今俺の目の前には大量に『KEEP OUT!』というテープが張ってある扉がある。こんなかにリアスさんの『僧侶』が封印されてるらしい
なにそれいじめ?こんなかに閉じ込められてるとか、悪魔って半信半疑だったけど自分の仲間も封印するとか……ありえねー。まじで悪魔の所業だな
とか思ってたら中にいるやつがすげー人見知りで、外に出たくないとか言ってるらしい
なるほどヒッキーか。まあわからんでもないな、俺もある意味五億年ヒッキーだったし………あれ?俺の方がひどくね?
そんで何度か中から出そうと頑張ったけど無理だったから俺になんとかしてほしいらしい
……なんで初対面の俺でどうにかなると思ってんだ?まあ考えてもしょーがねー。会ってみるか
『ガチャ』「イャ『バタン』
…………すげーめんどくなってきた。やめよっかな……でもこれも仕事だからな……
『ガチャ』「イ『バタン』
……………………
『ドガァァァァン』「ウワァァァァァァ!!」
「さっきからうるせぇーんだよ!素直にでてこいやコラァッ!!」
あれ?中に入って見たが誰もいねーな。さっきの声なんだったんだ?
ゴソッ
「ん?」
………………なんかいかにもって感じの段ボールがある……少し震えてるし
パカ
………罪悪感がやばい。女の子がこんなに震えてるとか…
「えっと、君がギャスパー・ヴラディでいいか?俺はリアス・グレモリーの関係者だ」
「……」
反応無し。……いくらうるさいからってドア蹴破るのはやり過ぎたか……
「リアスさんのお願いできたが……なんでこんな所でとじ込もってんだ?こんな所に籠ってたら体壊すぞ?」
「………外は怖いです」
「何をそんなに怖がってんだ?とりあえず出てみようぜ」
「!やめてくださぃぃぃ!」
この感じは……時間停止か。この感じすげぇ懐かしい。いやーDIO様の『
「なんで……大丈夫なんですか?」
「慣れだ」
「え!?『
「なんて?ふぉーびとんばろーびゅー?これそんなめんどくさい名前なのか?」
「…『停止世界の邪眼』です……目にはいった物の時間を止める『神器』なんですけど……制御出来なくて……」
「だからいきなり使って来たのか」
「はい、すいませんでした。………これがあるから人に会いたくないんです……」
なるほどね、人に迷惑を掛けたくないってことか………
「なら制御できるようになろーぜ。俺も手伝うから」
「無理ですよ。仲間を止めてしまくらいなら僕はここで一生一人で暮らした方がましです……」
……………
「……俺もさ、昔ずっと一人でいた時期があったんだよ、理由は話せねーけど」
「…………」
「そんでさ、最初の頃はなかなか楽しめたよ。自分だけだから人に気を使わなくていいって」
そうだ、最初は良かった。人の目を気にしなくていいと思ってばかもできた。……だけど
「やっぱ一人は寂しいよ。嫌いなやつと一生一緒にいる方がましだ。一人よりはずっといい」
「だからさ、一生一人なんて一生死んで生きてくみたいなもんだぞ?そんな人生過ごしたいか?」
「………嫌です……」
「なら頑張ろーぜ?リアスさん達もお前の事を待ってる。神器の事も俺がどうにかしてやる。だから外に出よう、ギャスパー」
「………はい!」
ギャスパーは力強く返事をして部屋の外に飛び出した。………ちょっと感傷的になってたな。やっぱ自分で思ってる以上に辛かったんかな?
「よしっ、ならとりあえずその神器どーにかしねーとな……修行あるのみだな」
「ええっ!?あれだけ言ってたのにやること他と変わらないじゃないですかぁぁ!」
「俺は不器用なんでね」
部屋に戻ろうとするギャスパーの首根っこを掴んで連れていく。今日もリアスさん達走らせてるけどこいつも走らせるか……こいつ走らせたら死にそうだけど
「や、やめてくださいぃぃ。なんで『停止世界の邪眼』が効かないんですかぁぁぁ」
はっはっは、そりゃあ何百回も受ければ制止空間に入門もするさ!今更時間停止で俺を止められる訳ないだろ
――――――――――――――――――
毎日のように走らせてたら体力がそこそこついたらしい。たった一週間ちょいで体力つくって……才能あって羨ましいですね……ちなみにギャスパーはやっぱ無理だった、今はその辺に倒れてる。あとアーシアも
「じゃあそろそろ本格的な修行始めるか」
「どんだけ走らせるんだよ」ボソ
「イッセーー、聞こえだぞー、もう三時間走ってこーい」
「たった今走りきったばっかだぞ!?ちょっとは休ませろよ!」
「んじゃあちょっと休んで五時間なー」
「行ってきますよこんちくしょー」
兵藤は泣きながら走っていった。まったく、一番伸びしろがあんだからしっかりしろよ
「よし、ならまず祐斗からだな。確かお前は『騎士』の剣士だったよな?」
「そうだよ、戦闘スタイルは速さで相手を翻弄する戦い方だね。ついでに僕の神器は『
「お、おう。かっこいい神器だな」
てか盛りすぎだろ?なんだよ聖と魔の融合って……厨ニ極まるって感じだな
「前に模擬戦した時に分かったが、お前はもう自分の型を持ってるだろ?それを極めれば剣士としては一流だ。後は……小手先の技とかか?」
「小手先?隠しナイフとかかい?」
「それもあるけど俺が言ってるのはそれと別だ。お前の神器って何本も同時に作れたりすんだよな?」
「うん。やろうと思えばここら一帯を剣で埋めつくせるよ?」
……想像以上に凄かった。これなら
「そんじゃあその作った剣を空中で維持してみろ」
「空中………できるにはできるんだけど、かなり集中力がいるんだよ。できたとしても三本が限界かな?」
そう言うと、祐斗は空中に三本の剣を作り出した
確かに三本だけど………二本はふらふらだな、今にも落ちそうだ。ここを重点的にしごくか……
「やったけどこれからどうすればいいんだい?さっきも言ったけどかなりきついんけど」
「んじゃあその剣を打ち出だせ。それを常に出来るようになれば戦闘の幅が広がる」
「なるほど……確かにこれなら牽制も出来るし、遠距離にも対応出来る……よくこんな使い方を思い付いたね」
「いや思い付いたんじゃなくて。俺の知ってる奴がその戦い方してたからそれを参考にしただけだ」
「………その知り合いも気になるけど」
「そんな事はどうでもいいさ。そんでとりあえず、その宙に浮かせる数を増やせ。さっき言った奴は百本以上同時に出してたぞ?」
「……僕もせめて十本位は維持出来るようにしなくちゃね」
「そうだな。そんじゃあ最初は一本から始めろ。それから安定したら少しづつ数を増やしていけ。これも練習あるのみだ、効率なんて考えるなよ」
「わかったよ」
「じゃあ次は…剣士繋がりでゼノヴィアだな」
「おお、私の番か。私には何を教えてくれるんだ?」
「確かゼノヴィアは『デュランダル』使ってたか?」
「ああ、私の今の得物は『デュランダル』一本だけだ。できれば『デュランダル』にあった事を教えて欲しい」
デュランダルに合ったって言われても……思い浮かばねぇ
「技教えようにもお前まだ『デュランダル』使いこなせないだろ?とりあえず素振りでもするしかねーよ」
「素振り………確かにその通りだが、私にもアドバイスとかないのか?」
「倒れるまで剣降り続けろとか、いつでも剣に触れてろとかしか言えねーぞ?」
「………なら木場みたいな特別な技とか教えて貰いたいんだが…」
技って言われてもな……ゼノヴィアは根っからのパワータイプみたいだし…力でどうにかなりそうなものといったら……
「それなら斬撃飛ばすとかどうだ?これも修行すれば一応出来るようになるぞ?」
「おお、そんな事が出来るのか?」
「よし、んじゃ今からあそこの雲切るから見とけ」
そういって刀を抜き、雲に向かって横凪ぎに振るい斬撃を飛ばす。すると空に浮かぶ雲が真っ二つに別れた
「………思ってた以上だ。どうすれば出来るようになるんだ?」
「修行しかねーな。ひたすら振り続ければそのうち出来る。これならお前の修行も会わせて一石二鳥だ」
「?他の事はいいのか?魔力を飛ばしてるんだろう?」
「いや、この技は魔力は使ってねーぞ?だからお前に向いてんだ。魔力とか使わねーから、体力使うだけ。体力もこれが出来るようになる頃には、アホみたいについてるぞ?」
「………」
技の説明してたらゼノヴィアが考え込んでいた。アホっぽいけどこいつも考えることあるんだな。……流石に馬鹿にしすぎか…
「どうした?」
「……いや、模擬戦の時から思っていたが、どうすればそんなに強くなれるんだ?」
「そんなもんひたすら反復練習したに決まってんだろ。俺なんかお前らみたいな才能なんてないよ?」
「?私にも才能があるのか?今の所褒められて無いんだが」
「それは、お前があまりに才能に頼りまくってるからだ。基礎がしっかりすればその才能も十二分に発揮できるぞ?今はそれができてねーから褒めて無いだけだ」
「そうか、私にも才能があるんだな。よし、私もすぐに修行を始めよう」
そういうとゼノヴィアはちょっと離れた所で嬉しそうに素振りを始めた。次は……小猫だな
「次は小猫だな」
「はい、よろしくお願いします……」
「確か小猫は格闘技だったか?色々と混ぜた我流の」
「……はい、先輩もそうなんですか?」
やっぱ同じような感じだしわかるもんなんだね
「ああ、俺も我流の格闘術を使う。けど刀の方がつえーしどっちかっつーとあんまし使わねーな」
「……ならどうしたらいいんですか?」
「まあ、小猫も基礎だな。『戦車』の力に頼りすぎてる、自身の馬力を上げれば駒の効果も強くなるはずだし」
「………私には技、無いんですか?」
やっぱりか……小猫は決め手になる技持ってないし……
「そんじゃあ『二重の極み』とかいいかもしんないな」
「『二重の極み』?」
「簡単に言えば一回殴った後すぐにもう一回殴って衝撃を分散させずに相手に伝える技だ。言うのは簡単だがかなり難しいぞ?」
「出来るんですか?」
「できるぞ?」
そういって手頃な石を拾い上げ、殴る。殴った石は粉になって指の間を滑り落ちていった
それを見た小猫も試したが、石は砕けただけで粉末状にはならなかった
「………難しいです…」
「だろ?俺もこれ覚えるの苦労したからな。ちなみに極めれば足とかでもできるようになるぞ?要するに全ての攻撃が一撃必殺になるようなもんだ」
実際俺の素手の戦い方も基本これ使ってるし
「……どうやるんですか?」
「これは自分で覚えるしかねーな。言葉で言っても伝わらねーし」
「はい……頑張ります」
「ならその辺の石で練習しろ。一人の時も川原から拾ってきたりしてとにかく数をこなせ。そのうち感覚もわかるようになる」
「……はい!」
「次は………朱乃さんだな」
「はい♪私は何を?」
朱乃さんは確か雷を使ってたはず……電気なら磁力とか応用効くんだけど……
「朱乃さんは雷しか使えないんですか?」
「いえ、確かに雷が一番得意ですけど、水や炎等も使えますよ?」
おお!水とか炎とかも使えるのか。それならあれもできるようになるかも知れねぇ
「……朱乃さん、氷も使えますか?」
「ええ、雷ほどではありませんが、使うこともできますわ」
「なら『メドローア』が使えるかも知れません」
「『メドローア』?聞いたことがありませんが……それも強いんですよね?」
「ええ、別名『極大消滅呪文』当たった相手を問答無用で消滅させる呪文です」
「あら?私の『滅びの力』と同じね」
そういうとリアスさんは地面に向かって魔力の塊を放った。塊はかなり小さかったが地面には同じ大きさの穴が開いている
「確かにリアスさんも似たような魔力を使えていましたね。けど恐らくこっちのほうが強いですよ?」
「へぇ……じゃあその呪文の強い所はどこなの?」
「この呪文は相手の強さに関係なく当たった相手を消滅させることができます、この呪文の前では防御なんて無意味です。話を聞いた限り、リアスさんはまだ相手が格上過ぎると効かなかったりするらしいですね。この呪文は格上でも必ず消滅させられる。つまり当てれば勝てる呪文なんです」
「………確かに私じゃまだその呪文に劣ってるわね…」
リアスさんがいじけてしまった。後でフォローしとかないとな……っと、その前に朱乃さんだな
「……私は特別な魔力なんて持っていませんけど、出来るんですか?」
「ええ、この呪文は炎と氷を合わせて使う呪文ですからね。炎と氷は両方とも熱を操ることで操ってます。プラスとマイナス、その二つを合わせることにより0の力を生み出す。それがこの呪文の正体です」
「あら?意外と簡単そうですね」
「そうでもありませんよ?この呪文は炎と氷を完全に同じ力で合わせる必要があるんです。才能が無かったら一生モノにできません」
「なるほど……なら私は魔力コントロールですか?」
「そうですね。まずはそこから始めるべきです」
そういうと朱乃さんは、炎と氷を生み出しそれの調整し始めた。これで後は4人か……一誠はいねーし『僧侶』sは死んでる……そんじゃ次はリアスさんだな
「次はリアスさんの番です」
「それで?未熟な私には何を教えてくれるの?」
あーやっぱ根にもってるな
「確かに未熟ですけど、リアスさんの『滅びの力』はすごい物ですよ?」
「………確かにすごいかも知れないけど…さっき言ってた『メドローア』みたいに何でもって訳にはいかないわよ?」
「威力だけなら確かにそうですけど、リアスさんの『滅びの力』は応用が効くんです。『メドローア』はただ打ち出す事しかできません」
「応用?例えば?」
「例えばこんな感じに」
そういって近くにあった木に『デスビーム』をうつ。木には綺麗に穴が開いていて、回りにヒビなどは入っていない
「こんな感じに細く圧縮したり、逆に薄く延ばして壁にしたりとかで、色々と応用出来るんですよ?」
「その発想はなかったわ……ってこれ意外と難しいわね」
リアスさんは作った魔力の塊を変形させようとしているが、なかなか安定しない。ま、そりゃそうだろーな。俺も苦労したし
「そうでしょう?だけどそれができるようになれば、かなりの応用ができるようになると思いますよ?」
魔力も気も根本は同じだからな、気でできて魔力で出来ない訳がない
「なら私もコントロールね。あっ、イッセー達にはもう少し落ち着いた後に教えなさい。今は相当疲れてるみたいだし」
「わかってますよ」
そういうとリアスさんは朱乃さんの傍で訓練を始めた。二人で話あった方が分かりやすいかも知れねーな
さて、イッセーはまだ来てないし、二人は死んでる。今の内に考えときますかね
どうもどうも
一応今修行してるのは林の中です。そんなかを走らせて体力とバランス感覚を鍛えようって寸法です