アルヴヘイム・オンライン 極悪チート攻略 作:nasigorenn
キリトこと桐ヶ谷 和人は焦っていた。
SAOをクリアして現実に戻ってアスナが無事かを見に行ってみればまだ寝たきりで意識が戻ってないし、婚約者を名乗る須郷と言う男が一週間後にアスナの意思無しに結婚すると言ってきた。しかもコイツは変態だ。俺の彼女に何すんだと言いたかったがショックでそれどころじゃ無かった。失意のままに家に帰ってPCのメールを確認したらエギルからメールが来ていた。確認したらアスナらしき人物が大きな鳥かごにとらわれている画像が貼ってあった。次の日にエギルの店《ダイシー・カフェ》に行きエギルに話を伺いアルヴヘイム・オンラインのソフトを貰いさっそく家に帰ってゲームをプレイする。
アルヴヘイム・オンラインにダイブしてみれば勝手にプログラムが書き換えられていてSAOのスキルとステータスが引き継がれてるし。これでは完全なチーターだと思うがアスナ救出の為には背に腹は代えられない。リーファと言う娘と仲間になり世界樹のダンジョンを攻略しているが少しづつしか進まない。アスナとあの変態との結婚式まであと3日。
そう、時間が無いのだ。
朝、少しでもアルヴヘイム・オンラインをやろうと早起きしたら家のチャイムが鳴った。居留守を使おうかと思ったけどスグに怒られるので仕方なくでるか。
「どなたですか?」
そう言いながらドアを開けた。
そこには男が立っていた。背は高くも無く低くも無く、顔には営業スマイルが張り付いている。歳は45歳くらいだろう。あの変態も似たような笑顔をしていたがあちらと比べて嫌な感じがしない。
「桐ヶ谷 和人さんですか。私、レクト・プログレス社のPC部門主任、秋月郁(あきづき かおる)と申します。以後お見知り置きを。」
そう言って名刺を渡された。なんだ、まさかあの変態にアスナを救出するのがばれたのか。
つい身構えてしまう俺に秋月さんは軽く苦笑した後にこう言った。
「SAOをクリアしたあなたに助けてもらいたいのです。これはアスナさんを助けるためのものでもあります。」
そう言って秋月さんは詳しくは車でと言って車に案内した。どうも怪しいが、秋月さんからはあの変態に対して敵対心というか対抗心といった感じがある。詳しく聞いてみよう。
「朝早くにすみませんでした。これから話すことは内密にお願いします。まず我々は須郷主任の仲間ではありません。はっきり言って敵と言ってもいいでしょう。彼が三日後に社長令嬢のアスナさんと結婚するのはご存じでしょう。」
「えぇ、ですがその件についてあなたたちと俺に関係があるんですか?」
「我々としても須郷主任に結婚されては困るのですよ。あなたと同じです。」
「まさかあんたのアスナを狙っているのかっ。」
「い、いえ。違いますよ。それに私は結婚していますよ。離婚していますけど。そうではなく須郷主任はアスナさんと結婚してレクトを乗っ取るつもりです。社長は彼との付き合いが長いため騙されているようですが、ほかの主任は皆そう思っていますし、実際にそう言った証拠も出始めています。それに彼はどうも非人道的な事もやっているようなのですよ。同じレクトの社員として見過ごす訳にはいきません。」
「つまり内部の内輪揉めということですか。あなた達の思惑は分かりましたけど、俺に助けてもらいたいというのはどういうことですか?言っては悪いですがゲームしか取り柄のない子供に何をさせようというのですか。」
「はい、桐ヶ谷さんがアルヴヘイム・オンラインをプレイしてアスナさんを助けようとしているのは知っています。しかし正攻法では時間が足りないのですよ。なので反則、ハッキングをかけてアスナさんを救出します。桐ヶ谷さんにはその間に須郷主任ことゲームマスター・妖精王オベイロンと戦ってもらい、彼がこちらに手を出せないようにしてください。」
「あの変態がゲームマスターなのか。でもSAOでもハッキングできないのにどうやってやるんですか。」
「実はそれが出来るかもしれない方が居るんですよ。あの時はまだその方のことを知らなかったのですが。ただ、気難しくお金では動かない方のようで。今この車はその方の住所に向かっています。」
その人の名前を伺ったら秋月さんはにこやかに答えた。
「BPS バトルプログラマーシラセ。」
こうして俺はアスナを救う為にBPSのところに向かった。
ついふざけたくて書いてしまいました。