ここだけレグルスに姉がいて幼馴染ちゃんも幸せな結末を迎える世界線   作:ねえ、おなまえは?

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17話 お姫様抱っこと、話し合いと、やり直しと

 

レグルスを、よいしょ、と、お姫様抱っこして顔を見る。

 

 

「随分とひどくやられたね。かっこいい顔が台無しだ。でも、彼女たちのことを考えたらこれで済んで良かったんじゃないかな。彼女たちは非力だけれど、それを代弁してくれる人がいたんだね。それは彼女たちの権利の行使だ。甘んじて受け入れるといい。懲りたなら、今度からはもう少し良い旦那さまになることだね。さて――」

 

 

 

 

ビュウビュウと風が下から上に吹き上げてくる。

 

 

 

だんだんと高度を下げていく、2人、正確には2人と抱き抱えられている1人が向き合う。

 

 

「はじめましてだね。私は、レグルスの姉だよ。弟と話す時間をくれてありがとう。大切な弟を殺さないでいてくれてありがとう。いや、殺す直前だったのだからそれにお礼を言うのは少し違うか。

君は剣聖、ラインハルトくんだよね。噂は予々。流石の強さだね、余裕がある。

もしよければ、下に降りて、少し話をさせてくれないかな?

こちらとしては、そちらから攻撃されない限りは絶対に攻撃しないと誓うよ」

 

 

 

 

「――承知した。君が彼の言う、姉さん、か。君の魔法の腕前は相当のようだし、彼に、家族が残っているとは思いもしなかった。村ごと壊滅させたと聞いていたからね。君は理性的なようだし、落ち着いて一度、話を聞かせてもらいたい」

 

 

かくして、3人は地上に降り立った。

 

 

 

 

レグルスに負担がかからない様にふわり、と着地する。

 

スバルはラインハルトに向けて、どういうことだよ!?と疑問の声を投げかけた。

 

 

 

突然現れた謎の存在にお姫様抱っこされているレグルスという状況も非常に、とてつもなく気になる。

 

 

疑問があふれる。

 

彼女は一体…?

 

そもそも、どうしてレグルスは生きている?

 

なぜラインハルトはトドメの一撃を放たなかった?

 

いや、放てなかったのか……?

 

3人を前に、静寂を切り裂いて、平坦な、冷たいともとれる声が響く。

 

 

「初めまして。私は2人目の魔女教大罪司教"強欲"担当、レグルスの姉だよ」

 

淡々と言葉が紡がれていく。

2人目の強欲担当の登場、その存在にスバルたちはたじろぐ。

 

「そう、警戒しないでほしいな。と言っても、なかなかどうして、無理な話か。先ほど上でも彼に言っていたんだが約束しよう、そちらが仕掛けてこない限り、私から手出しをすることはないよ。私はあまり争いを好まない、平和主義者だからね」

 

 

 

 

平和主義者。

 

 

 

レグルスも自身を表す際に平和主義だと言っていた。

 

それに、2人目の強欲担当の大罪司教がいるなんて聞いていない。

怪しさしかなく、臨戦態勢を解かずにじっと動向を伺った。

 

 

「さて」

 

 

一言、姉が発すると彼女たちを中心に光が溢れて、レグルスの顔のアザが瞬時に引いていくのが見てとれた。

 

完全に、とまでは行かないが、凡そ半分ほどは治癒したようだった。

 

その代わり、レグルスの傷が癒されるのに比例して姉の腕や顔にアザがどんどんと浮かび上がっていった。

 

少しだけ顔を顰め、骨も折れすぎじゃあないか?と、小さな声で呟くのが聞こえる。

 

その後レグルスに素早く高度な治癒魔法がかけられ、すっかり元の顔に戻ってしまった。

 

 

 

 

声をかける間もない、あっという間のまさに魔法のような一瞬の出来事だった。

 

 

 

 

「おい、待て、待て待てよ!何もしないって言っていただろ?治しちゃってるじゃん!傷!どうするんのこれ!?」

 

スバルがひどく焦る。

 

 

姉ということは、きっと姉もレグルスの権能、小さな王で心臓に寄生されているのだろう。

 

さっきまでレグルスに攻撃できていたのは、彼女が小さな王の効果範囲に居なかったからかもしれない。

レグルスは先ほどスバルが見えざる手で寄生先の心臓を潰した、その対処方法を見ているから、今度こそ潰されないように、何か、対策してくるはずだ。

 

 

文字通り無敵に戻ってしまったであろうレグルスと、実態が読めないレグルスの姉。

 

考えろ、どうする、どうすると思考を巡らせている時だった。

 

「驚かせてしまって申し訳ない。約束を反故にした訳ではないよ。そちらには、手を出さないとは確かに言ったよ。でも、こちらで何かするとは言っていない。それに、心配しなくて平気だよ。レグルスの権能、小さな王は私には寄生できなかったんだ。大切に思ってくれている家族に寄生できないなんて、皮肉なんだか、優しいんだか、分からないよね。逆に私の擬似心臓はレグルスにだけ寄生できるんだ。弟に頼る姉って、普通は逆だよね。恥ずかしい事この上ないけれど、弟と繋がりを持てるというのは姉として嬉しいところもある。それから、レグルスの傷が引いたのは、私の権能のうちの1つ、獅子の尾のおかげだ。相手から半分、何かを奪うことができるから、今回はつけられた傷を半分奪わせてもらったよ。その方がレグルスにかける治癒魔法の効率がいいからね。……なんで自分には治癒魔法をかけないんだって顔をしているね…?獅子の尾で奪ったもの、つまり今回の場合は傷ということになるが、その傷は、いわば私の所有物だ。私の持ち物になったそれに手を出す、書き替えるということは誰であろうと、もちろん私であってもできないらしい。らしい、というのは、私が今初めてこの権能を使ったからだ。知らなかったんだよ、だからそんな怪訝な顔をしないでくれ。私は、弟を助けられればそれで満足なんだ。だから、私は宣言するよ。魔女教大罪司教"強欲"担当はここに、大人しく2人揃って投降する」

 

 

 

自らの権能を開示し、戦意はないと投降の意思を告げる彼女にあっけにとられる。

 

 

 

ここまで喋ったところで、ようやく落ち着いたらしいレグルスが腕からバタバタともがいて降りてこちらに向かって怒り出した。

 

 

「あのさぁ!姉さん、助けに来てくれたことには本当に感謝しているよ。僕はどんな時だって感謝をしっかりと伝えられる人間だからね、言える時に言っておかないと僕は命を助けてもらっても感謝一つできない男だと思われるのは心外だ。そんな肩書きは僕の尊厳の侵害に他ならない。だけど、さぁ。勝手にあれこれ決めないでくれるかな?勝手に傷を奪って、挙げ句の果てにご丁寧に治癒魔法までかけて、僕だけピンピンして姉さんはボロボロだなんで、不公平だ。せめて半分ずつにした段階で、お揃いの傷の段階で辞めておくっていうのが良いって分からないかなぁ?それに、なんだって?投降する?ふざけるのもたいがいにしてほしいところだね。

姉さんと僕が一緒なら、誰も敵わないんだから、こいつらをどうにかして、元の生活に戻るのが最善だって事。僕らにはその権利がある。誰からも侵害されてはいけない権利があるんだ!」

 

 

手を握りしめて、地団駄をふんで怒りを全身で表すレグルスに、スバルがそんな事したらラインハルトも俺も黙っちゃいねえぞと威嚇する。

エミリアも、鋭い氷塊をいくつも展開して待機する。

 

 

 

 

 

対する様に姉は冷静に話す。

 

 

 

「敵対して良い事が何一つないよ。剣聖は強い。彼が居なければ話は別だっただろう。けれど彼に勝てるイメージが、私にはあまりできない。不完全だったとはいえ、それはさっきの防御魔法を破られた時点で感じ取れている。レグルス、君だって何度も命の危機を感じただろう?もしも今からまた戦うとなっても、私は傷を半分受け取ったから、集中して全力の魔法は放ち続けられないし、多分、彼、どんどん加護が追加されていって対策されてしまうだろう、傷付けられてもすぐ元通りになるでしょ。それに聞いた話では、ラインハルトくんは不死鳥の加護だとか初見の加護とか再臨の加護があるそうじゃないか。面倒だよ。私は強い敵との戦いは大嫌いだ。嫌なことは早めに終わらせたいけど、それでも嫌なんだよね。勿論、私たちの権能では魔法や加護も意味をなさないけれども、権能の解き方まで握られているんでしょ?永遠に戦い続けたいの?そんなの消耗線だし不毛だ。私の魔法は置いておいて、こちらの手の内のほとんどがバレている。それに、あそこで氷漬けにされているの、場所から考えるに、君のお嫁さんたちだろう?私は君が居るから権能を使って戦えるけれど、一方、君は権能を自由に使うこともままならない。防御魔法って燃費が悪いから、攻撃と併用していては、多分永遠には貼り続けられないと思う。弟がボコボコにされるのを一方的にみているなんて、それはあまり良い気がしないよ。私の過ち1つで弟が死んだら私はどうすればいいんだ、死にたい気持ちになるよ。

あとね、弟を利用しようとするなんて、姉としての甲斐性がないと言っている様なものだ。姉は弟を守るものだよ。君が弱いからとか、そういう話じゃない。姉だから守るんだ。大切だから守るんだ。宝物だから守るんだ。分かってほしい。これは、私の私を、私たらしめている権利なんだ。行動原理なんだ。だれにも譲ることはできないよ」

 

 

だから、投降する。

 

 

「お嫁さんたちは氷漬けで、多分仮死状態でしょう?そしたら、擬似心臓は、誰が取り除けるの?

そう、スバルくんだね。教えてくれてありがとう。じゃあ、スバルくんに取り除いてもらってもいいかな。権能の解除、だから、そうだな。

あ、ペテルギウスくんを倒したんだよね、そうしたら見えざる手を引き継いで、それで擬似心臓を握りつぶすとか、そんな感じかな。

そうか。そうしたら、その力を使うには君の何かを削っていく様な、苦痛がある代償を伴うんじゃ無いかな?魔女因子が上手く馴染むまではとても大変だと思うから、治癒魔法と、その応用で精神回復魔法をかけ続けるよ。もちろん、君の体と精神への負荷も考えて無理せず何日かに分けて少しずつやってもらいたい。

手間と苦労をかけてしまって、本当に申し訳ない。

あとねぇ、レグルス。私がとやかく言うことではないと思って、いや実際には大切な弟をとてつもなく、盛大に甘やかしていたと言いかえるべきかな。とにかく、そもそも夫婦や結婚っていうのは、お互いが幸せで、幸福で、祝福されているものだと思う。最初のあの子は…彼女も思考回路が君と似ていたから、例外だよ。あの時は確かにお互いが幸せだっただろうね。私も幸せだった。でも、普通は、夫の勝手な都合で振り回したり、尊厳を守らなかったら嫌われてしまうのも道理だよ。気に食わないから殺すなんて、もってのほかだ。

だから、一緒に勉強しよう。幸い、私は幾分か君のお嫁さんたちからは好印象をもたれていたみたいだから私が少しずつ教えてあげるよ。しっかりした旦那さまになれるように勉強するんだ。レグルスはお嫁さんたちから相応の罰を受けるべきだね。死なない程度なら、私が治せるからこれで赦される訳じゃないけれど、今までの鬱憤を晴らしてもらおう。

スバルくんは怪我がひどいみたいだし、向かっている間に私が治癒魔法で治すよ。そちらの彼女、あぁ、ありがとう、エミリアさんか。エミリアさんに怪我はないかな?他にそちらに被害があるのであれば、私ができる限りのことをさせてもらうよ。

さて本題だ。私たちを抑え込んで、捕えておくのは、私たちの権能がある限り難しい。

殺すのも、また、甚大な被害が出るだろうし、こちらも難しいと思う。

だけど、監視が必要でしょ?

それなら、もし、もしも君たちが良ければ、という提案になるんだけれど、私と弟を君たちに同行させてもらえないだろうか?

私は幾分か魔術なんかの知識があるし、みんなの盾にだってなれる。弟は獅子の心臓が残っているけれど、私が何かしでかさないか責任を持って見張るよ」

 

 

もちろん、これまでの行いを赦してくれとは言えない。

 

それでも私たちにやり直しの機会を、彼女たちに償う機会を、どうかお願いします。

片膝をつき、頭をたれて、心からそう伝えた。

 

スバルたちは考えに考え込んで、確かに捕らえておくのも、2人とも対処するとなるのも難しいことと、お姉さんのことを妻たちが強く信頼していたというエミリアからの後押しもあって、監視も兼ねて、同行するのを許してくれた。

 

何かあれば、最悪死に戻りがある。

 

「英断に感謝するよ。心からの感謝を、ありがとう。ひとまず、教会に向かおう。とりあえずお嫁さんたちを氷から解放してもらって、傷があれば治す。事態がどうなったかの説明もしなくちゃね。

さっきも言ったけれど、その後はレグルスに対して好きに言わせて、まぁ、殺されなければ彼女たちの好きにして良いとしよう。流石に死ぬ前に止めるけどね。

あぁ、お嫁さんたちは、旅をしている最中に手助けしたことがあって、私の顔が利いている貴族の屋敷で雇ってもらったり、それが嫌な人や数が多すぎれば彼女たちの好みの新しい雇用先を責任もって私が見つけよう。

あと、同行させて貰うにあたって言っておかなければならないんだけど……私の知識欲は少し、ちょっとだけ、ほんのちょっと強いから、旅の途中で迷惑をかけるかもしれない。旅先で、私が魔法の探求やら収集にどうしても出向きたくなる時があると思う。その時にはレグルスと、あとは誰かにもついて来てもらって、目を離さない様にしてもらいたい。わざわざ大切な、貴重な時間を割いてもらうんだからもちろんお礼をするよ。

君たちの為に私の持っている知識を、力を捧げよう。

レグルス、もう一度、ここから一緒にまた、始めよう」

 

 

レグルスに向けて手を伸ばす。

 

 

姉の発言を受け、周りを見て、本当に手が尽くせないどうしようもない状況だと悟り、しぶしぶ、といった表情で手を取るレグルス。

 

 

私と向かい合い、

「あのさぁ。色々言いたいことはあるよ。まず、何で僕が妻たちに好き勝手やられなくちゃいけない訳?僕は彼女たちを僕なりに愛していたし、約束さえ守れば手を出さずに済んだ。僕が殺したのかもしれないけれど、そうさせたのは妻たちの方だ。それはもはや僕を使った殺人だと言っていい!確かに?1番最初の妻と、姉さんと暮らしたあの時間とは似ても似つかない時間だったよ。それでも、僕は彼女たちを愛していたとも。いい夫だと思うけどなぁ!訳がわからないよ。まぁ愛する妻たちの元へ行けば、どっちの主張が正解か分かるから、それで判断して欲しいな」と自信ありげに告げた後、今度はスバルたちに向けて

「あとさぁ、君たちは、自分たちが有利な立場だとか、そういう勘違いはしないで欲しいな!僕は、姉さんが言うから、吐き気がするほど嫌だけど、仕方なく、本当に仕方なく姉さんに従うとするよ、だから慈悲深い姉さんと僕に感謝してほしいくらいだ。いや、君たちには感謝する義務がある。少なくとも、君たち2人はすぐにでも首を飛ばせるんだ。だけど、あえてしないでおいてあげるんだよ?命が繋がってよかったぁ、なんて馬鹿みたいに考えているんだろう?でも、安心しない方がいい。僕は君たちに絆されるなんてことはないし、気に食わなければいつでも君らなんて殺せるんだからさぁ!」と息巻くレグルスに、スバルはあれだけのことをされてなお吠えるレグルスに呆れた。

 

 

簡単には信用しねぇからな、と釘を刺されると、

「レグルスのこれまでの行いや、今さっきの態度もそうだし、急に現れた私という存在に、簡単に信用してもらえるなんて思っていないよ。

もとよりそのつもりだから安心してほしい。

信頼って、それ相応の実績とか、長い時間をかけて築き上げるものでしょ?だから、君の考え方に間違いはない。それが当然の反応だからね、それに、寝首を掻こうなんて思わないよ。言っただろう、私は平和主義者なんだ。

命をかけてそちらに不利になることは絶対に、一切しないと誓おう」と返され、姉に毒気を抜かれて、何だかなぁと思いつつしょうがねぇ、ええい!旅は道連れ、世は情け!昨日の敵は友!と受け入れてくれるスバルくん。

 

 

後で聴いた話、ラインハルトくんが風見の加護を授かって、私たちの言葉に嘘はないと判断して、それをスバルくんに伝心したからというのも後押しして同行を赦してくれたそうだ。

 

加護の後天的取得って、やっぱり規格外だなぁ、彼。

 

 

散々な目にあったと、お互いの口から愚痴が溢れるのをみて、少し笑顔になる。

 

これで良かった、良かったのだ。

 

 

救われた気持ちになった。

 

 

スバルくんに治癒魔法をかけながら、まずは教会に行こうとみんなで歩き出す。

 

 

 

新しい一歩が踏み出された。

 

 

 

これは、やり直しの物語。

 

次こそ、間違えない様に、みんなの幸せを強欲に守っていくこととしよう。

 

 

このあと、さんざんお嫁さんたちに罵倒されつつ、ビンタされるたびに笑いながら治癒魔法かけてあげ続ける姉とか、お嫁さん達に神格化されたり、姉と結婚したがるお嫁さんが出てきて困惑する姉とか、くん、さん付けはよそよそしいからなしにしようと提案されて、慣れないながらもスバル、エミリアと呼んで仲を深める3人に嫉妬心丸出しで僕は最初からレグルスって名前で呼んでもらっていたもの。僕の方がすごい。姉さんは僕のことを贔屓してくれているとふんすふんすと怒るも、冷静にスバルに家族なんだから名前呼びは当たり前だろばーかって煽られたり、対大型強大魔獣戦で涼しい顔してゾルトラーク連発飽和攻撃、味方には防御魔法複数展開バフ重ねがけあーだこーだであ、おねーちゃん、やばいやつなんだなってなるやつ、ハーフエルフの子がいるならエルフ耳でももう良いか、私は実はエルフなんだよ、と耳の擬態解除したら姉さんの特徴的なエルフ耳を見られるのは僕の特権で、僕の権利なんだお前ら見るな知るな触ろうとするな〜!なレグルスとかだれかが困っている時にそっと現れてお悩み相談してくれたり、魔法やらポーションやらでなんとかしてくれる姉さんだったり、他の大罪司教と思いの外うまくやっていて、暴食担当達にお菓子を作ってあげたりと意外と仲が良かったりする姉さんとか、似たような髪色で、エルフ繋がりで、でも目の色が紫紺が故に魔女魔女と言われ続けていたエミリアとそんなことばっかり言ってくるなんて暇人なんですよ、どうしようもない人たちですよね、そんな人たちはぶっ飛ばしますからね。貴女には騎士様がいるから、安心できる場所ができてよかったですね、私にとっては、弟が騎士…というか守りたい存在ですって言ったりする姉さんとか、スバルくんがつまずいて倒れた時に姉さんが支えるも非力故一緒に倒れたところに出くわしたレグルスだったり、久しぶりに姉さんの焼き菓子が食べたい、君たちは食べるなとかいうデレを見せてくるレグルスだったり、スバルの死に戻りのタイミングに転生者の勘というかあ、これもどったなってて気づいて、でも多分これスバルくんが言ったりこっちが聞いたりしたらサテラに粛清されるタイプのやつやなぁとおもってじゃあ何をしてあげられるかって考えて死に戻り直後にメンタルケアしたり次はどう動けば最良か、何が障害になってきそうなのかを把握して対処しようとする姉さんだったり、魔術の知識量と質が半端なくて、どんどん新しい魔法をイメージして作り出しては夜な夜な森にぶっ放して試すまじめ姉さんだったり(姉さんの愛を感じたいって騒ぐレグルスは、吹っ飛ばされるたびにうるさいし、ちょっと心が痛むから、レグルス自ら志願したけど却下した)、対多数盗賊戦とかで花畑を出す魔法を展開してなんだぁ?こんなんじゃぁ俺らなんて倒せないよって笑われた瞬間に花弁を鋼鉄に変える魔法ジュベラードで貫く姉さんとか、お互いの権能の説明で、獅子の尾の権能の説明をしっかりする機会に、レグルスの場所が分かるということを前回は説明しなかった(相手から何かを半分奪う力とだけ説明していた)から、レグルスも初めて知ってとんでもない優越感に浸って自慢げにスバル達を見下したり、エキドナのお茶会に招かれてドナ茶を嗜みながら話すお姉さんとか、旅の途中でだれかに、もし、貴女と貴方、とんでもない念がついていますよ、もしも誰かが貴女を殺してしまいそうになったら相手を捻り切ろうか、擦り潰そうか、手足をもごうか考えているみたいです、え?特徴?うーん、黄色のイヤリングがモヤの中に見えます、あと花、かな?って言われて見守ってくれているんだぁ……遠い目ってなったり。

権能を基本的に解いているから、(レグルスに寄生している擬似心臓はレグルスによって絶対に動かしていて欲しいと言われているので動かすことだけはしているが、無敵は解除している)戦いによって髪の毛の一部がほんの少し切られる事態に。お姉さんは全然気にしないけど、レグルスは激怒して、切られた僅かな髪の毛の一本まで集めて持っていることにドン引きするスバルたちとか、

そういえばレグルスのお姉さんの名前って何?なんて呼べば良い?って言われて、姉さんには名前がないから(新情報!名前をつけてもらえなかった。だからずっと姉さん呼びだったのだ!なお周りはだれも知らなかった模様)ないことで別に苦労していないし、名前がないことで真名系の呪いの類にもかからないから便利だしとしていたら、レグルスが確かに姉さん呼びが定着しすぎていて気付けずクソ落ち込んだり、スバル達に悲しみ呆れ叱られて、それでもやっぱり姉さん呼びが染み付いているからみんなで話し合って決める(獅子座繋がりで決まっています、███・コルニアス、でも書く時まで内緒、ね)話とか。

魔女因子の解析をずっと進めてきて、ある日あ、やっと解析できたよってなって、スバルにポンとあげる姉さんだったり

強欲らしく魔導書1冊の為に村を1つ焼き払ったりするくらい平気だよ、なんてことないよ、朝飯前だよと何食わぬ顔で勝手にやって、村にあった魔導書を漁ってスバル達に激怒られるけど、結局村は人攫い村で魔導書を漁りたい気持ちついでに子供達を解放してあげていただけだとか。

福音書に書いてあることを全然守らないから、パンドラ様にあっちゃった時に、姉弟愛の美しさにうっとりされたり、なんやかんやあって敵対した時に"コルニアス司教の姉はここには存在せず、隣国で魔法収集をしている……"の姉などの時点で察知して即ゾルトラークぶっぱで喋り切らせない戦法とったり、ゾルトラークの飽和攻撃浴びせ続けて"見間違いだった"も言い疲れるくらい相手したり、前世の記憶からそういえば弟を土に埋めるなんてずいぶんな扱いをしてくれたんだってね?って攻撃と認識できない魔法で地面にめり込ませて埋めてみたり、もし私やレグルスについて権能を使うなら使い始めた瞬間に感知魔法で察知して瞬間移動で同じことするよ、って言ってマジでやるからあいつやべーやつかも、あんまり関わらんとこって思われたり、あとは"魔法を使えなくなる"と言われても、この世界の"魔法"が使えなくなるだけで、フリーレン世界の"魔法"は使えるからバチバチに魔法を使えて土に埋めたり、見間違えさせることで、姉弟の同士撃ちを狙い、死の間際のすばらしい愛を見たがるけれど、見間違いするわけないんだよねぇってなって、お仕置きされる話とか、服が透けて見える魔法とか、服だけ溶けるポーションもあるよっていってスバルがおー!!いやいやいや、でも、ってなるも結局魔法を使えるのは姉さんだからみんなの裸みても意味ないし(レグルスは姉さんの眼が穢れるとか言って大騒ぎする)、ポーションは材料がないから作れないなぁってなって期待させるなよ〜!何じゃい!ってなる話とか、模倣する魔法エアファーゼンでスバルくんの見えざる手を模倣してレグルスを空に浮かせてウニョウニョ動かしてあそぶ(空気を固定すれば動かないのにやっていないっていうことは遊ばれてやってる、姉さんとわちゃわちゃしてちょっと楽しいレグルス)姉さんとか、レグルスは権能のおかげで半永久的に生きられるから、もしも何かのきっかけで私の権能がなくなったとしてもエルフで長寿な自分なら一緒にいられる時間がすこしでも長くて良かったなぁって、でもスバルくんとかは普通の子だから短い付き合いでちょっと悲しいかもなぁって、とか、レグルスと一緒に権能を剥奪されたらと考えて、ずびずび泣いて、レグルス、独りにしないでよぉって独り言をみんなに聞かれている姉さんとか。

ミミックに食われて、暗いよ〜!怖いよ〜!している姉さんを見て、なんかちょっと怖い人だと思っていたけど、あんがい普通の人というか抜けている人だったんだなって笑うスバルくんたちとか、寒い時にコンポタ飲みたいな、の呟きをスバルくんに聞かれてしまって、スバルくんにだけ転生バレしてしまうがコンビニ懐かしいよね、とか話ははずむ。ただし、スバルくんのメンタルケアのためにスバルくんが元いた世界、ひいてはこの世界すら"リゼロ"というアニメや小説の世界だったよ、私の元いた世界とは違うんだよ、とは言えない、とか。

権能を解除した時に、うっかり怪我をしてしまったけど、血液を操る魔法の練習になるか、とそのまま森で練習していたところをレグルスに見られて姉さんなにをしている?その血一滴すら、僕のものだ!!!すぐにやめろ、治せって騒がれる話とか

見てみたい、見てみたいよ。短編で書きます〜!




完結です、ここまでお付き合いくださってありがとうございました!
短編は書けたものからぽつぽつと投稿していきます。
次は弟バージョンを書きますので、よろしければそちらも楽しんでくださると嬉しいです!
皆さまに幸あれ〜!!!!!

訂正ありがとうございます、感謝です。
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