ことができました‼︎
今回は『6600文字』までの膨大な量を頑張って
書きましたが、豆腐のようなクソナメクジメンタルの
自分はきちんと面白く書けているのかととても心配に
なります……(汗)
【お気に入り】や【しおり】、【投票】、【感想】
などいただければ、豆腐のようなそんなメンタルで
脆い自分も更に『創作意欲』が増していきます‼︎
面白く出来ているかどうか心配でいっぱいですが
一生懸命にたくさん書きました。
最後まで読んでいただいてもらえたら嬉しいです‼︎
【注意】
投稿をしている作者さんご本人様に連絡などを取って
この作品を投稿していいのかと相談などを話し合って
『投稿許可』をしっかりともらってます。
「四葉が俺を好き? まあ、家族としてなのか、
異性としてなのか判断しにくいけど」
五月さんの言ってる内容や意味などがわからなかった
俺は首を傾げながら、その言葉の意味などについての
質問すると
「面倒ですね、その鈍感さ」
五月さんに呆れられてしまった。
信じられないといった表情でこちらの方を見ながら、
ため息を吐いていた。そして、「これだけ鈍感過ぎる
と四葉も大変ですね」と小声でそう口にしていた。
俺は何か間違いを犯したのかと疑問が過るのだが、
俺は五月さんのそんな視線をスルーする。
なぜ、四葉が大変なのか自分でも考えてみるのだが、
まったくもってわからなかった。これが、勉強とか
テストだったら、すぐに答えを導き出せただろう。
「それじゃあまた。そろそろバイトの時間だ」
「バイトですか?」
「ああ、うちは借金もあるし、四葉やらいはには
小遣いくらいは不自由させたくないからな」
四葉を家族にするように親父に頼み込んだあの時、
俺に出来ることはなんでもすると決めていた。
「勉強とバイトの両立をするなんてすごいですね。
私も勉強はしていますがあまり成績が良くなくて」
「四葉と姉妹なんだから勉強の仕方が合ってないの
かもしれませんね」
四葉とずっと一緒に勉強を続けていたおかげなのか、
風太郎の成績は高校入学以来のテストなどは全部満点
で学年一位を取っている。四葉はどの科目も90点近く
の点数などを取って、毎回10位以内にまで入るほどの
成績実力者になった。
「勉強の仕方……四葉の勉強はあなたが教えている
んですよね?」
「中学くらいからだけど。それまでは俺も勉強は
できなかったから」
俺がそう言うと、五月さんは俺のその言葉を聞いて、
「そうですか……」と真剣な表情でそう呟きながら、
右手を口許へと当てて、視線を下に向いて少しの間、
考え込んでいた。
そして。
「バイトとして、家庭教師をして貰えませんか?」
「家庭教師? それはあなたの、ですか?」
「いえ。私たち四人のです」
それは四葉の姉妹四人ということなのか。家庭教師の
バイトの相場は知らないが、黒薔薇女子のお嬢様四人
をするのなら、それなりの額にはなるだろう。
「そうすれば四葉もくるでしょうし」
「なんで?」
別に女の子の家庭教師をしても四葉は怒らない……
あーいや、怒るかもしれない。けど付いてくるとかは
無いと思うんだけど。
「あなたが承諾してくれるなら父に話してみます。
どうですか?」
彼女がどう思っているかはわからないが、接点などが
増えれば四葉も姉妹と会うそんな機会が出来そうだ。
それにバイトも得意である勉強を生かせるだろうし、
四葉に教えてた経験なども役に立つだろう。
「わかりました、そういうことなら問題ありません。
決まったら連絡をしてください」
「ありがとうございます」
その時に見せたその満面の笑みは、いつも見ている
四葉にそっくりだった。
さて、四葉のことはそれとしてバイトの時間だ。
風太郎はバイト先に辿り着いたのか、五月から提案を
された家庭教師のバイトの件についての内容を考える
のは、後にしておこうとメリハリをつけて、すぐさま
切り替える。
「上杉くん、今日も頼むよ」
「わかりました。店長」
現在俺が働いているバイト先がこのケーキ屋の
兼喫茶店で、もう半年くらい経つ。
最初の頃は皿洗いや片付けなどをしていたのだが、
最近では、プリンやケーキなどのお菓子の仕込みの
補助の仕事なども任されている。
「プリンを二つ、取り置きしてもいいですか?」
「四葉ちゃんとらいはちゃんの分かな?」
「はい。四葉とらいはが喜ぶので」
ちなみに店長は有名洋菓子店で十年修行した経験が
あるらしく、お土産にプリンやケーキなどを四葉と
らいはの二人に買って帰ると、笑顔で喜んでくれる。
店長が拘り抜いて選んだ食材を使ったプリンやケーキ
のデザートなどが美味しいと有名で、大勢のお客さん
が来るのだが、大半が女性のお客さんで、美味しいと
太鼓判を推すほどだ。
「来て早々に悪いけどホールを頼めるかな?」
「この時間に混んでいるんですか?」
「どうやら、君をご指名のお客様が来ていてね。
ただ、うーん? 四葉ちゃんのそっくりさん?
が三人もなんだけど、彼女四つ子だったけ?」
「そっくりさんが三人……ああ、わかりました」
「よろしくね」
その言葉を聞いて理解した瞬間、すぐに店の制服に
着替えてホールへと出ると、ホール担当のパートの
おばさんと交代する。
「上杉くん、あちらのお客様なんだけど……」
四葉を見たことのあるパートさんのその表情は
困惑していた。そうなってしまうのもわかる。
なぜなら……
「あ、来たね、上杉風太郎くん」
一番髪が短かくて、右耳には銀のピアスを付けている
オーキッドピンクでアシンメトリーのショートヘアー
の女の子で、確か一花と名乗っていた女の子だ。
その隣にはこの前会ったとき四葉に蹴られかけていた
ニ乃と呼ばれた女の子で、反対側に座っている女の子
は青いヘッドフォンを首にかけた赤茶色のセミロング
の女の子がいた。
「オススメのモノを持ってきて」
「二乃、喧嘩腰で話さないの」
「別に私はコイツと話すことなんて一つもないの。
美味しいケーキがあるって言うからついてきただけ」
相変わらず、攻撃的で怒声のこもってる棘のある言葉
と敵意のある鋭い視線などをこちらへと向けてくる。
少しはこちらの話などを聞いてほしいものである。
「そんなこと言って〜この間助けてもらったお礼を
言うんでしょ?」
「何言ってるのよ、そんなわけないでしょ!」
一花さんが笑顔でそう言うと、ニ乃と呼ばれた女の子
が慌てたように声を上げていた。どうでもいいから、
早く注文して欲しいところだ。
「ごめんね、騒がしくて」
青いヘッドフォンを首にかけた赤茶色のセミロングの
髪の女の子が、小さな声で謝ってきた。
「あ、大丈夫ですよ」
「あ、ありがとう……」
俺がそう言うと、彼女はにっこりと微笑みながら、
笑顔でお礼の言葉を言った。
「ねぇ、甘いものあんまり好きじゃないんだけど
オススメってある?」
青いヘッドフォンを首にかけた赤茶色のセミロングの
髪の女の子が困った表情で聞いてきた。甘いのが苦手
なのか、どのデザートが選んだらいいのか分からない
のだろうか、メニューを眺めながら悩んでいた。
ふむ。オススメか、そうなると……
考えた末に、風太郎が勧めたデザートは
「そうですね、そういう方にも好評なのは抹茶などの
パウンドケーキやティラミスでしょうか」
女性に連れられて、お店に来店される男性には意外と
こういった注文をするお客さんがかなり多く、店長は
そういうお客様用のためにいくつかの種類のメニュー
を用意している。
「じゃあ抹茶のパウンドケーキと煎茶のセットで」
「はい。そちらのお客様はどうしますか?」
「あ、私はアップルパイとカフェラテのセットで」
「ガトーショコラと紅茶のセット」
「かしこまりました」
俺はそう言って、お店の厨房へと戻ると、わずか五分
ほどで出来上がった三つの注文品を、彼女たちがいる
テーブルの前へと提供した。
「お待たせしました」
「ありがとう。ねぇ、少しだけお話しできる?」
「仕事中なんですけど。それ以前にどうしてここを
知っているのか教えてもらいたいですね。
黒薔薇女子の生徒である彼女たちが、俺の働いている
バイト先の場所などを知ってるはずがない。なのに、
なぜ彼女たちが知っていたのか、そこが気になってた
のである。
「君の学校の生徒さんに教えてもらったの、
椿さんて女生徒。ずいぶんと有名人なんだね」
椿って放送部の生徒の一人で四葉の友達だったか。
前に校内放送などの取材でこの店に来たから憶えて
いたんだな。
「それで、話ってなんだ?」
「うん、君は四葉と付き合ってるの?」
一花さんが笑顔で俺にそんな質問してきた。
私、上杉らいはには大切なお兄ちゃんとお姉ちゃんが
います。四葉お姉ちゃんは血などは繋がってはいない
のだけれど、そんなことなどは関係ないほどの仲良し
で自慢の家族です。
四葉お姉ちゃんはお兄ちゃんのことが好きなのに、
鈍感過ぎるお兄ちゃんはそのことにすら気が付いて
いません。
そんな鈍感過ぎるお兄ちゃんにも困ったものです。
恋愛などについても勉強してほしいものです。
「ただいま。四葉、らいは、プリン買ってきたぞ」
玄関からお兄ちゃんの聞き慣れた声が聞こえてきた。
ケーキ屋さんのバイトが終わったのだろう。
「お帰りお兄ちゃん。あれ、四葉お姉ちゃんとは
会わなかったの?」
「バイト先にも顔を見せなかったし連絡すらも
なかったぞ。あいつ、出かけているのか?」
ポケットからスマホを取り出して画面を確認するが
メッセージが一切ない。とりあえずメールを送って
みるのだが既読も付かないし、通話すら繋がらない。
「結構遅い時間だがどこに行ってるんだ?」
「お兄ちゃんを追いかけて出かけたんだけど、
どうしたんだろう」
「あいつ、俺を追いかけてたのか?」
「う、うん。どこに行っちゃったのかな……」
らいははおたまを片手に持ちながら、不安そうな
表情で考え込んでいた。どうやら、心当たりなど
がないらしい。
だが、俺には四葉の行き先に心当たりがあった。
多分あそこだろうなとすぐに想像が付いた。
「迎えに行ってくる」
お店で買ってきたプリンが入っている箱をちゃぶ台の
上に乗せて、玄関へと向かう。
「……お兄ちゃん、ちゃんと四葉お姉ちゃんと
話してきてよ。でないと晩御飯無しだからね」
「晩飯抜きか……それは困るな」
俺がそう言うと、らいははいつもより真剣な表情で
持っていたおたまを俺に向けて、四葉を迎えに行く
ようにそう言ってきたので、俺はらいはの言う通り、
すぐに四葉を迎えに行った。
家を出てから四葉がいると思う場所へと走り出す。
五分ほどのところにある公園、そこに四葉がいた。
その公園には昔、俺と四葉が毎日のように遊んでいた
多くの思い出のある大切な場所だった。特にボロボロ
のブランコがお気に入りで、どっちが高く跳べるかを
勝負していた記憶がある。
そんなブランコの勝負の勝敗の結果は、四葉が勝って
俺が負けていた。負けず嫌いの俺は勇猛果敢に何度も
リベンジを挑み続けてたのだが、そんな最終的な結果
は四葉には一度も勝てなかった。
明るくて活発な性格である四葉だが当たり前に悩む。
そもそも記憶喪失なので、自分のことなどについて
悩むのは当然なのだけれど、相談をすることなども
できない時はこうして公園にきて一人で日が暮れる
までぼんやりとしているのだ。
一人ぼっちで公園のボロボロのブランコに座ってる
四葉の姿は、まるで子猫のように体を丸めていた。
しかも、いきなり自分と同じ顔をしたそんな四人の
姉妹たちと会ってすぐにあんな出来事などがあった
からなのか、四葉の頭の中では混乱しているのかも
しれない。
「四葉、そろそろ帰るぞ。らいはが待ってる」
「ああ風太郎か……え、もうこんな時間?」
お気に入りであるボロボロのブランコに座ったまま、
暗くなった星の数ような街のその夜景の明かりの景色
を見ている四葉のその表情には、憧憬のようなものが
浮かんでいた。
どうやら、四葉の姉妹たちと会った時の件で精神的に
参っていたのか、いつも見せている花のような満開の
笑顔はそこにはなかった。
風太郎はそんな四葉の表情を見て戸惑いながらも、
とにかく口を開く。
「今日は何を考えてたんだ?」
「うん……私、過去の記憶が戻ったら風太郎たちとは
一緒にいられなくなってしまうのかなって考えてた。
風太郎はさ、私が本当の家族と一緒に暮らした方が
いいと思っているんだよね」
四葉は寂しさや悲しみが混ざった表情を浮かべてた。
どうやら、四葉は四葉なりに自分自身の過去について
考えてたのか、夜になっていることすら気付かない
ほどにブランコに乗って考え込んでいた。
担当直入に。単純明確に。もっとも気になっている
ことを問う。
そんな四葉の寂しそうなその姿を見た風太郎は決意を
したのか、ぐっと拳を握っていた。
「そうだな……俺はやっぱり一緒に暮らすべきだと
そう思っている。ただ、それは今すぐじゃあない。
記憶が戻ったら、それからの話だ」
「それから?」
そう言った風太郎のその言葉に、四葉は驚いたのか、
目を丸くしキョトンとしながら、その小首を傾げる。
その表情には困惑の表情を浮かべていた。
そんな四葉を気にせず、風太郎は更に話を続ける。
「四葉の記憶が戻っても俺たちと一緒がいいのなら、
俺たちと暮らせばいい。居場所についてはわかって
いるんだから大丈夫だろう。なんなら本当の家族に
なってもいいからさ」
「本当の家族って、どういうこと? 風太郎とけ、
結婚とか………」
「落ち着けよ」
四葉の表情はまるで茹で蛸のように真っ赤になって
しまっていた。ボン! と、音などを立てて煙でも
立ち上がってしまうのではないかと思えてしまう
ほどに。
風太郎は真っ赤になっているそんな四葉を気にせず、
いつものように四葉のサラサラとした短くきれいな
蜜柑色のボブカットの髪とトレードマークであり、
お気に入りである緑のリボンごとわしわしと優しく
撫でてやった。
「どうしようもなくなったらそれもアリだけど、
親父と養子縁組をするとか色々な方法などがある。
そもそも俺みたいな女の子にモテない男とじゃあ
四葉も嫌だろ」
「そんなことない! 風太郎がモテないのはみんな
が風太郎の素敵なところなどを知らないからだよ!
私は風太郎となら結婚して……も……い、いいよ」
四葉が、消え入りそうなそんな小声で発していた。
顔も真っ赤だ。自分自身がモテないのは事実だから
仕方ない。
「まず姉妹全員とちゃんと会おう。話はそれからだ」
「そうだね。風太郎の言う通り、ちゃんとその現実と
向き合わなきゃだね……」
俺が向き合うようにそう言うと、決意をしたのか、
四葉は真剣な表情を浮かべていた。
「そうだ、風太郎!昼間に女の子と会ってたよね。
ひょっとして風太郎は髪の長い子が好きなの?」
「髪の長い……それは五月さんか? それとも二乃
っていう子のことか?」
「えっ? 病院だけじゃなくて他でも女の子に
会ってたの!」
「彼女たちはバイト先に来たんだよ」
「彼女たちって一人じゃないんだね」
(あ……この流れはヤバイかもしれん……)
風太郎は、一瞬全身を凍らせた。
風太郎がその言葉を発した瞬間、四葉の雰囲気などが
変わった気がしたからだ。
声のトーンが下がってきてたのは、機嫌が悪くなった
からだろうか、かなりのプレッシャーと威圧感などで
四葉の表情が怖く感じる。
空気が急激に冷え込むような感覚。背筋に冷たい汗が
大量に流だし、自分が何か途轍もない間違いを犯した
のではないかと考える。そんな風太郎の疑問は間違い
などではない。
「風太郎、久しぶりに組手しようよ」
そう言って、ハイライトが消えている四葉のその瞳は
鬼気迫るほどの表情をしていた。にっこりとした笑顔
で組手をしようと近付きながら言ってくるのだから、
風太郎からしたら、怖く感じてしまう。
しかも、口調や表情も優しげなのに、なぜか胃の底が
冷たくなるような凄みがあった。
その瞬間、風太郎は本能的に危機感を感じ取った。
俺は中学時代に四葉と一緒に空手を習っていた時に、
組手などをしていたけど、飲み込みが良い四葉には
勝てなかった。俺たちに空手の型や技を教えていた
師匠にもその飲み込みの良さを褒められてたほどだ。
そんな四葉と組手をしても、俺が勝てるはずがない。
むしろ、ボロ負けする光景が容易に想像できる。
「バイト終わって疲れてるんだ勘弁してくれ。
それにらいはが家で待ってるんだから帰るぞ」
俺はそう言って、四葉に近づいて
「ほら、四葉。さっさと帰るぞ」
四葉の手を強く握った。
「っ……! ふ、風太郎……て、手が……」
四葉は何か小声でボソボソと呟いていたみたいだが、
声が小さくて聞き取ることが出来なかった。
握りあった二つの手。
四葉の指先の暖かさなどの温度が伝わってくる。
緊張する。心臓の動悸が止まらない。手が震える。
その理由はわかりきっている。
風太郎も気付いたのか、顔を真っ赤になってしまった
顔を四葉にバレないように、急いで家路に着いた。
「あ、お帰りなさい、四葉お姉ちゃん。お兄ちゃん、
ちゃんとお話しすることは出来た? あれ、二人とも
顔が真っ赤だよ? 大丈夫?」
らいはが首を傾げながら聞いてきたのだが、その時の
俺と四葉はらいはそんな質問に対して、答えることは
出来なかった。
今の自分たちにとって、大切な人たちが待っている
場所へと帰り着いたとそう思える瞬間であった。
最後まで読んでいただきありがとうございます‼︎
これからも皆さんが『応援』をしていただければ、
『更新』をする頻度が更に上がる可能性があるかも
しれません‼︎
【報告】
今回は無事に『東方墨染ノ残花』の『
『更新』は『デート・ア・ライブ ■■■の精霊』
『とある暗躍の幻視者』をしていく予定ですので、
楽しみにしてもらえたら、本当にありがたいです‼︎
『他の投稿作品』もあるので是非ともそちらも
楽しんで見ていただければ、本当にありがたいです‼︎