ヨルムンガンド?   作:シャト6

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第13話

ツバサ達はようやくイギリスに到着した。で、今現在ツバサ達は全員でとある射撃場にやって来ている。バルメが銃を的に向かって撃っている。

 

バルメ「高圧ガス銃です。ペイント弾を撃ち出します。当たると結構痛いですよ」

 

ルツ「知ってるよ姉御。何?それ使って訓練しろって?」

 

バルメ「その通り!!」

 

ルツの言葉に、バルメは大声を出す。

 

バルメ「この間の戦いで、敵の弾を頂戴したのはルツ!貴方だけですよ!!」

 

(なるほど。ルツの事を思っての訓練な訳か。ってか、それを言ったらバルメ、お前も単独行動で敵に貰ってたよな?)

 

レームから聞いたことを思い出したツバサ。

 

「バルメの言う事は尤もだ。けど、聞いた話じゃバルメ、お前も勝手に先行して敵に一発もらったって聞いたが?」

 

バルメ「なっ!?レーム!貴方ツバサに喋りましたね!!」

 

ツバサに指摘され、すぐに現況のレームを睨むバルメ。睨まれたレームはそっぽ向いている。

 

「レームを責めるな。バルメにもそういう事があるんだ、ルツばかり強く言ってやるな」

 

バルメ「…分かりました」

 

そして説明に戻る。

 

レーム「ヨナ君と山でフラグ戦をしろってさ。先に旗を取った者が勝ちってやつだ」

 

ヨナ「…僕はヤダよ。ルツと撃ち合うなんて」

 

まぁ、ヨナの言い分も分かる。

 

ココ「じゃあこうしようヨナ!ルツに1発当てるごとに15点、先に旗を取れば30点!50点につき1枚!特別(スペシャル)ご馳走券をプレゼント!レッツゴー・ヨナ!!」

 

ココの言葉を聞いて、指で計算するヨナ。

 

トージョ「それくらい暗算でやれ!」

 

レーム「ルツ(お前)の射撃の器用さは、誰もが認めてる。山も器用に歩けって事さ。行動開始!」

 

そしてヨナとルツは、山の中に入っていった。ココ達は全員射撃場で待っている事になる。

 

アール「さて、どっちが勝つと思う?」

 

ウゴ「普通に考えたらルツだろうが…」

 

ワイリ「けど、今回は山の中だ」

 

マオ「そうだね。山の中ならヨナ君が有利かもね」

 

男連中はどっちが勝つか賭けている。

 

ココ「ツバサはどっちが勝つと思う?」

 

「俺か?俺はヨナだな」

 

バルメ「何故ですか?」

 

バルメがツバサに聞いてくる。

 

「確かに、ルツの射撃の腕前はいい。だが、逆にヨナはあの小さい体だから機動力があるし隠れやすい。それに、少年兵だった時の知識もある。おそらく、山の中に色々と罠を仕掛けてると思うぞ」

 

レーム「俺もツバサの意見に同意だな」

 

ココ「レームも?」

 

(やっぱりレームも、俺の意見と同じか)

 

そして、フラグ戦が終わりヨナとルツが戻って来た。戻って来たルツを見て、アール達は笑っていた。

 

アール「ギャハハハハ!!」

 

ココ「全く、期待を裏切らないなぁルツは!フフ~フ!」

 

レーム「へっへへ」

 

「はぁ…」

 

ツバサは見事に負けたルツを見て呆れた。何故なら、体の至るところにペイントがこびりついていたのである。

 

ルツ「ハイハイ!!ちゃんと訓練します!次からはしっかりとしますから!!」

 

トージョ「だっせぇ!!」

 

バルメ「5,6,7…」

 

こうして、ヨナとルツのフラグ戦はヨナの勝利で終わったのであった。翌日、ココが起きて準備をしている。

 

ココ「バルメ、ツバサ。起きて準備して」

 

バルメ「おはようございます、ココ!」

 

「ふぁ~…」

 

ココに起こされ、ツバサは眠ってる頭を覚醒させる。

 

バルメ「今日の予定は【顔合わせ】ですね!」

 

ココ「イエース。ロンドンB国大使館、無人航空機(UAV)導入【調達委員会】!」

 

そう、今日はその顔合わせにココとツバサ、そしてバルメの3人で行くことになっている。

 

「あっ!」

 

ツバサはある事を思い出す。

 

「よくよく考えたら、俺スーツ持ってないぞ」

 

ココ「フフ~フ!それについてはご安心を」

 

そう言うとココは、クローゼットを開ける。

 

ココ「私が特注でツバサのスーツを作っておいたの♪」

 

中には5着色違いのスーツがあった。黒、白、ブラウン、青、赤だ。

 

「あ、ああ…ありがとう」

 

ツバサはバルメが来てるスーツを見て、黒を選ぶことにした。そして顔合わせの場所に向かった。

 

「ここか」

 

ココ「そうよ」

 

中に入ると、既に多くの人が集まっていた。

 

「HCLI、ココ・ヘクマティアル様。ようこそいらっしゃいました!私、B国外交対策委員クロトと申します」

 

ココ「よろしくお願いします!」

 

「ココ・ヘクマティアル!」

 

「HCLIだ!」

 

ココが入ると、周りの客達が話し出す。

 

「流石フランスのダッソー、凄いのを送り込んできたな」

 

ココ「ワァ~~~オ!」

 

ツバサがそう言うと、1人の女性を見る。

 

「アマーリア・トロホブスキー。元女優の兵器ブローカーだ」

 

ココ「スッゴイ美人じゃ!」

 

バルメ「!?」

 

ココの言葉にショックを受けるバルメ。

 

アマーリア「ココ・ヘクマティアルさん!あらあら!まぁまぁ!」

 

すると、アマーリア本人がココに話しかけてきた。

 

アマーリア「とても若くて可愛らしいディーラーさんがいるって聞いて、どうしても気になって見に来ちゃったんですよ!アラ、ホントだわ~。お手柔らかにね」

 

ココ「は、はぁ…」

 

流石のココも、アマーリアの行動に困惑してる。そして顔合わせも何とか終わったのだった。

 

「……」

 

ツバサは出て行くアマーリアを見つめていた。

 

バルメ「ツバサ?」

 

それを見てたバルメが話しかけてくる。

 

バルメ「あの人が何か?」

 

ツバサ「ん?いや、なんでも(あの女…どうも面倒な気がするな)」

 

バルメ「まさか!ツバサまであの人を美人だと思ってるんですか!!」

 

「はっ!?」

 

突然の言葉に、流石のツバサも驚く。

 

バルメ「ココもそうですが、私の方が若くて張り艶もあります!!気になるなら、今日でもココと一緒にベッドで…」

 

「いきなり何を言い出すんだお前は!!」

 

ツバサは慌ててバルメの口を塞ぐ。

 

「人前でんな事を大声で言うな!」

 

バルメ「ですが!」

 

「だから落ち着け!あの人を見てたのは、嫌な予感がしたからだよ」

 

バルメ「嫌な予感…ですか?」

 

「ああ。面倒な事が起きなきゃいいんだがな。後、バルメやココが美人なのは知ってるから安心しろって」

 

バルメ「なっ!?///」

 

ツバサの言葉で顔を赤くする。

 

(いや、さっきの言葉で赤くなっててほしかったよ…)

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