いつか、善き人として生まれ変われる様に   作:万年赤字一般傭兵

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閉幕

 

 あらゆる生徒が己の個性を活かそうと限界まで励み、観客達の予想はそんな生徒達の可能性の暴力を前に敢え無く裏切られた雄英体育祭。

 一つ一つの勝負が見るもの全てに息を呑ませ、僅か一瞬とて永遠にさえ思わせるそれは、しかしながら終わりを迎えんとしていた。

 

 だが同時に、最高の盛り上がりも迎えんとしていた。

 

 

 [さあいよいよラスト!!]

 [雄英1年の頂点が、ここで決まる!!]

 

 

 燃え上がった蝋燭に更なる息を吹き込む様に、司会たるプレゼントマイクは一層声量を上げて観客に呼びかける。

 そして彼の声に呼応するのは何も観客だけでない。

 

 呼びかけに応じるように、しかし全ての意識を目の前の相手へと向けながら二人の選手が舞台へと上がって行く。

 

 

 一人は爆豪 勝己。

 体育祭において彼が武器としたのは、他者でも搦手でもなく圧倒的な力一つ。

 そんな天性のセンスと強力な個性の上に成り立つ戦闘力を頼みに、彼はこれまでの道中で立ち塞がる障害を全て倒して来た。

 故に彼にとって決勝戦など、これまでの戦いと相違ない。

 

 特別感情的になる緑谷が相手であれば何かしらあったのだろうが、そうでは無いのだから倒すべき相手を倒すだけだ。

 

 

 泰然とした歩みの爆豪に対するは、蜘蛛蠍 多。

 "蓄電"による圧倒的な攻撃力を誇る上鳴に、個性自体の強さでも熟練でも勝てるところが一つも無い格上の轟、そんな強敵達を彼が倒せた訳は仕込みの上に成り立つ搦手だった。

 そして今目の前にいる爆豪もまた轟に劣らぬほどの強敵だ。

 しかし彼の搦手はもう尽きかけている。

 

 それは本来勝てぬ相手の轟に勝つ為の代償。体育祭における時間と行動の殆どを轟を倒す搦手の為だけに費やしてきたが為に、彼が爆豪へと割ける余裕は何一つ無かったのだ。

 

 ならば、彼の心は勝算無き不安と期待を裏切る罪悪感で満たされているのだろうか。

 

 

(爆豪君。個性の爆破による強烈な攻撃は勿論のこと、それを応用させた三次元的機動力は本当に厄介だ)

(でも所詮は人間。村の戦士達もそうでしたが…あの分だと空を飛ぶ為に大概無理をしているでしょうね?)

 

 

 否、そうではない。

 彼の心にあるは勝つ為の計画だけ。

 それ故、舞台に並び立った両雄の顔は相違無かった。

 

 

[決勝戦、 蜘蛛蠍 対 爆豪!!]

 

[今!!]

 

 

 仕切り無しに火花を爆ぜさせ始めた爆豪、これ見よがしに右手を目の前の敵へと向けた蜘蛛蠍。勝利を信じて疑わぬ彼らは、分かりきった結果を今すぐにでも迎えようと構えはじめ…

 

 

 正しく一触触発の雰囲気に、試合の開始が告げられた。

 

 

[ス

 

「死ねぇっ!!!!!」

 

「絡まれ!!!」

 

 

 

タート!!!!]

 

 

 宣言の終わりなど待ちはしない。

 今か今かと溜めに溜めた汗を爆発させて爆豪は飛び出し、対する蜘蛛蠍は右手から迎撃の糸を放った。

 仕掛けも無く純粋に人を縛る為に放たれた糸、それは切島や瀬呂を除く初見の相手にとっては回避不可能な速度で爆豪へと迫る。

 

 

(チッ!おおよそ分かっていたが、やっぱり糸か!!)

 

「これ避けますか!?一本くらいは当たると思ったのですけど!!」

 

 

 だが、その糸が爆豪に絡まる事はなかった。

 天性の戦闘センスに類を見ない野生的直感、そしてこれまで蜘蛛蠍が露わにしていた戦法の傾向が爆豪の回避を許したのだ。

 驚きの声を上げながらも蜘蛛蠍は外れた糸を操るが、とうに最高速へと至った爆豪の動き程は速くなく、贅沢にも脳の容量の大半を糸へと割いたが為に機敏な回避などできはしない。

 

 

「まず「こんなんで終わりかあ"ぁっ!?!」

 

 

 体育祭の集大成たる決勝が、観客達の期待を嘲笑うかの様に終わらんとしている。

 余りにもの呆気なさに怒りすら覚えた爆豪が、遂ぞ蜘蛛蠍の目の前で両腕を構え爆破の前兆となる閃光が迸り始めた。

 

 

「ふざけんじゃねぇぞ…っ!…!!」

 

[どうした爆豪!?ここまで来たらとっととやっちまえよ!!]

 

 

 閃光が迸り、しかしその光は熱を帯びることなく蜘蛛蠍の体を焼きはしなかった。

 ただでさえ狂犬の如き気性の爆豪が攻撃を中断し、更には距離を取って急に右足に手を当て始めたのだ。

 試合の終わりを予期していた観客達も、そして解説のマイクでさえもこの異常事態を理解する事はできない。

 

 だがただ二人、舞台の上に立っている両雄だけがこの状況を理解していた。

 爆豪の右足と蜘蛛蠍の左手をキツく結んだ糸、微かに光を反射するソレを目にすることができる二人だけが。

 

 

「どうしましたか、爆豪君。折角のチャンスを棒に振って…」

 

「んな見え見えの煽りに乗るわけねえだろ、クソがぁ!!」

「こんの陰湿蛇蝎ヤロー…ちっ、溶けも焼けもしねぇか…!

 

「い、陰湿蛇蝎…酷い言われ様ですね」

「まあ事実だからしょうがないですがっ!!」

 

 

 顔に塗りたくっていた慌て様を拭い、したり顔を浮かべる蜘蛛蠍が何かを握りしめた左手を思い切り横に振るう。

 もっとも彼の左手の内には何かが見えることも無く、ましてそれが爆豪の体を打ち据えることもない。

 

 だが、この先の結果に比べればいっそ打ち据えられる方が何倍もマシであったのだろう。

 

 

「だぁっ!?クソがっ…!!」

 

 《 big》[爆豪が、爆豪が飛んだぁっ!!?]《/big》

 

 

 蜘蛛蠍が左腕を振るう、その度に爆豪は陸に上げられた魚の如く舞台の上を跳ね回り始めた。

 右に左に上に下に…不本意な動きに抗わんと彼は爆破を繰り返して態勢を立て直そうとはするが、爆破の方向など到底定まらぬが故に意味をなす事はない。

 

 何度も何度も腕が振るわれ、動かない蜘蛛蠍に対して爆豪の速度はどんどん増してゆく。

 やがて爆豪が抵抗を緩め始めた時、もはや手遅れではあるが漸く観客達もこの状況を理解できた。

 

 

 [見えないリスナーは、よく聞きな!!]

 [これはサイコキネシスでも、無重力でも、まして爆豪がついに狂っちまった訳でもねぇ!!]

 [これは糸だ!!爆豪という名の狂犬に蜘蛛蠍が糸のリードをつけやがった!!]

 

 

 爆豪が優勢であった筈の試合開始直後、彼の意識は蜘蛛蠍のいかにもな右腕に向けられていたが警戒すべきは右では無かった。

 蜘蛛蠍の本命は左手からそろりと伸ばした何本かの糸だったのだから。

 

 たとえ後ろ手に隠そうとも集中さえすれば糸を操れる彼にとって手の向きなど関係なく、ましてこれまでの戦いにおいて左手からの糸など全く見せてこなかったが故に、蜘蛛蠍は初手の優勢を手繰り寄せた。

 打てる手が少ない中で手に入れた絶対的な優勢、これがひっくり返る術など到底無い。されども蜘蛛蠍は最後まで油断することはない。

 

 

 [どうする爆豪選手!このまま蜘蛛蠍になされるがままか!?]

 

(抵抗を止めた…まさか諦めた訳では無いでしょう)

(何かされる前に終わらせるべきか。削りは十分、このまま場外に叩きつける!!)

「これで、終い!!」

 

 

 蜘蛛蠍の振るう腕と共に、宙空へと体を釣り上げられた爆豪の体が一直線に地へと堕ち始めた。

 最早いつもの暴言すら吐く余裕が無いのか、先までの騒がしさはとうになくただ待ち受ける敗北を受け入れるかの様に。

 

 落ちゆく最中、ふと蜘蛛蠍と爆豪の目が合った。

 もちろん糸の操作に意識を集中している彼に、爆豪の顔を気にする余裕はない。

 だが、彼の視界に映った"それ"はあまりにも鮮明に蜘蛛蠍の脳へと刻まれた。

 

 爆豪の敵意と闘志が溢れんばかりに燃え上がっていた瞳、それを無視する事など到底出来なかったのだ。

 

 

閃光弾(スタングレネード)

 

 

 瞬間、競技場を凄まじい爆音と閃光が包み込んだ。

 爆発の発生源に最も近かった者は蜘蛛蠍であり、感覚のよさ故に爆発で目と耳を潰された。

 

 

(………これは、まさか…)

 

 

 何も聞こえず何も見えない暗闇の中で、それでも彼は何かを微かに感じ取った。

 僅かな焦げ臭さ、糸が弛む感覚、そして高速の何かに押しやられた風の流れ。

 聾盲となったが故にその正体を断定する事は出来ないが、彼は半ば反射的に左腕を構えた。

 

 その先で与えられた感覚は、構えた左腕と下顎への激痛に何かを折ったかのような鈍い振動だ。

 

 

 [ーーー振りに、蹴り上げ!!!!]

 [怒涛の一転攻勢!!!今の爆豪には容赦なんて一つもないぜ!!Crazy!!]

 [こりゃ蜘蛛蠍もお手上げか!?]

 

「ーねぇっ!!!」

 

(い"っ!)

「ああ"っ!!」

 

 

 だが、蜘蛛蠍が痛みで止まる事はない。

 耳の感覚を取り戻し、目の前で追撃を加えんとする爆豪の存在を確かに認識した彼は、野蛮な叫びと共に左脚を振るう。

 その蹴りは空と共に正面の肉を裂かんと迫り、しかし紙一重で荒々しい息遣いは遠ざかっていった。

 遠ざかり、再び糸が張った。

 

 

 [いや、まだだっ!蜘蛛蠍の奴もあきらめねぇっ!!]

 

 

 蜘蛛蠍の左手が叩きつけるかの様に振るわれ、未だに足を縛られていた爆豪は再び地へと落ちゆく。

 

 

「!っテメェッ!!」

 

(早く終われ終われっ!!)

「ああ"あ"あ"ぁっ!!!」

 

 [マウントからの執拗な殴打っ!Too Crazy!!]

 

 

 今度の蜘蛛蠍に容赦などない。

 砕けた顎で言葉にならぬ叫びを挙げながら、ただひたすらに彼は目の前で倒れているであろう爆豪めがけて拳を振い続ける。

 体を脚でがっしりと抑え込みながら一刻も早く気絶させんと、何度も何度も衰えなく。

 

 

(抵抗がない…いや考えるな!このまま殴っていれば)

 

 

 そして今の彼には冷静さもなかった。

 つい先ほど爆豪を捕えていながらも、何故今の様な近接戦に持ち込んでいなかったのか、その理由さえ忘れてしまうほどに彼は猛らずにはいられなかったのだ。

 ふと蜘蛛蠍の腹に途轍もなく熱い何かが押し付けられ、振るっていた左の拳が受け止められた。

 

 

「随分とまぁ、殴ってくれたなぁ…!!」

 

 

 怨嗟が籠りに籠った声と共に、ただよう焦げ臭さ。

 目の前にいるのが誰かを思えば、これから何が起きるかは盲となった蜘蛛蠍の目にも明らかだ。

 

 

(この熱さ、まさかっ!!)

(すぐに退かないと…っこれは!)

 

榴弾砲(ハウザー)…!!!」

 

 だが、もう遅い。

 拳から絡めとる様に握りしめられた手首は動かず、幾ら殴ろうとも同じく熱狂している爆豪は最早気を失わない。

 

 遂に、祭りは終わりを迎える。

 

 

着弾(インパクト)ォッ!!!!!」

 

 

 熱狂の果てに祭の最後にふさわしい巨大な花火が、咲き誇った。

 

 

 [互いに一切譲らない苛烈な攻防!!!!]

 [それを、制したのは…………]

 

 

 花火の後、舞台でスタンディングポーズをとるのはただ一人。

 

 

「勝者!!![爆豪選手!!!!]

 

 

 爆豪だ。

 

 


 

 

 決勝戦が終われども、すぐに表彰式には移れない。

 下顎と左腕を砕かれ腹を中心に焼かれた蜘蛛蠍もそうだが、半ば気力だけで立っていた爆豪もまた試合が終わってからは倒れ込み、表彰台に登るべき二名がいないのだから。

 

 とはいえ、それもしばしの間。

 リカバリーガールによる治癒力の促進に加え、彼ら二人の類を見ない気力は長時間の眠りを許さなかったのだ。

 

 

「それではこれより!!表彰式に移ります!」

 

 

 何はともあれ表彰式は始まった。

 シンプルな123の数字が乗った表彰台は、体育祭のこれまでを考えれば少々簡潔に過ぎるデザインなのかもしれないが観衆がそう思う事はない。

 所詮、台は台でありその上に立つ三人こそが表彰台を何とも輝かしいものへと仕立て上げるのだから。

 

 されど2位の台に立つ者にとっては、何とも惨めなものに見えていた。

 雄英生徒:蜘蛛蠍 犍多、体育祭最終順位2位。

 

 

(負けた)

(レディナガンに、どう申し立てをすれば)

 

 

 未だに収まりを知らない歓声に、オールマイトの登場に、周りの騒がしさは増してゆくが今の蜘蛛蠍の耳には何も入らない。

 今や彼の頭と心を支配するのは、どうしようもない申し訳なさだった。

 

 台に立っているというのに彼の顔は下を向け始め、そして垂れた首に何かがかけられた。

 

 

「蜘蛛蠍少年、おめでとう!やはり強いな君は!」

 

「ぉ-る、ぁぃと…?」

 

「おっと、無理して喋らなくても大丈夫だよ。ただ少しだけ話を聞いて欲しいだけさ」

 

 銀色に輝くそれを首にかけたのは、オールマイト。

 顎を砕かれた蜘蛛蠍の代わりと言わんばかりに、彼はその巨躯で蜘蛛蠍を抱きしめながら口を開いた。

 

 

「雄英体育祭はどうだったかな…?君にとってこういう体験は初めてだろう?」

「誰かと切磋琢磨して、祭りに参加して目一杯励んで、そういう楽しい事を少しでも知ってくれたら、私としてはとても嬉しい」

 

(うん、とても楽しかった。口にできないけど、確かに負けたけど、それでも確かに楽しかった)

 

 彼にとってオールマイトの言葉はその通りだった。祭りそのものも、その前に励んだ友達との訓練も、何もかもが彼にとっては初めてで忘れられない幸せである事は間違いなかった。

 

「だけどこうして競い合って、そして負けた事も初めてじゃないかな?」

 

(……確かに、そうだ。ずっと一位だったわけじゃないけど、それでもこうして明らかに負けたのは今日が初めてだ)

 

「もちろん負けたからには、何で負けたかだとか個性の修練だとか体作りだとか、色々考えるべき事は沢山ある」

「でも、そんな事を考える前に…まず悔しいと思わなかったかな?」

 

(…悔しい?……それは…)

 

 

 蜘蛛蠍にとって、今回の負けに対する感情は全てレディナガンへの申し訳なさに集約していた。

 だが、それは自身の負の感情を表す術を大して知らなかったからだ。

 こうしてオールマイトの言葉を受け、彼は舐めさせられた辛酸を反芻し始めた。

 

 

「何と言うべきか…君は少し義務的だろう?」

「それが決して悪い事だとは言わないけど、これからを思うならそれだけでは駄目だ」

「誰かに追いつきたい、追いつかれたくない!…こんな感じの私的な、言わば自分の為の理由がある人と無い人では歩幅が全然違うからね」

「楽しい経験も辛い経験も、この体育祭での全部を君の為に活かすんだ」

 

 

(……)

 

 

 表彰式に割ける時間は限られており、オールマイトはそれきりで爆豪へのメダル授与へと移っていった。

 台の上に残された蜘蛛蠍は気にする事なく考えるが、それでも中々解は出ない。

 

 御子として何かを与えられ続けた日々、或いは与え続けてきた日々、彼に並び立つものはなく何かと比べられる事などは無かった。

 まして互いの誇りを賭ける戦いなど、することも必要もなかった。

 

 

(誰かに追いつきたい…"誰か"……)

 

 

 だが、こうしてヒーローを目指す学生である"蜘蛛蠍"として存在する今では違う。

 

 この限界を試され続ける超人社会にてヒーローになるという事は、ましてヒーロー飽和社会とさえ称される今をヒーローとして生きるという事は、想像を絶する競争に参加している事と同義なのだから。

 御子に嫌気がさした先で抱いた漠然と憧れ、次に活かすと意気込んでその場の悔しさを先延ばしにする様な諦め、そんなものでは追い抜くばかりか並ぶ事さえままならないのだから。

 

 やがてメダルの授与も閉会の言葉も終わり、台を降り始めた蜘蛛蠍は左隣の爆豪へと目線を向けた。

 その先にあったのは、何処か納得がいかない様な赤い眼。

 彼を追い詰めた蜘蛛蠍への警戒だけでなく、勝ちといえども半ば負けかけた辛勝への悔しさを孕んだ眼。

 

 

(………そういう、気持ちは……)

 

(僕も、同じです)

 

 その眼を通して、ようやく彼は"悔しさ"を理解した。

 故に、顎の痛みなどなかったかの様に彼の口は自然と開いた。

 

 

「ばくごう、くん……」

「つぎは……次は、僕が勝つ」

 

 

 それはある種の決意表明。

 義務だとか思い遣りだとかそんなものは無く、彼はただ目の前に捉えた存在を超えんと挑戦状を叩きつけたのだ。

 

 

 だが、まだ未熟。

 

 

「お前…はっ、何が次だ」

 

「ずっと、俺が一位だ。お前なんかに負けるわけねぇだろ」

 

「!!……なるほど」

 

 

 彼の挑戦に対する爆豪の返答は、生まれより築かれ続けた傲慢さと実力に基づく絶対的な自信の現れ。

 それに比べれば蜘蛛蠍の今の感情など何とも未熟なものだが、だからこそ彼の意志は更に固まった。

 

 

(ずっと、勝つ……ふふ、今の僕にはとても言葉にはできませんが)

 

(来年は、爆豪君みたいに言葉にしましょう)

 

 

 ただの学生として青春を楽しみ始めていま少年の顔が、未熟といえどもヒーロー科のそれになり始めていた。





ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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