飯を食い終わり仮眠を取る。そして目が覚めると、見知らぬ空間にいた。
ツバサ「・・・何処ここ?」
「ふぉふぉふぉ。久し振りじゃの」
声が聞こえたので、そっちを振り向くと、俺をこの世界に送った張本人である神様がいた。
ツバサ「久し振り。けどどうしたんだ?」
「いや、お主が余りにも能力を遠慮しておるからの。他にも能力を追加しておいたぞい」
ツバサ「別によかったのに」
「それでは、儂の気がすまん。今まで送った連中は、魔法やら、王の財宝やらとチートが多かったんじゃがの。お主は、ルパン三世のキャラ全能力だけじゃからの」
ツバサ「ルパンでも、十分チートと思うけど?」
「しかし、腕前などは鍛えれば誰でも取得できる。じゃから、儂が勝手にお主に授ける特典を2つ決めたからの。目が覚めれば、その特典の情報が分かるからの~」
そして神様は、徐々に薄れていくのであった。そして俺は、車のエンジン音で目を覚ましたのであった。起きて双眼鏡を覗くと、ココ達が何処かに向かう準備をしていた。兵士を二人連れて。
ツバサ「何処に行くんだ?」
俺は、ココ達が行きそうな場所を考える。
ツバサ「携帯弄ってたし、もしかして山の頂上に向かったのか?」
この辺りでは、山の頂上に行かないと携帯が通じない。俺もそれで結構困ったんだよ。
ツバサ「ココ達を追い掛けるとして・・・刀が2本増えてる。そしてこの緑のハチマキ・・・」
俺の頭の中で、前世の時に読んでいた漫画のキャラを思い出すのであった。
ツバサ「絶対にこれって、三代鬼徹と秋水だよな?」
そう!この刀はまさしく、ONE PIECEでゾロが使ってた刀だ。
ツバサ「新しい特典は、ゾロの能力だったのか」
2本を抜き軽く振る。
ツバサ「物凄く手に馴染むな」
俺は新たに手に入れた刀を握りながら、そう呟くのであった。一方ココ達はというと・・・
ココ「凄い霧」
そう言いながら、携帯電話を取り出してヨナに渡す。
ココ「ヨナヨナ、そろそろ通じるかも。試しにかけてみてくれる?トージョって」
そして車を止める。
「ここがオリン峠だ」
ココ「どうヨナ?」
ヨナ「呼び出してる」
ココ「呼んでる?やった!!」
やっと繋がったよ。しかし、その喜びはヘリの音により消え去った。
ココ「Miー24VハインドE!!ロシア軍のハインドだッ!!」
「離れろ!!」
「車から離れるんだ!!」
私達は、急いで車から離れる。
ココ(攻撃してる。近くに山岳兵がいるのか?)
すると、別の兵士と出会う。
「なんだ貴様ら!?」
ココ「ポルック少佐と会った武器商人だ!スティンガーを撃ってるのと別の部隊か?」
「民間人に答えられん!!」
ココ「彼らは全滅だ。貴方の隊をハインドから遠ざけろ!あの機体は人狩り専用!!」
「どういう事だ!!」
ココ「センサーポッドを見ろ!あれは温度センサーだ!!通常のLLLTV《ラドガ・F》が東欧サードパーティー製に換装されている。パイロットがその気になったら、私達は丸見えだ」
そう話していると・・・
「三十六煩悩鳳!!!!」
そんな声が聞こえた瞬間、飛んでいたヘリが斬られたのであった。
ココ「!?」
「なっ!?」
ヨナ「!!」
当然その場にいた全員が驚いていた。
ココ「何がどうなったの!?」
「私に聞くな!!」
ヨナ「けど、これで安心」
ココ「だね♪」
そして私達は、兵士と別れて仲間と合流するのであった。途中でバルメとトージョとも合流した。その時に、一緒にいた兵士達を縛り上げるのであった。そして私達は、廃墟の建物を見つけた。
レーム「お~い!CCAT社の連中だ。入ってOKだ!」
ルー「いや、OKというワケでは・・・」
ココ達が、建物の中に入っていくのを見守る人物がいた。
ツバサ「無事に、バルメ達と合流できたみたいだな」
そう、ツバサである。先程のハインドも、ツバサがやったのである。新しく手に入れた力で。
ツバサ「しかし・・・結構な数が取り囲んでるな」
俺は双眼鏡を覗き、建物を囲んでいる兵士達を確認する。
ツバサ「流石にヤバくなったら、助けにいくか」
そう思いながら、状況を見守ってるとココ達が出てきた。そして、武装を解除してこう叫んだ。
ココ「聞け!我々10人は武装を解除している!そして、兵士を殺した連中3名は、まだあの中にいる!!」
カリー「あの女狐!!」
すると兵士達は、ココ達に目もくれず建物内に入っていった。
「全く恐ろしいな」
ココ「そうですか?」
「行くならさっさと行け。今だけは、俺達がいないからスムーズに国境を通過できるはずだ。これで、あの時の借りは返したからな」
ココ「ご協力感謝致します♪皆!国境に向かって走るわよ!!」
ココの言葉を合図に、全員が国境目指して走り出したのであった。
ツバサ「ヌフフフ♪相変わらずだねココは。さてと!俺も行くとしますかな」
俺もその場から消えるのであった。翌朝、ココ達の後を追い掛けてて空港に来ていた。
ココ「1日で終わったか」
「はい?」
ココ「いえ、なんでも」
「よい旅を」
ココ「ありがとう♪」
すると、カリー社長達が空港に走り込んできた。
カリー「つ、着いた!!」
ミルド「社ァ長~!!疲れた~!!」
ココ「おお~、生きとったか。フ~フ~フ~」
ツバサ「マジでしぶといな。あの連中」
あの状況で生きてここまで来た事に、素直に驚く俺であった。
ツバサ「ココ達もゲートに入ったし、俺も行きますかな。そろそろココと合流するいい頃合いかもな」
俺は、帽子とサングラスを掛けて、ココ達が乗った飛行機に乗るのであった。