半グレ撲滅活動録   作:のーーズ

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女性との雰囲気作りは、BLのショタキャラとの絡みをパクればいい


取り分が少ないので、新しい争いごとを企画しましょう

全世界で暴力団対策法が施行された日。この日は人類の家畜化が進んだ記念日となった。

先進国の国々は、世界規模で治安向上活動に取り組み、発展途上国の“此処では当たり前”を過去にすることに躍起になった。

国際社会は暴力団(マフィア)の追放を合言葉に、五年という短い歳月で暴力的要求行為の禁止を「国際共通法律」とし、あらゆる国々に新法が制定された。

警安予備隊の発足と、警安予備隊員ならば住民票に記述されている住所近隣の事件発生情報への閲覧権限を手にした。

海外では一般人が実銃を持つことの規制はできなかったが、代わりに実弾の規制に成功した。これによってマフィアは段々と実弾を保持できなくなっていくだろう。

 

しかし原始的な暴力の撤廃は不可能である。

 

簡素な一室にデバイスの着信音が鳴り響いた。だがしかし、独身貴族は反応しない。瞑目し観想を維持している。

直ぐに録音音声が聞こえてくる。

 

「どーも、十時にお客様がお見えになります。失礼いたしました」

 

無言で観想を切り上げた男は準備を整えて外出した。

 

タクシー車内にて

 

「潰れた蕎麦屋で武器の製造をしている奴らがいる」

「依頼人は?」

「町内会だ。今も“青虫”を追っているらしい」

「何処に行けばいい」

「忍卵蕎麦。詳しくは其処の封筒の中に」

 

書類が入った封筒を持って男はタクシーを出ていく。

 

廃忍卵蕎麦屋にて

 

裏口の扉を二度叩き、間を置いてもう一度叩く。合言葉代わりの合図である。此れで客であると身分を証明できる。

開かれた扉の内側へ澱みなく這入っていく。

 

「両手を頭の後ろに組め」

 

男は従順に指示に従う。モヒカンチンピラのボディチェックを受け終える。

 

「ご注文は?」

「光り物」

「なら、あっちの壁だ」

 

モヒカンの顎で示された方向へ歩みだす。「懲らしめ」活動を忘れのか?

男は楽しそうに一つ一つ見ている。好き者め!

不意に武器職人を見つめて話しかける。

 

「私が貴方にステゴロで勝てたら、“青虫”の出禁と一振り頂けませんか?」

「面白そうだ。喧嘩屋の血が滾る。おい!店閉店だ!立会人頼むぞ!」

 

モヒカンはあきれ顔で室内の中央へ移動する。

 

「此処からは趣味。殴り合いで決着をつけよう」

「始める前に一言。提案を受けていただき、ありがとうございます」

 

ハッ、笑い声が混じった呼気と共に職人がローキックを繰り出した。足を上げた瞬間に男は飛び込み足をとらえ、上体を突き飛ばす。

倒れた職人の踝を狙った踏み蹴り!が外れる。素早く立ち上がる職人の足さばきを追えなかったのだ。

今度は職人の攻撃が始まる。身を沈めた左ボディストレート、上体を浮上させながら左足を前に出し、顔面への右フック!

男はガードするが脳がクラつく。そのまま職人はローキック、カーフキック胸へ前蹴り。後ろに下がろうとしたタイミングで前蹴りを受けた男は、アクションシーンのように吹き飛んだ。

愚直に武器を製造し、武骨な肉体にビルドしたのだろう……

 

「此れでお互い五分と五分」

「そんならイッチョ漢比べでも」

 

掌底と握り拳。ボゴォ……互いに肉と叩く音が鈍く響く。まるで肉で出来た風船を潰したような音だ……

二頭の雄が殴り合う。一頭は綺麗なボクシングスタイル……リズミカルに上下左右に振り子めいて揺れながら殴りつける。

もう一頭は骨法道スタイル……片腕は拳に向かって肘打ち、もう片方は首元から這うように擦り上がり、相手の顔を上に向ける突っ張りめいた掌底。

苦しい、だが男は勝利した。物欲の勝利だ!

 

「此れは貰っていきますね?」

 

モヒカンへ一声かけ男は退店した。

「懲らしめ」終わった。他所で景気をつけましょう。

 

邪剣・西茶衣野蛇剣を手に入れた(珍妙珍奇な剣だ)

 

 




「人でなしの人外」よりも「サンタクロース」の方が聞こえがいい
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