いて10分じゃん!

 

「爺さんありがとう、次はお賽銭の金持って会いにくるよ」

 

「ああ、そうしてくれ」

 

 

 

よし、ルートは…こっちだな!

 

俺は戦時中だから結婚しなかったんだよな、だから前は女性がまったく視界に入らなかったがこの人生は違う!

欲を言えばとっっても可愛い艦娘と共に人生を歩みたいが一般女性と結婚するのも良いよね!

 

さて可愛い女性を探しながら行くとするか!

 

 

 

 

え? まったく可愛い方がいらっしゃらない?

ど、どういう事だ? いくら不運でも1人ぐらいはすれ違わないか?

正直に言ってタイプではない方が多数なんだが…

てか男性が少ない! なんで!

 

 

 

 

や、やっと着いた… 辛いです…

 

だがどう大本営に入ろうか。

海軍の服着てるしバレないか?

いやだが…

 

「おい君」

 

「ん?」

 

「なぜ出口でぐるぐる回ってるんだ?君も大本営所属じゃないのか、入ればよかろう」

 

だ、誰だ?この人は。なんか地位が高そうだが…

 

「貴官の階級はなんだ?」

 

「海軍大将」

 

「海軍大将? 貴官は見た事がないが…」

 

「…覚えてないのでは?」

 

「ふーむ、名前は?」

 

「河内武久」

 

「河内武久!?」

 

ヤバいヤバい! 絶対に嘘とか言われて拘束される!

 

「い、いやそんな訳あるはずがない! 河内大将のフリをするな無礼者!」

 

「しとらん」

 

本物だわ本物!

 

「じゃあ3つほど質問をする!これは河内大将でないと知らない問題だ!」

 

「ああ、いいぞ」

 

「ミッドウェー海戦後、河内大将、柴野少将、そして大川中将はどこで3人全員が揃った?」

 

「呉だ」

 

「2問目!河内大将は揃った時、2人にどんな愚痴を言った!」

 

「キャラメルをなぜ軍粮精と言うのか」

 

また懐かしいことを…

もうあいつら会えないのかぁ…

 

「大川中将はなぜ第五艦隊に異動した!」

 

「…俺が後任に任命したからだ」

 

「本当の理由、あるんでしょう?」

 

「あいつ結婚したんだよ、だから安全性が高い第五艦隊に…」

 

「だから第五艦隊の艦隊規模を増やしてから二水戦に戻ったんですか?」

 

「そうだ」

 

親友と妻子は死なせないと心に決めていたからな。

まあ俺は結婚しなかったがな…

 

 

「本当に河内大将みたいだな…」

 

まあ本物ですし!トラック沖で死んだ本物ですし!

 

「…ですがなぜここへ?トラック沖で死んだはずでは?」

 

「目覚めたら靖国にいてな」

 

「えぇ… まあとりあえず中へ入りましょう」

 

 

—大本営元帥室—-

 

「君が元帥だったのか!名前は?」

 

「このプレートに書いてありますよ」

 

えーと、大川祥肇… 大川!?

 

「君はもしかして大川の…」

 

「ええ、私は大川中将の孫である大川祥肇です!」

 

大川の孫か、まったく熱血じゃないな! 大川と違って落ち着いて話してくれる。

 

「私はおじいちゃんっ子で戦争時のことをよく話してもらってたんです」

 

「どおりで懐かしいことをよく知ってるんだな」

 

「はい、特に河内大将の話が好きで!」

 

おお! 良いお孫さんじゃないか大川!

 

「む?おおっ!」

 

「ど、どうされました?」

 

「その肩に乗っているのは妖精か! 」

 

「え、妖精が見えるんですか?」

 

「ああ、今初めて見たがな」

 

これが妖精か、可愛いな…

 

「妖精が見えるのは本当に僅かな人間だけなんですよ、やはり河内大将は凄いですね…」

 

そういえば爺さんが言ってたな、ごく僅かって。

俺は選ばし人間なのか! まあ転生してる時点で選ばれてるんだかな…

 

「…その腕を見込んで頼みたいことがありまして」

 

「おう」

 

「丁度1週間前に大湊鎮守府の提督を解任させたんです。その代わりとして着任をしてもらいたく!」

 

大湊鎮守府?警備府から昇格したのかな?

 

「いいぞ、ちなみになぜその提督は解任したんだ?」

 

「元々あの鎮守府はブラック気質だったんですが、ついには鎮守府の仕事を艦娘達にほっぽり投げて、美人な愛人と不倫してたんですよ」

 

「はあ? 艦娘達も超美人の集まりだろうに…」

 

バカだろそいつ、艦娘より美人な人なんかそうそういないだろうが!

 

「はっ? 艦娘が美人? 」

 

「え?」

 

「艦娘達は世間一般では醜いとされる顔ですよ?」

 

「な、なに!?」

 

その後、大川の孫に色々と教えてもらった。

分かったことは3つだ。

 

・この世界は女性の美醜が逆転してる

・この世界は男が少なく、女が多い

・男女比差があるため、女性が男性を襲う問題が多発している。

 

だが軍服を着ていたら襲われないらしい。

俺は軍服を着ていたから襲われなかったのか…

 

 

「とりあえずこんな所ですかね、私は準備のために席を外します。 また呼びに来ますのでそれまでくつろいでおいてください」

 

「分かった」

 

—カチャバタン

 

この世界は艦これの世界で、美醜・貞操どちらも逆転しているということか… だが艦娘達に会えるんだ!

 

夢は叶うんだなぁ…

 




Wikipediaの再現、どうでしたか?
上手くできてましたかね?
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