ツバサ「アッチ~!!」
俺は今、アラブ首長国連邦のドバイに来ている。ここに今ココ達が来ているのだ。
ツバサ「今度はここに武器を売りに来たのかな?」
テラスで珈琲を飲みながら、手元の資料を見る。少し前にココのパソコンをハッキングして、データを拝借させてもらった。
ツバサ「こんだけいるのかよ。どんだけ~」
そして今見てるのは、この国にいる殺し屋。
ツバサ「二人でオーケストラ。初めは8人いたみたいだけど、7人死んで1人加入して現在は2人・・・」
今のところ分かってるのはこれくらい。顔写真があるけど・・・
ツバサ「男女ペアか。サングラスにアロハシャツって。そして女の方は、カウボーイハットを被ってるのか」
資料を閉じて珈琲を飲む。けど・・・随分と静かな場所だな。客は、俺ともう一人しかいない。
ツバサ「何だか嫌な予感がするな」
そう考えていると、後ろから声が聞こえる。振り返ると、そこにはココとオーケストラの一人の女がいた。
ココ「殺し屋ごときが私に問うか!?私を殺せたら答えてやる!オーケストラ!!」
「ッんだァコイツ!放せよッ!!」
すると、俺を除いた唯一の客がココに銃を向ける。
ツバサ「!?チィッ!アイツもオーケストラかよ!!」
ココに迫る銃弾。俺は近くにいたため、何とか銃弾を斬り対応した。
「んだァテメェ!!」
ココ「!?」
ツバサ「いきなり町中でドンパチとはな。殺し屋は関係なしに撃つよな」
「関係ねぇな!銃撃戦は、音楽だ!!いい音を奏でてくれる!!そうだろチナツ?」
チナツ「そうなのだ。師匠はオシャレなのだ!」
ツバサ「お洒落ね~。服のセンスはそう見えないが?」
その歳でアロハは無理あるだろ。
ココ「なんで・・・貴方が」
バルメ「無事ですかココ!!」
バルメが急いでココに駆け寄る。
ツバサ「いいタイミングだ。バルメ、ココを連れて先に行け」
バルメ「!?あ、貴方は!!」
ツバサ「話は後だ!さっさと行け!!」
バルメ「・・・後で詳しく話を聞かせてもらいますからね!!」
そして、バルメはココを連れてこの場から離れた。
「よくも邪魔してくれたな?覚悟はできてるんだろな?」
ツバサ「覚悟か。それは、こっちのセリフだ」
俺は、斬鉄剣を抜く。
「チナツ!お前はあいつ等を追い掛けろ!新しく買ったド派手な楽器を使え!」
チナツ「了解なのだ!」
そしてチナツは、その場から離れていった。
「さぁて、さっさとテメェも殺して、チナツの後を追い掛けないとな」
ツバサ「させるとでも?」
「ウルセェ!!」
男はマシンガンを撃ってくる。俺は刀で銃弾を切り落とす。
「ウゼェ!ウゼェんだよ!!」
ツバサ「手当たり次第か」
すると、警察が現れる。
「チッ!サツか!!ここは退くか」
男は走り出した。俺も捕まるわけにはいかないので、素早く逃げ出した。走っていると、湾岸付近から派手な銃撃音が響き渡る。俺は近くに行くと、先程戦っていた男が、額を撃ち抜かれていた。
チナツ「ウワァア!そんなッ、そんなッ!!師匠あなたッ!ウァッ!!あたしの人生メチャメチャにしておいて!こんな別れ方ってないでしょおッ!?お前ら許さない!!皆殺しにしてやる!!」
ココ「殺し屋が今更何を」
チナツ「すぐに!数日中に!!いや、数ヶ月以内に!!・・・いや!!何年も何年も追い回して、ズタボロにしてから殺してやらァ!!」
女はそう言いながら、足下の銃を拾って逃げたのであった。
ツバサ「中々な身のこなしだな。しかし・・・何でパンツ履いてないんだ?」
その答えは、誰からも答えられなかった。ココは、突然現れた男に連行されていった。そして、他の連中は全員この国の警察に連行されていった。俺は取り合えず、ココがいる警察署に行く。
ツバサ「あいつはこの国の警察じゃないな」
俺はそう考えていると、ココが出てきた。しかし、そこから一歩も動けなかった。
ツバサ「足が震えてるぞココ?」
俺は止まっているココに、声をかけるのであった。
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ココ(どうしよう)
私は今困っている。先程署長に『君の部下は、全員ホテルに拘束している』と言われた。つまりだ、ホテルまで私の護衛は誰もいない。
ココ(まずい・・・あの女が、いつ私に襲い掛かってくるか分からない。・・・怖い)
知らない間に、私の足は震えていた。
「足が震えてるぞココ?」
声が聞こえた方を見ると、先程会った懐かしい顔がそこにはあった。
ココ「ツバサ!」
私は思わずツバサに抱きつく。
ツバサ「ったく、俺がいなかったらどうするんだよ。ほら、これで鼻血を拭け」
俺はハンカチを渡す。
ココ「アハハ・・・確かにね。でも、本当に久し振りだね♪今まで何処にいたの?」
ツバサ「あちこち旅をしてた。けど、ここ最近はお前達の行動を見てた」
ココ「そうだったの!?レームやバルメでも気がつかないなんて」
ツバサ「凄いだろ♪ここで立ち話もあれだし、さっさとお前らが泊まっているホテルに行くぞ」
ココ「うん♪」
ココは、嬉しそうに俺の腕に抱きつく。
ココ「これからはどうするの?」
ツバサ「お前がいいなら、これからも一緒に行動するが?」
ココ「本当に!?やった~!!」
嬉しそうにジャンプをして、喜びを表現するココであった。