ヨルムンガンド?   作:シャト6

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遅れましたが投稿しました。短いかもしれませんが、楽しみにしてくれてる方達申し訳ありません!!m(__)m


第11話

南アフリカに上陸したココ達。ここに来た理由はというと…

 

バルメ「ドクター・マイアミ。相変わらずチョウチョ追いかけ回してるんですかね?」

 

ココ「だろうね。あいつのマニア度異常だもん。国際なんとか蝶の会だかの幹部だし」

 

着いたホテルでそんな会話をしている。

 

ツバサ「ドクター・マイアミ…天田南博士か」

 

ココ「ツバサ、ミナミの事知ってるの?」

 

会話に混ざった俺に質問してくる。

 

ツバサ「まぁな。天田南博士、ドクター・マイアミ。日本人科学者。今はドイツの玩具会社の南アフリカ工場にいるが、必ずといっていいほど、彼女が作る物は軍事転用されてしまう。ロボット技術のスペシャリストだよ」

 

バルメ「よくそこまで知っていますね」

 

ツバサ「昔、天田博士が働いていた工場に潜入した事あるしな。一時だが、秘書もしてたしな」

 

俺の言葉にココとバルメは驚くのであった。

 

ココ「へ~…随分ミナミに気に入られてるんだね」

 

ココ、そんな青筋浮かべながら言わんでも…後バルメさん、無言でナイフを研がないで下さいな。その日は特に何もする事がなかったので、それぞれが自由に過ごしていた。翌日、ココとレームとヨナは天田博士との待ち合わせ場所に向かい、残りはホテルで待機している。

 

ルツ「今頃、お嬢はアマダ博士とご対面かな?」

 

ツバサ「どうだろうな。あいつは普通にボイコットする事があるしな。潜入してた時もそうだったし」

 

トージョ「確かツバサは一時的にアマダ博士の施設に潜入してたんだよな?」

 

ツバサ「まぁな」

 

そんな話をしてると、レームとヨナが戻って来た。

 

レーム「ココから指示だ。完全武装してドクター・マイアミの保護だ。準備しろ」

 

『ウェ~イ』

 

レームに言われ、それぞれが準備に取り掛かる。

 

ツバサ「レーム、ココはどうした?」

 

レーム「ココは、中国紳士と夕食だよ。一応護衛にウゴを行かせるつもりだ」

 

ツバサ「なるほど…」

 

少し考え、俺はレームに言う。

 

ツバサ「悪いレーム。俺は変装してココの方に行く」

 

レーム「そうだな…こっちは8人もいるし、ウゴ1人じゃ少し不安だ。頼んだよ」

 

ツバサ「了解。場所は?」

 

レーム「発信機を辿れば分かるさ」

 

そして、俺はGPSを頼りにココがいる店に向かった。

 

ツバサ「ここか」

 

その店は、この辺りではかなりな高級店だ。

 

ツバサ「さて…どうやって中に入るかだな」

 

そんな事を考えていると、裏口からゴミを出す男を見つけた。

 

ツバサ「服装的に、この店の従業員だな。だったら」

 

見つからないように背後から忍び寄り、男を気絶させる。

 

ツバサ「悪いね♪服装と顔と声借りるよ」

 

気絶した男ソックリに変装する。

 

「さて、それじゃあ潜入開始♪」

 

中に入ると、厨房だった。

 

「おい遅いぞ!さっさと料理を運んでくれ」

 

ツバサ「ああ悪い。すぐに運ぶよ」

 

「そのラーメンは、30番テーブルだ」

 

取り敢えずバレない様にするため、料理を運ぶか。

 

ツバサ「30番テーブル、30番テーブル…あそこか」

 

場所を見つけてそこに行くと、座ってた客を見て驚いた。

 

ツバサ(なんでここにスケアクロウがいるんだよ!?)

 

そこにいたのは、以前ココを殴ったCIAの男だった。一緒にいる女性も恐らくCIAで、スケアクロウの部下のようだ。

 

ツバサ「お待たせいたしました」

 

「待ってました!いただきます!!」

 

ラーメンを美味しそうに食べ始める女性。スケアクロウはそれを呆れながら見ていた。

 

ツバサ「さて、一体何しに来ているのか」

 

俺は、食品庫に引きこもり先程ラーメンと一緒に仕掛けた盗聴器の電源をいれる。

 

『…だ…か』

 

ツバサ「おっ、繋がった」

 

スケアクロウ『メシと酒の話しかしてね~じゃね~かショコラーデ!!俺はもっとヤバい商談とか録音して~っつの!』

 

ショコラーデ『人が何喋るかなんて予測不能に決まってるじゃないっすか!』

 

ツバサ「確かにショコラーデっていう女の言う通りだな。人が何話すか分かれば物凄い商売になるっての」

 

スケアクロウを馬鹿にしながら2人の会話を聞くツバサ。

 

ショコラーデ『こっちとしちゃアレですよ。スケアクロウさんが、噂通りのクソッタレな事に衝撃&感動っす。あれ?食べないんですか??ここの料理メチャウマっすよ♪ココちゃんに同意!』

 

ツバサ「く、くくくく…」

 

ショコラーデの言葉に、笑いそうなのを思いっきり我慢する。だって、部下にここまで面と向かって言われる上司って。すると、数人の気配を感じ取る。

 

ツバサ「やれやれ…どうやら向こうさんは準備万端なようですな」

 

食糧庫から外に出て、隠してある刀を取り出し変装を解く。

 

ツバサ「さて、それじゃあ害虫駆除でもしますか」

 

敵に気づかれないように建物の上に行く。

 

ツバサ「ん~…敵さんは2人だな。ご丁寧にスナイパーライフルで挟み撃ちかよ。入り口正面を左右斜めから狙撃準備中。確かに狙撃ポイントはそこしかないな」

 

屋上に潜んでるスナイパーを見ながらそう呟く。

 

ツバサ「ま、こっちはどちらも狙えるし、暫くは様子見だな」

 

そんな事を考えていると、上空からヘリが降りてきた。

 

ツバサ「なになに?何事!!?」

 

店の前に着陸すると、中からスケアクロウやココ達が一緒出でてきた。

 

ツバサ「なるほど。ショコラーデちゃんに上手く説明したみたいだな。なら、俺はこのまま撤退するか」

 

無事に飛び立つのを確認すると、俺もその場から離れたのであった。そして泊まってるホテルに戻ると、部屋の中が騒がしかった。

 

レーム「お帰りツバサ」

 

ツバサ「ああ。ところで…何の騒ぎだ?」

 

レーム「ココの奴が酔っぱらって帰っていてな。で、いつも通り悪い癖が出てルツ達が犠牲になってんだよ」

 

その言葉を聞いて、俺は頭を抱えた。昔から酔うと酒癖悪いんだよなアイツ…

 

ツバサ「だから言っただろう。飲ますなとは言わないが、ほどほどにさせろと」

 

レーム「うひゃひゃひゃ」

 

ツバサ「笑いごとか!!」

 

そして俺が介入したおかげで、これ以上被害は出なかったのであった。もっとも、ルツは気絶させられヨナにいたっては、パイルドライバーを喰らっていた。もろ頭からいってるじゃねぇか…

 

ツバサ「バルメ、その怪我はどうした?」

 

ココを寝かせ付けた俺は、一緒にいたバルメに話しかける。

 

バルメ「いや…これは…」

 

チナツ「バルメが勝手に先行して、勝手に負傷したのだご主人様」

 

バルメ「ちょっ!?チナツ!?」

 

チナツが暴露したお陰で、バルメは罰が悪そうな顔をする。

 

ツバサ「…煙草吸わしてもらうぞ」

 

断りを入れ、煙草に火を点ける。

 

ツバサ「フ~…過去の事は聞かないが、それが原因でココ達に被害を出すなよ」

 

バルメ「…分かっています」

 

ツバサ「…ならいいさ。もう遅い、そろそろ寝るぞ」

 

そして俺は座ってたソファーに横になり眠った。翌日、ココと一緒にメルヒェン社に来ていた。

 

ココ「あ~~~~~!!!もうっ!!!!ミナミの奴!!完っ全にすれ違いか!!」

 

「スミマセン!スミマセン!!申し訳ございません!!!」

 

しかし、肝心の天田博士はいなく、ココ達が来る前に浜辺に貝を取りに行ったようだ。

 

ココ「貝。私より貝が優先なのかあいつは…」

 

テーブルに手をついて落ち込むココ。しかし、置かれていた手紙を見て持ち直す。

 

ココ「基礎理論は完成した…か。フッ、半年後またすっぽかしたらブッ飛ばす」

 

こうして、アフリカに来た目的を果たしたココ達は、次の目的地に向かうのであった。

 

ココ「次はイギリスに向かうよ!!」

 

チナツ「お~!」

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