L特急「しまんと」殺人事件   作:新庄雄太郎

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茨城でも事件は起きていた。


第五章 事件の足取り

南と高山は、水戸発16時15分の特急「フレッシュひたち38号」に乗って東京へ戻った。

 

「という事は、つくばにある小公子友の会が事件に関係しているんですかね。」

 

「ああ、水戸と土浦で2が犠牲になっていたからな。」

 

「やはり、犯人は同一人物ですかね。」

 

「可能性があるな。」

 

と、高山は言った。

 

17時04分、上野に到着した。

 

「何、茨城でも起きていたのか。」

 

「ええ、土浦と水戸で2人が犠牲になっています。」

 

「そうか、今警視庁と高知県警と茨城県警で合同捜査本部が設置されたそうだ。」

 

「やはり、一連の事件に関連が強いですね。」

 

と、三輪は言った。

 

「今回の事件は茨城の宗教団体に関連していたから、犯人は元メンバーの可能性が高いと考えられます。」

 

「つまり、彼は寝台特急「瀬戸」に乗って高松から特急「しまんと」に乗って高知へ向かった。そして、四万十川へ行って殺害された。それで犯人と思われる人物はわかったんですか?。」

 

「現段階では、1人の男に絞りました。」

 

「それは、誰なんです?。」

 

「時刻表で調べたら、東京から坂出へは寝台特急「瀬戸」に乗り、坂出から高知へは特急「しまんと3号」に乗って四万十川へ向かった。」

 

「そして、四万十川へ行くと犯人は広川を転落させて殺害した。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「そして、先日起きた転落死も「瀬戸」と「しまんと」の切符持っていた。」

 

「つまり、四万十川へ行って楽しもうと。」

 

「旅行へ行くついでに死のうとした。」

 

「という事は、自殺に見せかけて殺害した。」

 

と、高山は言った。

 

「なるほど、犯人は2人を自殺させて殺害しようと考えた。」

 

「ええ。」

 

そして、翌日。

 

「あのー、すいません。」

 

「ん、何だね。」

 

「鉄道公安隊の南です。」

 

「同じく高山です。」

 

と、手帳を見せた。

 

「ああ、事件のことですか、ええ、私もニュースで知りましたよ。」

 

「亡くなった2人についてなんですけど、ご存じでしょうか。」

 

「ああ、元メンバーです。」

 

「という事は、小公子友の会のメンバーですね。」

 

「ええ、私は4年前に脱退したので最近会っていませんよ。」

 

「そうですか。」

 

彼の名前は柏崎 大和。元小公子友の会の幹部で4年前に脱退され、現在は海山商事の幹部職員である。

 

「えっ、私のアリバイですか?。」

 

「ええ。」

 

「すいませんが、協力していただけないでしょうか?。」

 

「ええ。」

 

「私は事件当日、東京から寝台特急に乗って長崎へ出張へ行っていました。」

 

「ほう、長崎ですか?。」

 

「はい、支社へ行って会合に入っていました。」

 

「という事は、長崎へは新幹線と特急に乗って行ったんですか?。」

 

と、高山は柏崎に言った。

 

「いや、行くときは寝台特急に乗って行きました。」

 

「よく出張へ行くときは、寝台特急を利用するんですか?。」

 

「ええ。」




そして、犯人はどんな方法で殺害したのか。

謎は解けるのか?
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