寝台特急「あさかぜ」殺人事件   作:新庄雄太郎

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早速、事件の捜査が開始された。


第二章 消えた乗客

そこへ、特捜班に1本の電話が入ってきた。

 

「はい、えーと、東京都在住の磯崎玉三郎、わかりました、さっそくこちらの方で調査いたします。」

 

と、高杉は電話を切った。

 

「おい、山口県警から捜査協力の要請だ。」

 

「えっ、本当ですか。」

 

「うん、今高山と南はこの男のことで捜査してくれ。」

 

「やはり、殺人ですか?。」

 

「ええ、死因は瓶入りのウイスキーの中に混入し、毒殺したと考えられる。」

 

「あっ、そう言えば。」

 

「どうした。」

 

と、高杉は言う。

 

「実は、寝台特急「あさかぜ」に乗った時にね。」

 

「何、それは本当か。」

 

「ええ。」

 

早速、時刻表を見せてもらった。

 

「えーと、寝台特急「あさかぜ」は19時に東京を発車して、下関に到着は翌朝の9時55分だな。」

 

「実は、1人の客が下車しているところを見たんです。」

 

「それは、どこの駅か覚えているか。」

 

南は、高山に言った。

 

「えーとね、俺が見たのは翌朝だったから、多分、個々の駅だったと思うな。」

 

早速、高山は時刻表を見てみると。

 

「そうか、ここで下車したのか。」

 

「という事は、翌朝の4時15分に岡山駅で下車して、どこかへ消えたって事か。」

 

「ええ、恐らく。」

 

「犯人は、この女性かな?。」

 

と、桜井は言った。

 

「犯行からにすると、つまり名古屋から寝台特急「あさかぜ」に乗って個室へ向かって、毒入りのウイスキーを渡した。そして、途中下車した。」

 

「ほう、なるほどね犯人は個室で毒殺後に下車した可能性が高いって事か。」

 

「ええ。」

 

「それで、被害者の身元は分かったんですか?。」

 

と、松本は言った、

 

「ああ、被害者は東京在住の資産家で名前は磯崎 玉三郎さん53歳と判明しました。」

 

「ほう、どうして寝台特急「あさかぜ」なんか乗っていたんですかね。」

 

「この日は、北九州へ行く予定だったそうだ。」

 

「なるほど、それで寝台特急「あさかぜ」に乗って下関へ行っていたんですね。」

 

「その通りだよ、よく、寝台特急に乗って九州へ行っていたそうだ。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「ところで、岡山駅で下車した女が犯人かもしれんな。」

 

と、高杉は言った。

 

「でも、問題なのは犯人は何処から寝台特急「あさかぜ」に乗ってきたかですよね。」

 

「ええ。」

 

「とにかく、南と高山は磯崎の方へ行ってくれ。」

 

「わかりました。」

 

早速、南と高山は磯崎の家に向かった。

 

「ええ、まさか夫が殺されるなんて。」

 

「では、この女性はわかりますか?。」

 

と、写真を見せた。

 

「さぁね、知らないわ。」

 

「そうですか。」

 

「その女性と一緒に乗っていましたか?。」

 

「いやっ、列車乗った時に知り合ったんじゃないかな?。」

 

「そうですか。」




次回は、事件は意外な展開になってきた。
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