五億年ボタンの正しい使い方   作:コロンブスのニワトリ

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特典はチートアイテム

どうも、俺は永田龍。どこにでもいるちょっとアニメが好きな高校生だ

 

 

でもなんか知らんが真っ白な空間で立っている

 

 

帰宅途中で信号待ちしてたはずなのに……

 

 

ここどこだ?こんなところ知らんし、夢だとしたらリアル過ぎる。

 

 

いや、そんなにリアルでもないか……なんかスッゴいふわっふわっしてるし

 

 

本当ようわからんな。こりゃあやっぱ夢か?夢だとしたら俺は急に倒れたってことか。しらん人の前で倒れるなんてすげー恥ずかしい……なんか起きたくなくなってきたな……

 

 

「……お前すごいな。目の前に人がいるのに無視できるとか」

 

 

そういえば目の前におっさんいたけど放置したな。そう思いながら目を向けると

 

 

「………誰?」

 

 

「そう思うのも無理はない。なんせ俺は神だからな」

 

 

は?なにいってんの?このおっさん。頭わいてんのか?てかつくならもっとまともな嘘つけよ、どこに上下ジャージの神様がいんだよ

 

 

「ここにいんだろうが」

 

 

あれ?口に出てたか?いま

 

 

「んにゃ、別に口に出してなかったぞ」

 

 

………思考を読むってすげー厨二くせーな。なんかドヤ顔してるし。気持ちわりっ

 

 

「お前……思考読まれるってわかってんのにそんなこと言えるのか…」

 

 

「だってここ俺の夢じゃん。おっさんの事しらねーけど夢ならなにしても問題ないし」

 

 

「は?夢じゃねーぞ、ここ」

 

 

は?夢じゃねーってどゆこと?じゃあなにここ?

 

 

「ここは……簡単にいえば神の世界ってとこだな」

 

 

「は?おっさん神ってホントなの?てかなんで俺ここにいんの?」

 

 

「さっきも言っただろ、神だって。ちなみにお前がここにいるのはお前が死んだからだ」

 

 

なんかさらにややこしくなってきたな……俺が死んだって?

 

 

「俺さっきまで信号待ちしてたじゃん。どこに死ぬ要素があんの?」

 

 

「あー……すまねぇ俺のミスだ」

 

 

「ミス?なに?お前が俺殺したの?」

 

 

「いやな?人が死ぬ時は生まれる前から決まってんだよ。そんで命を管理するのが俺の仕事なんだけどよ……」

 

 

「なんだよ、もったいぶるなよ」

 

 

「………お前の命の炎でシャドーボクシングしたら消しちまった…」

 

 

………なんか想像以上にしょーもなかった……

 

 

「あー、なんだ?つまりあれか?テレビでみるボクサーの特訓試してみたら殺しちまったってことか」

 

 

「そうそう!いつもは炎が揺らぐだけなんだけどよ、今日は腰が入ってな、すげー風起きたんだよ!」

 

 

「いや、なんで嬉しそうなの?こちとらお前のお遊びで死んでんだけど?そこんとこどう思ってんの?」

 

 

「俺は神だから」

 

 

「罪悪感なしですか。こんちくしょーー!」

 

 

ありえねー、人殺しといてこれとかあり得ねーわ。こりゃ信仰薄れるわけだ

 

 

「いや、一応罪悪感はあるぞ?だからここに呼んだんだし」

 

 

「なに?生き返らせてくれるの?ならさっさとしろよおっさん」

 

 

「生き返らせるけどこの世界じゃねーぞ?どっちかっと転生だ」

 

 

転生?アニメの世界にでも行けるんですかね

 

 

「そうだな、どこに行くかはもう決めてあるが」

 

 

「ふーん、どこだよ。そこ」

 

 

「お前も知ってると思うが『ハイスクールD×D』の世界だ」

 

 

「いや、タイトルしか知らねーわ。どういう世界?」

 

 

「ドラゴンとか神とか悪魔とかが出てくる世界だな」

 

 

…………なんなのこいつ、そんないかにもバトル物っぽい世界に行かせるつもり?俺ただの高校生だよ?

 

 

「わかってるさ、俺は神だからな。転生する前に『特典』をやろう」

 

 

「神全然関係ないけどな。特典ってなに?言えばくれんの?」

 

 

「いや、特典はこの箱に入ってる紙に書いてある。こんなかから一枚とれ」

 

 

「ふーん、強いのはいってんの?『大嘘憑き』とか時間止めれたりとか」

 

 

「おう、喜べ。俗に言うチートってやつばっかりだぞ」

 

 

「まじか!じゃあ期待できるな!」

 

 

ごそごそ…ごそごそ…

なんか緊張するな、できれば知ってる能力がいいけど………!

 

 

なんかこれだけ触り心地が違う!よっしゃっ!これに決めた!

 

 

紙を取りだし読んでみる

 

 

 

 

 

 

『五億年ボタン』

 

 

 

 

 

なんぞこれ?当たりなのか?

 

 

「あー……なんかすまん……」

 

 

はあ!?こいつ殺しといて謝らんかったのにこれみたら謝りだしたぞ!?そんなに外れなのか!?

 

 

「当たりか外れかで言ったら、最悪の大外れだ。チートにはかわりないが」

 

 

「最悪って……これってなんなの?」

 

 

「ああ、それはな…」

 

 

この五億年ボタンは一時期ネットで流行ったチートアイテムらしい。その五億年ボタンを押すと自分だけなにもない世界で五億年過ごすし、五億年経つとその世界の記憶が消去され百万円が貰えるとか…………

 

 

 

 

 

「完っ全っに外れじゃねーかぁぁぁぁァァァァァァ」

 

 

……なんなんだよ………こんなん使いたくねーよ。なんでせっかく転生するのにこんなアイテムなんだよ……怒るのを通り越して泣けてくるよ………

 

 

「あー……先に言っとくけど交換はなしな。そういうルールだから」

 

 

「いっそ殺せ」

 

 

「もう死んでんだよ。でも改良ぐらいならしてやるぞ?五億年は変わらんが」

 

 

百万貰えるからってそんな目に会いたくねーよ。改良するったってそんなんどうしようも………いや、いけるか

 

 

「おい、おっさん」

 

 

「なんだ?やっぱこのまま死ぬか?」

 

 

「いや、そのボタン俺の言った通りに改良してくれ。できるだろ?」

 

 

「できるにはできるが……そう変わらねーと思うぞ?」

 

 

「とりあえず今から言う通りに頼むわ。んじゃまず………」

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

「………確かにこれならお前の目標を達成できるかも知れんが……こんなんにしたらお前死ぬぞ?」

 

 

「まあ大丈夫だろう……きっと…たぶん…恐らく」

 

 

「自信ねーじゃねーか。まっ、俺からも一つお前にあった特典をやるよ。……そんじゃ、頑張れよ」

 

 

「おう、そのうち戻るわ」

 

 

そう言うと足元から粒子になって消えていく……よっしゃ!気合い入れてやりますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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