ヨルムンガンド?   作:シャト6

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第6話

ツバサ「アッチ~!!」

 

俺は今、アラブ首長国連邦のドバイに来ている。ここに今ココ達が来ているのだ。

 

ツバサ「今度はここに武器を売りに来たのかな?」

 

テラスで珈琲を飲みながら、手元の資料を見る。少し前にココのパソコンをハッキングして、データを拝借させてもらった。

 

ツバサ「こんだけいるのかよ。どんだけ~」

 

そして今見てるのは、この国にいる殺し屋。

 

ツバサ「二人でオーケストラ。初めは8人いたみたいだけど、7人死んで1人加入して現在は2人・・・」

 

今のところ分かってるのはこれくらい。顔写真があるけど・・・

 

ツバサ「男女ペアか。サングラスにアロハシャツって。そして女の方は、カウボーイハットを被ってるのか」

 

資料を閉じて珈琲を飲む。けど・・・随分と静かな場所だな。客は、俺ともう一人しかいない。

 

ツバサ「何だか嫌な予感がするな」

 

そう考えていると、後ろから声が聞こえる。振り返ると、そこにはココとオーケストラの一人の女がいた。

 

ココ「殺し屋ごときが私に問うか!?私を殺せたら答えてやる!オーケストラ!!」

 

「ッんだァコイツ!放せよッ!!」

 

すると、俺を除いた唯一の客がココに銃を向ける。

 

ツバサ「!?チィッ!アイツもオーケストラかよ!!」

 

ココに迫る銃弾。俺は近くにいたため、何とか銃弾を斬り対応した。

 

「んだァテメェ!!」

 

ココ「!?」

 

ツバサ「いきなり町中でドンパチとはな。殺し屋は関係なしに撃つよな」

 

「関係ねぇな!銃撃戦は、音楽だ!!いい音を奏でてくれる!!そうだろチナツ?」

 

チナツ「そうなのだ。師匠はオシャレなのだ!」

 

ツバサ「お洒落ね~。服のセンスはそう見えないが?」

 

その歳でアロハは無理あるだろ。

 

ココ「なんで・・・貴方が」

 

バルメ「無事ですかココ!!」

 

バルメが急いでココに駆け寄る。

 

ツバサ「いいタイミングだ。バルメ、ココを連れて先に行け」

 

バルメ「!?あ、貴方は!!」

 

ツバサ「話は後だ!さっさと行け!!」

 

バルメ「・・・後で詳しく話を聞かせてもらいますからね!!」

 

そして、バルメはココを連れてこの場から離れた。

 

「よくも邪魔してくれたな?覚悟はできてるんだろな?」

 

ツバサ「覚悟か。それは、こっちのセリフだ」

 

俺は、斬鉄剣を抜く。

 

「チナツ!お前はあいつ等を追い掛けろ!新しく買ったド派手な楽器を使え!」

 

チナツ「了解なのだ!」

 

そしてチナツは、その場から離れていった。

 

「さぁて、さっさとテメェも殺して、チナツの後を追い掛けないとな」

 

ツバサ「させるとでも?」

 

「ウルセェ!!」

 

男はマシンガンを撃ってくる。俺は刀で銃弾を切り落とす。

 

「ウゼェ!ウゼェんだよ!!」

 

ツバサ「手当たり次第か」

 

すると、警察が現れる。

 

「チッ!サツか!!ここは退くか」

 

男は走り出した。俺も捕まるわけにはいかないので、素早く逃げ出した。走っていると、湾岸付近から派手な銃撃音が響き渡る。俺は近くに行くと、先程戦っていた男が、額を撃ち抜かれていた。

 

チナツ「ウワァア!そんなッ、そんなッ!!師匠あなたッ!ウァッ!!あたしの人生メチャメチャにしておいて!こんな別れ方ってないでしょおッ!?お前ら許さない!!皆殺しにしてやる!!」

 

ココ「殺し屋が今更何を」

 

チナツ「すぐに!数日中に!!いや、数ヶ月以内に!!・・・いや!!何年も何年も追い回して、ズタボロにしてから殺してやらァ!!」

 

女はそう言いながら、足下の銃を拾って逃げたのであった。

 

ツバサ「中々な身のこなしだな。しかし・・・何でパンツ履いてないんだ?」

 

その答えは、誰からも答えられなかった。ココは、突然現れた男に連行されていった。そして、他の連中は全員この国の警察に連行されていった。俺は取り合えず、ココがいる警察署に行く。

 

ツバサ「あいつはこの国の警察じゃないな」

 

俺はそう考えていると、ココが出てきた。しかし、そこから一歩も動けなかった。

 

ツバサ「足が震えてるぞココ?」

 

俺は止まっているココに、声をかけるのであった。

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ココ(どうしよう)

 

私は今困っている。先程署長に『君の部下は、全員ホテルに拘束している』と言われた。つまりだ、ホテルまで私の護衛は誰もいない。

 

ココ(まずい・・・あの女が、いつ私に襲い掛かってくるか分からない。・・・怖い)

 

知らない間に、私の足は震えていた。

 

「足が震えてるぞココ?」

 

声が聞こえた方を見ると、先程会った懐かしい顔がそこにはあった。

 

ココ「ツバサ!」

 

私は思わずツバサに抱きつく。

 

ツバサ「ったく、俺がいなかったらどうするんだよ。ほら、これで鼻血を拭け」

 

俺はハンカチを渡す。

 

ココ「アハハ・・・確かにね。でも、本当に久し振りだね♪今まで何処にいたの?」

 

ツバサ「あちこち旅をしてた。けど、ここ最近はお前達の行動を見てた」

 

ココ「そうだったの!?レームやバルメでも気がつかないなんて」

 

ツバサ「凄いだろ♪ここで立ち話もあれだし、さっさとお前らが泊まっているホテルに行くぞ」

 

ココ「うん♪」

 

ココは、嬉しそうに俺の腕に抱きつく。

 

ココ「これからはどうするの?」

 

ツバサ「お前がいいなら、これからも一緒に行動するが?」

 

ココ「本当に!?やった~!!」

 

嬉しそうにジャンプをして、喜びを表現するココであった。

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