ハイスクールD×D チート転生者のセカンドライフ 作:七蜘蛛
京都
リバースは琴葉と共に京都へと転移する。
リバース「着いたか。」
琴葉「ええ、そしてお出迎えよ。」
琴葉の向いている方へ向くと妖怪の使いが数名待機していた。
「お待ちしておりました。琴葉様、リバース様。」
琴葉「待たせたわね。」
「いえ、お気になさらず。それでは案内させていただきます。」
京都・屋敷
「待っておったぞ。」
使いに案内してもらったリバースと琴葉はとある建物の中にいるある人物と対面する。その人物は京都の妖怪を従える長の九尾「八坂」だ。
琴葉「それで、今回はどういった要件かしら?」
琴葉はチュッパチャプスを舐めながら聞く。
八坂「ええ、要件はこの町に潜むはぐれの者の対処をお願いしたいのだ。」
リバース「はぐれの者...はぐれ悪魔やはぐれ聖職者って事か...?」
八坂「その通り、魔の者は京都を支配しようと行動し、聖の者は異形の我らを粛清すると言って襲い掛かってくるのだ。」
リバース「成程な、ま、お前は立場的にそう簡単に出向くことは出来ないだろうしな。」
夜
京都・金閣寺の屋根
琴葉「見つけたわ。」
湖の近くにて多くのはぐれ悪魔が集っており、何やら作戦会議をしている様だった。
リバース「数は精々50ってところか...。」
琴葉「これならリバースが態々出るまでも無かったわね。」
琴葉はそう言い、腕を掲げる。
琴葉「《
すると琴葉の身体から青白い炎が噴き出し、琴葉の私服が燃える様に消失し、代わりに青白い炎が琴葉の身体を包み込む。それは琴葉の反転前である琴里の霊装を黒くし、赤い部分を青くした和服の様な霊装であり、羽衣は布ではなく青白い炎となっている。そして琴葉の額に青白い1本角が出現する。
琴葉「灰燼と化しなさい!《
魔王の名を呼び、琴葉の背中に2メートル程の黒い刀身の大太刀が出現する。
琴葉「フンッ!」
琴葉はそれの持ち手を掴み、大きく抜刀すると琴葉の背後に青白い炎を纏った巨大な骸骨の両腕が出現し、それぞれの手に炎の刀が握られている。
琴葉「【
琴葉は《殲滅幽鬼》を構えると青白い炎が琴葉と《殲滅幽鬼》に纏わり、骸骨の腕と共に悪魔達の所まで飛び出し、《殲滅幽鬼》と炎の刀を振り下ろすと半数の悪魔が灰燼と化した。
【
「「「「「...ッ!!?」」」」」
突然と現れた琴葉に悪魔達は驚愕する。そして半数の悪魔を屠った琴葉が悪魔達を見渡すと炎の勢いが強くなる。《殲滅幽鬼》には殺した対象の魂を取り込み、その魂を燃料に炎の威力を更に上げる事が出来る能力がある。
「コイツは妖怪共の顔繋ぎをしている大災厄の眷属だッ!!」
「どの道この女は邪魔だったのだ、今ここで始末すればいい。」
「それよりも女としての喜びを先に与えてやってもいいぜぇ?」
悪魔達は琴葉1人相手なら余裕で勝てると判断し、炎に気をつけながら接近する。
琴葉「【
琴葉が《殲滅幽鬼》を構えると骸骨の両腕も炎の刀を構えると接近してくる悪魔を次から次へと斬り裂いていく。
「「「「「グァァァァァァァァァッ!!?」」」」」
斬り裂かれた悪魔達は灰燼と化し、琴葉の炎がまた燃え上がる。
「くっ...!まさかこれ程とは...!?」
残りの悪魔は1体だが、悪魔は何を思ったのかリバースの方へと顔を向ける。
「(だが、あの男は無防備だ、ここで殺せば誰もが私を恐れ、敬うだろう...!)私の未来の為にも死ねッ!大災厄ぅぅぅッ!!」
悪魔はリバースの方へと飛び出し、腕を突き刺そうとする。
リバース「...。」
が、リバースは慌てる様子もなく。悪魔の側頭部目掛けて回し蹴りをし、悪魔の頭が吹き飛ぶ。悪魔の首から血が噴き出し、そのまま倒れる。
琴葉「変身も無しに回し蹴りで悪魔の頭を蹴り飛ばすってどんな威力よ...。」
リバース「伊達にお前達の主をやってないって事だ。」
琴葉は悪魔の死体を焼き尽くし、リバースと共に八坂のいる屋敷へと戻る。
京都・屋敷
リバース達は屋敷に戻り、はぐれ悪魔を全滅させた事を八坂に伝える。
八坂「流石はかつて大災厄と呼ばれた実力じゃ、もう片付けたのだな。」
リバース「まだはぐれ悪魔だけだ、残るはぐれ聖職者共も始末しないとな。」
「かっかっかっ!その必要は無いぞ!リバースよ!」
リバース・琴葉・八坂「...!」
すると襖がババンッ!と開き、襖の先に2人の少女が姿を現す。1人は部屋に堂々とした佇まいで入室してきた少女。もう1人は対照的に無表情かつ、無口な少女だ。そして2人は顔が瓜二つであり、髪が黒く、黄色のメッシュが多々ある少女達だ。
リバース「「禍群夜」と「幽幻」、何故ここに?」
リバースは2人の少女「禍群夜」と「幽幻」に問い掛ける。彼女達はデート・ア・ライブにて登場する精霊「八舞耶倶矢」と「八舞夕弦」こと「八舞姉妹」の反転体だ。禍群夜は厨二病ではなく実際に尊大かつ傲慢な口調をする性格になり、幽幻はより無口かつ無感情な性格となっているが根幹にあるお互いを大切に思うところは変わらない。
琴葉「それで?必要無いってどういう意味かしら?」
幽幻「...返答...はぐれ聖職者は、幽幻達が始末しました...。」
リバース「そういう事か...。」
琴葉「因みにどういった経緯かしら?」
禍群夜「フッフッフッ!それは...。」
数分前
禍群夜「幽幻よ、京都に着いた様だぞ。」
幽幻「到着...リバースはここにいる様ですね。」
2人はリバースを探しに京都までやって来た。
禍群夜「だな!...ん?」
禍群夜は京都の外れにて神父の服装をしている者達に気付く。
禍群夜「はぐれ聖職者か。」
幽幻「肯定...よからぬ事を考えていると思われます...。」
禍群夜「私もそう思うぞ...なぁ、幽幻。」
幽幻「共感... 禍群夜。」
2人は顔を見合わせる。
禍群夜「殺ってしまうか?」
幽幻「同意...殺ってしまいましょう...。」
すると2人は歩み寄り、片手を重ね、掲げる。
禍群夜・幽幻「「《
突如2人を覆う様に風が渦巻き、その姿を隠すと、2人の私服が粒子となって消滅し、ベルトの様な拘束衣を模した薄暗い霊装が2人に纏わり、腕や足に甲冑が装備され、2人の肩にマントが追加される。そして禍群夜の右手首と右足首、幽幻の左手首と左足首に錠が施される。
禍群夜「《
禍群夜と幽幻は手を離し、禍群夜が右手を掲げると禍群夜の右肩に研ぎ澄まされた刃の如く艶めく鋭利で無機的な黒い翼が出現すると禍群夜の右手に身の丈以上の黒ずんだ巨大な槍が出現し、槍には穂先に返しがついたり石突部分に噴射口がついている。
幽幻「《
幽幻が左手を掲げると幽幻の左肩に禍群夜と同じ黒い翼が出現すると幽幻の左手に鎖で繋がれた黒ずんだペンデュラが出現し、鎖は荊の如く棘が生え、先端は錨の様になっている。
2人で1人の反転精霊。その魔王が並び立つ。
2人ははぐれ聖職者達に向かって飛ぶ。
幽幻「【
幽幻が手を動かすと《締メ括ル》が蛇の様に動き、はぐれ聖職者を10人程縛り付け、空中へと素早く引き上げる。
「「「「「...ッ!?」」」」」
禍群夜「【
そこへ《貫キ殺ス》を構えた禍群夜が風を纏い、高速で刺突し、引き上げられたはぐれ聖職者達を一撃で葬り去る。
「なッ!?奴らは大災厄の...!?」
「何故ここに!?」
「いや、むしろ好都合だ、ここで京都にいる異形共々奴らの息の根を止めてやればいい!!」
禍群夜「は?幽幻の息の根を止める...?」
幽幻「愚案... 禍群夜を仕留めると...?」
はぐれ聖職者達の言葉に2人は殺意を抱き、はぐれ聖職者達は光の力を溜め、それを2人に向けて放ってくる。
禍群夜「【
禍群夜は《貫キ殺ス》を振るい真空の斬撃を飛ばし、光の力を斬り裂き、そのまま斬撃ははぐれ聖職者達を襲う。
「「「ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」」」
幽幻「【
幽幻は《締メ括ル》の先端に風の塊を生み出し、《締メ括ル》を振り回し、はぐれ聖職者達に向けて大きく振り下ろすとそこを中心に風の暴発が発生し、はぐれ聖職者達が吹き飛ばされる。
「「「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」」」
禍群夜「ハハハハッ!どうしたどうしたぁ!?その程度で幽幻を傷付けようなど片腹痛い!」
幽幻「笑止...力も無い癖に禍群夜を殺そうなど愚かな真似を...。」
月明かりを背後に禍群夜は狂気的な笑みを幽幻は見下す様な無表情をはぐれ聖職者達に向ける。その日、京都の外れでは強い風が吹いていたという。
幽幻「回想...この様な経緯です...。」
リバース「何故俺を探しに?」
禍群夜「理由は無いぞ?偶々京都付近でリバースの気配を感じて来ただけだからな。」
幽幻「追記...はぐれ聖職者はそのついでです...。」
琴葉「結果的に京都を脅かす外敵は排除できたって訳ね。とりあえずこれで大丈夫だと思うわ、八坂。」
八坂「うむ、貴殿らに感謝する。」
その後リバース達は八坂達の御厚意で温泉に入ったりし、京都から離れる。
今回は琴葉の戦闘と現実と幻想の境目の住人さんのコメントしてくださった八舞姉妹の反転体、禍群夜と幽幻を出させていただきました。