僕のヒーローアカデミア。新たな世代の物語   作:カニ太郎

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メインストーリーです。
今回から一部特殊タグも使用しています。

後書きには主人公の情報を記載してます。


1話 No.1ヒーローの息子

3月31日。夜。とある家族のお家

 

 

 

「Zzz……Zzz……」

 

夜7時だが、ベッドの布団に入りぐっすりと眠っている1人の少年。

 

部屋には本やらダンベルやら……家族の写真やらと普通によくある部屋とさほど変わらない。

 

強いて言うなら……"とあるヒーローのフィギュア"と"とある事がかいた紙"以外は普通だろう。

 

「ムニャムニャ……」

 

「"勇人"〜。ご飯になるからおきなさーい」

 

母の声が聞こえるが。少年は起きる気配がない。

それどころか熟睡だ。

 

「もう。まだ寝てるのね……」

 

痺れを切らした母が部屋のドアを開けて姿を見るとそう呟く。

 

「勇人。起きないとご飯冷めちゃうよ」

 

「……スヤァ」

 

「……はぁ」

 

FLOAT…

 

「解除」

 

トスン!

 

「ぐべっ!?何!?」

 

彼女が触れた時。少年は浮かんだ。ぷかぷかと上に浮かぶ。

その後。手を合わせて呟いた一言で落ちる。

 

ベッドにそのまま落ちた彼は衝撃で目が覚めたようだ

あたりを見渡して母の姿を見ると……原因を理解したようだ

 

「母さん。頼むからその起こし方はやめてくれよ」

 

「あなたが起きないのが悪い。ご飯できてるから早く来なさい」

 

「はーい……」

 

そう言ってベッドから降りてご飯があるリビングへと向かっていった。

 

少年の名前は「緑谷勇人」

 

新しき平和の象徴「ヒーローデク」とその妻「ウラビティ」の息子だ。

 

---------------

 

俺の名前は緑谷勇人。15歳。

明日から高校生になる人間です。

 

父は約10年近くNo.1ヒーローとして君臨している"緑谷出久"

母は主に災害救助や個性カウンセリングをメインに活動している"緑谷お茶子"

 

父も母もともにヒーローという職業で活躍している。

母は個性「無重力(ゼログラビティ)」で

父は…無個性ではあるもののパワードスーツというやつで事件解決をしている。

 

父さんが無個性だと知ったのは中学生になった時……俺が正式にヒーローを目指すと決めた時に話された。

最初聞いた時は衝撃だった。確かに父は活動してる時……

 

煙をだしたり何かを察知したり、突然速くなったり、浮かぶように飛んだり手のあたりから黒い何かわからんモノを出したり……なんかすごいパワーが出て緑の稲妻のようなものがたまに見えたり

 

はっきり言うとなんの個性なのか謎のままだった。だから気にはなっていたけど。あれは全てスーツに搭載している機能であり

父さん自身には個性は何もないってことを話してもらった。

 

過去にはあったらしいが"とある出来事"を境にその個性は次第にと消えていき

高校を卒業してしまう頃には無個性になったということだ。

 

僕は。幼少の頃はどんな時でも人を助け、みんなに明るく振る舞う父さんに憧れた。

カッコいいと思った。こんな父さんになりたいと思った。

 

今は……憧れよりも尊敬の方が強い。

全世界の8割が個性を持っているこの現代。父さんは2割の無個性ながら

サポートアイテム1つでNo.1という偉大なところに長年いるのだ。

 

僕が目指すヒーロー像はこの話を聞いて決まった。

 

父さん……"デク"を超えるヒーローになる

 

この信念だけは折れないように。部屋にも紙に書いて壁に貼り付けている。

憧れから尊敬……目標となった父さん。

 

そんな僕はかつて父さんと母さんが通っていた"雄英高校"の受験を最近行った……のだが。

 

「はぁ……」

 

「どうしたん?ため息ついて……好きじゃない?親子丼?」

 

「いや料理は美味しいけど。この前の試験結果だよ」

 

「あー……勇人。すごい自信ありげだったもんね」

 

「あったのに……本当にマジでもう」

 

なぜこんな感じなのか……それは合否結果が来たところまでさかのぼる。

 

---------------

 

2週間ほど前……

 

「勇人〜。雄英からお手紙きたよ」

 

部屋でトレーニングしていた中。母さんに呼ばれて俺はそっちへ向かう

 

「本当だ。まぁとりあえず首席合格は確実だし……さーて何が入ってるかな」

 

「もう。自信ありすぎにも程があるよ?」

 

「だって母さん。俺ちゃんと計算して実技試験のロボットは倒してたからね。

ついでに0ポイントも倒しちゃったけど……」

 

そう会話する俺と母さん。

さて……なぜこんなに自信があるのか。

 

雄英のここ最近の主席合格者の実技試験での合計ポイントを調べていた。

 

だいだい「120ポイント」前後。ここ10年の雄英の首席合格者の点数。

僕が実技試験で取ったポイントは確か……115ポイント。

例年通りなら。余裕で首席通過ってわけだ。

 

「色々入ってる。えーと。合格証明書にコスチューム要望、入学式当日の予定に……ん?なんだこれ?」

 

俺が手に取ったのはなんか丸い硬い物体?

それをみていると母さんが

 

「あ、それね……こうしたら確か……」

 

『僕が来た!』

 

「「わっ!?びっくりしたぁ……」」

 

いじってる最中に機械が動いたようだ。

 

映像機能を搭載した物?なのかな?

いつも聞いてる決め台詞と共にスーツを来た父さんが投影された。

 

『この映像は事前に撮ったやつです。まずは初め……いやこの子は初めましてじゃないね。うん。実の息子に初めましてって……あ、他にもあるから早く?ご、ごめんなさい……はい。気をつけます』

 

「……デク君。迷惑かけたらだめやんか」

 

母さんが呆れたようにいう。

そういえば父さんって。ヒーロー活動してる時以外はあれなんだよなぁ……

すごいおっちょこちょいな時もあるし、

たまーにブツブツ何か言ってて引いたこともあったなぁ

 

『えーと…緑谷勇人君!まずは結果についてお知らせするね。筆記試験は合格!実技試験は敵(ヴィラン)ポイントが115点。これだけでも合格は確定なんだけど。実は僕たち教師が採点するポイントがあったんだ。それはレスキューポイント。これは主に人助けをメインとしてます!』

 

「レスキューポイント……」

 

「懐かしい……そういえばあったなぁそんなポイント。デク君は敵の方0ポイントだったけど確かこれで合格したんよ」

 

「え?敵ポイント0?」

 

今さりげなくとんでもない発言が聞こえたような。まぁいいや。

 

『さて。そのレスキューポイントは25点!0ポイントの敵を倒したことが主な評価だね。あとは協力してロボを倒してるところもあってそれも評価の1つ。よって君の合計ポイントは"140点"。140点を記録したのは雄英創立以来初めてらしいよ』

 

「よしっ!」

 

「すごいね勇人。初めてだって」

 

140点越えは史上初。それを聞いて僕はガッツポーズをする。

確実に首席だろう。父を超えたいならばまずは首席で雄英へ。

そう思った時だった。

 

『……君は3位という好成績だ」

 

「……ん?」

 

「あら?」

 

『本来なら首席でもおかしくないんだけど……2位が145点、1位に関しては155点と歴代最高を超えたのが3人もいるんだよね。』

 

「155点……?ほへぇ?」

 

「すごいねぇ。みんな今はそんなに点数取れるんや」

 

『さて…緑谷勇人君!ようこそ!4月からここは!君のヒーローアカデミアだよ!』

 

そう言って映像は終了した。

 

---------------

 

「おかしいって。何をどうしたら155点取れるんだ……そもそも145点もおかしいけど……」

 

「まぁ、仕方ないよ。それでも3位ってすごいことだよ?」

 

「そういう母さんはどうだったのさ」

 

「私も3位だった。レスキューメインだけどね……それに。あの時デク君がいなかったら……」

 

「父さんが?」

 

「うん。もう20年も前の話やけどね。足を挟めて逃げ遅れちゃって0ポイントのロボが迫ってる中彼だけ飛び出してたの……」

 

「もしかして母さん。その時から惚れたってこと。父さんに」

 

「……そうかもね///」

 

少し顔を赤らめていう母さん。

……父さんもそうだが、この2人。今年で43か44か忘れたけどもう40代なんだけどね……

 

見た目があまりにも若すぎる。とにかく。普通に20代と今でも勘違いされるほど。

 

確かに技術の発展もしてそういうふうにできる技とかはある。

でも、それすら一切やらずにこれなのだから何なんだろうかと

 

たまに父さんや母さんと同じクラスメイトだった人が遊びにくることもあるけど。その人達もなんか若いんだよな。見た目と違って。

 

「ん?顔になんかついとる」

 

「米粒」

 

「あ、本当だ」

 

「…てか父さん帰ってくるの遅くない?」

 

「そりゃ明日入学式だから忙しいもの」

 

「ああ、そうだった」

 

「えーと……夏休み明けからだっけ。寮に入るのは」

 

「届いたやつにはそう書いてたね」

 

雄英は1年の4月から夏休みまでは実家や一人暮らし、ただ夏休み明け以降からは雄英が管理している寮になる仕組みとなっている。

 

まぁ、夏休みはまだ先だからいいんだけどね。

 

明日は入学式とガイダンス。いやぁ、楽しみなことが多いなぁ。

そう思っていたときだった。

 

「……入学式。出れるといいね」

 

「出れるって。入学するからそりゃ出るでしょ。ガイダンスもあるんだから」

 

「雄英は。自由が売りだからね〜」

 

そう言いながらニヤニヤと笑う母さん。

一体何があるんだ……そんなことを思いながら俺は飯を食べ進めた。




キャラ情報

名前 緑谷勇人(みどりや ゆうと)
身長 173センチ
好物 親子丼
趣味 ヒーロー"デク"の研究
個性 重力操作
→指先についている肉球のどれかに触れるだけで対象を"無重力"にして浮かすことが可能。
→指先を合わせて解除することが可能だが。その際に◯倍とつけるとその分の重力が対象にかかり勢いよく落とすことが可能だし身動きを取れなくすることができる。


例 「解除!3倍!」→本来の3倍分の重力が対象にかかる
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