やめろ!神様!ぶっ飛ばすぞ!   作:舞楽

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 舞楽といいます。
 よろしくお願いします。


笑い転げているクソ神を見ると殴りたくなってしまう。たとえそれが美しい女性でも

 白い空間を1人の男が浮かび流される様に漂っている。

 そんな時に急に男の腕に赤い籠手が装着される。

 

『相棒!ここはどこだ!』

「わかっているでしょう。私は死んでしまったんですよ。そして、昔ここに来た事があります。あの世の入り口ですよ」

『ああ、昔そんな事を言っていたな。与太話だと思っていたんだがな。本当だったとは思わなかったんだがな~。それにしても、まさか相棒があんな死に方をするとは思わなかったぞ!まさか、後ろから「それ以上言うとあなたの鱗を全て剃り落しますよ!」わかった!相棒!もう言わないからそれだけはやめてくれ!』

「わかればいいんです。それにしても、ずいぶんと弱気になりましたね、ドライグ」

『相棒と知り合った当初ならともかく今の相棒と戦ったら一方的にやられるだけだ。本当に強くなったよな、相棒は』

「必要に駆られただけですよ、私は」

『確かにな。それにしても、どこに向かってるんだ』

「恐らく私を暇つぶしで転生させたクソ神の元に向かっているんでしょう」

『オレを相棒に与えた神の元か。オレは感謝しているだがな~』

「私は嫌っていますよ」

 

 そう言った後に男は黙り込んでしまい何かを回想し始めた。そして、小手も話しかける事は無く沈黙した。

 

 

 男の回想

 

 私はここに来た2度目になる初めて来た時は何が何かわからずに酷く狼狽していた。しばらく進むと金髪の髪をストレートに伸ばした絶世の美女が現れた。

 その女性は自分が神である事、私が死んだ事、そして、暇つぶしにこれから私に特典を与えて転生させる事を伝えてきた。

 私はさらに混乱したが、取り敢えず暇つぶしというヤバイ単語が飛び出したので拒否したのだが、神は目を細くし、口を口裂け女の様に三日月の様にして笑いながら拒否は許さないと言ってきた。そして、神は今までの奴はそんな事は言わず喜んで特典を選び転生していったと話し、初めての事だから特典を6つやろうと伝えてきた。ただし、クジで決めるとも話した。そのために私は仕方なくクジを引いた。

 その際に転生していった者達がどうなったのか聞いてみると素晴らしい笑顔を浮かべて聞きたいかと聞いてきた。私は恐怖に駆られて結構ですと言いくじを引いた。その時に私が思った事は絶対にこいつはSだと。

 

 出たクジの一つ目は赤龍帝の籠手。これが出てくる作品の事を私は良く知らなかったが、アニメに詳しい友人はエロチックアクションの作品で主人公は胸フェチの変態で後に乳龍帝ともおっぱいドラゴンとも言われるようになると聞いていた為にあまり良いイメージを浮かべる事は出来なかった。今では頼りになる相棒ですが。

 

 二つ目は覇王剣。これはYAIBAという作品で出てくる光の聖剣で地球上のあらゆるエネルギーを吸収して行使する力がある。

 

 三つ目は魔王剣。これもYAIBAで出てきた剣で覇王剣と対となる剣であり、暗黒の魔剣。その力は悪の力を吸い込み力へと変え、三日月、半月、満月と三段階あり、最大の満月剣は星すら破壊する力があり、かつて月は地球同様に美しい星だったが魔王剣によって死の星と化した事が作中で語られている。

 

 四つ目は念能力の6系統の才能。これは、強化系、変化系、放出系、具現化系、操作系、特質系の六つの系統全てを100%習得でき、更に100%の力を発揮することが出来るというモノでした。

 

 五つ目は努力し、もがき、抗えば何とかなる程度の力。これの発動条件は今一よくわからないのですが、取り敢えず諦めずに抗えば何とかなる力だと認識を持っています。2度目の人生ではよくお世話になりましたが、本質的に見っとも無く足掻く必要があるので人気は無いでしょうが必ず結果を出すことが出来るのでいい能力だと自分の中では思っています。

 

 六つ目はゲーム、アニメなどで出てきた能力やシステム、アイテム等を手に入れることが出来るかもしれない可能性でした。そして、この特典こそが私が転生する決定づけた要因となりました。そして、神が楽しく干渉する事が出来る特典でもありました。

 

 その時の私は覇王剣と魔王剣の事が気になって仕方ありませんでしたが。なぜならば、両方とも下手をすれば何もかも終わったしまうからです。私は覇王剣と魔王剣はどうにかならないかと言うと神は魔王剣は邪悪な心を持たなくても私なら使用する事が出来る様にし、覇王剣と魔王剣の両方ともを宇宙からエネルギーを吸収し作中の威力を発揮することが出来るようにしたと話してくれました。全くうれしくはありませんでしたが。

 そのことを伝えようとすると意識を保つことが出来なくなっていき転生させられました。その時に思った事はこいつは転生者が破滅するところが見たいんだと。

 

 

 次に意識を取り戻したのが生まれた後でした。混乱はしていましたが、不気味な子と思われたくは無かったので必死になって赤ん坊の如く泣き続けました。そして、母親と顔を合わせた事まで覚えているのですが、母親の顔はとある理由によりぼやけているので思い出すことが出来ません。そして、病院では母親と一緒に退院するまで必死になって赤ん坊の振りをしていました。

 退院してしばらくすると夢の中で赤き龍に出会いました。その龍の名が赤龍帝ドライグと言い、聖書に神によって神器である赤龍帝の籠手に封印されたと言い放ちました。

因みに初めの内はオレが何で人間なんかに宿らないといけないだとか、クソ聖書の神めとかなど言っていました。一年程言い続けていました。

 その間私はひたすら親の目を盗んで念の訓練をしていました。特にやる事が無かったのも理由ですが、それ以上に転生させたクソ神は暇つぶしの為だと言っていたので平穏無事な人生送る事は出来ないと判断して鍛える事にしました。ただ、赤子なのでたいしたことは出来ませんでしたが。

 

 二年目からはいじけていたドライグがこちらにも意識を向ける様になりました。そして、私がやっている訓練に興味を持ち赤龍帝の籠手について説明してくれました。十秒ごとに力を倍加ることが出来るという事と私自身が成長すれば新たな能力を得ることが出来る事を説明してくれました。そのために、訓練に赤龍帝の小手の訓練も入れて行くと三年目からは譲渡をする事が出来る様になり、その後は譲渡の精密な操作を訓練しました。

 

 五年目に入ると外で遊ぶことが出来るようになり、本格的な訓練を始めました。纏、絶はこれまでの訓練で出来る様になっていたのですが、錬と発、そして、応用系の複数の要素を組み入れた流などはする事が出来ずこの時になって訓練を始めました。

 

 それから、9年間は習熟に努めました。ですが後から考えるとある程度念を習得したらさっさと覇王剣と魔王剣の訓練をするべきだったと思い返します。なぜならば、私がこれから戦う存在は人の力ではどうしようもない存在だったのですから。

 

 そうとは知らず、14歳になった時に発の能力を製作する事にしました。初めはアニメの能力を作るつもりだったのですが上手くいかなかったのでそれとは関係の無い能力を製作しました。

 『復讐の絶対攻撃』。これは、ダメージを受けた相手に防御力と再生能力を無視した私の受けたダメージと放つ攻撃力をプラスしたダメージを相手に与えるというモノです。

 次の能力は何するかと考えていると両親よりギリシャに旅行に行くことが伝えられました。運命の時が来たのでした。

 

 ギリシャ旅行一日目でとある存在と遭遇してしまいました。それはまつろわぬ神でした。この世界はカンピオーネ世界だったのです。

 ただこの世界が原作にあるカンピオーネでないのはあのクソ神の所為でネタだろうと思われるなんちゃってまつろわぬ神が居る事です。

 因みに最初に会ったまつろわぬ神はまさしくそれでした。

 名前はアスクレピオス。蛇遣い座で有名なギリシャ神話に出てくる人間なのだが、普通ならギリシャ風の服を着た青年を思い浮かべるだろうが、このまつろわぬ神の姿は違った。

 黒髪にウニ型のツンツンヘアー、細く鋭い瞳にサングラスをかけ、口に煙草をくわえ、Yシャツにズボンをはいたチンピラのような人物をあなたはアスクレピオスと認める事が出来ますか?私にはできなかった。確かにつながりとしては解るゲットバッカーズに出てくる美堂蛮を元にしている事は。

 だから、私は突っ込んでしまった。

 そうするとアスクレピオスは私に対して追い詰めた敵に対するような素晴らしい笑顔向けてきた。

 私は蛇に睨まれた蛙の如く固まってしまったが、相手が近づいて来たので逃走したが直ぐに追いつかれて真綿で首を締める様になぶられた。

 その際に錬を行いぶん殴ったのだが効かず、最終的には左手と右足が半分ほど千切れ、左足を失った状態でのどを掴まれて持ち上げられた。

 その時に相手は完璧に油断していたので『復讐の絶対攻撃}を発動し、さらに赤龍帝の籠手で倍化を行いアスクレピオスの顔面にぶち込んだ。とても気持ちがよかった事を覚えている。

 そして、私はカンピオーネになった。

 そしてこの時になって六つ目の特典の意味を知った。まつろわぬ神を倒して能力を得ようという意味に。

 因みにアスクレピオスから得た権能は『医療神の薬』と『蛇遣い座の運命』である。

 

『医療神の薬』は敵を倒したり、依頼を果たす事によって獲得する事が出来るポイントを使い私が知っているゲームやアニメ、神話などの薬を生成するというモノです。ただし、敵を倒す事で得られるポイントは敵の質によって変化し、人間の魔術師なら1人ポーション一個ぐらいしか手に入れる事が出来ず、まつろわぬ神なら伝説の薬も生成する事が出来ます。依頼でポンイトを得る時は注意が要ります。それは依頼者から報酬を貰ってはいけないと言う事でしょう。そうするとポイントは得る事が出来ずゼロになります。なぜ知っているのかというと一度とある幼女がお礼だと言ってリンゴを渡してくれたのでそれを食べたところまつろわぬ神も出てきてかなり難しい依頼だったのでかなりのポンイトを期待したのですが結局1ポイントも手に入れることは出来ませんでした。

 

『蛇遣い座の運命』は私が倒したか、もしくは私に宿売る蛇にまつわる力を自在に操る事が出来るというモノでした。ただ、全ての蛇の力を解放するには聖句が必要なのですが。

 

 そんな事を考えていると前方から何かをを叩く音と女性の馬鹿笑いが聞こえてきました。

 そのために、回想を止めて前を向くと私を転生させたクソ神が笑い転げていました。怒りを感じましたが動く事が出来ないので我慢していると私に気がついたクソ神が指をさして言ってきました。

 

「だっさいな~!釣った魚に餌をやらずに最後には後ろから刺されるなんて!間抜けなヤツ!あっははははははははははははははは!」

 

 そう言って、再び笑い転げ始めました。

 

「うるさいんですよ!このクソ女神が!」

 

 今のを聞いてわかる様に私は女性に背後から刺されて死んでしまいました。

 クソ、全てがせっかく終わったのにこんな事になるなんて、どこかの執務官の言っている通りに世界はこんなはずじゃなかったにあふれてやがる。




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