転生厄ネタ男はガンダムSEEDで幸せに(※当社比)暮らしたい 作:ノリと勢いと少しの狂気で生きている変人
(やっとタイトル回収)
因みにちょくちょく主人公のグラハムエミュが雑になるのは仕様です
あれから1週間が経った。
ある事件――事故か?――から俺はシャルと気兼ねなく話せる様になり、それから少しして、ロウ・ギュールと会ったことで現状把握も大体出来た。
あえて言わせてもらおう、ガンダムSEEDかよと!!
その時にロウからジャンク屋組合の連絡先も貰ったので食いっぱぐれることは無いだろう。
選択肢の一つとしてジャンク屋として旅をするのも悪く無いかもしれない、というかむしろその方が良い気がしてきたな・・・・・。
それからロウと別れ、地球に向かい―――紆余曲折あって今、俺とシャルは砂漠のオアシスでケバブを食べていた。
「コレが本場のケバブか・・・・・!!」
「ジンさん!!美味しいですねコレ!!」
「ほう、ヨーグルトソースとは
・・・・・ゑ????
「・・・・・何の用だ?」
「君が言う事かね?僕には君達がチグハグに見えてしょうが無いんだが」
振り向くと其処には変な柄のシャツを着た男――人呼んで、砂漠の虎、アンドリュー・バルトフェルドが此方を見ていた。
「ああ、失敬。僕としたことが自己紹介がまだだった。僕はアンドリュー・バルトフェルド。ザフトの軍人だが、今はオフでね。君達、
溜息が出る。
エンカウント率高くないか??
「・・・・・はぁ。会っちまったもんはしょうがねぇ。事を構える気は無いっての、信じるぜ?」
「ジンさんの知り合いですか?」
「おや?てっきり連合か何処かの回し者かと思ったんだが・・・・・お嬢さんの様子と君の雰囲気を鑑みるに、流れの傭兵かバカンス中のジャンク屋あたりかな?」
「あー、強いて言えばそんなもんだ。荒事は勘弁願いたいがな」
「ほう。それにしては随分と強そうに見えるね」
「・・・・・成り行きだ」
「ふうん・・・・・まあ良いさ」
原作通り、というのも可笑しいが・・・・・アンドリュー・バルトフェルド、油断ならない人物だ。
そんな事を考えていると、ふと、ざわつく感覚。
虫の知らせの様な――敵意。
「シャル!!」
「え?」
俺はシャルを椅子から掻っ攫う様に抱えて姿勢を低くし、俺達と序にアンドリュー・バルトフェルドを隠す様にテーブルを倒す。
「「青き正常なる世界の為に!!」」
カカカカカッ
銃弾がテーブルを削る。
頑丈そうな作りとはいえ木製のテーブルが破砕されてないと言う事は、目標は俺達じゃなくて、
「カルトかよ・・・・・随分と人気みたいだな?」
「此処まで過激なファンはお断りしたいんだがねえ」
俺はシャルを座らせて頭から上着を被せる。
この上着はM.A.I.謹製のもので、ナノマテリアル由来の高い防弾性能がある。
シャルの服もそうだが、制服じゃ頭は防護できないからな。
「シャル、それを被って少し待ってろ」
「は、はい・・・・・」
「君、拳銃も無しに何を?」
「不本意だが、俺は強いんでね」
「ほう?」
テーブルの影から飛び出し、次の瞬間には二つの銃口が此方を向いた。
普通の人間なら、撃たれたら死ぬだろう。
だが、俺はこの程度の弾丸なら頭に食らわない限り死なない。
それに、
だから、ただ、銃を持つ二人組に向かって走る。
驚愕に表情歪めながら銃口が俺を追従しようとする。
が、もう拳の間合いだ。
「遅い!!」
「「がっ?!」」
脳を揺らす様に顎に一発ずつ。
軽い破砕音。
・・・・・ちょっと速すぎて周りには右腕が分裂した様に見えただろうな。
M.A.I.にも言われたが、力加減がまだ甘いか。
そうして地面に崩れ落ちた二人組の銃を踏み壊す。
その時に飛び散った破片に当たり、二人組が顎を押さえながらうめき声を上げた。
「多分顎が砕けてると思うが・・・・・まぁ、俺がいる時に襲撃してきた自分を恨むんだな」
あー、シャルが後ろにいるからってカッコつけ過ぎたかもしれん。
力加減の事と合わせて反省だな。
》☓《
「いやぁ、助かったよ。数分でウチのが駆け付けるだろうとは思ってたんだが被害は少ないに越した事は無いからね」
「私からもお礼を言わせて欲しいわ。アンディを助けてくれてありがとう」
俺とシャルは「礼を言いたい」というアンドリュー・バルトフェルドからの招待で彼の屋敷に来ていた。
出された虎ブレンドのコーヒーは微妙だが、その相方――アンドリュー・バルトフェルドの恋人であるアイシャが勧めてくれた茶菓子は美味かった。
「偶々居合わせただけだが、礼は受け取っとく」
「ジンさん、格好良かったですよ!」
「・・・・・おう」
シャルの純粋な賞賛に頬を掻く。
ここ一ヶ月程彼女と過ごしているが、未だに慣れない。
些細なことでも「凄いです!!」なんて言ってくれるものだから、つい彼女の前では格好良くあろうとしてしまう程だ。
その様子を見てか、アンドリュー・バルトフェルドの隣に腰を下ろしたアイシャがクスクスと笑った。
「ふふ、仲が良いのね」
「はい!ジンさんは私の大切な人ですから!」
「ほう?君も隅に置けないねえ、色男くん」
「ったく。
「ははは。いや、つい面白くてね。茶化してしまった」
アンドリュー・バルトフェルドの探る様な視線が俺に向けられる。
まあ、当たり前だろう。
向こうからすれば自身の支配圏に突如として現れたわけだからな。
・・・・・M.A.I.に頼んで試験的に製造してもらった【光学迷彩】と【ステルスシステム】を搭載した『オーバーフラッグ』で来たのが不味かったか。
地球に来れたことで浮かれてたが、せめてジャンク屋に扮して降りてくるべきだったな。
「さて、自己紹介でもどうかな?」
「・・・・・はぁ。別にやましい事がある訳でも無いしな。乗ってやるよ」
そこそこに姿勢を正し、アンドリュー・バルトフェルドを見据える。
このコズミック・イラは厄ネタだらけで、戦争が繰り返される碌でも無い世界だが・・・・・それでも、足掻いてみせるとも。
「此処は、敢えて俺から名乗らせてもらおう
――俺はジン・ガントレット。この碌でも無い世界で、幸福に生きたいと願う、異邦人だ」
【真のイノベイター】
簡単に言うと身体が丈夫でめっちゃ頭が良い(神経系の性能が高い)人間。
主人公はコレと【射撃技術】や【格闘技術】の補正が合わさってアホほど強い。
『オーバーフラッグ(M.A.I.カスタム)』
M.A.I.とキャリー・ベースのとんでもテクノロジーによって、オーバーフラッグをベースに製造された機体。
シャルも同乗する為、コックピットは複座式に変更されている。
“西暦”や“アフター・コロニー”等の技術が使用されており、現在のコズミック・イラの技術で製造されたレーダー等では捕捉出来ない。
分かりやすく言うと【光学迷彩】か【ステルスシステム】をOPとしてくっつけたオーバーフラッグ(Lv80ぐらい)。
余談だが、フラッグタイプがベースなのは主人公の意向によるもの。
主人公が把握した現状
・現在C.E70年
→ガンダムSEED
→ヘリオポリス崩壊前
・自身の戦闘能力
→多分スーパーコーディネイター以上