ここだけレグルスに弟がいて、幼馴染ちゃんも幸せな結末を迎える世界線   作:ねえ、おなまえは?

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7話 玉砕!!

 

なんということだろうか!

あの町は変わり果てた姿になっていた。

 

ついさっきの出来事だと言っていいだろう。

あちこちで黒煙が上がり、目につく限り人々は凡そ死に絶えている様だった。

 

 

 

わぁ、びっくり。

 

無表情のまま思わず言葉が出る。

 

 

 

崩れた建物によってぺちゃんこに潰されている人、スパッと切り裂かれて断面が綺麗に見えている人、散弾銃にでも撃ち抜かれた様に穴だらけになっている人たち、首から上が爆ぜて倒れている人、言い尽くせない事態になっている。

 

 

 

村も酷かったけど、こっちも酷いなぁ。

 

しゃがみこんで、首がもげている人の服をつまみ上げて、よく見てからべしゃりと元の位置に戻してうーんと考える。

 

村で見たものとおんなじような殺し方をしているから、同一犯の仕業かな。

 

 

 

町の全体を把握しているわけではないけれど、ボクが母さんに連れて来てもらった時とは全然違うじゃん。

あの時はもっと平和〜って感じの雰囲気だったよ。

 

わいわいと人々の往来があって、活気付いていて、あちこちに商店が出ていて、リンガとかあとは村では見たこともない果物を売っているお店とか、キラキラした綺麗な装飾品を扱うお店を眺める人たちが居たんだけれどなぁ。

 

 

 

あ、奴隷商も居たし人身売買のオークション店もあったけどね。

あは、ここ笑うところだよ、奴隷ジョーク。

 

 

 

どうしたものかなぁ、と頭を捻る。

 

 

 

 

 

さて、この状況、誰が作り出した?

 

村、町、と順当にいけば次は国か?

 

国を落とす、か。

中枢部は領地の中央付近だったよな、と地図を思い出し、考える。

 

 

 

 

見にいく価値はある。

 

 

だって国が落ちるなんて一生に一度見られるかどうか……いや、もっとか。

生きている間に見られるなんて思っていなかった。

それくらい珍しいことだ。

 

 

 

あぁ"知りたい、識りたい!"

 

 

 

 

欲求が強まるのを感じる。

 

でも兄さんたちを探すことの方が、ボクの中での優先度は上。

 

兄さんたちを見つけて、それから中枢部を見に行こうかなぁ、どうしようかなぁ、と考える。

というか母さんと町に行く間にも割と竜車の往来があったから、兄さんたち、どこかで竜車とかに乗せてもらって、国まで行っている可能性もあるのか。

 

村から逃げて来て、この町の状況を見て国へ行った、なんてことも考えられる。

 

 

 

 

……というか、ボクの村だけ、ボクの居た町だけ襲撃されているのって……まあ、行けば分かるか。

 

じゃあ早速見に行こう。

ここからなら、休まず歩いて行けば多分、1日くらいで着くかな。

 

もし、兄さんたちに何かあったとしたら、どうしてくれようか。

  

 

 

その時、ボクはきっと……。

 

 

 

 

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