俺が使った疑似魔術…それは、通常の魔術に魔力を過剰に注入することで強引に魔術の威力を向上させる為の魔術…これを正式な魔術として組み込むことが出来れば、俺は今までよりも更に成長することが出来る。
「もしかしたら魔術龍とかいう進化先が出るかもだし、魔術系のスキルは優先して取りたいな。何せ魔力は有るんだし。」
まぁ、でも、暫くはこのままでも大丈夫かな。あまり手札を増やしても使いきれないし、使える分だけ使えば良いか。でも、水の中だから火と風は除外するとしても他の属性に付いては習得しても良いかもな。
《新しく魔力系スキル〈土魔術Lv1〉を習得しました》
《条件を達成しました。新しく称号〈土使いLv1〉を習得しました》
《残りSPは14です》
「へぇ…やっぱり魔術って色々とできるんだな。取り合えず色々と手を出してみるか。あのウナギを倒して暫くの安寧を勝ち取った事だしね。」
この辺で一番強い魔物はあのウナギだったらしく、件のウナギを倒した結果、俺が普段活動している近辺では敵なしとなっていた。まぁそれもレベルアップの為に移動する必要もあるけどね。
「よし…解析終了だな。やっぱり簡単な魔術なら直ぐに解析できるな。…と言うかあの時アイツが使っていた死霊魔術も解析とかできるのか?」
《新しく魔力スキル〈死霊魔術Lv1〉を習得しました》
《条件を達成しました。新しく称号〈死霊使いLv1〉を習得しました》
《新しく汎用スキル〈記憶Lv1〉を習得しました》
死霊魔術は…難しそうだし今はいいや。と言うか今の状態じゃ使え無い見たいだし、と言うかこれで習得できるって事は、もしかして魔術をSPで習得するのって効率悪いのか?…まぁいいや。
新しく作った魔術で洞窟を整備できる見たいだし、ここいらで住居を整えるのも良いな。俺も元とは言え人間だ。何時までの文明の感じられない洞窟暮らしじゃあんまりだからね。
「って、俺魚だから土いじれねぇじゃん…ヤバいな。俺、疲れてるのか?こんな当たり前の事にも気が付かないなんて。」
それから洞窟の整備を諦めて迷宮のあった付近にまで遠征に来た。あの場所じゃ俺は強すぎてあんまり経験値が習得できないのだ。それもあって遠征をしに来た。そして、その場所にはあのウナギが可愛く思える程の怪物が跳梁跋扈していた。
化物共が泳いでいる海でも、あの浅瀬に居た魔物もちらほらと見る。それらの魔物を鑑定し続けると、ある一つの共通点があった。それは、毒持ちと言う事だ。
「へぇ…毒を持つことで、格上からも逃れるって事か。」
なんかそれっぽいスキルを俺も習得しようかと思いつつも、SPの消費が気になって習得に踏み切れないでいた。
《称号〈毒喰らいLv4〉が〈毒喰らいLv5〉に上昇しました》
《新しく種族系スキル〈帯毒Lv1〉を習得しました》
うん?新しいスキルか?それに帯毒って事は毒系のスキルか…。
帯毒・数多の毒物を喰らった末に、その身は毒物を生成する事となる。効果。毒を身に宿す
「おぉ~…結構強そうなスキルじゃん。」
うん?毒を身に宿す…ねぇ。と言う事は今の状態で敵に噛みついたら毒牙とかのスキルが習得できるかもな。そうと決まれば早速実験だ。浅瀬でカエル相手にやりますかね。
それから浅瀬にまで帰ってカエルに噛みついた。一回だけじゃ効果が無いと思い、何度も噛みつくという作業を数十回繰り返した果てにそのスキルを習得した。
《新しく戦闘スキル〈毒牙Lv1〉を習得しました》
《条件を達成しました。新しく称号〈毒使いLv1〉を習得しました》
それから毒牙のスキルレベル上昇の為に、雑魚でスキルレベルを稼いでいると、とある称号のカンストの音が先に響いた。
《称号〈毒喰らいLv9〉が〈毒喰らいLv10〉に上昇しました》
《称号〈毒使いLv2〉が〈毒使いLv3〉に上昇しました》
《条件を達成しました。称号〈毒喰らいLv10〉が称号〈毒を食らわば皿まで〉に変化しました》
毒を食らわば皿まで・あらゆる毒物を好み摂取する人物に送られる称号。効果・接種した毒物を生成する事が可能のなる
「滅茶苦茶に強いスキルじゃん。一度摂取した毒物って所があれだけど、もしかしたら薬師として活動できるかも?まぁ、手が無いんですけどね。」
実際に考えてもこのスキルは強い。何せ人を殺せる毒物を生成する事が出来るのだ。俺みたいに、勿体ない精神で、毒物を喰らう人物じゃ無きゃ習得できないでしょうな。
それから新たな称号の効果を確かめるべく、深瀬で戦う事にした。これまでの相手じゃ完全に格下狩りにしかならないけど、真向勝負ならこのスキルの効果も分かるだろう。
目の前には体長が2mほどの魚が悠然と泳いでいた。今から俺は此奴を狩る。その為の準備は出来た。後は殺すだけだ。
一先ずは隠者の効果によって一度だけ、攻撃のチャンスを得る事になった。俺は咬刃と毒牙のスキルを使い相手に噛みつく。そうすると相手はこちらに振り向いてきて、大口を開けていた。
「甘い…〈六発装填・水弾〉」
《スキル〈水使いLv2〉が〈水使いLv3〉に上昇しました》
おっと…ここで水使いがレベルアップとは…良い兆候だ。取り合えず毒の生成って奴をしてみるか。…へぇ口から出るのね。…それじゃあこいつを…どうやって打ち込むか…近接だな。
俺は水弾を二発使って相手の目玉を潰す。それから近寄り噛みつきざまに蛙の毒を注入する。そうすると、今までの苦しみ様が嘘かの様に、ジタバタとしていた。
「やっぱりあの毒って結構強力なんだな。俺の場合は回復強化と毒耐性が上手くマッチしたけど…おっそろしいな」
《レベルが1上昇しました》
《SPを1習得しました》