キャスパー「VL・ミカ・ミサイル。売れるのこんなに?」
運ばれてきたコンテナを見ながら、キャスパーはココに聞く。
ココ「売れるもなにも、代金貰ってるし届けるだけ」
キャスパー「ふ~ん。お久しぶりですバルメさん。それと・・・」
ツバサ「ツバサ・ドリトルだ。後ろの人、中々な腕前みたいだな」
そう言った瞬間、キャスパーは驚いていた。
キャスパー「これは驚きましたね。まさか、初見で彼女を見抜くとは」
ココ「フフーフ♪凄いでしょ」
ツバサが褒められて、嬉しそうに言うココである。
ココ「ところで、どうしてアフリカにいるの?」
キャスパー「野暮用。そう言えばドバイで捕まったって?」
何故か嬉しそうに言うキャスパー。
キャスパー「CIAのスケアクロウか。メチャクチャな奴だろ?でも金策の才能があるので、合衆国に重宝されてて自由が利く。黄金の畑の『カカシ』って意味だよ」
ツバサ「あいつにそんな二つ名があったのかよ。けど、物凄くしつこそうだな」
そう言うと、ココは更に頭を抱えるのであった。そこから暫く話してる2人であった。
キャスパー「僕はそろそろ帰るよ。その前にトイレ借りてもいいかな?」
ココ「どうぞ」
そしてキャスパーはトイレに行ってしまった。すると、キャスパーが向かった方からヨナの叫び声が聞こえた。
ツバサ「今の声は・・・」
バルメ「ヨナ君ですね」
すると、キャスパーがヨナと一緒にやって来た。
ココ「まだこの船に乗ってるとは思わなかった!!いい大人が、2人してヨナをいじめてんじゃないよ!!」
ココはココで、ヨナが虐められて怒っていた。
ココ「出てけ~!!オラの船から出てけ~!!」
ツバサ「オラって・・・」
普段使わない言葉に、俺は頬を引くつかせる。すると、さっきの女性がレームに話しかけた。
「アラアラ、まだ生きてたのねぇそこのオジサン」
レーム「相変わらず口の悪ィ女だぜ、チェキータ」
どうやら彼女の名前はチェキータと言うらしい。
チェキータ「仲良くしてあげてね、ミーシャ。それと」
するとチェキータは、俺
に近づく。
チェキータ「貴方いい男ね♪あのオジサンよりいいわ。一緒に来ない?」
まさかの勧誘であった。当然、ココ達がそれを許すはずもなく・・・
ココ「ちょっとチェキータ!!ツバサを勝手に勧誘しないでくれる?」
バルメ「そうです!!」
チナツ「ご主人様は渡さないのだ!」
3人は、俺の腕や体に抱きつきながら、チェキータを睨み付ける。
チェキータ「怖いわね。今回は諦めるわ。でも、私は諦めないからね♪」
そう言い残して、チェキータはキャスパーと一緒に帰っていったのであった。
ココ「ツバサは、ずっとウチで働くんです!!」
バルメ「その通りです!」
チナツ「そうなのだ!」
レーム「ハッハッハ。モテ男だねツバサ」
煙草を吹かしながら、笑っているレームであった。
ツバサ「見て笑ってるなら、どうにかしてくれ」
レーム「そいつは無理な相談だ。俺もまだ死にたくねぇしな」
そう言いながら、俺達から離れていくレームであった。そんな状況だが、取り敢えず商品を無事に届ける事が出来たのであった。そこからは暫くはのんびりとした航海が続いている。しかし、その時間は長い事続かなかった。
ツバサ「ホントに、ココといると忙しいったらありゃしない」
ココ「ハイハイ!ハイハイハイ!!ダッシュダーッシュ!!戦闘準備!!準備~!!!!」
俺達は武装準備をしている。理由は、現在この船は海賊に襲われかけているのである。
ココ「相手は目がいいよ!!一撃必殺エリアに引き付けるまで、こっちの武装を気づかれちゃイカン!!あんなちっこい船1隻なわけない!トージョ、更なる敵は!?」
トージョ『敵1の後方3km、200km/hで接近、敵2。1分で来る』
無線で説明するトージョ。すると、右舷から1隻のボートがやって来た。
ココ「海賊め!!狙う相手を間違えたのが運の尽きだぜ!!!」
ツバサ「ココって、たまに言葉遣い変わるよな」
そんな事を言うが、当然ココの耳には届いていない。
「止まれ!止まれば殺さない!!」
ココ「止まるかバカ!!」
相手の挑発に応戦するココ。
ツバサ「止まれと言って、止まる馬鹿はいないよな。しかも、ホントに止まって殺さないって保証はないし」
そんな事を言いながら、俺はココ達から離れていった。
ココ「も~、バルメはああいう連中の発見早くて、大手柄だよ!」
バルメ「オホッ!!コ、ココの為なら地球の裏まで千里眼です!!」
ココに抱き着かれ、嬉しそうにそう答えるバルメであった。すると、ヘリコプターが2台やって来た。それと同時にトージョから連絡が入る。
トージョ『ココさん、更に敵4だ!』
ココ「了解トージョ!皆、敵が更に追加だよ!!」
的確に仲間に指示を飛ばすココ。
ココ「それにしても、何で海賊がこんなに兵器持ってんだろ?」
バルメ「そうですね」
その答えに答えるのは誰にも分からなかった。
ココ「それじゃあ、やるよ!!」