二人の唇がぶつかる。
レゼ「んっ」
デンジ「…」
レゼ「んぅう!んっっ」
デンジ「…」
レゼ「ぷはぁ、ちょっとデンジくんキス長すぎ、死んじゃうとこだったじゃん!」
デンジ「ごめん、嫌だった?」
レゼ「デンジくんだったからよし!デンジくんじゃなかったら舌噛み切って殺してたかも、」
デンジ「こわ!」
レゼ「じょーだん、じょーだんだよデンジくん」
レゼ「じゃあご飯つくってくるねーデンジくん何食べたい?」
デンジ「レゼの作る飯なら何でもいい!」
レゼ「ぷはっはは!あーあ、なんじゃそりゃ」
レゼはそういうと台所に向かった。
今まで他人とまともなキスをしてこなかったデンジはたとえ夢の中だとしても自分の好きな人とキスができて幸せを感じていた。それと同時に自分が一体どこにいるのかを考えることにした。
デンジ(くそ頭が回る!これがケンジャタイムってやつか…)
デンジが部屋の中を調べたりしたところ、ここは夢の中で外出ができ、身体の感触もあり、胸にスターターもあるということだった。そしてなぜかレゼとデンジは同棲しているということも分かった。
デンジ(外に出れるっつーことは…デートできんじゃね?)
レゼ「デンジくん~ご飯できたよー」
デンジ「はい!」
デンジは素早くリビングらしいところに駆け寄る。
そこにはごく普通の朝食が並べられていた。
デンジ「いただきまーす!」
レゼ「どお?おいしい?」
デンジ「めちゃくちゃうまぁい!」
レゼ「よかった~」
デンジ「ごちそうさまでした!」
レゼ「デンジくんたべるのはやすぎーちょっと!コーヒー残してるじゃん!お残しはいけませんね~」
デンジ「コーヒー好きじゃねえんだよ、ドブ飲んでるみたいでさ」
レゼ「私が淹れたコーヒーはマスターのコーヒーとはひとあじ違いますぞ?」
デンジ「でも…」
レゼ「私デンジくんに私が淹れたコーヒー飲んでほしいなぁ?」
デンジ「のみまァす!」
デンジがコーヒーを一口すする。
デンジ「おえええぇええええ!まっず!ミスっためちゃくちゃうまいから残りは飲んでいーぞ」
レゼ「今まずいって言った!?今まずいって言ったよねデンジくん!」
デンジ「いってねーよ!」
レゼはよほど自分の淹れたコーヒーに自信があったのか、デンジにまずいと言われひどく落ち込んぢるようだった。
レゼ「…おいしくないのかな…」
デンジ「い、いやだから」
デンジは急に暗くなってしまった雰囲気を何とかするべく、ケンジャタイムの力で頭をフル回転する。そこにカフェインがささり、完璧な答えを導き出した。
デンジ「コーヒーは水にすてて俺とゲーセンいかね?」
デンジは少し誤解を生むような表現をしてしまったことと、レゼを唐突にデートに誘った恥ずかしさで顔が赤くなっていった。
レゼ「えっ?ふふ」
デンジ「んだよ」
レゼ「ははっははは!デンジくんあほの悪魔と契約してる?」
デンジ「してねーよ!」
デンジ(さすがに無理か…)
レゼ「いいよ」
デンジ「えっ」
デンジはデートのお誘いが断られたと思っていたが予想外の答えで動揺を隠せなかった。
レゼ「あと水に捨てる、じゃなくて水に流すね。ま~た賢くなってしまったなデンジくん」
デンジ「う、うっせぇ」
レゼ「じゃあ私着替えて準備してきま~す。私の部屋除いてこないでね?」
デンジ「覗かねーよ!エロ女!」
(覗きてぇ…)
どうやらさっきまでデンジが寝てたところはデンジの部屋だったみたいだ。
デンジ「なんで俺の部屋だけドアねーんだよ」
そんな独り言を言いながらデンジはクローゼットを開ける
幸い、高校の制服と思われるものが入っていたのでそれを着た。
デンジ「賢くなったみてーだぜ」
その時、レゼの部屋の扉が開いた。
レゼ「デンジくんお待たせ。じゃいこっか」
デンジ(ワンピースかわいいい!)
デンジ「お、おう」
デンジとレゼは自分たちが住んでたであろうマンションから出て、電車に揺られていた。
デンジ(かわいい…!)
レゼ「そんなに見られちゃ照れますな~」
レゼは首を傾け頬を赤らめながら言う
デンジ「み、みてねえし」
レゼ「え~絶対見てた!なんか言うことあるんじゃないのー?」
デンジ「ねえよ」
レゼ「ふーーーん、ホンとに?」
デンジ「うん」
デンジはレゼの可愛すぎるひらひら白ワンピース姿を見ると顔が赤くなってしまうため、できるだけそっぽを向いていた。
そうしているうちに目的地であったゲームセンターにたどり着いた。
レゼ「わぁー!このゲームセンターデンジくんよりおっきい」
デンジ「あたりめーだろ、ん」
レゼはデンジの言葉を最後まで聞かずゲームセンターへと駆け足で進んでいく。
レゼ「ほらほらはやくいくよー!わーデンジくんたすけてー!クレーンにつかまれちゃうー!」
デンジ「あんま急ぐなって、おいレゼ!」
デンジはレゼより足が遅かった…
デンれぜ最高!