クレヨンしんちゃん  オラとIS学園物語だゾ!   作:むぅち

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 書いてみたくなっちゃったんだもん。しょうがないよね!


ISを動かしちゃったゾ

 

 埼玉県 春日部市 某日

 

 

「おぉ!でっかいゾ〜!」

 

「流石、出来たばかりのデパートねぇ。色んなお店が入ってるわ」

 

「お!酒屋があるじゃねぇか。後で寄ろう」

 

 

 この一家は野原一家、父野原ひろし、母野原みさえ、長男野原しんのすけ、長女野原ひまわりの4人家族。

 今日この家族は出来たばかりのこのデパートに足を運んで来ており、みさえとひまわりはスーパーに、ひろしとしんのすけはあちこちを見て回る事にした。

 

 

「色んな店があるなぁ〜」

 

「おもちゃ屋さんないの?」

 

 

 しんのすけがおもちゃ屋に行きたがり近くにあるデパートの地図を見てみる。おもちゃ屋は今いる場所から少し先の方にあるようでそこへ向かっていくとその手前で何やら人集りが出来ていた。

 

 

「なんだありゃ?」

 

「芸能人でも来てるのかな?」

 

「ちょっと見てみるか」

 

 

 ひろしはしんのすけを肩車し、人集りの中心に何があるかを確認させる。

 

 

「おぉ〜!」

 

「何があった?」

 

「とーちゃん、お胸の大きなメガネのお姉さんが居るゾ!」

 

「え、マジ?!どこどこ?!って、あれは・・・・」

 

 

 しんのすけの言葉に反応してその女性のことを探し、見つけることは出来たがひろしが気になったのはその隣にある機械だ。

 その時丁度人集りが減り前の方に進むことができたひろし達は1番前までやってきた。

 

 

「これって、『IS』ってやつだよな?」

 

「あいえす?お魚さんが泳いでるの?」

 

「そりゃ生簀だ。じゃなくてISだよ。ほら女の人しか乗れねぇって言うロボットだよ」

 

「おぉ!ロボット!オラも乗ってみたい!」

 

「いやいや、女の人しか乗れねぇっていただろ」

 

「乗りた乗りたい乗りたい!」

 

「無茶言うなよ・・・・・」

 

「乗るのは無理ですけど、触るくらいなら大丈夫ですよ?」

 

 

 と、近くにいた職員の人がそう言いひろしもしんのすけに「触れるってさ」と言って肩から下ろし、触りやすいように抱えながら近づく。

 

 

「近くで見るとかっこいいゾ!」

 

「そうだな」

 

 

 ペタっ────ピカーン!

 

 

「な、なんだ?!」

 

「おぉ!なんか頭の中に変なのが流れてきたゾ!?」

 

「ま、まさか?!」

 

 

 しんのすけがISに触れた途端、しんのすけの頭の中には凄まじい量の情報が流れ込んできて、ISもしんのすけを巻き込んで光始めたのだ。

 やがて光が収まって状況の確認が出来るようになるとそこには驚愕の光景があった。なんとしんのすけがISを纏っていたのだ。

 

 

「おぉ!なんか着れちゃったゾ!!」

 

「・・・・・」

 

「嘘、まさか、2人目・・・・・?」

 

「い、急いで先輩に連絡しなきゃ!」

 

「とーちゃん見て見てー!オラロボットと合体しちゃったゾ〜!」

 

「お、おう・・・・・」

 

 

 理解の追いつかないひろしを尻目にしんのすけははしゃいでいた。するとスーツを来た女性達が2人を囲む。そしてその中から先程しんのすけが注目していたメガネをかけた女性が前に出てきて

 

 

「あの、申し訳ありませんがご同行願いますでしょうか?」

 

「えっ、や、やっぱり何かヤバいことやっちゃいました?」

 

「はい、とても」

 

「わ、分かりました。取り敢えず息子をどうにかしないと・・・・しんのすけ!」

 

「なぁにとーちゃん?」

 

「それ脱いでこっち来い」

 

「えぇ〜脱ぎ方わかんないゾ〜」

 

「洋服が消えるイメージをしてみてください」

 

「洋服が、消える・・・・・いや〜んっ」シュン

 

 

 何故か変なイメージをしたのか胸と股間を隠す素振りをするとISが消え、しんのすけの腕にブレスレットとして装着されていた。

 

 

「それではこちらへ」

 

「あの、妻と娘も来てるんですが」

 

「でしたら放送でお呼びしますね。お名前をお伺いしても?」

 

「野原みさえとひまわりです」

 

「分かりました。ではあちらのお部屋で待機していてください、何かあったらそばにいる人に言ってください」

 

「わ、分かりました・・・・」

 

 

 ひろし達は個室に通される。周りには何人もの女性がいてじぃっと見られている。いくら女性に弱い二人でも流石に緊張してしまう。

 それから数分後、部屋の扉が開かれると先程の女性ともう一人スーツを着たキリッとした女性と共にみさえとひまわりが入って来る。

 

 

「ちょっとアナタ、どうなってんのよ!」

 

「な、なんか、しんのすけが色々やっちゃったみたいで・・・・」

 

「摩耶、彼が?」

 

「はい、先輩」

 

「あのー貴女は一体?」

 

「申し遅れました。私はIS委員会の織斑千冬と申します。彼女は後輩の山田摩耶」

 

「織斑千冬、って有名人の?!」

 

 

 やって来た人物に2人は驚く、目の前の女性『織斑千冬』はISに関わる者、そう出ないもの関係なく世間に広く認知されている。そんな有名人を目の前にして2人は更に身構えてしまう。が

 

 

「ほっほーい!綺麗なお姉さーん!」

 

 

 としんのすけは喜びながら近づこうとするがひろしに止められ、気を取り直しながら千冬は話し始める。

 

 

「先ずは現状の確認をさせて下さい。このデパートで展示されていたISを起動させたのはお宅のご子息である野原しんのすけ君で間違いないですね?」

 

「は、はい」

 

「あの、これから私達どうなっちゃうんですか?」

 

「現状我々が出来ることはあなた方を安全な場所へ隔離することです」

 

「か、隔離!?」

 

「はい、現在SNS等でしんのすけ君がISを起動させた映像が出回ってしまっています。この情報は関係の人間に伝わり、すぐにでも彼に接触しようとしてくるでしょう。最悪の場合誘拐される可能性もあります」

 

「そんな・・・・・」

 

「すでに自宅は特定されていますね。ほら」

 

 

 と、摩耶が手に持っているタブレットを3人の前に差し出すとSNSのサイトが映されていた。そしてそこに投稿されていたのは野原家の自宅の画像や動画が上げられていた。動画には家の周りをうろついたり、庭にいるペットのシロが吠えていたりしている。

 

 

「直に報道陣も自宅の方へ押し寄せることでしょう。それに紛れしんのすけ君に危害を加える者も現れる可能性が・・・・」

 

「危害?誘拐だけじゃないんですか?」

 

「えぇ、悲しい事にISが誕生してからとある団体が結成されました。『女性権利団体』。ISが女性にしか使えないことをいい事に女性の社会的地位の向上を目的に結成された組織なのですが、その内容は日に日にエスカレートしていき、女性であると言うだけで横暴を働く様になって、それに感化された一般人も居ます」

 

「あぁ、たまにそんな人見かけるな・・・・」

 

「その女性権利団体はしんのすけ君の前に発見された1人目の扱いに口を挟んできました。内容は『女性にしか扱えない神聖なISに男が乗れていいはずはない。研究所送りにしてモルモットにするべきだ』と」

 

「なにそれ、酷い・・・・」

 

「そんな組織の標的にされる可能性がある為身様方を我々の方で一時的に身柄を預かるのです。しんのすけ君の扱いに関してはこれから各関係者と話し合いの後お伝えします」

 

 

 そう言うと千冬は立ち上がりお辞儀をして部屋から出ていく。

 

 そして残った摩耶から千冬から連絡が来るまでまではIS委員会で用意したホテルに身を隠すことになると説明を受け、人目を避けるようにデパートの裏口から車に乗りこみホテルへと向かっていく。

 

 

 

 

 ホテル

 

 

「おぉ!広いお部屋だゾ!」

 

 

 部屋に入ると一目散にベットの上に飛び乗るしんのすけ。

 

 

「この部屋の中なら自由に過ごしていただいて構いません。何か欲しいものがあれば扉の外にいる係の方に言ってくださればできる限り対応致します。あと窓のカーテンは開かないでくださいね、上層階とは言え誰に見られているか分かりませんから」

 

「ねぇねぇ、お姉さん。なら家にいるシロ連れてきて〜」

 

「分かりました。なるべく早く連れてきますね」

 

 

 そう言って摩耶は部屋を出ていった。するとひろしとみさえは重い空気になった。

 

 

「これから私達、どうなっちゃうのかしら・・・・」

 

「いや、俺達の事だけならなんの問題もねぇよ。問題は、しんのすけの事だ。あの織斑千冬って人が偉い人たちに話をしてくるって言ってたけど、どういうふうになるのやら」

 

 

 と、2人はひまわりと一緒にベットの上ではしゃいでいるしんのすけに視線を向ける。

 それから1時間が経った頃、摩耶がシロを抱えて部屋に戻ってきた。

 

 

「ワンワン!」

 

「おぉ!シロー!」

 

「ふふ、良かったですね」

 

 

 シロはしんのすけと再会できた事に喜び、しっぽをふりながら顔をペロペロと舐める。そんな光景をみて摩耶はほっこりしていた。

 

 

「あの、摩耶さん」

 

「なんでしょうか?」

 

「これからしんのすけは、どうなってしまうんでしょうか?」

 

「・・・・ハッキリとしたことは言えません。ですが恐らく1人目、『織斑一夏』君と同じ扱いになるかもしれません」

 

「織斑一夏、ってテレビでやってた1人目の男の子の事ですよね。その彼ってどうなったんですか?」

 

「彼は『IS学園』に通う事が決定しています」

 

「IS学園って、あの?」

 

 

 IS学園

 

 アラスカ条約に基づいて設置された国立の高等学校。所在地は東京湾沿岸にある人工島。

 建前上、学園の土地はあらゆる国家機関に属さず、いかなる国家や組織であろうと学園の関係者に対して一切の干渉が許されないという国際規約があり、それゆえに他国のISとの比較や新技術の試験にも適しており、そういう面では重宝されている他に国々からの陰謀や国同士の競争に巻き込まれる恐れがある人物の避難場所も兼ねている。

 

 

「でもなんでそんな所に?」

 

「1つは安全の確保ですね。IS学園はどんな組織や国であろうと干渉できない国際条約がありそのルールを利用して保護する事が出来るんです。2つ目はデータの採取。と言っても特別変なことをするのではありません男性パイロットが乗ったISのデータを採取する事で何故動かせたのか、どうすれば他の人も動かせるようになるかを研究するための資料として活用されます」

 

「そこに、しんのすけが行くかもしれないと?」

 

「はい、ただ・・・・」

 

「「ただ?」」

 

「織斑一夏君の場合、先程2人がお会いした織斑千冬さんと姉弟関係であったというのもあってそう言う結果になったのであって、一般人のしんのすけ君の場合どうなるか・・・・」

 

「そんな・・・・」

 

 

 摩耶の言葉に多少落ち込みながらも僅かな希望がある事も知ることが出来ただけ良しとした。

 

 

 

 それから数時間後、部屋の扉がノックされ人が入ってくる。

 

 

「お待たせ致しました」

 

 

 少々疲れた様子であるが出会った時と同様キリッとした声で千冬が入室してきた。ひろしとみさえは待ってましたと言わんばかりに立ち上がり千冬の前に出る。

 

 

「ど、どうでしたか?!」

 

「しんのすけは、どうなるんですか?!」

 

「お、落ち着いてください。これから話しますから」

 

 

 千冬は2人を落ち着かせながら席に着いた。

 

 

「それでしんのすけはどうなるんですか?」

 

「結論からいいますと、しんのすけ君はIS学園に通う事が決定しました」

 

「そうなんですか・・・・」

 

 

 摩耶の予想通り、しんのすけのIS学園行きは決定となった。

 会議の中では研究所送りにするべきや、まだ早いのでは?といった意見が飛び交ったがそこで発言力の強い千冬がIS学園に入れて安全を確保するべきと意見しそれが採用された形となる。

 

 

「でもしんのすけにISの勉強なんて出来ませんよ?まだ色々覚えている最中なのに」

 

「それは承知の上です。IS学園に通わせるのは最低限ISを扱えるようにする事とISによる自衛行動を覚えて貰うことが目的です。その他の知識はおいおい覚えてもらえればいいです」

 

「そういえばなんですけど、IS学園って東京の方にありましたよね?もしかして自宅からそこまで行かなきゃ行けないんですか?」

 

 

 普段から寝坊癖のあるしんのすけが時間通りに学校に通う、それもかなり距離のある場所に一人で行かせて大丈夫なのかとみさえは心配していた。

 

 

「・・・・・それについてですが、IS学園は基本全寮制なんです。ですからしんのすけ君には寮生活を余儀なくされます」

 

「そんな・・・・」

 

「一応聞きますけど、そこに俺達が移り住むなんて・・・・」

 

「難しいですね。そもそもIS学園に男子を入学させるとさえ特例措置です。それ以上は学園の規則上、干渉するのは難しいです」

 

 

 それを聞いて更に心配が増えた2人。そもそもまだしんのすけ自身が5歳児なのにこの年齢で親元を離れて生活なんて出来るはずがない。しかしそれは千冬も承知の上でさらに説明する。

 

 

「お2人の心配も分かります。一応寮生活と言っても一部屋2人組で生活していますから未成年とは言え高校生と一緒に生活するのでそこまで心配する事は無いかと」

 

「でもなぁ・・・・」

 

 

 2人が気にしているのはしんのすけが5歳児だからと言うのもあるが他にも普段の生活態度に同じ部屋の住人が癇癪を起こさないかどうかの心配もあった。

 その後も色々説明を受け、千冬と摩耶は部屋を出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうですかね、これ
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