俺達、ツインテールになりました。   作:白き翼

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いつの間にかUA5000突破していたことに驚きました・・・
(2015年1月23日での状況)

最近になってですが俺ツイ作品が増え始めているので、とりあえず他の皆さんみたいに面白い作品が書けたらいいなと思っています。

ちなみに、今回の戦いでもウルトラマンがらみのネタ入れてみました。


第十一話 もう一人のテイルレッド 前編

「スター、状況は!?」

『遊園地で行われているヒーローショーに乗り込んで来たんだ!数は一体だけだが、ヒーローショーを見に来ていた観客はアルティノイドが邪魔して全員逃げられなくなっている!』

 

「ヒーローショー・・・っ!まさかこの間零と戦った奴かっ!?」

『いや、ワスプギルディではない。別のエレメリアンだ』

 

「ワスプギルディじゃない?では、どうしてヒーローショーに・・・」

「と、とにかく行ってみよう!レナさん!」

「あ、はいっ!」

 

「「変身っ!!」」

 

零とレナは二人同時にテクタードライバーを装着すると同時に叫ぶ。

それに合わせて二人はテイルゼロとテイルコバルトに変身し、アルティメギルが現れたヒーローショーのステージに転送された。

 

「おぉ、結構広いですねぇ・・・」

 

「そうですねぇ・・・って、それはさておき!アルティメギル、こんな所で何をやっているんだ!」

「おっ、現れたなテイルゼロ!そしてテイルコバルトッ!!」

 

ヒーローショーのステージの上に出現したテイルゼロとテイルコバルトはステージの広さに少し驚きながらも構える。

それに合わせてヒーローショーを見ていた大人も子供も歓声を上げ始めると、乗り込んできた奴と思われるモグラを思わせる姿のエレメリアンが二人の前に姿を現した。

 

「俺の名はモグラギルディ!若く美しき手を愛する者だぁっ!!」

「っ?手の属性なんてあるんだ・・・」

「手(ハンド)属性ですか、何かしら手が関係した攻撃を放ってくるかもしれません。気を付けていきましょう」

 

「了解っ!」

 

「ゼロッ!コバルトッ!」

「遅れて悪いっ!!」

 

モグラギルディの発言を聞いて、テイルコバルトがテイルゼロに声をかける。

そして、いざ戦おうとしたときにテイルレッドとテイルブルーが駆けつけてきた。

 

「ちっ、レッドはともかくブルーはお呼びじゃないぞっ!」

「なっ、何ですってぇっ!!」

「その証拠にギャラリーの皆さんも怯えているじゃないか!!てか、お前が姿を現した途端に悲鳴を上げる人もいたぞ!見てみろ、ちびっ子だって泣いてるじゃないか!?」

 

「怯えてたり泣いてたりしている原因は主にお前がギャラリーの皆さんを逃がさないようにしてるからでしょうが!?早くギャラリーの皆さんを解放しろっ!!」

「へっ、やなこったっ!俺はこれからギャラリーの皆さんの手を鑑賞するついでにギャラリーの皆様のツインテールをいただくのだっ!!」

 

「ちょっと!普通ついでになる方が逆でしょう!?」

「やかましいっ!他の連中だって似たような奴等多かっただろうが!?やっちまえっ!アルティロイドッ!!」

「「「「モケーッ!!」」」」

 

テイルゼロとテイルコバルトのツッコミを聞こうとしないモグラギルディはアルティノイドをけしかける。

すると、アルティノイドは側転やらバック転等をしながらもテイルゼロ達を取り囲み始める。

 

「ちょ、ヒーローショーだからかやけにアルティロイドが動き回ってないですか!?」

「気合入ってるなぁ・・・」

 

「感心してる場合じゃないでしょ!?とっとと倒すわよ!」

「っと、そうだねっ!」

 

あまり見た事のない華麗な動きに驚くテイルコバルトとテイルゼロ。

それを見ていたテイルブルーにツッコミを入れられた為に気持ちを切り替えた所で取り囲んできたアルティノイド達が向かってきた。

 

「さて、と・・・今のうちに綺麗な手を持つ者がいないか探すか・・・って、おぉぉっ!?見事なツインテールだっ!ギャラリーの皆さんの手を鑑賞する前に先に捕まえてやるっ!!」

 

「ツインテールだって!?」

「反応してる場合じゃないでしょう!?集中してください!」

 

「ゼロ、あのモグラを追いなさいっ!!どりゃぁぁっ!!」

「「「モケケーッ!!?」」」

 

「了解っ!!」

 

アルティノイドと戦っている間に、モグラギルディは逃げられないでいるギャラリーを見ている中で、彼に見事なツインテールと言わせてしまうようなツインテールを持つ人物を見つけてステージから降りて行こうとする。

 

モグラギルディのツインテールと言う言葉を聞いていち早く反応するテイルレッドを注意しながらもアルティロイドを蹴り倒すテイルコバルト。

 

そんな最中、テイルブルーが素早く取り出したウェイブランスを使ってアルティノイドを薙ぎ払って道を作り、すぐさまテイルゼロが駆け出して取り囲んでいたアルティノイド達から抜け出してすぐに思い切りジャンプする。

 

そしてそのままステージを降りようとしていたモグラギルディの前に着地すると同時にモグラギルディの腹めがけて蹴りを叩き込む。

 

「ぐっ!?邪魔をするなテイルゼロッ!!」

「っと!?そう言うわけにはいかないんだよっ!」

 

腹を押さえて後退した後、テイルゼロに対し指部分が鋭利な爪と化している両手を振るって攻撃してくるモグラギルディ。

それをかわしながらも言い返すテイルゼロは、テイルゼロスラッガーを外して逆手に構えながらも振るうと対抗するかのように両手を振るい始める。

 

激しい金属音と火花が散っていく中でぶつかり合うテイルゼロとモグラギルディだが、ぶつかり合っている最中に一旦テイルゼロが距離を置こうと後ろに跳ぶ。

それと同時にテイルゼロスラッガーを投げつけるものの、二つともモグラギルディに弾かれてしまう。

 

「テクターショットッ!!」

「ふっ・・・甘いわぁっ!!」

 

テイルゼロスラッガーを弾いた所を狙ってすかさず腕をまっすぐ伸ばして光線を放つテイルゼロに対して、モグラギルディは両手を前に突き出す。

直後、両手が巨大化してまるで盾の様になった事によって光線を防いでしまった。

 

「っ!?両手を巨大化させて盾にした!?」

「ふははっ!この力があれば貴様の攻撃は痛くも痒くもないわぁっ!」

 

「どうかなっ!?もう一回、テクターショットッ!!」

「ははっ!どこを狙ってるんだ、テイルゼロッ!!」

 

モグラギルディの能力に驚くテイルゼロに対し豪快に笑いながらも両手を元に戻しながらも言い放つモグラギルディ。

それを聞いたテイルゼロは再び光線を放つのだが、何故かモグラギルディから離れた場所に向かって放った。

 

それを見て、何をやってるんだと思いながらも笑っていたモグラギルディ。

ところが、テイルゼロが放ったテクターショットはモグラギルディの脳天に直撃した。

 

「いったぁっ!?な、何で頭に・・・んっ!?」

 

いきなり頭に攻撃が当たったことに頭を押さえながらも驚きを隠せないモグラギルディが上を見ると同時にあることに気づく。

それは、先ほどモグラギルディが弾いたテイルゼロスラッガーの一つが空中で制止していており、視線をそらすともう一つのテイルスラッガーはちょうどテイルゼロが光線を放った方向で制止していたのだ。

 

「っ!そうか、あの武器に光線を反射させたのかっ!!」

「ふふっ、ちょっとした工夫も戦いでは必要だよ?」

 

「「「モッケーッ!!?」」」

 

「げっ!?アルティロイドがっ!?」

 

何故頭部にテクターショットが命中したのか理解したモグラギルディに対し笑みを浮かべながらも返すテイルゼロのフォースリングに自動で戻ってきたテイルゼロスラッガーが装着される。

 

その時、響いたアルティロイドの声に反応してそちらを見ると、テイルレッド達と交戦していたアルティロイド達が全滅していた。

 

「よしっ!残りはモグラギルディだけです!ちゃちゃっと終わらせちゃいましょうっ!!」

「おぅっ!」

「えぇっ!」

 

「そうはさせんっ!!」

 

テイルコバルトの言葉に頷いて答えたテイルレッドとテイルブルー。

すぐさまテイルゼロを手伝おうとした駆け出そうとするのだが、突然テイルレッド達の前にオルトロスギルディが現れる。

 

「っ!?何よこいつ!?」

「貴方は・・・確か、オルトロスギルディ!」

 

「なっ、オルトロスギルディ!何しにきやがったんだ!?今日の出撃は俺一人だったはずだぞ!?」

「悪いな、助っ人に行けと言われたんでな・・・こっちの三人は任せてもらおう」

 

「何か余裕そうね?一人で三人を相手にできると言いたいの?」

「ふっ、戦いと言うのは数も大事かもしれん。けれども質も大事なのだっ!お前の様に相手を葬る事しか脳にない奴にはわかるまいっ!!」

 

モグラギルディの何故来たのかと言う言葉に対し答えたオルトロスギルディに少しムッとなるテイルブルーに対し余裕の笑みを浮かべるオルトロスギルディは火炎弾を放ち始める。

 

テイルレッド達はかわしてすぐに構え直すと、同時にオルトロスギルディが向かって言ってそのまま戦い始めたのを見て、あとはアイツに任せようと考えてとりあえずステージを降りようとするモグラギルディ。

けれども、それを阻止しようとテイルゼロがモグラギルディの横から放ったドロップキックをまともに受けて吹っ飛んだ。

 

「いってぇ!?何しやがるテイルゼロッ!?俺をツインテールの所へと行かせろっ!!」

「行かせるわけないでしょうが!?とっととお前を倒してコバルト達の助太刀に行くっ!」

 

「ほぉ・・・俺を倒すだと?俺には鉄壁の防御があるからお前の攻撃なんぞ通用しない!それに、一度使った戦法がそう何度も通用すると思うなよっ!?」

「だったら、お前の自慢の防御を封じてしまえばいいっ!!」

 

《髪紐属性》

 

吹っ飛んだ拍子にステージの床で顔面を強打した為に顔を抑えながらも立ち上がるモグラギルディが文句を言ってくる。

それに対して答えながらも言ったテイルゼロの言葉を聞いて、馬鹿にするように言い放つモグラギルディに言い返しながらもテイルゼロは左腕の属性玉変換機構に髪紐属性の属性玉を入れる。

 

響いた電子音声の後、左腕を突き出すと同時に白い光のリボンが放たれ、そのリボンはモグラギルディに向かって飛んで行ったかと思うとそのままモグラギルディを縛りつけた。

 

「ん?こんなもの引き千切ってしまえば・・・あ、あれ?千切れないっ!?」

 

縛られたモグラギルディは力づくでリボンを引き千切ろうとするものの、意外と強度があった為にそれが出来なかった。

それでも諦めずに一生懸命リボンを引き千切ろうとしていたモグラギルディだったのだが、そっちに意識が行き過ぎてしまった為に隙だらけになっていた。

 

「テイルゼロキックッ!!」

「し、しまっ、だぁぁぁぁぁ!?」

 

隙だらけのモグラギルディにテイルゼロの飛び蹴りが炸裂する。

大きく吹き飛ばされてステージの床をゴロゴロと転がっていった後、そのまま爆発を起こした。

 

「ふぅ・・・」

 

「うぁぁぁっ!?」

「きゃぁぁっ!?」

「っ!?レッド!ブルーッ!」

 

そして、爆発した場所から手属性の属性玉が飛んできたのを回収するテイルゼロは軽く息を吐く。

その時、オルトロスギルディと戦っていたテイルレッドとテイルブルーがこちらに転がってきたために慌てて駆け寄るとテイルゼロの前に分裂した状態のオルトロスギルディが現れる。

 

ちなみに、もう片方のオルトロスギルディはテイルコバルトと戦っているが、テイルコバルトは苦戦しているようであった。

 

「つ、強い・・・!」

「何なのよ、こいつ・・・!?」

 

「くっ!?二人がやられるとはね・・・手強そうだ」

 

戦っているテイルコバルトを見た後、倒れたテイルレッドとテイルブルーを護るように構えるテイルゼロ。

そんな彼の前で何やらオルトロスギルディは寂しそうな表情となっていた。

 

「・・・違ったか」

「えっ?違った、って・・・何が?」

 

「俺は・・・この世界に来る前にはアルティメギルの調査隊の一員として、世界の属性力の強さや文化を調べたりしていた。その時にテイルレッドとよく似た戦士と戦ったことがあるのだ。決着はつける事は出来なかったが、何度か戦ったことがある・・・」

「テイルレッドと似た戦士・・・?」

 

「あぁ・・・幼くしてあの強さ、そしてテイルレッドには及ばないがあのツインテールの輝きは忘れられん。俺はあのツインテールにまた会いたい・・・そう思い、俺は侵攻部隊への転属を志願して今に至るのさ」

 

「・・・なるほど。つまりレッドがその人だと思っていたけど、ハズレだったんだね」

「そうだ、あの戦士はもっと強かったからな・・・それに、テイルレッドのツインテールの輝きが強すぎるしな・・・」

 

「・・・まさか、テイルレッドに似た戦士って・・・」

「っ?テイルコバルト・・・何か心当たりがあるようだな!知っているなら答えてもらおうかっ!!」

 

「っ、知っていても・・・教えてあげませんっ!」

 

言葉の意味が分からずにテイルゼロが尋ねるとオルトロスギルディは返しながらも言葉の意味を説明し始める。

それを聞いて納得した様子になるテイルゼロ。

 

そんなやり取りをもう一人のオルトロスギルディと戦いながらも聞いていたテイルコバルトの呟きを聞いたもう一人のオルトロスギルディは何か知っているとすぐに判断して聞き出そうとするもテイルコバルトは答えない。

 

「そうか・・・なら、少々痛い目にあって貰おうかっ!!」

「きゃぁっ!?」

 

「コバルトッ!!」

「おっと、お前の相手は俺だっ!」

 

教える気がないテイルコバルトに対し、攻撃を加えていくオルトロスギルディ。

それを見てテイルゼロが援護しようとするものの目の前にいたオルトロスギルディが邪魔をしに来て、そのまま戦い始める。

 

けれども、テイルレッドとテイルブルーを地に伏させてしまうオルトロスギルディは手強く、テイルゼロは押され気味となりつつあった。

 

「ゼ、ゼロ・・・ぐっ!?」

「レッド!?」

 

それを見て助太刀しようとするテイルレッドだったが、ダメージが大きいのか立ち上がろうとしてものの倒れそうになる。

それを見てテイルブルーが支えると同時に通信が入ったのだが、その声はトゥアールのものではなかった。

 

『俺が行く、お前等はそこで見ていろ』

 

「えっ・・・?」

「っ!?誰っ!?」

 

聞きなれない声の通信に驚くレッドとブルー。

その時、二人の背後から足音が聞こえた為、後ろを見るといつの間にか一人の少女がいたのだがその姿を見て二人は固まった。

 

二人どころか、ギャラリーも驚いておりその中に混ざっていたとある少女が、テイルレッドとテイルブルーの見ている少女の姿を見て思わず呟いた。

 

 

 

 

「テイルレッドが・・・もう一人・・・!?」

 

 

 

 

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