俺達、ツインテールになりました。   作:白き翼

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結構速いペースで投稿してたからか、UAがもう一つの小説の半分超えてるの状態になっていたのに驚いた今日この頃・・・。(2014年12月12日での状態)

でも、読んでくれる人がいるっていうのは嬉しいと思うので頑張って書いていきます!


第七話 日常と奮闘と暗躍する者達

「・・・あんな場所にもテレビ局ってやってくるんだ・・・」

 

フォクスギルディとの戦い、そして新たな戦士テイルブルーの現れた日の翌日・・・

今日も、零はテレビをつけてその映像に思わず固まってしまっていた。

 

何故ならテレビに映っているのは、昨日の戦いの様子の映像であったからだ。

だが、映像に出てくるのは何故かレッドとゼロばかりで、ブルーのものはやけに少なかった。

チャンネルを変えてみてもその状態は変わらなかった。

 

『・・・つまり、この少女は味方かどうか分からないと?』

『はい、戦いに乱入するや否や、いきなり必殺技を放ってテイルレッドとテイルゼロが疲弊させた相手を撃破するという完全においしい所を持っていった行動に加えて、彼女の眼は笑っていても凶暴なものです・・・仲間ではなく別の第三勢力の可能性もあります』

『なるほど・・・せめて、テイルレッドとテイルゼロに危害が加えられないようにして欲しいですね・・・』

 

ブルーの話はどこを回しても大体こんな感じであり、すぐにテイルゼロとテイルレッドの話に切り替わっていく。

しかも、その中にはテイルゼロとテイルレッドの事を『先輩と後輩の関係』と勝手に解釈している上に『テイルレッドにとってテイルゼロは頼れる先輩なのだ』と、ある評論家が言ってのけていた。

 

「・・・先輩後輩は逆なんだけどなぁ・・・あっちの方がデビューしたの早いんだし・・・」

 

そういいながらもテレビを切ると、零は家を出て学校へと向かう。

今日も愉快な仲間たちと合流し、共に登校していると何やら前の方が騒がしい事に気づく。

 

何事だろうかと思っていると、前の方にいたのは総二と愛香と見慣れない同じ陽月学園の制服を着た女性がいた。

 

「総二と愛香・・・って、もう一人誰だろ?」

「あんな人いたっけ?」

「制服着てるけど・・・学生って年じゃないだろ、あれ」

 

「家に帰ってろぉぉぉぉぉぉっ!!」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・!!?」

 

見慣れない女性に首をかしげている零達の前で愛香の蹴りが女性に炸裂。

その一撃を受けて弧を描きながらも吹っ飛ぶ女性の叫びはドップラー効果でどんどん遠ざかっていくのであった。

 

「って、愛香の奴蹴り飛ばしちまったぞ!?」

「綺麗に吹っ飛びましたねぇ」

「・・・あんなギャグ漫画でしか見れないような光景をやってのけるとは・・・愛香、恐ろしい子っ!!」

 

見慣れない女性が吹っ飛ぶ様子を驚く優子に対し、綾乃は凄いものを見たという感じに呟く。

そんな隣で海斗が声を上げると、総二と愛香が零達に気づいて駆け寄ってきた。

 

「あ、あんた等!?まさか、今の見た!?」

「あぁ、ばっちりと・・・しかし、愛香・・・男が近くにいるというのに足を振り上げるな。パンツ丸見えだぞ」

「なっ、み、見えたの!?」

 

「はい、かわいい白とピンクの縞模様でしたよ」

「綾乃!そこ微笑みながらも言う部分じゃないよ!?」

「何で先言うの!?俺が言おうと思ったのにぃっ!!」

「いや、言おうとするなよ!?」

 

一輝の指摘に顔を赤くする愛香に対し微笑みながらも答える綾乃。

それに対しツッコミを入れる零に続くように海斗がアホな事を言うので一輝がツッコミを入れた。

 

「皆さん、おはようございます!」

 

こんな朝から騒ぎまくっている対し、元気に声をかけてきたものがいた。

皆揃って声をかけてきたものを見ると、それは慧理那であった。

 

「あっ、神堂会長。おはようございます」

「「「おはようございまーす」」」

 

「っ?神堂会長、何か凄く機嫌よさそうですね?」

 

綾乃に続くように優子たちが挨拶する中、零が慧理那に訪ねてくる。

零の言うとおり、慧理那は凄く良い笑顔で機嫌がよさそうなのである。

 

「はい、テイルゼロとテイルレッドに仲間がいることがわかりましたし」

 

「あぁ、ニュースでやってたなぁ・・・けど、結構ひどい評価だったよな?」

「まぁ、確かにヒーローとしてどうなの?と言う事をしでかしたからなぁ~」

 

笑顔で話す慧理那に対し零達は苦笑いする。

そんな中、愛香が何やら苛ついた様子で拳を構えてたのに気づいた優子が何事かと思い声をかけた。

 

「ど、どうした愛香?随分苛ついてる様子に見えるけど・・・」

「な、なんでもないわよ!」

 

優子に声をかけられ、ハッとなりながらもなんでもないとあわてて返す愛香。

その様子に首を傾げていた時、妙なことに気づく。

 

それは愛香の右腕に青い腕輪がついていたのだ。

アクセサリーにしては少し大きいような腕輪であり、しかもつい最近どこかで見た覚えがあるものであった。

 

(あれ?あの腕輪・・・どっかで見たことが・・・・)

「っ?どうしたのよ?」

 

「っ、なんでもねぇよ。お前がやけに慌てた様子だったのが気になっただけだよ」

 

優子の様子が気になって声をかけた愛香に対し、なんでもないと返しながらも優子は零達と慧理那の話に耳を傾けた。

 

「・・・でも、テイルレッドとテイルゼロに仲間がいてよかったと思います」

「っ?どうしてですか?」

 

「二人で戦っているとは言えども、いつかは辛くなってしまいます。ですが、支えてくれる仲間がいてくれるのなら・・・もっと頑張れると思うんです。私達の応援では本当の意味では支えることなんて出来ません・・・ですから、本当の意味で支えてくれる仲間がいたと言う事を知って本当にうれしいと思いました」

「へぇー・・・会長って、テイルレッド一筋かと思ったらテイルゼロの事も好きだったんですね」

 

慧理那の言葉を聞いて少し意外そうにする海斗。

そんな彼の言葉に確かに、と考えている零達に対し慧理那は恥ずかしそうに答える。

 

「・・・実はわたくし、ヒーローに憧れていますの・・・この歳で変かもしれませんが、特撮番組を見たり関連した玩具を買ったり、ヒーローショーを見にいったりもしています・・・」

「変じゃありませんよ?僕達だってそういうの買ったり見たりしてるんですから」

「「「「そうです!何もおかしい事はありませんっ!!」」」」

 

「さ、流石は零達だな・・・しかも、息ぴったりだし」

 

慧理那の言葉に真顔で返す零は愉快な仲間達を見る。

すると、零の意見に同意するように四人が真顔で頷いたのを見て、流石だなと思いながらも見ている総二なのであった。

 

そんな時、慧理那の話を聞いていた一輝があることを思い出し、もしかしてと考えて確認を取る。

 

「あの、会長。全校集会の時テイルレッドに助けられたって話をしましたよね?その時ってもしかしてヒーローショーに行ってたんじゃないですか?」

「えっ?あの日ヒーローショーなんてあったのか?」

 

「よ、よくご存知でしたね・・・早田さんの言うとおり、私がテイルレッドに助けられたあの日・・・私はメイド達の目を盗んでヒーローショーを見に行っていたんです」

「やっぱり・・・って、俺の事を知ってるんですか?」

「えぇ、全校生徒の名前はすべて覚えていますので」

 

一輝の考えが当たっていて、そのことを知っていたことに驚く慧理那。

その時、自分の名字を普通に言ったことが気になった一輝に慧理那は何気にすごい事を言ってきた。

 

その事に零達が驚いていると、零の顔をじっと見つめてきた。

 

「っ?どうかしましたか?」

「あ、いえ・・・何でもありませんわ、それでは・・・」

 

顔をじっと見てこられたのでどうしたのだろうと思う零。

そんな彼に対し微笑んだ後、慧理那は零達と別れて学校へと向かっていった。

 

「・・・何だったんだろ?」

「零、俺達も行こうぜ」

 

「あ、うん」

 

先ほどの行動の意味が分からず、零は首を傾げながらも総二達と共に学校へと向かうのであった。

その途中、テイルレッドやテイルゼロの事で騒がしくなっている生徒達を目撃して零は苦笑いし、総二は何やらぐったりとした様子となってしまうのであった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~スターウィング~

 

「ふぅ・・・」

 

零達が学校に行っている間、スターウィングでレナはパソコンの前で軽く体を伸ばしていた。

 

『レナ、余り無理はするなよ?また倒れる可能性があるぞ』

「わ、分かってるよ。もぅ・・・」

 

スターに返しながらもレナはパソコンを弄る。

そのパソコンにはテクターテイルの設計図が映されてあったが、それはテイルゼロのものとはまた別のものであった。

 

「・・・こちらには今は諸星さんしか戦える人はいないから・・・少しでも諸星さんを楽にさせてあげたいからね・・・」

『せめてまだ装者になってくれる人間がいればいいんだが・・・使用者候補は身近にいると言えば優子だけだし、彼女がなってくれるかわからないからな』

 

「一応、準備しておくのは良いと思うんだけどね・・・まぁ、コアになるツインテール属性と特撮属性の属性玉が無いから出来ないけど・・・」

『二つ目は、特撮属性だけでよかったから問題なかったんだったな・・・上手く二つとも手に入るといいんだが・・・』

 

「んー・・・難しいだろうなぁ・・・」

 

レナの言葉に対して返したスターに頷くことで答えるレナは、ふとレナは机に置かれてある写真立てを見た。

そこに映るのはテイルブルーのテイルギアを纏う女性と共にテイルレッドのテイルギアと全く同じものを纏った少女が映っていた。

けれども、テイルレッドとは違いテイルギアのカラーリングや髪の色がコバルトブルーになっていた。

 

テイルギア装者が揃って撮った記念写真だと思えるこの写真。

だが、この写真に写る者たちやテイルギアの事を知っている者にとってはおかしいと感じれる部分があるのだ。

 

 

 

それは、テイルギアを纏うとツインテールになるはずなのにテイルブルーのテイルギアを纏う女性はツインテールではない所だ。

 

 

 

「・・・ヒカル君にばれたら怒られちゃうかな?一緒にいた時もよく無茶をするなって怒られたし・・・でも、トゥアールさんはテイルギアを纏えないからもう戦えないし、私が頑張らないと・・・」

『レナ、一人で抱え込もうとするなよ?今のお前には僕以外にも心配してくれる人がいる。あの頃のように』

 

「・・・ありがとう、スター」

 

スターの言葉に、微笑みながらも返すとレナは作業を再開した。

まだ制作できないし、装者もいないが・・・いつか現れる共に戦ってくれる仲間の為に・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~アルティメギル 基地~

 

「はぁぁ、リザドギルディに加えてカメレオギルディとフォクスギルディまでやられるとはなぁ・・・」

「だよなぁ、しかも新しいツインテールの戦士までも現れるし・・・」

 

「知ってるか?噂なんだけど・・・ここの侵略を中止するかもしれないって」

「えっ?マジで!?」

 

ここはアルティメギルの基地内の休憩所。

 

今日も作戦会議と言う名のテイルレッド達の鑑賞会が行われ、それを終えたばかりのアルティメギルの怪人達がわいわいと談笑していた。

その話題は、自分たちの敵であるテイルレッド達に関する話題だ。

 

「しっかし、新しく出てきた・・・テイルブルー、だっけ?アイツ俺は戦いたくないなぁ・・・」

「あぁ~・・・確かに女子として見れない程怖いし、胸も全くないし・・・ゼロさんでも大きくもなく小さくもない良い胸してるのに」

「・・・胸がない発言はテイルレッドたんのファンの俺やその他大勢を敵に回す発言だぞ?」

 

「テイルレッドもいいけど、俺はゼロさんが良いかなぁ~。女の子だってのにも関わらず時々見せるあのカッコよさがいいんだよなぁ~!」

「あ、分かる分かる!しかも何かすっげぇ頼りになる存在っぽく見えるよな!テイルレッドの先輩っていうのは伊達じゃないよなぁ!」

 

テイルゼロの意見を聞いてうんうんと頷きながらも同意し始める怪人達。

 

実は、アルティメギルも地球人と同じように本当は逆なのにテイルゼロの事をテイルレッドの先輩と考えているのだ。

それどころか、『テイルレッドにとって頼りになるお姉さん』とも言われてしまっている始末で、その発言が原因で『姉妹ではないか?』と噂ができてしまっているほどだ。

 

「でも、テイルレッドよりもツインテール属性が少ないことが残念かなぁ~・・・」

「テイルレッドがこの世界で一番強いツインテール属性の持ち主だからなぁ、でもテイルゼロのツインテールもテイルブルーと比べたら凄く良いと思うぞ」

「だよなぁ・・・属性力はブルーが上だけどあれじゃなぁ・・・」

 

「よぉ、何の話してんだ?」

「揃いも揃って楽しそうだなぁ」

 

個人の意見を出し合いながらも談笑している怪人達に蜂を思わせる姿の怪人と両手が翼となったコウモリを思わせる怪人が近づいてきた。

 

「おぉ、ワスプギルディにバットギルディじゃんか」

「今、テイルレッド達の話をしててな・・・あ、ちなみにお前等はどっち派?」

 

「むっ、ブルーは論外だからどうでもいいが・・・レッドとゼロのどっちかと言われると困るな・・・どちらも女の子らしい良い声してるからなぁ」

「俺は・・・どちらかと言うとゼロかな。そしてゼロと戦ってみたい」

「おっ、随分やる気満々じゃんかワスプギルディ」

「そういえば、お前ら二人さっき呼び出されてたな・・・・どうしたんだ?」

 

「いや、次の出撃する者に指名されてしまってな・・・」

「しかも、二人同時にな・・・」

 

「えっ!?マジかよっ!?」

「お前等も出るのかぁ・・・」

 

困った様子のワスプギルディとバットギルディを見て驚く怪人達。

そんな二人に『頑張れよ』や『しっかりやれよ』等と声をかける。

 

それに答えながらもワスプギルディとバットギルディは二人揃って出撃の準備をするために移動を始めるのであった。

 

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