ドラゴン娘とハリー・ポッター   作:ゴールドルナ

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第19話 ドラゴン娘と面白い日記

どうも…………クィディッチを出禁になったラシアンナです…………いや、そんな顔しないでくださいよ、私だって好きでこうなったわけじゃないんですからね。

 

あのあとですね、試合どうなったかというと、なんかもう途中からよく分からない展開になりまして、お互いのシーカーを全員で妨害する流れになったんですよ。いや、あれもうクィディッチじゃなくないですか?ボールどこ行ったんですかって感じだったんですけど、まあ流れってあるじゃないですか、流れって。

 

で、私もですね、とりあえずハリーのほうに近づいたんですよ。ほら、あっちシーカーですし、邪魔すればいいんだろうなって。キャプテンもそんな感じのこと言ってましたし。

それで、距離がこう、ぐっと縮まった瞬間。

 

あのですね。私の周りをずっと跳び回ってた、あのブラッジャーの破片、覚えてます?最初の方に粉々にしたやつ。

 

あれが急にハリーのほうに飛んでいったんですよ。

 

いやほんとに、びゅんって。で、そのままですね、頬とか腕とかに、ぱしぱしぱしって突き刺さりまして。

 

……え?ってなりましたよね。

 

私もなりました。なんで?いやほんとに、なんで?さっきまで私の周りでうざい感じに漂ってただけじゃないですか。特に指示もしてないですし、命令もしてないですし、そもそもあれ私のものじゃないですよね?

 

でもですね、結果としてハリーがその場で戦闘不能になりまして。

いや、ちょっと。これ、私のせいですか?違いますよね?ねえ、違いますよね?……ですよね。

 

ということで、その後はですね、スリザリンのシーカーがスニッチを捕まえるまで、0対0のまま、特にやることもなく。私は何をしてたかというと、グリフィンドール側の妨害をさらに妨害してました。いや、これ役に立ってたんですかね。立ってたことにしてください。

 

で、試合はそのまま終了しまして。

 

はい。私は。もう出ちゃダメになったみたいです。……おかしくないですか?

 

 

 

 

 

 

そんな私にも理解ある日記くんが!!!いやほんとに、ここ大事なところなんでちゃんと聞いてくださいよ。

 

皆さんにご報告です。このたび、この私、ラシアンナ・ファタルストーンは皆さん以外のイマジナリーフレンドを手に入れました。

 

ドンドンパフパフ!!!

 

いや、ちょっと静かですね反応。もっと喜んでくださいよ。大事件ですよこれ。

 

そう、なんかですね、最近トイレで拾った日記があるんですけど。真っ白な紙なんですよ最初は。でもそこに文字を書くと、返事してくれるんです。

 

すごくないですか?

 

しかもですね、これが結構ちゃんとしてるんですよ。文章もしっかりしてるし、話も通じるし、なんかこう、賢そうなんです。あなたたちより、ほんのちょっとだけ頭いいかもしれません。いや怒らないでくださいよ事実かもしれないじゃないですか。

 

で、何でも答えてくれるんですよ。

 

質問したら、ちゃんと考えて、答えてくれる感じで。多分結構ホグワーツに詳しいタイプのイマジナリーフレンドだと思います。これがあれば、もう一人じゃない…………ってことでもないのかな。分かんないけど、何でも答えてくれるのは確かです。

 

例えば…………秘密の部屋とか

 

そう、なんと秘密の部屋には怪物がいたらしいです。日記くんがいうには、どうもその怪物が秘密の部屋から逃げ出して学校中を動き回ってるかもとのことです。怖いですよね。きっと、私かそれ以上に恐ろしい存在なんだとおもいます。でも大丈夫。私には奥の手の必殺溜め三段ブレスがあるので、これで吹き飛ばしてあげます。

 

 

 

えー、皆さん。ちょっと聞いてくださいよ。なんかですね、最近ホグワーツ、雰囲気だけやたら物騒じゃないですか。継承者だの秘密の部屋だのって噂ばっかりで、実際の被害って猫が一匹石になったくらいで、あとはみんな普通に授業受けてるんですよね。いやまあ普通じゃない部分もありますけど。

 

で、そんな中ですよ。

 

ロックハート先生がですね。

決闘クラブなるものを立ち上げました。

 

怪物相手ってときに生徒同士で呪文撃ち合う練習させるんですか?発想がすごいですよね。ねえ、あなたたちどう思います?これ合理的だと思います?私はちょっとよく分からないです。でも、ロックハート先生はこれでも英雄なので、まあ大人しく参加するのもいいのかもしれません。

 

ええ、なんとなくです。ほら、こういうのって行っておかないと後で話についていけなくなるじゃないですか。あと単純に、面白そうですし。

 

で、会場に行ったらですね、壇上にロックハート先生とスネイプ先生が立ってまして。

いやこの組み合わせ、ちょっと嫌な予感しかしないんですけど。

 

ロックハート先生は相変わらず輝いてました。なんかもう、存在自体が光ってる感じで。で、安全な決闘の方法を教えますとか言ってたんですけど、その隣でスネイプ先生がものすごい顔してるんですよ。ええ、あの、絶対これ信用してないなって顔。

 

で、見本として二人で決闘することになったんですけど。

 

……まあ、結果は見なくても分かりますよね。

 

始まった瞬間にスネイプ先生がさっと杖を構えて、ばちっと呪文を当てて。ロックハート先生、吹っ飛びました。

 

いや、綺麗に。本当に綺麗に。なんかこう、弧を描くように後ろに飛んでいって、床に転がって、そのまましばらく動かなかったです。

 

……あれ、大丈夫だったんですかね。

 

でもそのあと何事もなかったかのように立ち上がって今のは見本ですとか言ってたので、たぶん大丈夫です。たぶん。

 

で、そのままですね、生徒同士でやってみましょうって流れになりまして。

最初にハリーとドラコが当たりました。

 

そこからは面白かったです。なんか変な呪文が次々出てきて、最後はドラコが蛇を出したんです。

 

いや、びっくりしますよね?

 

そんな呪文あるんですかって感じで。皆さんも蛇を出したことあります?なんかこう、にゅるっと出てくるんですよ、床に。え、いいなってちょっと思いました。

 

私も出せないですかね、子分のドラゴンとか。ほら、小さいの一匹くらい。ポケットサイズでいいので。だめですかね。便利そうじゃないですか。まあ、蛇程度だから出せるのかもしれないですけど…………

 

それで、その蛇がですね、床で頭をもたげて、周りを警戒するみたいに動き始めたんですけど。

 

ハリーがですね。しゃべったんですよ。蛇語で。

 

しかもそれで、蛇がぴたっと落ち着くんですよ。すごくないですか?いやすごいんですけど、方向性がちょっと嫌なんですよね。ねえ、分かりますよねこの感じ。

 

で、そこで私、言ったんですよ。蛇語をしゃべるなって。

 

いやだって、あれ気持ち悪くないですか?私、ドラゴン語なら分かるんですけど、蛇語ってそれにちょっと似てるんですよね、音の運びとか。でも語彙がなんかこう、妙に下品なのが多いし、発音もずっとシュルシュルしてて、聞いてると背中がぞわっとする感じで。なんというか、湿ってるんですよ音が。

 

親友と言えども言うときは言うべきですからね。皆さんも、私を見習って親友が蛇語を話したら代わりにドラゴン語を教えてあげましょう。

なんか周りがですね、しーんってなりまして。

 

えっ、蛇語ってそんなに珍しいんですか?

 

で、ついでにですね、スリザリンも蛇語を話したとかいう話が出てきて、ああそうなんだって思ったんですけど、でもあんなの簡単ですよ。ちゃんと聞いて、真似すればそれっぽくなりますし。ねえ、あなたたちもやればできますよ、たぶん。

 

なので、私もですね。いやいやながらちょっとしゃべってみせたんですよ。

 

ほら、こういうのは実演が大事ですし。そしたらですね、なんかドン引きされました。

いやなんで?おかしくないですか?

 

私が継承者でハリーが実行犯ってそんな関係じゃないですからね?

 

 





あっ、お気に入り登録って知ってます?そういうのするところから、皆さんのイマジナリーお友達ロードは始まるんですよ!!
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