できました‼︎
今回は『6342文字』まで頑張って書きましたが、
豆腐のようなクソナメクジメンタルの自分はきちんと
面白く書けているのかとても心配になります……(汗)
少なくて本当にすみません……(笑)
【お気に入り】や【しおり】、【投票】、【感想】
などいただければ豆腐のようなメンタルで脆い自分
自身も更に『創作意欲』が増していきます。
面白く出来ているかどうか心配でいっぱいですが
一生懸命にたくさん書きました。
最後まで読んでいただければありがたいです‼︎
【注意】
投稿をしている作者さんご本人様に連絡などを取って
この作品を投稿していいのかと相談などを話し合って
『投稿許可』をしっかりともらってます。
「親父、四葉の父親に会えるか?」
「会ってどうする?」
「四葉のこれからについて話す」
「……わかった。連絡をとってみる」
親父がすぐ電話で連絡を取った結果、四葉の姉妹だと
言っていた少女たちに会ったその二日後に総合病院で
俺は彼女たちの父親と対面することになった。
俺は目の前に聳え立つ巨大な建物。総合病院に視線を
向けながら、自分が着ていた制服などの身だしなみを
綺麗に直す。
「行くか……」
俺は覚悟を決めると、総合病院の正面入り口にある
自動ドアをくぐって入ると外来の受診しに来た人々で
活気づいていた。俺はそんな外来の診察に来た人たち
を避けながら正面にある受付窓口にまで近づく。
「すみません」
「はい、初診でしょうか? そうなりますとかなりの
待ち時間などが必要になりますが……」
風太郎が声をかけると、受付にいたその女性は笑顔を
崩すことなく返事する。
「あ、いえ、患者じゃないんです。今日この病院の
院長さんと面会をする約束をしている上杉風太郎と
言います」
「中野院長とですか?」
受付の女性の表情から先ほどまでの営業スマイルが
消えて、困惑が浮かぶ。
「はい、そうですが」
「えっと……少々お待ちください」
受付の女性がそう言って手元にあったパソコンや電話
などを慣れた手つきで操作や連絡をし始めた。
「はい、確認が取れました。奥の通路にある院長室に
通すようにと言われたので、そちらの方へと向かって
お進みください」
「わかりました」
俺はそう返事すると、受付の女性の指示通り奥の通路
の方向へと進んでいく。
「ここか……」
俺がそうつぶやくと、目の前には院長室と書いてある
扉の前に立っていた。そして、目の前の院長室の扉を
三度ノックする。
「入りたまえ」
「し、失礼します……」
声が聞こえてきたので、俺は恐る恐るとゆっくり部屋
の中へ入る。するとそこには黒髪短髪で黒のネクタイ
をしっかりと結んでおり、白衣を着ている一人の男性
が窓側に向かって立っていた。おそらくこの目の前に
いるこの人がマルオさんだろう。
親父の同級生だという中野マルオさんは、親父よりも
四、五歳ほど若く見える。しかし、無表情だったので
何を考えているかまったくわからない人だった。
「今日はお忙しい所お時間をとっていただき本当に
ありがとうございます」
「あの上杉の息子にしては随分と礼儀正しいな。
それで、君は何を話しに来たのかね?」
「四葉……さんの現状と今後についてです」
俺がそう言うと、マルオさんは視線を院長室の
窓から俺の顔へ向ける。
「四葉くんのことは勇也からある程度の事情などは
聞いている。記憶喪失なのだと、そうだね?」
「はい。五年前の再会する以前の記憶のことなどを
まったく憶えていません。自分の四葉という名前と、
そしてぼくを風太郎と呼ぶこと以外、過去の記憶に
ついて何も……」
記憶については医者にも診察をしてもらったけれど、
診断の結果はどうやら外傷によるものなどではなく
心因性のようで、ある日突然戻るかもしれないし、
一生このままもとには戻らない可能性もあるので
なんとも言えないと医者はそう言っていた。
「一体、何が四葉の心の中に重荷になってるのかは
知りませんし、知るべきではないのだと思ってます。
ただ、四葉は本当の家族がいる場所へ帰らなくては
ならない」
俺がそう言うと、マルオさんは一瞬ではあったが、
僅かに目を見開き、驚いた表情をしていた。
「ふむ、君は四葉くんとは離れたくないものだと
そう思っていたのだがね」
「その気持ちはあります。ですが、ぼくにも大切な
妹がいてその妹がいなくなったらと考えたらそんな
彼女たちの気持ちも痛いほどに理解できます」
「君は本当に四葉くんのことを大事に思ってくれて
いるようだね。彼女が今笑顔でいれるのもその気持ち
などが、彼女を守ってくれたからだろう、彼女の父親
として礼を言わせてもらう」
「いえ、そんな風に言われるとこの後のことなどが
話しにくいです」
正直、親父と同い年の人に頭を下げられるとこっちと
してもどうしていいかわからない。
とりあえず、話を変えなければ……
「今の四葉は姉妹の方たちに対してあまり良い印象を
持っていません。はっきり言えば警戒をしています」
「話は詳しく聞いている。確か、二乃くんを蹴ろうと
したと」
やはり知っていたか、彼女たちからその時のことの
状況などを聞いているよな……
「過去の出来事が関係しているのか、四葉は家族を
傷つける相手には極端に攻撃的になってしまいます。
それなのに初対面であんなことがあれば打ち解ける
どころか、戻ること自体を拒否などしてしまうかも
しれません」
俺がそう言うと、マルオさんは「なるほど」と一言
だけそう呟いて、そして右手を口許へと当てながら
視線を下に向いて少しの間、考える仕草をしてた。
「まず友好的な状態と環境を作らないといけない、
ということだね。わかった、それについては私の方
で考えておこう」
「お願いします」
「今日は君とこうして話せて、本当によかったよ。
実に有意義のある時間だった」
こうして四葉の父親との面会は無事に終わった。
「さて、実際のところどうしたらいいか、
まるでわからん」
マルオさんとの面会が終わった後、やるべきことなど
をして安心をしたのか、俺は一人でこれからのことを
考えながらも、医者や老若男女の患者たちが集まって
いる総合病院のエントランスの周辺を散策するように
歩いていた。
四葉は基本的には俺の近くに女性が近づいてくるのを
嫌うから、姉妹である彼女たちと話したりなどしたら
間違いなく不貞腐れて不機嫌になるだろう。
「考えすぎても答えは出ないし、今日は帰るか」
「あの、すみません」
(ん? 誰だ……?)
俺がそう言って、病院の自動ドアをくぐって病院を
出たところで声を掛けられたので、すぐに声がする
方へ振り返るとそこにはいつも見慣れた顔が目の前
に立っていた。
「あなたは、確か……四葉の姉妹の方ですよね」
「はい、中野五月といいます。先日は姉がご迷惑を
おかけしました」
ウェーブのかかった長いスカーレットの髪で前髪の
左右に星の髪留めを着けているアホ毛が生えている
特徴的な女の子、中野五月が自己紹介をして敬語で
丁寧に謝罪の言葉を口にしながら、目の前にいる
風太郎に向かって頭を下げていた。
「あの時のことですか? あれは運が悪かった
だけですよ。あ、すいません上杉風太郎です」
恐らくは、あの時のことを気にしていたのだろうか、
俺に謝るために律儀に待っていたのだろう。
父親のマルオさんや娘の五月さんは本当に親子揃って
真面目だなぁと改めてそう思ってしまう……。
「実はお話したいことがあります。少しだけお時間を
いただいてもよろしいですか?」
「別に構いませんよ。こちらとしても、一度話などを
してみたいと思っていたので」
俺は五月さんの提案に承諾して答えると病院の中庭に
あるベンチに移動をした俺は、彼女、五月さんを見て
貌が四葉と瓜二つと呼ぶほどまでに似ていて、改めて
驚いてしまった。制服(黒薔薇女子)や左右に着けてる
特徴的な星形の髪留めがなければ気が付かなかった
かもしれない。
風太郎が一人で出かけた。多分、私の過去のことに
ついてだと思う。
風太郎はすぐに戻ってくるからって、私を安心させる
ように笑顔でそう言ってはいたけれど、私を心配など
させないように言ってくれているのだと、なんとなく
だけど一瞬で理解してしまった。
記憶にない、私と同じ顔をした四人の女の子たち。
「四葉お姉ちゃん、どうしたの?」
可愛い妹のらいはちゃんが声で掛けてくる。
恐らく怖い顔をしていたのかもしれない。
「風太郎がどこに出かけたかと思って」
私は妹のらいはちゃんを心配させないように、
笑顔でそう答える。
「多分だけど病院だと思う。さっきケータイで
地図を見てたから」
「病院?」
「うん、駅近くの総合病院」
「そっか」
風太郎が出かけてからまだ20分くらいみたいだし、
走れば追いつけるよね多分。
私はエプロンを外して、風太郎と一緒にお出かけした
時にショッピングで洋服屋さんに寄って、風太郎に
選んでもらって購入したお気に入りであるスポーツ用
のジャージへと、着替えて総合病院に出かける準備を
していたら、らいはちゃんが不安そうな表情している
のを見てしまった。
「四葉お姉ちゃん、どこにも行かないよね?
ちゃんと家に帰ってくるよね!」
「らいはちゃん……」
だめだな、私。自分のことばかりで周りのことが
見えてすらいなかった。大切な家族を不安な顔に
させてしまうなんてどうするの?
「風太郎と一緒に帰ってくるよ」
四葉は微笑みながら、一緒に暮らしていた大切な家族
であり、可愛い妹であるらいはの目線まで下がって、
目線を合わせて約束の言葉を口にした。
「本当に……?」
「うん! 約束するよ!」
「わかった、いってらっしゃい!」
らいはちゃんにそう言った後、私はらいはちゃんに
見送られて、風太郎が向かったはずの総合病院へと
走って行った。
家から病院まで走ってきたけど、風太郎はどこにも
いなかった。先に着いて誰かに会っているのかな?
たくさんの人たちが会話をしている中、目を閉じて
意識を静かに耳に集中させる。
『カクテルパーティー効果といってな、雑音の中でも特定の音や声を意識すると聞こえやすくなるらしい』
以前に風太郎が話してくれた雑学が役に立ってくれる
といいけど。
私は不安に思いながらも、集中をしていると、
「四葉のことですね。わかりました」
聞こえた、風太郎の声だ。
風太郎に声を掛けようとした瞬間、風太郎が座って
いるベンチの隣にいるもう一人の存在に気が付いて
視線を向けると、風太郎と髪の長い……女の子だ!
五月の存在に気付くと同時、ぴくりと眉を揺らした。
そして、徐々に四葉の表情に警戒色を帯びていく。
「誰?」
思わず声が出てしまった。
「四葉?」
(──っ⁉︎ ま、まずい‼︎)
私は見つかってしまわないよう、咄嗟に風太郎と
髪の長い女の子がいるベンチからは死角になって
いる柱へと急いで隠れたけど、
「今、四葉の声がしたような?」
風太郎はこちらの方に来てまで確認をしようとは
しなかった。とはいえこちらの方からニ人の姿を
見ることはできないから、声だけしか聞こえない。
「むぅ……あの子、あんなにも風太郎にベタベタと
近づいて……風太郎もあんなに……」
風太郎と五月が話しているその姿を見た四葉は五月に
嫉妬をしたのか、ぷっくりと頬を膨らませて二人への
不満を口にしながらも、近くにいる風太郎たちに自分
がいるのがバレないようにしながら、五月を警戒して
静かに聞き耳を立てる。
「気のせいか。あ、すいません」
「いえ、それで四葉ついてのことなんですが。
先日、辛いことになるってそう言ってましたね、
あれはどういうことなのですか?」
「四葉は……記憶喪失なんです」
風太郎が言いづらそうにそう言うと、髪の長い女の子
は風太郎のその言葉に驚いた表情をしていた。
「そう、なんですね。再会した時の様子が変だった
ので何かあったのかと思っていましたけど、そんな
ことになっていたんですね……具体的にどのくらい
記憶がないんですか?」
「五年より前の記憶はありません。自分の四葉という
名前だけは憶えていたんですけど」
そうだ、その時から私の記憶はすでに始まっている。
私のことを心配をして話しかけてくる多くの大人の人
たちはいたけれど、風太郎のことだけは信じられると
思ってた。記憶がなくてもそれだけは確かなんだ。
「病院には行ったんですか?」
「はい、医者からは恐らく心因性のものだろうと。
その後も定期的に受診などはしているのですが、
記憶が戻った様子などはまったくありません」
風太郎は髪の長い女の子にそう言うと、座っていた
髪の長い女の子は私の事情や内容などを聞いた瞬間、
その表情を曇らせ、視線を下に向けていた。
「あの、四葉と会わせてもらえませんか?」
髪の長い女の子は顔を上げ、そして真剣な表情で、
風太郎に詰め寄って、そんな言葉を口にしていた。
会う? 正直どんな顔で会えばいいんだろう?
まったく実感がない姉妹にいきなり会っても、
何を話していいのか正直わからない。
「すみません。それはしばらく待ってください。
さっき、あなたのお父さんとその話などをしてきた
ばかりです。それなのに勝手に四葉に会わせるのは
ダメだと思いますし、何より今のままでは四葉が
混乱してしまいます。ですので、時間をください」
風太郎は髪の長い女の子にそうはっきり言って、
頭を下げると
「……わかりました、あなたを信じてみます」
よかったぁ、今のままじゃ心の準備もできてないから
本当にそう言ってくれて助かったよ。うん、やっぱり
風太郎は私の味方だね。
髪の長い女の子は少し納得がいかないというそんな
表情をしていたけれど、風太郎のその言葉を聞いて
納得をしてくれたのか、その場で了承してくれた。
私が風太郎のその言葉を聞いて安心していると、
髪の長い女の子は予想外の言葉を口にする。
「それなら、四葉のことを聞いてもいいですか?」
「四葉のことについてですか?」
「はい。学校やあなたの家での生活、あなたから見て
の四葉はどんな子でしょうか? その辺りを是非とも
教えていただけないでしょうか?」
ど、どんな子って何聞いているの! え、風太郎は
一体なんてこたえるの?
私はその内容が気になってすぐに風太郎たちがいる
ベンチの方へ急いで耳を傾けて、決して聞き漏らして
しまわないよう意識を集中する。
「四葉はがんばり屋さんで明るくて、同級生や教師
からも信頼されている自慢の家族だ。それにあんなに
可愛いから先輩や後輩たちからよく告白をされている
みたいだけど、全部断っているらしい」
「へぇっ⁉︎ かっ、かわっ! 」
は、はわわわわーっ⁉︎ か、可愛いって私の前では
そんなこと言ってくれたことないのに!
私が風太郎のそんな大量の誉め殺しの言葉を聞いて、
無意識に出てしまいそうな声を抑えて、恥ずかしさの
あまり顔から耳まで真っ赤になってしまっている……
う、熱くなってきたよ……それに動悸も……
私が動揺をしていると、風太郎はさらに話を続ける。
「勉強は学年で10位以内には入るし、運動も出来る。
家では俺の妹のことも面倒見てくれるし、家事なども
自分から率先などしてやってくれる。理想のお嫁さん
みたいな感じだな」
風太郎そんな風に見てたんだ。なんだか顔がさらに
熱くなってきている。今きっと私の顔は真っ赤だよ、
風太郎のバカ!
そんな平然と当たり前のように言う風太郎の言葉に
私は内心でツッコミながらも、恥ずかしさのあまり
羞恥心で心臓が否応なしに跳ねて、その場で悶えて
しまう。
「あとはお姉さんぶるというかよく注意される」
「どんなことを注意されるんですか?」
そんな悶えてしまってる状態の中、風太郎はさらに
話を続ける。隣にいた髪の長い女の子も気になって
いたのか質問をする。
「デリカシーがないから女子とはあんまり話さない
ようにとか、優しくされても気があると勘違いなどを
しちゃダメとか。時々デートの予行演習だって言って
買い物や映画に付き合わされている」
それは風太郎の周りに変な虫がつかないようにって
気をつけているからだよ! そもそもデートだって
風太郎が誘ってくれないからなのに。
あまりにも鈍感過ぎるそんな風太郎に四葉はさらに
ツッコミを入れる。
「失礼ですが、鈍感と言われませんか?」
「男友達にはよく言われている」
髪の長い女の子が呆れた声で風太郎に質問をすると、
風太郎はそんな態度や空気など気にもせずに平然と
答えていた。
「多分、四葉はあなたのことが好きなんだと
思いますよ」
ええー!言っちゃった!
風太郎たちがなにか喋っていたみたいだったけれど、
私はこれ以上、風太郎の言葉を聞くのが怖くなって
モヤモヤとして渦巻くそんな感情を抱えたまま全速力
でその場から走り出してしまった。
最後まで読んでいただきありがとうございます‼︎
これからも皆さんが『応援』をしていただければ
『更新』の頻度が更に上がるそんな可能性がある
かもしれません‼︎
【報告】
今回は無事に『デート・ア・ライブ ■■■の精霊』
と『とある暗躍の幻視者』の二つの作品を『更新』を
する予定なので是非とも楽しみにしてもらえたら本当
にありがたいです‼︎
『他の投稿作品』もあるので是非ともそちらの方も
楽しんで見ていただければ本当にありがたいです‼︎