ドラゴン娘とハリー・ポッター   作:ゴールドルナ

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第12話 ドラゴン娘の追跡戦

こわーい、夜の森からお届けします。ラシアンナ放送、パーソナリティのラシアンナです。

 

ところで皆さん。パーソナリティって知ってますか?私は知りません。以上、ラシアンナ放送でした。

 

 

 

うそうそ!!ちゃんと夜の森からお伝えするのでいなくならないで下さいよ。

いつもって結構なんか終わったあとに話してるんで、結構ぬけてるとことかあるじゃないですか。今回はそれはなしです!!!整理されていない情報の奔流に押し流されてください。

 

本音がどうかって?

はい、恐ろしいからです。これからの罰というものが。

そう、それはもう。とんでもない恐ろしさです。

なにしろ、夜の森で数人での行動。夜目が効かない場所ってのは声だけでコミュニケーションをすることになります。要するに強制おしゃべりタイムです。そして、他の相手がいない。呼びかけられて言葉を返さないことが罪になる。そんな恐ろしさがあります。

 

それに、それにですよ。今回の夜の森探索隊の目的、それが問題なんです。

あい、ユニコーン殺害犯の特定ですね。

 

 

 

 

終わりました。いや、やってない。私はやってません。いくらなんでも、勝手にユニコーンを狩ったらまずいことくらい分かります。私だってそのくらいの我慢はできるんです。でも、問題はそこじゃないんです。なんと、ユニコーンって食べると元気になる代わりに呪われるらしいんです。やばいですよね。呪われるって。

 

つまり、ユニコーンを食べたかどうかってのは呪いの有無で判別できることになります。まあ、私は結構食べてるので間違いなく呪いチェッカーがあれば陽性となることでしょう。具体的な呪いの効果は分からないんですけど、もしそれが結構簡単にわかるなら問題です。

 

だって、私って口での弁解ができないんですよ!!!

絶対私が食べた扱いされてお母さんに通報されるんです。

 

どうですか?恐ろしいでしょう?

 

ちなみに、同じ班になったのはドラコとハリーで、二人ともやっぱり怖がっているみたいです。ハリーは夜の森にいる化け物を怖がっていて、ドラコは夜の森で化け物と一緒は嫌とか言って恐怖におののいています。

 

学校の森にそんな危ない生物がいるわけないのに怖がっているハリーはいいとして、ドラコはそろそろトラウマを克服してくれないですかね。

 

 

そんなわけで夜の森でユニコーンハントしてる悪い生徒をとっちめにさあいこう。

 

 

 

 

 

夜の森っていいですよね。いろんな臭いがしていて。

木のにおい、獣のにおい、なんか変なにおい。

 

いろんな香りが霧の中に閉じ込められて一つのハーモニーを形成しています。

ときどきニンニク臭いのも不思議ですけどね。そういえば最近、ニンニクの臭いが好きになりつつあります。理由は闇の魔術の授業をやってるなんとか先生がニンニク臭いからですね。あの授業何も聞いてなくてもいいので私には合ってます。内容も大した闇の魔術って感じじゃないです。うちの書庫にあった人間を爆散させる呪文みたいなのはもしかしたらやらないのかもしれません。

 

食べる気もないのに人を殺す魔法ってなんなんですかね。まさしく闇が深いです。

 

あ、そんな考え事をしてたらハグリッドがユニコーンの血を見つけました。思わず人差し指が動き、喉がなります。落ち着け私。皆さんも想像してみてください。近くにこの元凶がいるはずです。霧でいまいち鼻の調子が悪いですが、流石に分かります。

 

 

そしたら、いました!!!

 

ユニコーン!!! とその近くに黒いなにかが蠢いています。

 

ユニコーン殺害犯です!!夜の森でユニコーンパーティーとは不逞な輩!!

みなさん、見ましたよね。私じゃないってこと分かってくれますか?

そんなことをハリーとドラコに話していたら、ハリーたちは黙るし、黒い何かは逃げ始めます。

 

逃がすものですか。ここで捕まえないと私に疑いがかかりかねません。最低でも死体くらい残してくれないと困ります。

 

一気にドラゴンに変身して、ドカドカ進みます。ドラコが騒いでますけど無視です無視。あんなのに関わっていて、無断夜食野郎を取り逃しては沽券に関わります。ハリーは頭を抱えてますけど、こっちも無視!

 

 

迷わず突進したのはいいものの、狭い森の中、いろんなものがぶつかって飛んでいきます。低木に岩、時々大木、それから良く分からん虫とかケンタロスとかが吹き飛んでいきました。

 

あれ、ケンタロスって食べちゃダメな奴でしたよね、まあ、食べてないし死んでなさそうならOKです。こらまてー、って言っても待ってくれないので、松明代わりにブレスをまき散らします。ほうれ、明るくなったろう?闇の中を跳び回る冬の虫はそれでも、木々を搔い潜って逃げていきます。

 

あー、もう、めんどくさい。霧は出てるし、こっちは一応、デカい木を折らないように進んでるので、やりにくいったらありゃしない!!!みなさん、ここはやってもいいですよね。いいって言いましたよね。ってことでいきまーす!!

 

チャージブレス!!

 

大きく息を吸い込んで吐き出したそれは、私の前方に光の渦を作り出して全てを燃やしちゃいます。いやー、夜はブレスですね!!

だけど、ちょっと狙いがそれちゃったみたいです。だけど、ブレスのお陰で空間が開いたので飛んで追いかけます!! あとはこれを繰り返していけば、いずれは捕まえられるはず!!

 

おりゃおりゃーーーー!! 

 

 

途中からなんだか楽しくなってきて、夜の森で炎をまき散らして跳び回ってました。いやー、なんか森の中をちょこまか逃げ回られたので外周まで飛んで焼き払いながら探してたんですけど、逃げられちゃいましたかね。なんというか、燃やし過ぎたのでいろんな匂いがしてて、もう良く分からないですし。

 

それにしても、森も結構燃やしたのに出てこないのはなんででしょうね?って思ってから気が付きました。そういえば、湖に逃げられたかもしれないと。

 

うーん、盲点でした。逃げるとしたら森の出口かなって思ってたので.....

 

 

じゃあ、今度は湖にブレスをぶち込んでみよう!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、怒られました。

ソウデスヨネー

 

聞いてください、皆さんが止めないのが悪いと思いませんか。私はただ、必死に目の前のユニコーンつまみ食い犯を捕まえようとしていただけなのに。

朝になって改めてみたら、立ち入り禁止の森は半分くらい燃えてまだ煙が立ち込めてました。あと、湖ではイカが死にかけて浮いていました。はい、私が遊んだからですね。一応殺してなかったのは辛うじて残ってた理性に乾杯です。

 

久しぶりに暴れていいってことでハイになってましたかね。え、暴れちゃだめだって 

 

うーん、これはお母さんにも怒られる予感……。

 

 






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