「今、誰か俺を笑ったか....?」   作:さよナランチャ

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当分この小説の構成は
前半(過去の話)と後半(現在の話)
に分ける形になると思います。


黎明Ⅱ:ヤツの過去と現在

葛ソウの朝は早い。

弁当を作り終えて学校に着いて朝一番にあることをし始める。それは───

 

 

「キヒャア!遅いィ!」

 

 

「うっ!....まだまだぁ!」

 

 

 

そう、組み手という名の模擬戦である。

相手は2年生ながら、既に正実最強の名を欲しいままにしていた剣先ツルギ。

 

幾ら銃を撃とうと傷を物ともせずすぐに立ち向かってくる脅威の再生力を持つ彼女に、最初こそ善戦していたものの、そろそろ体力が辛くなってきた。

 

「ケヒャヒャヒャヒャ!」

 

ツルギの咆哮と共に放たれた弾が、ソウに尻餅をつかせた。

 

 

 

「まだです...まだ「いや、勝負ありだ。」

 

そう言い放ったのは、先程とは別人かと思う程に落ち着いた顔をしたツルギ。

 

「瞬発力は良いが、スタミナ不足だ。もっと体力をつけた方が良い。以上だ。」

 

 

「...はい!ありがとうございました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「報告!自治区内の○○商店街にヘルメット団が出現!付近にいる者は至急現場に急行せよ!」

 

昼。授業を終えたソウは、偶には外食でもと考え外に出た途端に鳴り響いた伝令にも嫌な顔一つせず駆け出していく。

それは彼が追い求める「正義」と「紳士像」に起因している。

紳士は己が疲れているからといって苦しんでいる人を見捨てるような真似はしないのである。

 

 

「正義実現委員会です!武器を下ろしてください!」

「あぁん?なんだテメェ?」

 

現場に到着し、周辺住民に避難を呼びかけた後、ソウはヘルメット団と対峙していた。

 

 

「銃を下ろして投降してください。でなければ実力を行使しなければいけません!」

「そう言われて投降する馬鹿がどこにいるんだよ!」

「こっちには人質もいるしなぁ!」

そう言い放ちヘルメット団員が人質に取った市民(犬)を前に引っ張り出してきた次の瞬間───

 

 

「いてっ!おい!なにすん──うわっ!」

 

ソウの放った弾丸が人質を取ったヘルメット団員の手に当たり、意識が他所に向いた一瞬の間にヘルメット団員の目の前まで近づく。

そのままアサルトライフルの接射を決めると捕らわれていた市民を取り返しすぐさま後方へ引いた。

「この方をお願いします!」

現場に到着した仲間にそう言い残し、戦場へと戻る。

「てめェ!」

「正義実現委員会1年、葛ソウ!行きます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「それで、結局負けちゃったんですよ」カキカキ

「あのツルギ先輩とある程度まともにやれてるだけで十分だと思うっす。

あっそこ間違ってるっす」テキパキ

 

時刻は午後5時。

 

ヘルメット団との戦闘を終えたソウは、先日の事件の報告書をイチカと一緒に書いていた。

 

 

「そーいえば、」作業が一段落したイチカがペンを置く。

 

「『趣味探し』、今日は何処に行くんすか?」

 

「そうですね....ドラムでも叩いてみます?

今までとの楽器とは違って一筋縄ではいかなそうですし」

「良いっすね!じゃあ残りもちゃちゃっと終わらせるっす!

あっそこ間違ってるっす」

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜楽しかったっす!」

「結局ドラムも叩けちゃいましたね....」

 

午後7時。イチカとソウは帰路に着いていた。

結論から言うと、イチカの万能さがまた明らかになっただけだった。

「まさか簡単な曲くらいなら叩けるくらいにまでなるとは...しかもテンポキープ100点....」

「次はバイオリンとかも良いかもしれないっすね〜」

そんなことを話しながら歩いていくと、あっという間に寮に着いた。

「また明日っす!」

「はい!また明日!」

 

 

 

 

 

 

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葛ソウの朝は早い。

 

 

 

彼の1日は、拠点を襲撃してきたヘルメット団の相手をするところから始まる。

 

「いたぞ!撃t「遅い」

 

 

ヘルメット団員がまた1人、壁に叩きつけられた。

この時点で10人程いたはずのヘルメット団は残り4人程になってしまっている。

 

しかもここに至るまでの先頭で、ソウは一切銃を使っていない

 

 

「朝っぱらから俺と一緒に遊びたいのか?暇なんだな」

 

ヘルメット団達は何も答えない。

 

「本当ならもっと遊んでやりたいが生憎今日は忙しい。さっさとかえ──

 

 

ドガァン!

 

 

 

刹那、何かが爆発する音が聞こえる。

 

 

 

 

 

倒れていたはずのヘルメット団員が立ち上がって高笑いする。

 

 

 

「ハッハッハッハ!最強の傭兵【ホッパー】だか何だか知らないが調子に乗りやがって!ざまあみろ!」

「これで依頼達成だ!さっさと帰って…」

 

 

煙が晴れていく。

 

中には誰もいない。

 

そう、誰もいない・・・・・のである。

 

 

「今...誰か俺を笑ったか...?」

 

 

建物の上から声が聞こえる。

 

 

 

ヘルメット団達は己の不運を呪った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大変です!四方から武装した人達が近づいてきています!」

私達はカイザーローンの集金記録を探しにブラックマーケットにやってきた。

そこでチンピラに襲われそうになっていたトリニティの生徒「ヒフミ」を助けたのだが....

 

「さっきのチンピラの仲間です!完全に敵対モードです!」

 

「ん、望むところ。」

「なんでこんなのばっかり絡んでくるんだろうね?私達、何か悪い事した!?」

「愚痴は後にして応戦しましょう!先生、指揮をお願いします!」

"任せて"

オーパーツ、シッテムの箱を起動すると、サポートOSであるアロナの声が聞こえた。

「先生!東の方向から何者かが高速で接近しています!」

"みんな!東側を警戒し「邪魔だ」

 

 

 

私達の目の前に何かが着地する。

砂埃が視界を遮る。

「先生!東側と北側の敵が壊滅状態に陥っています!」

アロナの声だけが聞こえ、視界が晴れた私が目にしたのは──

 

 

お世辞にも綺麗とは言い難いコートを羽織り、西部劇の保安官が履いているような靴を履いている青年・・だった。

 

 

 

 

「あんたが最近噂の先生か?」

"そうだよ"

「そうか。....邪魔して悪かった」

そう一言だけ言うと彼は立ち去ろうとする。

彼がなにか操作すると、彼の左脚に付いたジャッキのようなものが動いた。

"待って!君の名前は?"

 

少しだけ間が空いた後、彼は

「トリニティの人間に聞けばわかる」

それだけ言って飛び去っていった。

 

 

 

 

 

 

「ヒフミちゃん、大丈夫?」

「はい、私はなんとか.....

 

 

 

 

 

 

 

ソウくん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「ホッパー」
ブラックマーケットで傭兵活動を行うソウについた通り名。
ピョンピョン跳ねるような立体的な戦闘方法から名付けられた。

ソウが憧れていた紳士はジョ◯サンみたいなイメージです。

やるならどの話がいいですか?

  • 傭兵としての日常(依頼)
  • 便利屋とのファーストコンタクト
  • 過去の話もっと!
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