ドラゴン娘とハリー・ポッター 作:ゴールドルナ
皆さんおはようございます…………、あれ?
ああ、ホグワーツ特急の中でしたっけ。そういえば、駅でハリーたちとあって同じコンパートメントに乗ったんでした!
というかなんか寒くないですか!! いやほんとに、冷房とかじゃないですよねこれ。魔法ですよね?魔法ですよね。魔法なら仕方ないですけど寒いものは寒いです。
って、なんか変なのがいるーーー!
みなさん、みなさん、起きてください。ありのままに起こったことを話します。
寒いなと思って起きたら、なんかヤバそうな化け物がコンパートメントに入ってこようとしていました。しかもノックとかしないんですよ。多分。礼儀がなってないです。最低限のマナーくらい守ってほしいです。
びっくりして殴り飛ばしちゃったんですけど、なんですかあれ!
いやだって、普通殴りますよね?いきなり入ってきたら。むしろ殴らない方が失礼まであります。歓迎してるみたいになっちゃうので。
ていうか、ホグワーツ特急の外、見てくださいよ。
なんか冬みたいになってます。さっきまで普通だったのに。
あれですか、季節ごと移動してるんですかこの列車。流石は魔法!便利ですね。いや便利じゃないですね。寒いので。
こいつらキモい見た目して冬の妖精かなんかですか?
いや妖精にしては愛想がなさすぎるし、そもそも触った感じが嫌でした。触りました。冷たいというか、冷たいを通り越して嫌でした。
許せません。
私は低温攻撃をしてくる奴は八つ裂きにするって決めてるんです。
あと、こっちに攻撃してきて人間じゃなさそうなら、ボコボコにしていいというルールもあります。私の中で。ちゃんとルールに基づいた行動です。無秩序ではありません。重要です。
ということで、私に殴られて窓から飛び出した冬の妖精を追いかけて、そのままドラゴンに変身。
これ、やっちゃっていいですよね?もうやってますけど。いやでも一応確認は大事ですからね。事後確認でも確認は確認です。
じゃあ、いっきまーす!!!!
ブレス、ブレス、チャージブレス、尻尾で叩き落とす。
翼で薙ぎ払って、もう一回ブレス。大事なので二回やります。あと高度を少し上げてからの急降下ブレス。これ、当たりやすいんですよ。経験則です。
しぶといことこの上ないです。チャージブレス攻撃以外では、ダメージは受けても気持ちよく燃え尽きてくれません。効率が悪いです。
あと数が多い。倒しても倒しても湧いてきます。てか、どんだけいたんですかね?あれ。列車の乗客より多かったんじゃないですか?
噛みついてみたんですけど、なんか不衛生だし、ちょっと苦いから嫌いです。食べ物ではないですね。少なくとも美味しくはないです。ここ大事です。今後のために情報は共有しておきます。誰も噛まない方がいいです。
やっと変なものの討伐を終えて戻った私は、なんと、万雷の喝采を浴びました。
きたきた、これで私も英雄です。皆さんも拍手していいんですよ。この私が許可しますので。遠慮はいりません。
なんか知らない人まで拍手してた気がしますし、もしかしたら私みたいにさっきまで寝てた人もとりあえず拍手してた可能性ありますけど、細かいことは気にしません。評価は評価です。数字がすべてです。数字出てませんけど。
いつもは素直に褒めないロンからも褒められたので、私の行為は素晴らしかったと言って間違いありません。ロン基準で褒められるって、結構レアですからね。価値が高いです。
そして、コンパートメントにいた謎のおじさん、ルーピン先生が急に説明を始めました。
ありがたいですね。事後説明。できれば事前に欲しかったですけど、まあ結果オーライです。
なんでも、あれはディメンターとかいう化け物で、冬の妖精というよりもアズカバンとかいう牢屋の看守が出張で来ていたらしいです。出張であれはどうなんですかね。見た目が。もうちょっとこう、対外的な印象とか考えないんですか。
それにしては、ちょっとキモいなと思ったら、なんかやばい感じのなんかあれみたいです。
みなさん、詳しくはハーマイオニーか、ハーマイオニーが口走る本を開きましょう。いつまでも教えてもらえると思ったら大間違いですよ。自立が大事です。
人の魂食べちゃう系の化け物で、旧帝王の腹心の部下にして新帝王のハリーを狙う犯罪者、シリウスブラックを捕まえようとしているのだとか。魂を食べるって、だいぶ重いですよね。胃もたれとかしないんですかね。しないか。私も食べれませんかね?魂。
あれっ?公務員ってことはもしかして、焼き尽くしたらダメな系ですかね?
でも邪悪じゃないですか?邪悪ならダメじゃないですか?あれ、でも公務員なんですよね?じゃあ勝手に処理するのはまずいですかね?ちょっとこの辺、法的な整理をお願いしたいです。主に私が正しいって方向性で。
ちなみに、ディメンターには守護霊の呪文が有効らしいです。
へー、守護霊ってそんなことにも使えるんですね。と思ったら、こっちがメインの用途らしいです。逆でした。用途の認識が完全に逆でした。確かになんかそんなことも書いていたような。
さらに、さらにちなみに、この守護霊の呪文は優秀な魔法使いでも難しいほどのかなり高難易度な呪文だそうです。聞きましたか、聞きましたか、皆さん。私ってもしかして天才なのかもしれません。
それを聞いてハリーが驚いてました。まあ、私は常日頃から当たり前のように使ってますからね。もちろん私は知ってますけども、という顔を崩していません。ここで崩すと格が落ちるので。
まあ、私が雑用に使い倒してることを知ったルーピン先生のほうが、もっと驚いていたんですけど…………
なにしろ、私の天才的な発想で成功させた呪文ですからね。そう、守護霊に必要な幸福な記憶を、守護霊のおかげで用事が片付いたという未来の記憶から払っているのだ。
えっ、そんな呆れた顔しないで下さいよ。先払いとか後払いとか、そういう話です。概念としては同じです。たぶん。というか、未来ってまだ決まってないだけで、来ること自体はほぼ確定じゃないですか。だから、それを先払いでもらっても大丈夫なんです。会計学ってやつですね。違う?
まあ、今だって家に忘れてきたあの日記を取りに行ってもらってますからね、守護霊ちゃんに。はあ、なんで忘れるかなぁ。皆さんがキチンと気をつけてくださいよ。
…………それにしても、もしかしてイマジナリーフレンドの魔法も実はすごい魔法とかなんですかね…………
……ということは。
私、もしかして、かなりすごいことを無意識にやってる可能性ありません?
ありますよね?ありますよね。
皆さん、褒めていいんですよ!!