ドラゴン娘とハリー・ポッター   作:ゴールドルナ

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第41話 ドラゴン娘と心配性な魔法省

どうも、うっかりマグルの公園を炎上させて、そのまま放置して帰ったラシアンナです。

 

いやー、それにしても大変でした。ほんとにもう。なぜか理不尽な扱いが大量発生して、理不尽な怒られが山ほど飛んできました。酷いです。皆さんも理不尽には力をもって立ち向かいましょう。

 

大体の問題はブレスか咆哮でなんとかなります。ならない? そういうことを言うから人生が窮屈になるんですよ。

 

どこから話せばいいんですかね。というか、今回の事件、どこを切り取っても意味不明なので、順番に話しても混乱する気がしてきました。まあいいです。私もそんなに理解してませんし。

 

 

えーっと、まず、あの公園で襲ってきたのはデスイーターだったみたいです。

そう、あのデスイーターです。なんか……なんでしたっけ、あれ。確か、ちょっと悪そうなので食べてもいい感じの人たちです。そうそう。それです。いや、ちゃんと正式な定義もあるんでしょうけど、私の中では大体そんな認識ですね。

 

で、そのデスイーターっていうのは、元帝王の部下らしいんですよ。

 

つまり、あの墓地で鍋から生えてきて、最終的に私のおやつになった人型のアレの仲間です。なんでも、こないだの帝王復活っぽい現象を感じ取ったらしくて、上司が帰ってきたのに何の連絡もないのはおかしいってなったみたいなんですよね。

 

 

だって、復活した直後に食べちゃいましたし。そりゃ連絡もないでしょう。

 

 

それで、きっとハリー・ポッターが何かしたに違いないという結論に至って、アズカバンから脱獄したらしいです。

 

最近のアズカバン、なんか妙にガバガバらしいんですよね。看守であるディメンターが結構いなくなってて、人手不足なんだとか。なんででしょうね。不思議です。どこかで大量消失事件でもあったんでしょうか。全然心当たりないです。

 

まあ、それはともかく、そういう感じで脱獄したデスイーターたちは、ハリーを襲うことにしたらしいんですよ。

 

意味が分かりません。ハリーにそんな大したことができるとは……って最初は思ったんですけど、よく考えたらハリーって赤ちゃんのころに帝王を倒してる扱いなんですよね。しかも墓地でも生還してますし。世間的には闇の帝王キラーみたいな存在なのかもしれません。

 

ちなみに、ハリーは家にいる間は結界みたいなのでかなり守られてるらしいです。でも、家から離れると弱くなるんだとか。

 

あー、いますよねそういう人。

 

家では強いのに外だと急に縮こまるタイプ。なんか本で読んだことあります。

 

なので、デスイーターたちは家から少し離れた公園に来たところを襲ったみたいです。

 

……いや。

そういうことじゃないと思うんですけどね。

 

だって、それなら適当に街に火を放って、ついでに家を燃やしちゃったほうが早くないですか? わざわざ待ち伏せする意味あります? うーん、悪の組織って意外と真面目なのかもしれません。

 

で、ここからがさらに面倒なんですけど、襲ってきた人たちが多分脱獄したデスイーターだってことは分かったんですよ。問題は、証拠がないんです。

 

だって、二人は食べちゃいましたし、残りは燃えカスです。

 

きっちり処分したので、跡形もありません。そう、私がちゃんとしすぎていたせいで、何にも残ってないんですよ。

 

これじゃ、事情を知らない人からしたら、突然公園で暴れて炎を撒き散らした危険ドラゴン女にしか見えないじゃないですか。酷い話です。私はちゃんと被害を最小限に抑えたというのに。

 

幸いなことに、杖が一本だけ残っていたんですよね。それを調べたら、ちゃんと死の呪文が撃たれていたことが分かったらしくて、幻覚を見て一人で暴れたわけではないって証明されたみたいです。

 

それから、真実薬みたいなのを使って、私に悪意がないことは分かったのだとか。でも、終わった後、みんな化け物を見るような目で見てたのはなんなんですかね。私の心からの告白に対して酷くないですか。

私が闇の帝王ほどは美味しくなかったみたいなことを言ってそれで闇の帝王の名前にビビってるとかだとスーパードラゴンブレインが言っています。ネームバリューありますね。あのおやつ。

 

 

 

良かった良かった。いや、本当に危なかったですよ。

 

あと一歩で公園を焼き払った挙句に通行人を食べた頭のおかしい女扱いされるところでした。まあ、実際ちょっとは食べましたけど。

 

それと、なんかリセット部隊みたいな人たちが来て、マグルの記憶を消したらしいです。お疲れ様です。大変ですね。街中に凶悪な魔法使いがいたなんて知られたら、その辺の土地の値段が下がりそうですしね。

 

 

そうそう、マグルといえば、ハリーが杖を向けていた相手、あれはハリーの従兄だったらしいです。めちゃくちゃ嫌なやつで、家から抜け出そうとしたハリーの後をつけてきたんだとか。

 

……でも、それって普通に心配してただけなんじゃないですかね?

 

だって、わざわざ公園まで追いかけてきたわけですし。

 

良い家族なのでは?

 

なんか殴られたりするって言ってましたけど、私なんか寝ているところに尻尾でドカンとやってくるヤバめの教育方針なので、それと大差ないですね。

 

まあ、その従兄はおしっこ漏らしてましたけど。

 

でも、なんでもいいから家から出たかった、怪物屋敷だろうと豚小屋だろうとあそこよりマシだ、っていうハリーの言葉は聞かなかったことにしておきます。というか、私の家を怪物屋敷かなにかだと思ってるんですか? 失礼ですね。

 

ちなみに、私はお父さんに付き添われて魔法省の心配性に付き合わされている間に、ハリーはうちの城でお母さんが預かってました。勝手に私の部屋に入られたらどうしようって思ったんですけど、何年か前に母娘喧嘩で無くなってたんでした。

 

あと、どうやら人を食べたっていう部分も魔法省で問題になったらしいです。いやー、細かいですね。去年の三大魔法学校対抗試合でのいろいろとか、ディメンターがなぜか消えた事件とか、秘密の部屋の爆発とか、そういうのが積み重なって、ホグワーツの治安が悪いのでは?と魔法省が勘違いしたみたいなんですよ。

 

危ない生物がいるのだとか。なんでしょうかね。ハグリッドとか?

 

ドラゴン?あー、ハグリッドがかわいがってましたね。そうそう、懐かしいですね。

 

それで、魔法省から先生が来るんだとか。

魔法省もいろんなことが気になって大変ですね。

 

 

 

 

 

 

ホグワーツ初日、魔法省からやってきた新しい先生を見た瞬間、私は「あっ、ガマガエルだ」って思いました。皆さんも見たら笑いますよ。私が太鼓判を押してあげます。全力で。

 

いや、悪口じゃないですよ?事実です。

 

だって、本当にガマガエルの親戚みたいな感じなんですもん。顔が丸くて、ぺたっとしてて、なんかこう、湿地帯のほうから「ぬっ」って出てきそうな雰囲気なんですよ。しかも服まで妙にぴんくぴんくしてて、余計に生き物感があります。

 

ウソだと思うなら見てから言ってください。百聞は一見に如かずってやつです。

 

きっと、ガマガエルに変身できるタイプの人間なんでしょうね。アニメーガスってやつです。いや、別に確証はないんですけど、あれで違ったら逆にすごいです。

 

しかも、その先生、喋り方まで独特なんですよ。なんか、ずっと作り笑顔みたいな顔で、笑ってるのに全然安心感がないんですよね。むしろ、森で見かけたら毒を警戒するタイプの笑顔です。

 

それで、そのガマガエル先生曰く、この学校には狂暴な半獣がいるらしいんですよ。

 

恐ろしいですね。そんな危険生物が校内に潜んでいたなんて、私は知りませんでした。

 

しかも、人間社会に適応できていないため、特別教育が必要とか、規律を学ばせなければならないとか、そういう話をしていたんです。

 

うーん。大変ですね。

 

半獣。

 

まあ、でも安心してください。

 

もし見つけたら、私が一発驚かしてキチンと更生させてあげようと思います。やっぱり教育って大事ですからね。恐怖と痛みを適度に与えると、大体の生き物は落ち着きますし。

それに、私の優しい心に触れたら、誰だって改心するに違いありません。

 

実際、去年ドラゴンもちゃんと大人しくなりましたし。

 

 

あと、そういえば私も、なんだか魔法省から特別な教育を受けるらしいです。

 

いやー。ついに来ましたね。

 

やっと魔法省も、私を優秀な生徒だと認めたってことなんじゃないでしょうか。当然ですよね。これだけ活躍してるんですから。

 

秘密の部屋事件では学校を救い、三大魔法学校対抗試合では優勝し、脱獄デスイーターまで撃退したんですよ? むしろ今まで放置されていたのがおかしいくらいです。

 

なのにホグワーツは、監督生にすらしなかったんですよ。ハリーやドラコもなったのに。

見る目がないと思いません?

 

というか、最近やたら先生たちが私を見るたびに疲れた顔をするんですよね。スネイプ先生なんて、この前廊下ですれ違っただけで頭を抱えてましたし。

うーん。やっぱり優秀すぎる人材って扱いが難しいのかもしれません。

 

 

 





優秀過ぎる私を感想で褒めたたえましょう。それが皆さんのすべきことですよ!!
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