私達のポケモンアカデミア   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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カレーを作ってレベルアップ

 自由に活動できるようになったのは3歳で幼稚園に入園できるようになってからであり、私達全員同じ幼稚園に入園することになった。

 

「さてと、全員喋れるようになったんだよね……ポリゴンは別ベクトルで声帯手に入れたけど」

 

『俺……まさか声帯手に入れるのにボーカロイドを体にダウンロードすることになるとは……病院の先生も困惑していたけど』

 

「流石バーチャルポケモンやね。色々体にダウンロードしてきたんやろ?」

 

『リオルの言う通り体に色々ダウンロードできるって知ってから色々ダウンロードしているよ。ポリゴンの進化条件アップデートがこの世界だと知識量によって性能向上で達成できるんじゃないかって考えているからね。ポリゴンZはウイルス感染で達成だと思うけど……』

 

「ポリゴンはポリゴン2で十分に強いではありませんか。進化の輝石を探したほうが良いんじゃありませんこと?」

 

『ミニリュウの言う通り、進化の輝石探した方が良いかもしれないな……』

 

「一人称俺なのに、結月ゆかりボイスで喋られると違和感凄いな……ポリゴン」

 

『仕方ねーだろ。セールで安かったのがこの声だったんだよ。最初は棒読みソフトを使っていたんだけど、親が女の子なんだから可愛い声にしなさいってうるさくてさ』

 

「ああ、そっか。この世界だとポリゴンにも性別があるのか」

 

『一応な』

 

 そんな事を言いながら私達6人は幼稚園の教室の中で勉強をしていた。

 

 先生に言ってFAXを貸してもらい、ポリゴンの手の部分にUSB突っ込んで、FAXと接続し、ポリゴンが家のパソコンから引っ張ってきた問題集で勉強をしていたのである。

 

「3歳児から勉強ってそんなに雄英高校に入学するの大変だっけ? 上鳴電気みたいな馬鹿でも入学できていたイメージあるんだけど……」

 

「原作ではね……でも倍率が300倍かつ、もし入試突破できなくて普通科に入試になった際なんかは学力無いとそれすらも落とされるからね。私やリオル、ポリゴンみたいに超能力や波動、スパコンとしてカンニング仕放題でもちゃんと勉強しているんだからヒバニーも文句言わない」

 

「うへー、僕元々そんなに頭良くないんだけどなぁ……」

 

「というかアルセウス神が頭が良ければ技を多く覚えておくことができるって言ってませんでしたっけ?」

 

 ミニリュウがそう言うとケロマツも同意する。

 

「確かに頭が良ければ技を多く覚えられるみたいなことは言っていたな」

 

「勉強するしかないかー」

 

 私達が勉強する姿を見て、幼稚園の先生達は凄い天才児が入園してきたと話題になるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「現状私達が使える技を確認しましょう」

 

 ある日、本家の庭に集まって私が今使える技の確認をしようと提案を行なった。

 

 親達も本家の庭で遊ぶなら安全だし、本家が幼稚園から歩いて5分程度の場所にあるので、幼稚園が終わった後は本家で遊ぶ……という名の勉強会をするのが定番になっていた。

 

「使える技か……確かにここらで確認しておくのも大切かも?」

 

「庭広いから危ない技もないだろうしやってみますわ!」

 

 というわけで他の皆もノリノリだったので、技を使ってみることに。

 

 で、結果。

 

 私ことラルトスは鳴き声、チャームボイス、影分身。

 

 ヒバニーが鳴き声、体当たり、飛び膝蹴り

 

 ケロマツが鳴き声、体当たり

 

 ミニリュウが巻き付く、睨みつける、神速

 

 リオルが見切り、飛び膝蹴り、バレットパンチ、巴投げ

 

 ポリゴン……体当たりのみ

 

『俺クソ雑魚やんけ! リオル技構成強すぎるだろ!』

 

「まぁ前世で格闘技習ってるって前に言ったじゃん。その流れで普通にできたわ」

 

『くそが!』

 

「ミニリュウは神速覚えてるの以外だな」

 

「この身体ですと神速使って動かないと水中以外動きが凄いゆっくりですので……」

 

「僕とケロマツが殆ど技構成一緒だね」

 

「ヒバニーは飛び膝蹴り使えるがな……」

 

 技から見てレベルはおおよそ3レベル前後といったところだろうか。

 

「レベルは3くらいか」

 

「3というと年齢と同じって感じか?」

 

『そうなるな。となるとレベルを上げる方法を考える必要があるけど……』

 

「やっぱりバトルでしょ」

 

「でもバトルだと親達に喧嘩していると思われない?」

 

「何か方法はありませんこと?」

 

「……あ、カレー作り」

 

「「「「『それだ!』」」」」

 

 ポケモンの経験値を稼ぐ仕様で剣盾にはカレー作りで経験値を貰える仕様が存在した。

 

 経験値の獲得量はポケモンバトルに比べると連戦できない分少ないものの、美味しいカレーを作ると体力や状態異常の回復もできるというのがポケモンにおいてのカレーである。

 

 キャンプであればベストだが、とりあえず経験値が欲しい私達はカレーを作ってみたいと本家の奥さんに言ってみた。

 

「か、カレーを作りたいの?」

 

「はい、母様、ダメでしょうか」

 

「うーん、私が見ていれば良いか」

 

「ありがとう母様!」

 

 ミニリュウの交渉が成功してカレーを作れることになり、さっそくカレーを作ってみることに。

 

「作るからには最高のカレーを作ろう! その方が経験値が多いはず!」

 

 冷蔵庫を見てみると使えそうな食材を食台の上に並べた。

 

「玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、りんご、卵、ソーセージ、カレールー……よし、じゃあ分担して食材を切っていこう」

 

「「「「『おー!』」」」」

 

 玉ねぎ担当ポリゴン。

 

 理由涙を流さない体だから。

 

 じゃがいも、にんじん担当ヒバニー、ケロマツ。

 

 りんごのすり潰し担当ミニリュウ。

 

 理由尻尾で包丁を扱わせるのは怖いから。

 

 ゆで卵、ソーセージのボイル及び米炊き要員私。

 

 カレー煮込み担当リオル。

 

 それぞれ役割をもってカレー作りに挑む。

 

 〜30分後〜

 

『普通のカレーだな』

 

「普通のカレーだね」

 

 普通のカレーが出来上がった。

 

 まぁ食材も普通だし、調理しているのも元々は成人している男女である。

 

 カレーくらいは普通に作れる。

 

「美味しいけど経験値獲得できたのかな? できた様には思えないけど……」

 

「うーむ……ただカレー食べたら力が漲る感じはする」

 

 それぞれカレーを食べながら、経験値獲れたかどうかの話をするが、カレーを作るという経験は獲れたが、強くなったとは別かもと話をし、カレーを食べ終えるのであった。

 

「いや、ここはポケモンという考えを一旦捨てよう」

 

 ケロマツがいきなりそんな事を言い始めた。

 

「俺達の個性がポケモンであるということだから、個性を強くしていけば自ずとレベルアップしていくんじゃないのか?」

 

「うーん、じゃあトレーニングすれば強くなれるってこと?」

 

 私がケロマツに質問すると

 

「やっぱり技を使っていくことが大切なんじゃないかな」

 

「技か……」

 

 というわけで、今度は技を使ったトレーニングに挑むことにするのだった。

 

 

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