寝台特急「あさかぜ」殺人事件   作:新庄雄太郎

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暫くして、岩泉がやってきた。


第三章 途中下車の女

そして、翌日。

 

岩泉が休暇から戻ってきた。

 

「おう、岩泉大変だったな。」

 

「ええ、休暇中に事件に会うとはね。ついてないや、俺って。」

 

と、岩泉は言った。

 

「ああ、今山口県警から捜査協力の要請があった。」

 

「えっ、本当ですか。」

 

「うん、今高山たちが捜査をしている。」

 

「やはり、殺人ですか?。」

 

「ええ、死因は瓶入りのウイスキーの中に混入し、毒殺したと考えられる。」

 

「あっ、そう言えば。」

 

「どうした、岩泉。」

 

と、高杉は言う。

 

「実は、俺が乗った寝台特急「あさかぜ」に乗った時にね。」

 

「何、それは本当か。」

 

「ええ。」

 

早速、時刻表を見せてもらった。

 

「えーと、寝台特急「あさかぜ」は19時に東京を発車して、下関に到着は翌朝の9時55分だな。」

 

「実は、1人の客が下車しているところを見たんです。」

 

「それは、どこの駅か覚えているか。」

 

南は、岩泉に言った。

 

「えーとね、俺が見たのは翌朝だったから、多分、個々の駅だったと思うな。」

 

早速、岩泉は時刻表を見てみると。

 

「そうか、ここで下車したのか。」

 

「という事は、翌朝の4時15分に岡山駅で下車して、どこかへ消えたって事か。」

 

「ええ、恐らく。」

 

「犯人は、この女性かな?。」

 

と、桜井は言った。

 

「犯行からにすると、つまり名古屋から寝台特急「あさかぜ」に乗って個室へ向かって、毒入りのウイスキーを渡した。そして、途中下車した。」

 

「ほう、なるほどね犯人は個室で毒殺後に下車した可能性が高いって事か。」

 

「ええ。」

 

「それで、被害者の身元は分かったんですか?。」

 

と、岩泉は言った、

 

「ああ、被害者は東京在住の資産家で名前は磯崎 玉三郎さん53歳と判明しました。」

 

「ほう、どうして寝台特急「あさかぜ」なんか乗っていたんですかね。」

 

「この日は、北九州へ行く予定だったそうだ。」

 

「なるほど、それで寝台特急「あさかぜ」に乗って下関へ行っていたんですね。」

 

「その通りだよ、よく、寝台特急に乗って九州へ行っていたそうだ。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「ところで、岡山駅で下車した女が犯人かもしれんな。」

 

と、高杉は言った。

 

「でも、問題なのは犯人は何処から寝台特急「あさかぜ」に乗ってきたかですよね。」

 

「ええ。」

 

早速、時刻表で調べてみると。

 

東京発19時00分 乗車

 

岡山着4時15分 下車

岡山発4時17分 

 

下関着9時55分 

 

「ほう、なるほどね。」

 

「という事は、岡山から新幹線に乗って小倉か、あるいは特急に乗って出雲へ向かった可能性も考えられるな。」

 

「という事は、この女が犯人なのかな?。」

 

「それも、考えられるな。」

 

と、岩泉は言った。

 




そして、どこへ下車したのか?。
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