五等分の花嫁 繋がり合う絆   作:灰ノ愚者

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今回は九月に入ってからなんとかすぐに更新をする
ことができました‼︎


今回は『4361文字』 までの膨大な量を頑張って
書きましたが、豆腐のようなクソナメクジメンタルの
自分はきちんと面白く書けているのかととても心配に
なります……(汗)


【お気に入り】や【しおり】、【投票】、【感想】
などいただければ、豆腐のようなそんなメンタルで
脆い自分も更に『創作意欲』が増していきます‼︎


面白く出来ているかどうか心配でいっぱいですが
一生懸命にたくさん書きました。


最後まで読んでいただいてもらえたら嬉しいです‼︎



【注意】

投稿をしている作者さんご本人様に連絡などを取って
この作品を投稿していいのかと相談などを話し合って
『投稿許可』をしっかりともらってます。


給料日

「父から預かってきました」

 

 

初めての家庭教師を終えた次の日、ウェーブのかかった

長いスカーレットの髪で、前髪の左右には星の髪留めを

着けているアホ毛が生えている少女、五月さんが朝から

家までやって来ていた。アルバイト代をわざわざ持って

来てくれたようだ。

 

 

「本当なら一ヶ月分のアルバイト代をまとめて持って

くるのがいいのですが、今月は昨日の土曜日が最後

でしたので」

 

 

「そうですか」

 

 

五月さんはそう言いながらチラチラと四葉を見ていた。

恐らく気になっていたのか、四葉に会いに来る口実に

したのかもしれない。

 

 

「では、有り難くいただきます。らいは」

 

 

俺はアルバイト代が入っているその茶封筒を受け取り、

そのまま台所にいるらいはに手渡す。

 

 

「お兄ちゃん、全額渡さないでよ。半分だけでいいから

あとは自分のために使って」

 

 

「それなら、半分は四葉に渡しておいてくれ」

 

 

「そうじゃなくて、お兄ちゃんが使うの!」

 

 

俺は四葉に渡すようにらいはに言うのだが、らいはは

俺のそんな言葉が不満だったのか、大きな声で叫ぶ。

 

 

「そうだよ風太郎。参考書買ってもいいし、お昼を豪華

にしてもいいんだから」

 

 

四葉は笑顔でそう言ってくるのだが、他のアルバイト代

で参考書は買っているし、昼飯は四葉が作ってくれてる

から最近では食堂も利用していないから困っていない。

 

 

俺が今回の家庭教師のアルバイト代の使い道について

悩んでいると、

 

 

「むぅ。じゃあ買い物に一緒に行くよ、四葉お姉ちゃん

もいいよね?」

 

 

「うん、今日は風太郎の物を買いに行くよ」

 

 

らいはは頬を膨らませながら、買い物を提案すると、

四葉もらいはの意見に賛成していた。

 

 

二人の盛り上がっている雰囲気からして、何を言っても

聞かないだろうな。

 

 

それに、久しぶりに買い物などが出来るとテンションが

上がっているのか、楽しそうに話している。

 

 

 

二人の姿を見て俺がやれやれと呆れながら、ため息を

軽く吐き、眺めていると、

 

 

「ねぇ五月さんも一緒に行こう」

 

 

らいはは五月さんの洋服の右の裾を軽く掴みながら、

笑顔でそう言っていた。そんならいはの言葉に五月も

驚いた表情を浮かべていた。

 

 

「らいは、無茶を言わない。彼女にも予定があるんだ」

 

 

「いえ、構いません。私でよければ一緒に

行きましょう」

 

 

俺がらいはを注意すると、五月さんは笑顔で承諾する

返事が返ってきた。

 

 

そして五月さんからしても、四葉との交流を深める

良い機会なのだと感じたのだろう。

 

 

家庭教師の給料が大量に入ったのでせっかくだからと、

らいはは俺と四葉と、そして五月さんと一緒に買い物に

向かった。

 

 

 

 

 

 

「ゲームセンターってなんで?」

 

 

「お兄ちゃんもたまには遊んだ方がいいよ」

 

 

お店で買い物を終えた後、俺たちはらいはの提案で

お店の一角にあるゲームセンターにいた。

 

 

周囲には、パンチングマシンやクレーンゲームなどの

様々なゲームの機台が並んでいる中、ゲームセンター

のスタッフと知らない男性たちの声が聞こえてきた。

恐らくだが、四葉と五月さんが注目を集めてしまって

いるのだろう。

 

 

「こんなところで遊ぶって言われても、よくわからん。

それと四葉、俺が見てないと思ってオレンジジュースを

買ってくるな」

 

 

「ううバレた……」

 

 

らいはと話している中、四葉は自動販売機に近づいて、

オレンジジュースを購入しようとしていた。

 

 

まったく、毎日同じことを繰り返して。

 

 

「別にオレンジジュースくらい、いいじゃないですか」

 

 

俺が呆れていると、五月さんは理解出来なかったのか、

困惑の表情を浮かべて質問すると、

 

 

「五月さんは知らないから言えるんです。こいつは

一時間に五本も買ってくるんですよ」

 

 

「そ、それはさすがに……」

 

 

俺がそう言うと、五月さんはなんとも言えない表情を

浮かべていた。

 

 

まさか、四葉が買っているオレンジジュースの本数が

そこまでになっているとは、思わなかったのだろう。

 

 

実際、見張っておかないと、風太郎の分だと言って、

爽やかな笑顔で大量のオレンジジュースを買ってきて

しまうことがあるのだ。

 

 

「ほら見ろ四葉、今日はそれだけだからな」

 

 

「ちぇっ」

 

 

風太郎がそう言うと、四葉はぷくっと頬を膨らませ、

不満そうな表情を浮かべていた。

 

 

「らいは、四葉を見張ってろ」

 

 

「はーい」

 

 

「らいはちゃんまで!」

 

 

風太郎がらいはにそう言うと、らいはは右手を上げ、

元気良く風太郎に返事をする。

 

 

その瞬間、四葉は大切な妹であるらいはのその返事に

目を見開き、らいはに抗議していた。

 

 

「じゃあ四葉お姉ちゃん、プリクラ撮ろう」

 

 

「え、ちょっと……らいはちゃん!」

 

 

四葉はらいはにグイッとその手を力強く引っ張られて、

プリクラエリアに行ってしまった。

 

 

「仲がいいんですね、四葉とらいはちゃん」

 

 

「まあ、血が繋がってないとはいえ五年も一緒に姉妹を

していますから。ああ、すいません、気分のいい話では

ないですよね」

 

 

「大丈夫です。それに妹がいたら可愛がってしまうのは

わかります、私末っ子なので妹が欲しいって思ったこと

もあるんです」

 

 

風太郎が申し訳なさそうに謝ると、五月は複雑そうでは

あったが、四葉とらいはの二人を眺めながらも、笑顔で

風太郎に答える。

 

 

「そうですか。そういえば、前から聞いてみたいことが

あったんです」

 

 

以前から疑問に思っていたことがある。

 

 

「どうやって四葉を見つけたんですか?」

 

 

あの日会ったのは偶然にしては出来すぎている。

 

 

四葉が五年間行方不明になって、警察に捜索願いを

すぐ出したにも関わらず、見つけられずにいたと、

親父やマルオさんから聞いていたのだが……。

 

 

「バスケ部の友人から聞いていたんです、私たちに

そっくりな女の子を見たって」

 

 

「バスケ部……そうか、前に助っ人で試合に出たって

言ってたな。それでか」

 

 

聞いてみればそれほど変なこともなかった。

 

 

以前、四葉は旭高校女子バスケ部の助っ人を頼まれた

いたらしく、俺との勉強を続けながらも、練習と試合

に出ていたことを聞いたことがあったからだ。

 

 

ちなみに、試合の結果は旭高校が勝利したらしい。

 

 

「てっきり探偵でも雇っていたのかと思った」

 

 

「父は探偵も使っていたそうです」

 

 

「そ、そうなんだ……」

 

 

マルオさん怖いんだよな、感情など読めないし。

 

 

初めてマルオさんと面会をした時なんか、眉一つすら

動かさずにいたから、少し不気味に感じたのである。

 

 

親父の同級生らしいのだが、どう見ても相性などが

悪そうなのにどうやっているのだろう?

 

 

俺がそんなことを考えていると、

 

 

「お兄ちゃん、五月さん。一緒にプリクラ撮ろう!」

 

 

「風太郎、五月さん早く!」

 

 

風太郎は、らいはと四葉の二人に無理矢理プリクラを

一緒に撮られて(五月さんも強引に)から店を出ると、

大通りは夜になって人でいっぱいになっていた。

 

 

「今日は何かあったか?」

 

 

「花火大会だよ。屋台も出てるし」

 

 

らいはが教えてくれた。

 

 

今日は年に一度の花火大会が開催されているらしく、

今回の花火大会はかなりの屋台が展開されている。

しかも、それぞれの屋台はかなり賑わっていた。

 

 

「そういえば店長が話していた気がするな。町内会から

店を出して欲しいとお願いされたって」

 

 

俺がバイトしているケーキ屋の喫茶店も今回の花火大会

で屋台を出すと自信満々に息巻いていたのを覚えてる。

 

 

「ケーキの販売でもするの?」

 

 

「クレープだろ」

 

 

「クレープですか!」

 

 

俺と四葉が話していると、なぜか五月さんがクレープ

というその言葉と話などに食いついてきた。しかも、

五月さんの目がガチでギラついてすらいた。

 

 

「せっかくですし、食べていきましょう」

 

 

「いや、どこに屋台出してるか知らないから」

 

 

「あ、お兄ちゃん!」

 

 

今度はなんだと振り向いて、息が止まる。

 

 

「四葉お姉ちゃんそっくりな人がいるよ」

 

 

そこには四葉と同じ顔の少女が三人、それも浴衣姿で。

 

 

花火大会の屋台が出ている通りで、鮮やかな柄の浴衣に

身を包んだ美少女が三人。

 

 

オーキッドピンクで、アシンメトリーのショートヘアー

の女の子と、ショッキングピンクの長いロングヘアーで

黒い蝶のまるでカラスアゲハのようなリボンを左右対象

に着けているツーサイドアップが特徴的な髪型をしてる

女の子と、青いヘッドフォンを首にかけている赤茶色の

セミロングの髪の女の子が立っていた。

 

 

真っ先に口を開いたのは一際髪が長く目つきがきつい

ショッキングピンクの長いロングヘアーで、黒い蝶の

まるでカラスアゲハのようなリボンを左右に着けてる

ツーサイドアップが特徴的な髪型をしている少女、

二乃さんだった。

 

 

「五月、あんたなんでメッセージに反応しないのよ!

既読すら付いてないじゃない」

 

 

「え? あ、ごめんマナーモードになってた」

 

 

「もう着替えに戻ってる時間ないじゃない。

そのまま行くわよ」

 

 

どうやら花火大会に行く予定だったらしい。らいはと

四葉の二人のワガママに付き合わせてしまってたのは

本当に申し訳ないな。

 

 

「うちの妹のワガママに付き合ってくれたせいで遅く

なってしまったんだ、悪かった」

 

 

「あんた、なんでここにいるのよ? 五月、用事って

コイツに会いに行ってたの?」

 

 

「ええ、お父さんから預かった家庭教師のお給料を

渡しに」

 

 

俺と五月さんがそう言うと、ニ乃さんは俺の顔を見た

その瞬間、露骨に不機嫌そうな表情を浮かべていた。

それどころか、隠そうとすらしていなかった。

 

 

出会った時と家庭教師の時、見ていて思ったのだが、

どうやら、相当嫌われているらしい。

 

 

「そう。それじゃあもう会場に行くわよ……ねぇ、

この子ずっとこっちを見ているんだけど?」

 

 

四葉と同じ顔をしている少女たちをらいはがじっと

見つめていた。

 

 

「この子、君の妹さん?」

 

 

オーキッドピンクでアシンメトリーのショートヘアーを

して片方だけ付けている銀色のピアス、少女は一番上の

一花さんだろう。

 

 

「ああ、らいは、ちゃんとあいさつをしてくれ」

 

 

「上杉らいはです」

 

 

らいはが自己紹介すると、一花さんが笑顔で近づき、

らいはと同じ目線にしゃがむ。

 

 

「もしよかったら一緒に行く? 花火を見る特等席を

二乃が予約してくれてるんだ」

 

 

「ええ、ホントですか?」

 

 

「もちろん。ねぇ、四葉も一緒に行こう?」

 

 

「……風太郎、行ってもいい?」

 

 

一花さんの提案にらいは目を輝かせ、四葉はちょっと

遠慮しているようだが、行きたそうな表情をしていた。

花火大会が楽しみだったのだろう。

 

 

「行ってこいよ、らいはだけ行かせるのも困るし」

 

 

「うん!」

 

 

風太郎がその言葉を聞いて安心したのか、四葉は笑顔で

縦に頷き、らいはと一花の元へと歩いて行く。

 

 

「アレ、君は来ないの?」

 

 

「俺は帰る。人混みは好きじゃないしな」

 

 

「えー風太郎も一緒に行こうよ」

 

 

「そうだよ、遠慮しないで君も来てよ」

 

 

結局四葉とらいはの二人に強引に引っ張られる形と

なって、一花さんたちと移動することになった。

 

 

ちなみに、後ろにいた二乃さんの不機嫌そうな視線で、

こちらを睨んでいるのは気づいていたのだが、四葉たち

と一花さんにグイッと引っ張られて、大勢の人々と屋台

のある花火大会の会場の方へと歩いて行った。




最後まで読んでいただきありがとうございます‼︎


これからも皆さんが『応援』をしていただければ、
『更新』をする頻度が更に上がる可能性があるかも
しれません‼︎


今回は『デート・ア・ライブ ■■■の精霊』を
更新してますので、見てもらえれば嬉しいです!


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