やめろ!神様!ぶっ飛ばすぞ!   作:舞楽

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 色々と手さぐりで頑張っていますが難しいです。
 中でも聖句を考えるのは大変です。
 文才が欲しいとつくづく思います。


脳内で真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日の今がその時だが鳴り響いている。これは、きっとクソ神に対する反撃の時だから。

 現在、男の言葉によって女神は固まっており、男の方は勝ち誇ったように笑みを女神に対して向けている。

 そんな二人の様子をドライグは呆れながら傍観していた。

 ドライグ自身いい加減にしてほしいと思いつつも女神の言い方に対して強い不満を感じた。

 ドライグもドラゴンであり、その中でも二天龍とたたえられていたほどのドラゴンなので人間を見下している部分が無いわけではない。

 むしろこのドラゴンは白い龍であるアルビオンと喧嘩の最中に誤って三陣営が戦争をしている中に乱入しておきながら三陣営の方が悪いと言い切り、そのまま三陣営に襲い掛かったほどのプライド高い龍である。

 女神が自身の相棒に対して高圧的な態度に出る事は分かる。

 身内びいきの見方もあるがあの世界での戦いの日々を演出し、視聴しておきながらこの女神が自身の相棒を認めていない事に不満を持ったのである。

 しかし、その様な感情的な事は置いておく必要があろうことはドライグにもわかっていた。

 このままの状態でいる事がいいわけが無い事はよくわかっているのだ。

 しかし、自身の相棒が感情的に成りすぎておりまともな受け答えをすることは不可能である事もドライグには理解できた。

 そのためにドライグ自身が一肌脱ぐこととした。

 

 

ドライグ視点

 

 相棒にも困ったものだ。

 普段の相棒は話の分かる王として知られているのだが、カンピオーネらしい部分が無いというわけではない。

 むしろ、怒らせるとかなりえげつない事も行っている。

 とある権能の為に懐中時計を手に入れようとした時の話だが、相棒が気に入った時計を作る高齢の老人に何度も頭を下げて制作して貰った。

 その際にそのご老人の事が相棒はいたく気に入り、その後も友人として付き合っていたのだが、その爺さんの孫さんがとある奴らに騙されて麻薬漬けにされて廃人一歩手前にまでされるという事が起きた。

 そして、ご老人が復讐の為にそいつらの元にのりこもうとしたのを止めると正史編纂委員会に連絡を入れてそいつらが消える事を一方的に通達すると相棒はそいつらの元に戻った。

 その時、オレも正史編纂委員会もそいつらを殺すのだと思っていたが、相棒はそんな優しい事はしなかった。

 そいつらを無力化すると精神を補強して簡単に壊れないようにして時間が停止した空間に別々に放り込んだ。

 相棒は一連の行動を昏い笑みを浮かべながら行ったのだが、オレに肉体があれば顔が引きつっていただろう。

 停止空間では体を傷つけることは出来ず、精神は補強されているので簡単に壊れる事が無い状態なので壊れるまでかなりの時間がかかる事になり、地獄の時間を味わいはずだ。

 それでも死ぬことは許されずに永遠に停止空間に捕らわれ続ける事となり救われる事が無いので正しく魔王の所業といえるだろう。

 まあ、相棒の知り合いの家族に手を出した自身の愚かさを存分に恨んでもらうとしようとその時は考えていたのだが、後日に生きている事を知った正史編纂委員会から解放して欲しいとの依頼があった。

 何でも旧家に連なる家の息子が混じっていたそうだのだが、相棒は聞き入れる事は無かった。

 相棒自身悪評になる事もわかっていたし、それなりの力を持っている旧家なのでここは穏便にするべきなのだが相棒は解放しなかった。

 今もそこに閉じ込められているだろう。無論、お孫さんは相棒の薬で完治している。

 その旧家も後にこのことを恨んで相棒にちょっかいを掛けた為に自立意志を持つ権能により年寄りから赤子までタタリに襲われて全滅したのだが、どうも相棒は自身の周りの人間に対しては敵対するものを許す事が出来ず、一度怒りを覚えると手が付けられなくなる。

 今の相棒はそれに近い状態なのでまともな対応が出来ず、後先考えずに思うが儘に振る舞うだろう。

 それにしてもこの女神は何を考えているんだか。

 相棒の性格は見ていて知っているはずなのにあんな対応を取るなんてどうにかしているぞ。

 仕方がないな仲裁するとするか。

 

『オイ、女神よ。どういう理由で再び転生しなければいけないんだ』

 

 そう言うと女神はオレが仲裁しようとしているのにこちらにまで馬鹿にした対応をしてきやがった。

 

「はぁ~。このトカゲは何を言っているの!言ったでしょう。問題が起きたから転生させるって」

 

 オレは仲裁を止めようかと一瞬考えたがこれも冷静でない相棒の為だと思い女神に対して話しかけた。語尾は荒くなってしまったが。

 

『オレは詳しく話せと言っているんだ!このままでは何が何だかわからずに相棒も感情的に成って否定しているんだ!』

 

 実際はそれだけではないだが、そこで話を切る事にした。

 それにしても、女神のこの対応では説得は難しいだろうな。

 

「チッ、めんどくさいわね。仕方ないわ。説明してあげる」

 

 この女神舌打ちしやがった。

 

「問題になっているのはハイスクールD×Dの世界からドライグの宿った神滅具である赤龍帝の籠手を抜き出したことにあるわ」

 

 それならオレだけを戻したら問題は収まるのではないかと一瞬思ってしまったが、相棒以外に使用されるのは嫌なので黙る事にする。

 もっとも、相棒はオレに対して配慮してくれるのでオレが嫌だといえば否定してくれるだろうが。

 

「最初は赤龍帝の籠手だけ戻せばいいと思っていたけど無理だという事がすぐにわかったわ」

「それはどうしてなんですか?」

 

 相棒も気になったのか話を聞き始めたか。

 

「あんたたちが最後の倒した絶対倒す事の出来ないはずの最強の鋼を倒す時にトカゲのした無茶の所為であんたたちの魂は完全に癒着して切り離せなくなったわ。その上色々と足りない要素が出てくるから原作の赤龍帝の籠手とはどう考えてもならない事も確かだしね(もっとも、この問題はあんた自身に行ってもらわないと解決できないんだけどね。何たった好き勝手する転生者の駆除が目的だもの。)」

 

 なんか不埒な事を考えている気がするが気の所為だろうか。

 

「つまり、あなたが起こした問題のしわ寄せを私にさせたいという事ですか?」

「言い方が気に入らないわね。私の為になるのよ。感謝しなさい。もう一度言うわ。ハイスクールD×Dの世界で赤龍帝の小手を抜き出したために(何を考えたのかわからないけど、他の神々が)色々(転生者を大量に送り)と問題が起きそうだから(その転生者どもが好き勝手しようとしているがわかったから)あなたを転生させるのよ(抑止力の為にあんたを送るのよ)」

 

 なんか隠しているように感じるな。

 それにしても、相棒はどう答えるんだろうか?

 相棒は敬意を持った相手なら誠意を持って丁重に対応するが、嫌いなタイプなら同じカンピオーネでも対応に差が出るからな。

 相棒は翠蓮以外のカンピオーネとも戦闘になっている。

 もっとも、回数が多いのはなぜかヴォバン卿ことサーシャ・デヤンスタール・ヴォバンである。

 相棒はかなり嫌っていたが、ヴォバン卿の方はあまり嫌っていなかった。

 いつも嬉しそうに殺し合っていたからなヴァバン卿。

 出会いの印象が相棒にとって最悪だった。

 翠蓮の最終試験で倒したまつろわぬ神の名は斉天大聖。孫悟空で有名な神様である。

 もっとも、このまつろぬ神はただたたずんでおり、周りに被害をもたらさない様に破壊衝動に耐えていたのでどっかの神社に封印されていた奴とはえらい違いだった。

 もっとも、相棒の話ではモデルになった存在が違いすぎるんだと長くオレに力説していたのが印象的だった。

 その斉天大聖とは戦闘になったが相棒の話では勝負はすでについていたそうだ。

 弱者を守るために存在する者が弱者に迷惑を掛けないために自分に撃たれるつもりなのはわかっていたからと相棒は答えた。

 激しい戦闘が終了した時には相棒はまつろわぬ斉天大聖に涙を流し、まつろわぬ神で初めて祝福したのがこの神だった。

 思えば、この神のおかげかもしれない相棒が傲慢なカンピオーネにならなかったのはの最後の言葉、「出来る範囲でいい弱者を守ってくれ」と言葉の為だろう。

 今まで不貞腐れていたところが有った相棒が心に芯を持つようになったのはこの時からだ。

 そんな斉天大聖から得た権能は二つ。『天地の化身なり』と『天に斉しきモノ』。

 『天地の化身なり』は霊石に天地の気が集まって生まれたとされる事から得た権能で地球上なら自身の知り合いや本当に助けを求めている存在の声を聴き、場所を特定し、声を届ける事ができ、その場に瞬時に行く事が出来るというモノだ。

 『天に斉しきモノ』は守るべき真の弱者がいる時、無敵の体となり斉天大聖の能力を全て使用する事が出来るというモノだが、これには意外な弱点がある。

 もしも、弱者を守りきる事が出来なければ自身の敗北になり、1人一ヵ月岩の底に封印されてしまうというモノだ。

 どうにも相棒の権能は一つでは意味をなさないか、発動条件に厳しい制限がある事が多い。

 ヴォバン卿との出会いはまつろわぬ神をヴォバン卿が呼び出そうという儀式の最中に1人の幼き巫女が心の中で助けたを求めた為に起こった。

 その当時、翠蓮の元を離れ日本に向かっている途中で『天地の化身なり』で向かったのだが、儀式が何かを知った時に自身のなすべきことを理解した相棒は『天に斉しきモノ』を使用して如意棒を巨大化させて儀式に集められていた少女たちには被害をもたらさないように髪を使用して分身し儀式の場所を徹底的に破壊した。

 そこにヴォバン卿が乱入し、ヴォバン卿は巨大なオオカミとなり、相棒は巨猿となり激しい戦闘になった。

 もっとも、ヴォバン卿の攻撃は相棒に意味をなさず、相棒に殺される事になったが。

 ヴォバン卿はそれからも様々な方法で相棒を呼び出しては天罰の炎で焼かれたり、巨猿に殴り殺されたりなどしているにもかかわらずに止まらないのだから余程退屈に飢えているのだろう。

 ヴォバン卿にとって相棒は相性が悪いからやめろと言いたくなるほどだった。

 まぁ、それでも接戦に持ち込むヴォバン卿は凄いと思うがな。

 次に戦う事が多いのはアレクサンドル・ガスコインである。

 この王は何の断りもなく拝借書を置いたり予告状を出して一方的に強奪するといった傍若無人な行動する事があり、その奪還依頼を良くされた為である。

 もっとも、ヴォバン卿とはかなり差があるのだが。

 それに対してヴォバン卿と同じ戦闘狂のサルバトーレ・ドニとは一度しか戦っていないのだ。

 ただ言える事はヴォバン卿、アレクサンドル、ドニに対して相棒の対応は悪い凄まじく悪いのだ。

 アレクサンドルが不可侵条約を結ぼうと言ってもドニが戦おうと言っても断るとだけ言って去るのだ。

 因みにヴォバン卿に対しては言葉を発すことは無く、無言で殺しにかかるのを考えれば相手に対する感情の悪さがわかるモノだろう。

 それと異なり、カンピオーネでない者達にも相棒は敬意を持って対応している事はよくあった。

 王の執事と言われたアンドレア・リベラ、アリス・ルイーズ・オブ・ナヴァールなどの重要な人物だけでなく依頼うけた人物にも敬意を持った対応している。

 相棒は案外人の好き嫌いが激しくその差により変化する。

 だからこそこの場での相棒の対応が心配だったのだが、少し落ち着いたようなのでどう判断しても文句を言うつもりはない。

 ただ、後悔をしない様に選択してもらいたいものだ。

 

ドライグの視点終了

 

 

 

 

男の視点

 

 ドライグには心配させてしまったようです。

 自身のことながら少し感情的に成りすぎた様です。

 なれない交渉事をさせてしまった事に罪悪感を覚えますが、私にはこの女神の頼み事聞く気にはなれません。

 例え、このままこの空間をさまよう事になっても嫌なのです。

 

「行ってくれるわよね?」

 

 とクソ女神に聞かれましたが答えを変えるつもりはありません。

 

「断る!」

 

 と私は答えました。

 その瞬間、クソ女神が盛大にタメ息をついて私に宣言しました。

 

「もういいわ。説得はあきらめるわ。強制的に転生させるだけだから。ここではあんたは抵抗する事が出来ない」

 

 と言ってきやがった。

 クソ、こちらが動けない事を良い事に勝手に決めてきやがりました。

 

「しかし、強制的に転生させる上に厄介事を押し付けるんだから何か特典を与えないといけないわね」

 

 そう言っていつか見た嫌な笑みを浮かべて、何かのエネルギーの塊を右手に作りこちらに近づいて来ました。

 その塊に嫌な予感を覚えます。

 

「クソ神!それは何ですか!」

「フッ、大人気で私が転生させて奴らはこれを欲しがったわ!ナデポとニコポよ!おまけに人外キラーも上げるわ!」

 

 その言葉を聞いて怖気が体を駆け巡ります。

 

「何ですか!そのチョイスは明らかにおかしいでしょう!」

「仕方ないでしょう。あなたには女心というモノをしっかり理解してほしいのよ。私も心苦しいのよ」

 

 そういいながらもニヤニヤを止める事無く近づいて来ます。

 

「明らかに本音は違うでしょう!」

「ええ、違うわ。これでもう干渉する事が出来ないの。だから、これからも楽しく見る事が出来る様にするの。ああ、安心してくれていいわ。このニコポとナデポ、人外キラーはちゃんと主要人物にも効くようにしているから。男にもね。だから、お尻には気をつけてね」

「安心の意味が解りません!それってもしかして洗脳の領域になっていませんか!?それにそこまでいくと呪いです!」

「フッフフ、あなたに拒否権は無いわ!」

 

 それだけ言うと前進してきました。

 

「やめろ!神様!ぶっ飛ばすぞ!」

『相棒!色々と突っ込みたいところだが、ピンチの様だな!』

「そうですね。ピンチです。だからこそ、力は借りれますか?」

『安心しろ相棒!いつだってオレは相棒の味方だ!とは言っても禁手が限界だぞ。』

「わかりました。お願いします!」

『いくぜ!相棒!』

「バランスブレイク」

伝説の赤龍帝の籠手(レジェンド オブ ドライグ・ガントレット)

 

 私の禁手は正規の『赤龍帝の鎧』ではなく、亜種の禁手で赤龍帝の籠手をさらに小さく圧縮した小手で形状も日本の甲冑の小手に近く甲には大きな玉がつき、左右対称に八つの小さい玉がついた赤い小手である。

 この『伝説の赤龍帝の籠手』(レジェンド オブ ドライグ・ガントレット)は『蛇遣い座の運命』のデメリットを無くすために生まれた。

 それは倒した蛇神が五体を超えると解放する力に腕が耐えきれなくなり吹き飛ぶという事が起きた。

 そのために、『蛇遣い座の運命』を最大限に発揮する事を封印せざるえなかった。

 ですが、どうしても使用せざる負えない状況にまつろわぬ神に追い詰められて使用した。

 その際に至ったのがこの形態である。

 その頑強さは全力で放つことは出来ないが私に宿る全ての蛇神の力を解放する事が出来る程であり、正規の最強の鋼であるラーマの救世の神刀の一撃を受けても傷1つつかなかった程である。

 もっとも、クソ女神のなんちゃって最強の鋼には全く意味がなくすっぱりと切られてしまいドラゴンの紫龍と同じようにショックを受けてしまったが。

 それはさておき、今まで避けていたが今の現状では全力で放たなければいけないだろう。

 

「ちょっと!何する気よ!」

「言ったでしょう!ぶっ飛ばすってね!」

『オイ!クソ女神!さっきからトカゲってうるさいんだよ!オレはドラゴンなんだよ!相棒からのきつい一撃を受けて反省しろ!』

 

 自身のオーラを全力で増幅する。

 そして、そのオーラを全力で右手に集中する。

 そして、『蛇遣い座の運命』の力を完全に開放する為に聖句を唱える。

 

「我は蛇遣い座(アスクレピオス)を殺戮し」

 

 この言葉に幻影として黄金の輝きを放つ翼ある蛇と黒い大蛇が現れる。

 

「その力を簒奪した」

 

 金色の三つ首の龍と蒼き口には牙のついた海蛇も現れる。

 

神殺し(カンピオーネ)なり」

 

 翼の生えた黒い竜に闇を称えた漆黒の姿の大蛇が現れる。

 

「この呪われた運命を受け入れし者にのみ賜うべきは」

 

 上半身美女で下半身蛇の女性に巨体で肩に百の蛇の頭が生え、腿から上は人間と同じだが、腿から下は巨大な毒蛇がとぐろを巻いた形をした化け物も出てくる。

 

「我に宿る全ての蛇にまつわる力なり」

 

 頭上に巨大な八つの蛇の頭が現れる。

 

「されば愚かなる者共に鉄槌を打ち下ろせ」

 

 その他にも多数の龍や蛇、神などが現れる。

 

「その蛇神の牙を以て」

 

 そう言うと最後に赤き龍が現れて、その龍に全ての幻影が光になり集まる。

 そして、その龍も籠手の中に宿る。

 

「喰らえ!クソ女神!」

 

 今まで動かなかった体が動きクソ女神に突っ込んでいく。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」

「ちょっと!待ちなさい!」

 

 そして、右腕を振り落す。

 エネルギーの塊を砕いて、クソ女神を吹き飛ばすと光に包まれて意識を失った。

 

男の視点終了

 

 

 男が閃光に包まれたのちに消えた後に女神が起き上がってくる。

 その左手は吹き飛んでいるが直ぐに新しい手生えており、その左手の感覚を確かると直ぐに何もなかったように男が居た地点を見た。

 

「予定通りにいったか。・・・・・・・いつまで見てるのよ!この役立たず!」

「役立たずは酷いと思うな。元々は君がしたことが原因だよ」

 

 何もない場所から細身の穏やかな顔をした黒髪の男が現れる。

 

「その通りでしょう!いくら、他の神から大量の転生所送られたからって後手に回るのは役立たずの証拠でしょ!ちょっと、運命をいじれば自滅するわよ!」

「出来る限り穏便にしたいんだよ、僕はね」

「そんなんだから、大変な目にあうのよ!まぁ、もうそんな事一斉に出来ないでしょうけどね」

「対策は取らせて貰ったからね」

 

 そう言うと男の方を向く。

 

「それにしても、君らしくないね。彼のようなタイプは転生させないのにね」

「気分的な問題よ。たまにはいいと思ったのよ」

「僕にはそうは思えないんだけどな。彼はあいつによく似てたからじゃないかい」

「それは下種の勘繰りよ。いつも、破滅させても気にならないやつばかり選んでたからたまには変わったタイプが良かったのよ」

 

 男が言った言葉に睨みながら女神は答える。

 それに対して男は苦笑しながら答える。

 

「そういう事にしておくよ。じゃあ、僕も君と同じようにお詫びを準備しないといけないから行くよ」

「待ちなさい!」

「何だい」

「ちゃんと管理しなさいよ!アイツは今度こそ長生きするはずだから!」

「それはどうだろう。もしかすると他の転生者に殺されるかもしれない」

「ハッ、そんなこと心配無用よ!これまでの戦闘経験、力、技術、特典もそのままなのに殺されるはずないでしょ!」

「そうじゃないとガーディアンならないからね」

 

 そう言って男は消えた。

 

「問題ないわ。そのために、ドライグに竜神の玉を融合させたし、今の一撃で予定にはなかったけど左手一本分の力まで持っていかれたんだから。それにしても、少しは手加減しなさいよ。もの凄く痛かったわ」

 

 そう言って男が来てた方向を見て女神はつぶやいた。

 

「私が干渉するのはここまでよ。頑張んなさい。己のあるがままに振る舞う為にね。神樂神薙。ドライグ。あんたたちは強いけど無敵な訳じゃないんだし、強い=守りきる事が出来る訳じゃないんだから」

 

 その言葉を最後に女神もこの空間より消えた。




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