他の作品もこれから再開していきますのでお楽しみ下さい。
※時系列は大体一年前ぐらいです。
(追記)※加古隊の順位を5位に変更しました。理由は独断と偏見ですが一年前ぐらいに影浦隊が6位だったのと、その影浦をカモにしていた加古隊の方が順位が上だと思ったからです。
ボーダーには訓練兵のC級、主力であるB級、そして精鋭であるA級がある。そのA級で不動の1位を誇る部隊がいる。
それが太刀川隊だ。だがその太刀川隊には欠点がある、それは…
太刀川隊 隊室
「おい慶、なんだ?このレポートの数は。お前いい加減にしろよ。」
「いや~後でやろうと思ってたら溜まってたんだよ。そんな怒んなよ~昌永」
「やる気が無いだけだろう、しかもこのレポート必修科目のだろうが!それと国近も何だこの成績は、これで進級できると思ってるのか?」
「私~勉強が苦手なの知ってるでしょ?稲富さ~ん。テスト時は今ちゃんに頼むから別に良いよ~」
「いつも今の力を借りずに自分で何とかしろ。少しは出水を見習えよ
そう、その欠点とは。この髭バカこと隊長「太刀川慶」とオペレーターである「国近柚宇」がどうしようもない程のバカ共なのだ。それに対してイライラしながら苦言を呈しているのが、太刀川の幼馴染で太刀川隊の狙撃手「稲富昌永」である。また太刀川隊の射手「出水公平」も昌永程ではないが、この二人よりは遥かにマシレベルの学力を持っている。
「まあまあ稲富さんその辺で、第一今に始まった事じゃないでしょ太刀川さんと柚宇さんの勉強嫌いは」
「出水お前はこいつ等に甘すぎる、今日という今日は絶対に許さん。第一あと数か月したら遠征選抜が始まるんだぞ。…おい慶、今すぐにレポート課題をやれ、やらないのなら...上層部に頼んでお前のランク戦参加禁止と今回の遠征参加を禁止させる様に今すぐ直訴するからな!国近も次のテストで低い点数を取ったら、慶と同様の処置をするからな。」
「「はぁあ!?」」「えぇ~!?」
出水はそんなダメ隊長とゆるふわオペレーターを庇う。ただ今回ばかりは稲富も我慢の限界だったようで、とうとう禁断の処置に出た。それは上層部に二人のランク戦&遠征の参加を禁止させるというものである。これは二人にとっても部隊全体にとっても途轍もない事態である。
「ちょっと待ってください!?稲富さん、ランク戦はまだしも遠征参加禁止はいくら何でも流石に重すぎるでしょう!?」
「そうだぞ、それはあんまりだぞ昌永、横暴だ~」
「酷いよ~稲富さ~ん」
「問答無用、今回ばかりは見逃さないし容赦しないからな。ただ誰かに手伝ってもらっても構わないが、俺は一切手伝わないからな!」
「おっ..おい待て昌永」
稲富のこの処置に対して三人はあまりにも重すぎると非難したが、そもそも太刀川と国近が普段から勉強をしていないのが悪いのだが。ただ稲富は自分は手伝わないが誰かに手伝ってもらうのを禁止してないあたり、まだ優しい方ではある。
稲富視点
(...出水の言う通り流石に重すぎるかも知れんが、今回ばかりは此処まで言わないと駄目だからな)
太刀川達からの非難の声に稲富自身も厳しすぎる事を言ったことを自覚しているが、今回ばかりは見逃すことが出来なかったらしく敢えて心を鬼にした事を言ったのをブースまで歩きながら考えていた。ブースに着くと、意外な人物達が稲富を見ていた。
「あら?見て二宮くん。稲富くん、珍しく一人でブースに居るわ」
「ん?...確かに珍しいな、あいつが一人でブースに居るのは」
「いつもなら太刀川くんが一緒か狙撃手の訓練所に居るのに」
「正確には...太刀川の野郎があいつを連れ出しているんだがな」
稲富を見ていたのは。太刀川や稲富と同い年のA級5位加古隊の隊長「加古望」とA級4位二宮隊の隊長「二宮匡貴」だ。二人共比較的に稲富とは仲が良く、稲富も隊以外の隊員ならばこの二人やもう一人の幼馴染である月見蓮と一緒に居る事が多い程に仲が良い。如何やら二人は稲富が一人でランク戦もしないでブースに座っているのがかなり珍しいらしい。
「ん?二宮に加古。珍しいなお前らが一緒にいるのは、何しに来たんだ?」
二人が話している間に稲富は二人の存在に気づいたらしく、そこまで歩いて行った。
「フフフ、ランク戦をしに来たのよ。その道中で二宮くんとバッタリ会ったの」
「....俺も、久しぶりにランク戦をしようと思ってな。そういうお前は一人で何をしてんだ?」
「実はな。隊の中で問題が起きてな。それについて考えていたんだ」
「...大方予想は出来るが、まさか太刀川や国近の成績の事か?」
「ああ、それについてだ。もし彼奴らがまた悲惨な成績を取ったら、二人のランク戦参加と今回の遠征参加を当分禁止させるよう上層部に直訴する」
稲富は二人と話をしながら、自分の隊の諸々の事情やその処置内容について話した。二人共、国近はまだしも太刀川には妥当な罰則内容だと考えた。
「それは流石に手厳しいわね」
「...何言ってるんだ加古。国近はまだしも太刀川はむしろその罰則を受けるべきだ」
「それもそうね。確かに一度太刀川くんはその罰則を受けるべきね」
「そこで頼みなんだが。二人共うちの隊長と国近の勉強を見てくれないか?どうせ彼奴らから言ってきても絶対に手伝わないだろ。俺も出来る事なら隊全員で遠征にもランク戦にも参加したいからな。」
「稲富...いくらお前の頼みとはいえ、あの野郎の面倒はごめんだぞ」
「悪いけど、私も嫌だわ。前に勉強を見たけど駄目だったしね」
「二宮、加古。頼むこの通りだ」頭を下げる
二宮と加古は頭を下げてまで頼む稲富に対して、内心驚いていた。そんな行動をしたことは今まで殆ど無かったからだ、当初は無駄な事だと思い断るつもりだったが、仲の良い友人がここまでするのを二人はその行動に答えようと薄っすら考えた。そして
「...分かった、今回だけだぞ」
「良いわ、貴方がそこまでするんだもの。その気持ちを酌んであげなきゃね」
「ありがとうな二宮、加古。今度焼肉でも食べに行こうか」
「..ああ、ジンジャーエールがある所の店でな」
「あら嬉しいわ、奢ってくれるの?」
「それは....まあ、考えとく。それより一緒に個人ランク戦するか?久しぶりに」
悩んだ末に二人は自分にとって一番の友人の頼みを了承してくれた。稲富はお礼を言い、今度焼肉に行こうと誘った。二人は笑いながら、その誘いに乗り気で答えた。また稲富は二人に個人ランク戦をしようと頼んだ
「..望むところだ、撃ち落としてやる」
「あら二宮くん、蜂の巣になるのは貴方よ。当然稲富くんもね」
「なんだと...いつも撃ち落とされてるのはお前だろ。加古」
「二宮、加古。忘れてるようだが、今までお前ら俺を落とせた事あったか?」
「あら、じゃあ今日白黒付けようじゃない」
「...良いだろう」
「掛かってこい、二人共」
三人ともお互いを挑発しながら、個人ランク戦に向かっていった。
その後だが、三人は他にも今や風間さん等に頼み込み、太刀川と国近の勉強を見ることになった。
今回は此処までです。
久しぶりに執筆したので文法が酷いですが、満足してくれたら嬉しいです。
コメントお待ちしております。
では、ベイルアウト
黒トリガー争奪戦で戦力を分散した時に稲富はどっちに行くべきか
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迅の方面
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嵐山隊の方面