俺達、ツインテールになりました。   作:白き翼

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第十六話 ツインテールの死闘 後編

「おぉぉぉぉぉっ!!」

「はぁぁぁぁぁっ!!」

 

激しく剣と剣がぶつかり合う音と共にドラグギルディとテイルレッドの叫びが響き渡る。

だが、そのぶつかり合いは徐々にテイルレッドがドラグギルディをしていくと言う状態となっていた。

 

「くっ、先ほどよりも強さも美しさが増している、だと・・・!?」

「当たり前だ!気合が違うんだよぉっ!!」

「ぬぉっ!?」

 

叫びながらもテイルレッドの放った一撃はドラグギルディの剣を払いのける。

それによって隙が生じるもそれは本当に一瞬だけであり、ドラグギルディはすぐさまテイルレッドに剣を振るう。

 

だが、テイルレッドは小柄な体系を生かして素早くそれを回避して、ドラグギルディの背後に回り込んでそのままブレイザーブレイドを一閃。

その一撃はドラグギルディの背中に傷を作る一撃であった。

 

「ぐぅっ!?わ、我の背中に傷を・・・!?」

「見た所、俺が始めてみたいだな?背中に傷を入れたのはっ!!」

 

「その通りだ・・・何時か出会う志向の幼女に背を流してもらう為に背中だけは護り続けていたのだっ!!」

「お前の今までの人生での戦いって一体何なんだよっ!?」

 

「知れた事よ!生涯を添い遂げる至上のツインテールを持つ幼女との出会い・・・そして、その属性力を得るためだっ!!」

 

振り返りながらも背中に傷を入れられたことに悔しそうにするドラグギルディ。

だが、悔しそうにする理由がこの状態の空気をぶち壊しにする様な発言であったために思わずテイルレッドもツッコミを入れてしまうがそのツッコミを物ともせずにはっきりと答える。

すると、何を思ったのかドラグギルディは地面に剣を突き立てると、両腕を胸の前で交差させた。

 

「テイルレッド・・・我の背中に初めて傷を入れた幼子よ!その強さを表し、我も本気で相手をしようっ!!見せてやろう、我がツインテール属性の力をっ!!」

 

「っ!?ま、まさかフォクスギルディみたいなことするんじゃないだろうなっ!?」

 

「フォクスギルディか、奴の空想力は素晴らしいものであった。だが、人形に頼る時点でまだまだだっ!その愛を自分の体で生み出す事が戦士の華よっ!」

 

フォクスギルディの精神攻撃はテイルレッドのトラウマになってしまっているので、思わず叫ぶ。

だが、それに対してのドラグギルディの発言は内容的にそうではないと言う事をすぐに理解したテイルレッドだったがここで思わず事態が発生する。

 

なんと、突然ドラグギルディの体が光り輝いたかと思うとドラグギルディの頭部から金色の光で出来た髪で構成される金色のツインテールが出現したのだ。

 

「ドラグギルディが・・・ツインテールに!?」

「これぞ、我が最終闘態・・・ツインテールの竜翼陣(はばたき)!!ツインテール属性を極限まで解放した見敵必殺の姿だ!さぁ、行くぞテイルレッドォォッ!」

 

ツインテールの姿となったドラグギルディに驚きを隠せないテイルレッド。

そんなテイルレッドに対し、ドラグギルディは叫びながらも突撃してすぐに剣を振るう。

 

その一撃を受け止めると、確かに先ほどよりも攻撃が重くなっていた事にテイルレッドは気づく。

 

「くそっ・・・敵に感銘を受けちまうなんて思わなかったぜ。礼を言わないといけないか・・・?」

「礼を言いたいのはこちらの方だ!お主のツインテールの輝きを見て、我は将の立場を棄て・・・将となるまでのがむしゃらにツインテールを愛した一兵へと戻ったのだっ!!」

 

「そこまでツインテールを愛する心を持っているなら・・・その心を奪われる悲しみだって分かるはずだろ!?」

「恨み言などもう聞きなれた!心を奪う者にとって当然の運命だぁっ!」

 

テイルレッドの言葉に返しながらも次々と攻撃を繰り出すドラグギルディだが、テイルレッドも負けてはいない。

それどころかテイルレッドもドラグギルディに対して先ほどよりも重い一撃を放つようになっていたのだ。

 

「ツインテールの輝きが増している・・・お主のツインテールの愛は底なしかっ!?」

「あぁ・・・俺のツインテールは・・・無限だぁぁぁぁっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「レッドも頑張ってるみたいだし・・・こっちも頑張って蹴散らそうっ!!」

「あぁ、そうだなっ!」

 

「あぁもぅ!気安くツインテールに触んじゃないわよっ!!」

 

『『『『『モケェェェェェッ!?』』』』』

 

体術でアルティロイドを蹴散らすテイルゼロの声に頷きながらもテイルブラッドも体術オンリーでアルティロイドを蹴散らす。

テイルブルーもそんな二人に遅れないように、自分のツインテールを触ろうとしてきたアルティロイドを体術で、しかもテイルゼロとテイルブラッドよりも速いペースで次々と蹴散らしていく。

 

「「モケーッ!!」」

「「「「モッケェェェッ!!」」」」

 

「ちょ、きゃぁぁぁっ!?」

 

「ブルー!?」

「ちっ、世話のかかる・・・おわっ!?」

 

「うわっと!?」

 

そんな時、いきなりアルティロイドの数体がどこから持ってきたのかバズーカ砲を構えると一斉にテイルブルーを集中砲火し始める。

それを見てテイルブラットが舌打ちしながらもテイルブルーを援護しようとしたのだが、別のバズーカを持ったアルティロイドが数体がかりバズーカをぶっ放してテイルゼロ共々攻撃して妨害する。

 

「ったく、危ないなっ!!」

「「モケーッ!?」」

 

それに対し、飛んでくる砲撃に当たらないようにしながらもテイルゼロがテイルゼロスラッガーをバズーカを撃って来るアルティロイド目掛けて放つ。

咄嗟に撃ち落とそうとするが砲撃すら切り裂いて進んできたテイルゼロスラッガーによってあっさりと切り捨てられるアルティロイド達。

 

慌てて残りのアルティロイドがバズーカを撃とうとするがテイルゼロスラッガーに集中していたところを狙って近づいたテイルブラッドにあっという間に一掃される。

そして、今度こそテイルブルーの援護に行こうとするテイルブラッドだが足元に転がるバズーカを一つ手に取って構える。

 

「せっかくあるんだ。使わせてもらうぞっ!!」

「「「「モケェッ!?」」」」

 

テイルブラッドの叫びに反応してまるで『げぇっ!?』と言わんばかりのリアクションを取るアルティロイドに対して、容赦なくテイルブラッドがバズーカを発射。

慌てて逃げるも数がいっぱいいるだけあってか上手く逃げれずに次々吹っ飛んでいく。

 

そして、一発撃っては間違えないようにするために適当にアルティロイドに投げつけておいてから別のバズーカを手に取り発射していくと言う流れでアルティロイドを次々と撃破していくテイルブラッド。

その間にテイルゼロスラッガーを逆手で構えながらもアルティロイドを次々と斬り捨てて行きながらもテイルブルーの元に駆け付けたテイルゼロが再びテイルゼロスラッガーを投げつけ、テイルブルーを砲撃していたアルティロイドを一掃する。

 

「ブルー!大丈夫!?」

「大丈夫、助かったわ・・・って、また来たわよ!?」

「えっ!?」

 

戻ってきたテイルゼロスラッガーが自動でフォースリングに装着されていきながらもテイルブルーに声をかけるテイルゼロ。

 

それに対して礼を言いながらも返す中で、テイルブルーが驚きながらも言った言葉に合わせてテイルゼロが振り返る。

 

その時にはすでに別のバズーカ砲を構えたアルティロイドがすでにスタンバイしている状態であった。

それを見てすぐにまずいと考えたテイルゼロがテイルゼロスラッガーを投げようとしたその時、空から降り注いだ光線がバズーカを構えるアルティロイドを薙ぎ払うかのように放たれてそのままアルティロイドを一掃してしまう。

 

「ちょ、何今の!?」

「わ、分かんない・・・うわっ!?」

 

何事かと思うテイルゼロとテイルブルーだったが、突然二人の前に何かが降り立った。

その展開に驚く二人が下りて来たものを確認すると、そのうちの一人はテイルコバルトだった。

 

だが、もう一人は見慣れない白と黒のカラーリングのテイルギアを纏う茜色のツインテールの戦士であった。

 

「ゼロ!ブルー!遅れてしまってすみませんっ!!」

「よぅ、大丈夫かよ?二人とも」

 

「ちょ、コバルトはともかく、あんた誰よっ!?」

「俺か?俺の名はルージュ、テイルルージュだっ!!」

 

「コバルト、調整終わったんですか?」

「はい、何とか終わらせました」

 

「なるほど、姿が見えないかと思えば新たな戦力を生み出すのに手間取っていたと言う事か」

 

見知らぬ戦士を見て驚くテイルブルーに対して、謎の戦士こと『テイルルージュ』はフッと笑みを浮かべながらも驚いた様子のテイルブルーに名乗る。

そんな中、バズーカを撃ち終えたのかテイルブラッドがテイルゼロ達に駆け寄って来た。

 

そんな彼女達に対して残っているアルティロイド達が増援であるテイルルージュとテイルコバルトの姿を見て身構える。

 

「うわ、まだ結構いるなぁ・・・」

『だが、結構減らしているぞ?987体いたが、三人が大暴れしたおかげで残りは250体だ』

 

「約1000体もいたんだ・・・けど、あと4分の1位だ!いけるよっ!!」

「そうなの?だったら、纏めて吹っ飛ばしてあげるわよ!オーラピラーッ!!」

「面白い・・・オーラピラーッ!!」

 

テイルルージュが少し面倒だと言わんばかりのテンションでいう中でフォローするかのようにスターがテイルゼロ達に告げる。

それを聞いてもう残りが少ないと言う事をテイルゼロが言うや否やテイルブルーがオーラピラーを発動するのに合わせてテイルブラッドまでオーラピラーを発動する。

 

二人のオーラピラーが合わさった事により、残りのアルティロイドがすべて一纏めになりながらも拘束される。

 

「ウェイブランスッ!」

「ブレイザーセイバーッ!」

 

「「完全開放(ブレイクレリーズ)!!」」

 

拘束されたと同時にテイルブルーとテイルブラッドが同時にフォースリヴォンを叩く。

それによってテイルブルーの手にはウェイブランスが、テイルブラッドの手にはテイルレッドのブレイザーブレイドと全く同じ形状の剣『ブレイザーセイバー』が握られる。

 

そして、武器が出現と同時に叫ぶとウェイブランスの刃の部分が展開するのに合わせて、ブレイザーセイバーの刀身から炎が噴き上がる。

 

「私達も一気に行きましょう!フォトンブレード!」

「おうよっ、来いっ!ブラストアローッ!!」

「テイルゼロソードッ!!」

 

それを見ていたテイルコバルトは軽く右腕を振るうと右腕に付いたコバルトブレスから青い光の剣『フォトンブレード』が伸びる。

それに続くようにテイルルージュがフォースリヴォンを叩くと両刃の剣にも思えれる形状の弓『ブラストアロー』が出現してそれを構えると、テイルゼロがテイルゼロスラッガーを合体させてテイルゼロソードにして構える。

 

3人がそれぞれの武器を構えると、それぞれの武器が急に光り輝き始める。

 

「エクゼキュートウェイブッ!!」

「クリムゾンブレイザーッ!!」

 

「コバルトフラッシュッ!!」

「エボルレイダイナミックッ!!」

「ゼペリオンブレードッ!!」

 

『『『『『モケェェェェェッ!!』』』』』

 

5人の戦士が同時に放つ必殺技が一か所にまとめられたアルティロイドに炸裂。

その結果、ド派手な大爆発と共にアルティロイドが全滅するのであった。

 

ド派手な爆発が起こった後に、軽く一息ついた一同の中で突然テイルブルーがよろけながらも変身が解除されて愛香に戻りながらも倒れそうになる。

だが、倒れる寸前でそれに気づいたテイルルージュが彼女の体を支えた。

 

「っとと!?」

「ちょ、大丈夫!?」

 

「あはは、大丈夫大丈夫・・・色々あったから疲れただけよ」

「そうですか、よかった・・・」

 

「後はあっちか」

 

慌ててテイルゼロが駆け寄るのを見て笑いながらも答える愛香。

それを見てテイルコバルトがホッとする中、テイルブラッドがとある方向を見る。

 

テイルブラッドの視線の先ではテイルレッドとドラグギルディが激しくぶつかり合っていた。

 

「すご・・・かなりド派手にやってるなぁ」

「ど、どうします?動ける人で援護に行った方がいいんじゃ・・・」

「・・・助太刀はいらないと思う」

 

「っ?何故だ?」

「レッドは超がつくほどのツインテール馬鹿だけど・・・やるときゃやる奴だから」

 

二人の激突っぷりに驚くテイルルージュに対し、心配そうにテイルコバルトが援護に行った方がいいのではないかと思い始めるがテイルゼロが行かなくてもいいと言う。

それを聞いてテイルブラッドが尋ねると、テイルゼロはフッと笑みを浮かべながらも続けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ、馬鹿な!?あの数のアルティロイドを!?」

「俺の仲間があれ位で倒されると思うなっ!!」

 

「くぅっ!?」

 

「アイツ等も頑張ったんだ、俺も・・・お前を倒すっ!そして!この世界も、ツインテールも護るっ!!」

「生憎だが、負けるつもりはないっ!いやっ!負けるわけにはいかんのだぁぁっ!!」

「なっ、うわぁぁぁっ!?」

 

アルティロイドが全滅したことに驚くドラグギルディに対して言い放つテイルレッドはブレイザーブレイドで斬りかかるが、それはドラグギルディの受け止められてしまう。

そのまま鍔迫り合いの状態となっていたが、ドラグギルディが叫びながらも剣を力強く振るった事によってテイルレッドを弾き飛ばしてしまう。

 

「ぐっ・・・うぅ・・・ま、まだだ・・・!!」

「否、終わりだ!」

 

「うぁっ!?」

 

ドラグギルディに弾き飛ばされて地面に倒れるテイルレッドは、こちらに向かってくるドラグギルディを見て何とか立ち上がりながらもブレイザーブレイドを構える。

だが、構えた途端にドラグギルディが剣を振るったことでブレイザーブレイドを弾き飛ばしてしまった。

 

「さらばだっ!テイルレッドッ!我が生涯にて最強の敵、そして我が最高の想い人よぉっ!!」

 

地面にブレイザーブレイドが転がってしまう中、ドラグギルディはとどめを刺そうと剣を振り上げる。

そして、叫びながらも勢いよく剣を振り下ろしたのだがトドメを刺されると言う状況だと言うのにも関わらずテイルレッドがフッと笑みを浮かべていた事に気づく。

 

「オーラピラーッ!!」

「何ぃっ!?」

 

その時、テイルレッドの叫びと共にオーラピラーが発動すると、オーラピラーはテイルレッド自身を包み込んだ。

オーラピラーの展開によって、ドラグギルディの一撃が防がれるがオーラピラーは耐え切れずに破壊される。

 

防がれたことに驚くもののすぐさま今度こそ仕留めると言わんばかりに剣を振るおうとするが、ドラグギルディはまたしても驚かされる。

なぜならテイルレッドは弾き飛ばしたブレイザーブレイドを構えていたのだ。

 

だが、ドラグギルディが弾いたブレイザーブレイドは地面に転がったままになっていた。

 

「なっ!?もう一本刀があったのか!?」

「伊達にツインテールじゃないんだよっ!!」

 

「ぐぉぉっ!?」

 

「ブレイク・・・・レリーズッ!!」

 

驚くドラグギルディに対して叫びながらもブレイザーブレイドを振るうテイルレッドの一撃は隙が出来ていたドラグギルディの体を傷つける。

その一撃に思わずよろめいた所でテイルレッドは叫びながらもその場で大きく跳び上がり、振り上げたブレイザーブレイドの刀身が炎に包まれた。

 

「テイルレッドォォォォッ!!!!」

「グランド・・・・ブレイザァァァァァッ!!!!」

 

ドラグギルディが叫びながらもテイルレッド目掛けて突きを放つ。

だが、ドラグギルディの攻撃がテイルレッドに当たるよりも先にテイルレッドはブレイザーブレイドを振りおろし、ドラグギルディの体を真っ二つにする様に切り裂いた。

 

テイルレッドが着地と同時にドラグギルディが剣を落としてしまいながらも体からバチバチと電流を迸らせ始める。

 

「フッ・・・フハハハハッ!!見事だ、テイルレッドッ!!」

「・・・ツインテールがか?」

 

「無論だっ!麗しき最高のツインテールを持つ少女に倒される・・・生涯を添い遂げたに変わりはあるまい!!」

「・・・ポディシブな奴だな」

 

「・・・テイルレッド、また・・・いつか会おうぞ」

「お前がツインテールを愛し続ける限り、そんな事があるかもしれないな」

 

ドラグギルディの言葉に呆れてしまいながらも、テイルレッドはドラグギルディに背を向けて歩き始める。

直後、ドラグギルディは爆発を起こした。

 

ドラグギルディが爆発を起こしたところで、終わったと心の底から安心したテイルレッドはそのまま膝から崩れ落ちたかと思うと変身が解除されてしまい、総二の姿へと戻りながらも倒れそうになるが、倒れる寸前に誰かに受け止められた。

 

「総二っ!!」

「愛、香・・・?」

 

「「総二ーっ!!」」

「だ、大丈夫ですかーっ!?」

 

受け止められると同時に、聞きなれた声が聞こえ総二が顔を上げると泣きそうになっている愛香の姿があった。

それに遅れるように同じく変身解除していた零とレナと優子が駆け寄ってくるのを見て総二はフッと笑みを浮かべた。

 

「あぁ、何とか無事だよ・・・」

「・・・よかった、本当に・・・!」

 

「あ、愛香・・・!?」

 

「ふふっ、お熱い事で・・・」

「んじゃ、邪魔しないように俺達は帰りますか・・・って、そう言えばブラッドがいないけどどうした?」

「それが、総二さんに駆け寄ろうとしたときには既にいなかったんです・・・ん?」

 

駆け寄ってきた三人を見て答えると、愛香が思わず総二を抱きしめる。

愛香の行動に思わず顔を赤くする総二を見て微笑ましそうに見る零の言葉を聞いて退散しようとする優子がテイルブラッドがいない事に気づいた。

 

それに対しレナが事情を返すと、何やらドドドド・・・と勢いよく何かが向かってくる音が聞こえたので振り返るのに合わせて零と優子も音のする方を見る。

音のする方向からは何時脱出したのか分からないが、トゥアールが全速力で向かってきていた。

 

「総二様ぁぁぁぁぁぁっ!!」

「シャラップッ!!」

「うるさいですっ!!」

 

「あだっ!?うぎゃぁぁぁぁぁっ!!?」

 

叫びながらも向かってきたトゥアールを見て、優子が近くに落ちていた石を思い切り投げつけて、レナも素早く銃の形態にしたスターパットについているボタンを押した後引き金を引くと青白い光線が放たれた。

全速力でダッシュしていたために方向転換が出来ずにまともに投げられた石をヘルメットで守られた頭部に直撃してよろけた所で光線を浴びる。

ちなみに光線を浴びた突端に、レントゲンのような感じでトゥアールの骨が見えるので光線の正体がかなりの威力の電流の光線なのだろうと言うのが分かった。

 

しばらく放ち続けてからレナが光線を止めると、トゥアールは体から電流を時々迸らせながらも大の字にぶっ倒れた。

痙攣しているので一応は生きていることが分かる。

 

「ったく、もぅ・・・空気を読んでください」

「全くだ」

 

「ゆ、優子はともかく・・・意外と容赦ないわね、レナ・・・」

 

「これくらいしないとこの人は大人しくなりませんよ」

「・・・確かに」

「あ、あははは・・・」

 

ぶっ倒れたトゥアールを見て、愛香がレナの行動に驚いていた。

そんな彼女に対しレナが返すと愛香はその言葉に納得してしまい、零は苦笑いするのであった。

 

 

 

こうして、最後は変な感じになってしまいながらもツインテールの戦士達にとってかなり厳しい戦いとなったドラグギルディとの戦いが終息したのであった・・・。

 

 

 

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