ヒロアカ×エアギア 炎の英雄(更新停止)   作:ken4005

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第1話

ヒロアカ小説第1話

第1話 炎と風のはじまり(中学三年・春)

 

——誰も、落とさない。

それが、僕の走る理由だ。

 

 

春風がビルの隙間を抜ける。

緑谷出久、高校受験を控えた中学三年の春——

彼の世界は、炎と風で動いていた。

 

「また雄英かよ、出久」

後ろから、爆轟勝己の声。

教室にて、幼馴染の進路希望に書かれた校名を見て、鼻で笑う。

 

「“また”じゃないよ、カッちゃん。ぼくは最初から雄英一択だって」

その返答を聞き、他のクラスメイトと担任が声を上げて笑う、

「無個性で雄英とか、緑谷無理すんなって!」

「普通高校行って、街中走ってろよ笑」

周囲の嘲笑に対して、出久自身が反論しようとしだか、

「はっ、相変わらずだな、出久。まあいい、落ちんじゃねぇぞ」

 

勝己の口調は荒いが、それは声援だった。

かつてのような敵意はない。

あの“戦い”をくぐった今、二人の間には奇妙な信頼があった。

「こいつはクソナードだが、誰よりも走ってるクソナードだ。こいつよりも積み重ねてねぇ、クソモブどもは黙ってろ」

教室が地獄の空気になり、

「カっちゃん!良いよ、僕が無個性なのは事実なんだし、気にしてないよ」

出久が勝己をなだめる、ここ最近よく見られるようになった新しい光景で、その日の学校が終わる

 

 

出久と勝己の2人が帰宅する道中の交差点で、街の音が一気に増える。

ヒーローが大通りで活躍し、裏路地ではA.T使いがトリックを決める音が響く。

だが、通行人の多くは眉をひそめる。

 

——A.Tは危険だ。

——あれはストリート連中の玩具だ。

 

そんな声が、風の中に混じる。

出久は小さく首を振った。

(危険なんかじゃない。使い方次第だ)

 

ポケットの中には、師匠からもらったA.T用のチップ。

“炎は支える力”という言葉が脳裏に焼きついている。

 

 

 

地面がぐらりと揺れた。

悲鳴と、異様なぬめり音が響く。

 

「ヴィラン!?」「誰か、助けて!」

 

人々が逃げ惑う中、

出久の足は自然に前へ出た。

「カッちゃん——!」

「言われなくてもわかってらぁ!」

 

勝己が両手を広げ、「爆速ターボ!!」

空気を焼くような爆風が走り、ヘドロの巨体へと急接近する。

ヘドロ・ヴィラン。都市の雑踏に潜んでいた犯罪者である。

 

「出久、やるぞ!」

「うん!」

 

出久は素早くA.Tを履く。

赤いウィールが地面を噛み、熱が灯る。

 

「翼よ——!」

足元から炎が渦を巻き、熱風を発生させる。

燃やすの炎ではなく、押さえ込む熱風。

勝己が放った爆風と合わさり、ヴィランの触手を弾き、ヴィラン本体を人々から引き離し、広めの空き地まで吹き飛ばす。

 

「ドラゴンスマッシュ!」

出久の足が横薙ぎに軌道を描き、炎の牙が地面をスレスレを薙ぎ払う。

粘液が裂け、地下へ逃げようとしたヴィランの逃げ道を塞ぐ。

 

「なにぃ!? 中坊のガキどもが——!」

 

勝己が低く笑った。

「舐めんな。オレらはただのガキじゃねぇ」

放たれた爆風でヴィランが吹き飛び、

出久の熱風が包み込むように押さえつけた。

 

 

 

「——私が来た!」

 

轟音とともに遅れて現れたのは、金髪の象徴——オールマイト。

風圧だけで空気が変わる。

「少年たち! 危険だ、下がり、なさ、い?」

「「オーリマイト!?」」

「ぐえ!」

 

爆豪と出久が同時に驚く。憧れである平和の象徴が現れ、テンション爆上がりである。

炎の風がヴィランを押さえ込む力が増し、完全沈黙した。

 

 

瓶に詰められたヘドロヴィランを確認しながら、

「被害なしでこのヴィランを確保した君らは非常に素晴らしい!だか!ヒーロー免許なしでの個性使用は犯罪だ、以後、ヒーローに任せるように」

オールマイトからの言葉に出久は、

「……オールマイト」

「うん?」

「僕は、無個性でも……ヒーローになれますか?」

 

オールマイトは一瞬の間をおいて驚き、

 

「え!無個性?ではあのヴィランを押さえ込んでいた風と炎は。なるほどA.Tの技か。」

出久の発言に驚きながらも、オールマイトは本心で答える。

「ヒーローは危険が付きものだ。力無しで、簡単に全うできる仕事ではない」

その言葉に出久の顔が曇り、勝己が反論しようとするが、

 

「しかし!あえて言おう。なれるとも。誰よりも早く悲鳴に気づき、考えるよりも先に体が動いていた君たちは、最高のヒーローになれる素質を持っている!」

 

その言葉に、出久の目が潤む。

隣でオールマイトからの褒め言葉に満更でもなさそうな顔をしながら勝己が舌打ちした。

「チッ、泣くなよ。お前が泣くと俺まで弱く見えんだよ、出久。」

「泣いてないってば!」

 

オールマイトが二人を見て、満足げに頷いた。

「もう一度言おう、君たちは、最高のヒーローになれる。」

 

 

帰り道、風が静かに街を撫でた。

夕日が街のビルの間を照らし、炎のように空が燃える。

出久は空を見上げて呟いた。

 

「——落とさない。誰も。」

 

勝己が肩をすくめながら

「またそれかよ、飽きねぇな。俺は俺のやり方で、テッペンまで先に行くぞ。」

「うん、カッちゃん。」

 

二人のA.Tの車輪が、春風の中で小さく光った。

赤と橙、炎と爆風。

その交差が、新しい時代の始まりだった。

 

 

出久の部屋には、オールマイトはグッズとは別に古びたメモが一枚、飾られている。

 

『——君の力は支える力。

走るたび、誰かを落とさないために燃え上がれ。そして、人々を支える風を生み出せ。』

 

窓の外で風が鳴った。

それはまるで、未来から吹く風のようだった。

 

追記

 

翌日のニュースにて

キャスター「オールマイトの話によると、今回のヴィランを捕まえたのは中学生2人組で1人はA.Tを使った無個性だとか。」

 

コメンテイター「いけませんね〜、おそらく個性持ちの少年の邪魔になっていたんでしょうね〜、そういった無謀な行動は控えて欲しいものですね〜」

 

学校でニュースを知り、コメンテイターを爆殺しに向かおうとする、勝己を

「大丈夫だから、気にしてないから!?流石にテレビ局に乗り込んで爆殺は不味いって!?」

 

全力でなだめ、止めにかかる出久の姿は最近よく見られるようになった光景の延長である。

 

追記の追記!

 

某悪舌コメンテイター、深夜に襲撃!全身打撲に、火傷を負って入院!病室にて、「火怖い!風怖い!金縛り怖い!」と錯乱しているようである。複数のヴィランに襲われたと思われており、現在ヒーローと警察がちょうさ、、、

 

「弟子を馬鹿にされたら気分が悪いね、付き合ってくれてありがとう〇〇」

 

「ええねん、ええねん。仕事は忙しい割に荒事がない分、ストレス発散させてもろてむしろスッキリしたわ。あんがとなスピッ」

 

という会話があったとか、ないとか

 




人生で初めて小説を書きました。
わかる人にはわかると思いますがaiの力を借りながらかいています。
出久が無個性のまま活躍して欲しい、と思い書いてみました。
感想があればぜひ、お願いします。
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