TSしたセフレとドロドロでぐちゃぐちゃな関係になっていくお話   作:きむちーず

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第一章
変わる体、愛の始まり


 

 混ざり合う水音。お互いの肉がぶつかり合う音。甘い痺れ。多幸感。荒い息遣い。

 

「麗奈、そろそろ…」

「うん、出して…」

 

 目の前の男が身体を震わせるのが分かった。私も軽い絶頂、私の中で満足感が広がる。

 

「おつかれ」

 

 額にくっついた前髪を、彼はそっと指で払いのけた。

 

「アンタ、今日激しすぎ」

「…悪い、バイトでちょっとな。でも麗奈もいつもより気持ちよさそうだったじゃん」

「女の子にはムードが大切なんですぅ」

「そんなこと言って激しいのも好きだろ?」

「へんたい」

 

 私は額に軽くデコピンをし、その後二人で風呂に入る。少し熱めの湯が体に染みる感覚が好きだ。

 

「そーいや麗奈、今の彼氏とは?」

「なんでアンタに…まあいいか。——最近ちょっとダルいかな。ヤリたがりだし、早漏だし。こないだ別れた」

「だと思った」

 

 彼——中島律はセフレ。恋愛感情はなく、お互いの性欲をぶつけるだけの存在だ。合コンで出会い、つまらない会を抜け出して二人で…それ以来、体の相性が良すぎて家に呼ぶ関係になった。

 

 律は巨乳が好きだから、私は恋愛対象外。私も貧乳ってほどではないけどね。それでも私は構わなかった。この気楽さが心地いいのだ。

 

 

翌週、律から唐突にLINEが来た。

 

『俺、やばいことになった。助けて』

 

 一瞬無視しようかと思った。前回も「レポート手伝え」とか、くだらない理由だった。今回も似たようなものだろう。

 

 でも色々と溜まっていた私は、ついでにヤろうと考え、相手にすることに決めた。

 

 その瞬間、電話がかかってきた。

 

「もしもーし」

『も…もしもし』

 

 聞き慣れない、高い女の声だった。律の新しい彼女か? それとも、私たちの関係がバレて…?

 

「……律の彼女ですか?」

『いや、その…本人なんだ』

 

 は? 絶対めんどくさいヤツだ。変な女捕まえたなアイツ...。どうせ巨乳なら誰でもいいってやつでしょ。

 

「えっと、今忙しいんで、また後でお願いします」

『ちがっ! 麗奈! 本当に俺だよ!』

 

 受話口から必死な声が響く。しかし、その声は女のものだ。か細く高く、私の知ってる律の声ではない。

 

「……一旦ビデオ通話にして」

『わ、わかった』

 

 数秒後、画面に映ったのは知らないはずの顔。でも律の面影がある。

 

 大きな瞳、すっと通った鼻筋、肩までの黒髪、女の子の柔らかいライン。

 

「……嘘でしょ、本当に律…」

『な、な? ヤバいだろこれ! どうしたらいいか分かんねぇんだよ!』

 

 スマホ越しに必死に訴える律。その声に胸の奥がざわつく。

 

「……わかった。とりあえず家行く」

『え、マジで? 助かる…!』

 

 

 玄関前で深呼吸。ドアを開けると、間違いなく律なのに、完全に女になった姿があった。一言で言うと美少女だった。元から女を取っ替え引っ替えできるくらいには顔立ちが整っていたので不思議ではない。だが、背はかなり低くなっていた。150センチくらいだろう。だけど巨乳だ。

 

「ちょ…本当に女になってんじゃん」

「だから言ったろ…入れよ」

 

 慌てて中に招き入れられる。玄関もリビングも変わらないのに、律だけが別人だ。

 

 律は頭をかき、焦燥の色を浮かべる。その仕草ひとつで胸の奥がざわめく。

 

「……で、どうして女になってるの?」

 思わず問いかける。

 

 律は胸元を押さえ、俯いたまま答えた。

「二日酔いで昼寝して起きたら…こうなってたんだ。信じられねぇだろ?」

 

「いや、意味わかんないんだけど」

「声も高いし、胸もあるし…どうしていいか分かんねぇ」

 

 律は肩や胸に手を滑らせ、困惑をにじませる。その姿に胸の奥がざわつく。

 

「律……」

 小さく呟く。目の前の律は確かに律なのに、体は女。柔らかい肩、ふっくらした胸。胸の奥が熱くなる。

 

「俺だって最初は夢かもって胸揉んでみたり面白かったのに…だんだん怖くなって」

 

 (揉んだんだ…)

 思わず息を呑む。理性で抑えようとしても、指先が自然に律の肩に触れる。

 

「ちょっ…!」

 律は小さく声をあげる。柔らかい肩の感触に、胸の奥がさらにざわめく。

 

「あ、ごめん」

 

 律はソファに腰を下ろし、視線を床に落とす。小さな声で、ぽつりとつぶやいた。

 

「こんなことになるなんて…俺、自分でもどうしたらいいか分かんねぇ…」

 

 その背中に視線を落としながら、私は心の奥で複雑な感情が渦巻くのを感じる。ただ胸が締め付けられるような不思議な感覚。

 

 律の体は女になっても、目の奥の必死さ、声のトーン、口調の癖——すべて律そのものだ。けれど、胸や肩の柔らかさ、腰の曲線に触れると、理性が少しずつ揺さぶられる。

 

 私は律の手をそっと握り、体温を確かめる。律は瞬間、戸惑いで体を強ばらせたが、すぐに力を抜く。その反応に、胸の奥のざわめきはさらに大きくなる。

 

「……その……律———セックスしない?」

「は?」

 

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