カードキャプター:アベンジャーズ   作:ちいさな魔女

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時系列は、時々編集して変えたり追加したりします。


新たなる道筋、さらば暑海

それは、突如として現れた。

 

ソナーが捉えた反応は、生き物にしてはあまりにも巨大かつ強大で、倒した筈の温泉シャークとは比較にならないものだった。

 

コックピット内は、誰もが温泉シャークを倒した気分で喜びを分かち合っていた。外にいるマッチョや小狼、フリーレンにサクラスパイダーも同じだ。コックピット内で、万貫貫一がビルの瓦礫を見て「2000億円の瓦礫かぁ……」と嘆いた位だろう。

 

しかし、そんな勝利の喜びはあっという間に崩された。

 

暗闇に満ちた深海の奥から現れた巨大な怪獣に、誰もが言葉を失った。

 

それは、見た目こそ温泉シャークだが、その大きさはあつみ丸が小石に見える程のサイズであり、王冠のような鶏冠を生やしていた。

 

知世「あの社会性の理由………温泉シャークの群れにはボス、或いはリーダーが居たんですのね…………」

 

巨勢「あの鶏冠………まるで王冠……」

 

貫一「温泉シャークのボス………『キング温泉シャーク』!!」

 

その瞬間、キング温泉シャークは口から強い水圧の水流を放ち始めた。

 

マッチョ、小狼、フリーレン、サクラスパイダーも水流によって吹き飛ばされ、あつみ丸も抵抗出来ずに流されていく。

 

コックピット内にも流された事による衝撃が響き、知世達も揺れに耐えつつキング温泉シャークを見る。

 

知世「こ、こんなに強くなって………魚雷やハープーンは!?」

 

貫一「もう無い!!あの巨体じゃ、ハープーンが刺さっても大して効かないだろ!!」

 

巨勢「そんな!どうすれば……!」

 

すると、マッチョ達がコックピット内に帰ってきた。マッチョは酸素ボンベから酸素を供給し、息を整え始める。

 

小狼達はスーツの壊れた部品を交換しに来たのだ。

 

マッチョ「一発だけ予備のミサイルがあった筈だ。私が先に行こう」

 

小狼「正気か!?でも……此処は任せるしかない!俺達も準備が整ったら、すぐに追い掛ける!」

 

フリーレン「私達は気にしないで」

 

サクラスパイダー「知世ちゃん!ウェブシューターを!」

 

知世「予備をお持ちしてますわ!早く交換しますわよ!」

 

知世も手慣れた手つきでスーツに触れて、スーツの壊れた部品を外していく。その間に、マッチョは予備のミサイルに取り付いて、貫一が魚雷発射管に装填された事を確認した後、ミサイル発射ボタンを押した。

 

そして、予備のミサイルが放たれ、キング温泉シャークの鼻先に命中する。爆発は起きるものの、キング温泉シャークは痛がる様子すら無い。寧ろ何が起きたのかすら分かってないだろう。

 

すると、爆煙が晴れた後、マッチョが腕を回した後にキング温泉シャークの鼻先を殴る。その瞬間、マッチョのパワーによってキング温泉シャークの鼻先が凹みだす。

 

巨勢「流石です!サメは神経が集中している鼻先が弱点!其処を攻めれば!」

 

小狼「いや、マッチョさんが強くても体格が……」

 

小狼の懸念通り、マッチョは凹んだと思われた鼻先が飛び出した際に、鼻先に当たって吹き飛ばされてしまった。

 

フリーレン「駄目だ………そもそも体格が違いすぎる!あの大きさじゃ、ゾルトラークも当てたって効くかどうか……」

 

すると、マッチョは足を高速でバタつかせて、キング温泉シャークの鼻先へもう一度辿り着き、今度は拳の連打を浴びせていく。キング温泉シャークはマッチョの攻撃を避けない。そもそも効いてるようには見えない。

 

そして、キング温泉シャークは巨体に似合わない素早さで尻尾の尾鰭でマッチョを叩き飛ばした。マッチョは巨体の一撃によって吹き飛ばされ、あつみ丸に直撃した。あつみ丸は大きな衝撃を受け、更に岩礁に激突してしまった。

 

船内に居る全員が揺れと衝撃によって倒れたり、壁や物に身体が当たってしまう。

 

あつみ丸は外から見ても分かるように、片方のアームが破損し、コックピットから見て右側のライトが破壊された。更にコックピット内には酸素が漏れて一部浸水しているという警告音も出てきた。

 

コックピット内の全員が起き上がる。貫一と巨勢は上半身を起こし、窓越しの景色を見る。知世は小狼に手伝ってもらって起き上がる。サクラスパイダーはフリーレンを抱えるが、フリーレンは腰を壁に強打した事で立つたびに腰へ激痛が走る。

 

しかしそれ以上に、彼等は驚愕の光景を見た。

 

外でマッチョが海中に浮きながら、気を失っているのだ。口から息の泡を吹き、徐々に沈み始めていた。くの字になるように海中で浮いたマッチョの背後から、キング温泉シャークが迫ってきていた。

 

貫一「マッチョ………目を覚ませマッチョ!!サメが来てるぞ!!」

 

小狼「クソ!!今行く!!」

 

知世「早くスーツを!!」

 

知世と小狼は充電用の部屋でスーツを着ようと向かう。扉しかしを開けた先で小狼が見たのは、海水で満たされていく更衣室と、海水が入り込んでいる原因の穴へ向かって吸い込まれていく深海用スーツだった。

 

知世「そんな!!」

 

これではマッチョを助けに行けない。誰も生身で深海の圧力に耐えられない。仮に行けても間に合うかどうか分からない。

 

小狼「早く閉めろ!!海水が……!!」

 

サクラスパイダー「どいて!!」

 

小狼が言い切る前に、サクラスパイダーが2人をどかした後に扉を閉めた。

 

水が入り込んだ。酸素も漏れている。潜水艇はいつまで保つか分からない。

 

もう八方塞がりだった。

 

コックピットに戻ると、窓から見えるのはマッチョは目を覚ます事なくサメに食われそうになっている光景だった。大きく口を開けたキング温泉シャークは、マッチョを飲み込もうとしているのだ。

 

フリーレン「マッチョ!!早く逃げて!!」

 

サクラスパイダー「マッチョさん!!」

 

知世「マッチョさん!!目を覚ましてください!!マッチョさん!!」

 

小狼「マッチョ!!逃げろおおおおおおお!!」

 

巨勢「マッチョさん!!」

 

しかし、彼等の声掛けも虚しく、キング温泉シャークの口の中へマッチョは吸い込まれていく。

 

貫一「マッチョオオオオオオオオオオオッ!!」

 

そして、キング温泉シャークは口を閉じた。

 

知世「そんな………」

 

準備は完璧な筈だった。

 

小狼「………クソォ!」

 

勝てる筈だった。

 

サクラスパイダー「また……助けられなかった…」

 

対策だってしてきた。

 

フリーレン「……さくらが居たら……マッチョを助けられたかもしれないのに……」

 

しかし、温泉シャークは想像を遥かに超えていた。

 

貫一「終わりだ………俺達も……暑海の町も……」

 

もう抵抗するすべは無い。そう思われた。その筈だった。

 

巨勢「………ん?」

 

しかし、まだ負けていない。

 

巨勢「待ってください!ソナーが何かを拾っています!」

 

全員がソナーに耳を傾ける。ソナーからは、規則的な音が響いていた。キング温泉シャークも、苦しそうな鳴き声を上げている。身を捩らせ、痛がっているようにも見える。

 

知世「これ、モールス信号ですわ!」

 

小狼「まさか、あのサメの体内で殴った音を、俺達に届けてるのか!?」

 

フリーレン「モールス信号?よく分からないけど、彼は何を伝えたいの?」

 

巨勢「待っててください!モールス信号を解読させます!」

 

巨勢がキーボードを入力すると、モールス信号が徐々に人間の音声へと変換されていく。ぎこちない音声だが、全員には彼が何を伝えようとしているのかキチンと伝えていた。

 

マッチョ『ワタシハイマ………キング温泉シャークノ腹ノ中デ抵抗シテイル………ヤ奴ノ体内……温泉由来ノ………高濃度ノメタンガスデ満タサレテイル……少シデモ着火デキレバ………奴ヲ爆破デキル』

 

サクラスパイダー「ですが………そんな事をしたら貴男は!」

 

マッチョ『私ガチャンスヲ作る……アトハ君達ニマカセタ…………万貫貫一、巨勢真弓、大道寺知世、李小狼、フリーレン、サクラスパイダー………ソシて………木之本桜とケルベロス。私の大切な友よ………共に戦えて幸せだった!!』

 

貫一「そんな…………俺には出来ない!!」

 

マッチョ『やるんだ!君が、暑海の………日本の未来を―――』

 

その時、キング温泉シャークが鼻先のロレンチーニ機関から電撃を放ち、体全体に帯電し始める。

 

マッチョ『があああああっ!!』

 

マッチョの悲鳴が深海越しに響き渡る。しかし、彼は決して退かない。電撃にやられても、マッチョは貫一に託したのだ。

 

貫一「………そうだ。俺は、暑海を守ると決めたんだ!俺を助けてくれた署長や、暑海の町を愛する人達、そしてこれからの暑海の未来を!!俺が救うんだ!!」

 

小狼達は、貫一がもう過去の彼ではなくなったと悟る。嘗て、さくらはその状態をこう表現していた。

 

さくら『人にはね。それぞれ違いはあるけど、とある正義の精神を持っているんだよ。「正義」の輝きの中にあるという『黄金の精神』。人によって解釈や違いはあるだろうけど、具体的に言うなら……目の前の恐怖に屈しない勇気、困っている人に手を差し伸べられる慈愛、弱者を思いやる優しさ、いかなる困難をもはねのける精神力、自身の矜持と責任に殉じようとする覚悟、己の宿命をありのままに受け入れる潔さ、悪質・卑劣・無責任な言動や思想を真っ向から批判・糾弾する誇り高い意志、まあこんな感じかな?それはね、途中からでも持ち始めるんだよ。それが『黄金の精神』。『人間讃歌』の根幹の一つだよ。私は何百回裏切られたとしても、人間の持つ『黄金の精神』を信じたい』

 

小狼達は、貫一から感じ取っていた。

 

正義の心を持つ者に生まれる、『黄金の精神』を。

 

そして、あつみ丸のライトが光り、スクリューも動き始めた。まるで貫一の、コックピット内に居るヒーロー達の意志に応えるように。

 

軈てあつみ丸は動き始めて、キング温泉シャークの口の中へ突き進んでいく。

 

――――――――――――――――――――――

 

キング温泉シャークの体内。高濃度のメタンガスで満たされた体内。黄色い煙のようなメタンガスが周りに充満する中、マッチョは起き上がる。

 

キング温泉シャークの放つ電撃は、さすがのマッチョもダメージを受けた。口から血が垂れており、皮膚には感電した痕も残っている。

 

しかし、マッチョはとある一つの臓器を見つけていた。

 

それは、温泉マークのあるキング温泉シャークの心臓だった。

 

帽子とゴーグルを取り、重い足取りで心臓へ歩み寄る。

 

マッチョ「ふぅん…………」

 

最後の力を振り絞る。

 

体内での抵抗と、補給した酸素の限界。

 

そしてキング温泉シャークから受けたダメージは、マッチョの力を大きく削いでいた。

 

故に、最後の一撃は今ここで決める。

 

マッチョ「ハッ!!!」

 

マッチョは拳を突きだした。キング温泉シャークの心臓に、マッチョの現在出せる全身全霊の力を込めたパンチが当たる。

 

キング温泉シャーク『グオオオオオオオッ!?』

 

キング温泉シャークの悲鳴が響き渡る。その瞬間、キング温泉シャークの体が弓のように体を歪め、海面へと急浮上していく。

 

マッチョ「ゴハッ!!」

 

マッチョが血を噴き出す。理由は簡単だ。急激な浮上により、体にダメージが入ったのだ。

 

さくらが過去に見たとある映画の大怪獣も、深海からの急激な浮上で大きくダメージを受けたのだ。減圧症によって血を噴き出したマッチョだが、倒れてもその目は闘志を見失わない。

 

マッチョ(皆………頼むぞ………)

 

―――――――――――――――――――――――

 

そして、嘗て温泉ビルが存在した場所から、大量の温泉と共に巨大なサメが飛び出してきた。

 

 

さくら「な、なにあれ!?」

 

ケロちゃん「デッカ!?アレが温泉シャークの親玉かいな!?」

 

地上からも、悪忍達を拘束したさくらとケロちゃんが、キング温泉シャークを見つけた。

 

 

そして、キング温泉シャークは白目を向いたまま宙に浮き、口からは黄色いメタンガスが大量に漏れ出ている。

 

そして、潜水艇あつみ丸もキング温泉シャークの急浮上と共に空中へ飛び上がった。そのハッチが開き、其処から1人の男が船上に立つ。

 

その手に持つのは、自分を救ってくれた束署長の所有していた拳銃。

 

貫一は銃を構え、キング温泉シャークの口の中へ狙いを定める。

 

 

 

 

貫一「くたばれ化け物ォー!!」

 

 

 

 

 

引き金を引いた衝撃で仰け反って尚、弾丸はキング温泉シャークの口内へ吸い込まれていく。

 

そして、キング温泉シャークの口内から炎が噴き出した。

 

小狼「『TIME』!」

 

小狼がカードを翳した途端、キング温泉シャークの爆発が停止。お陰であつみ丸落下の時間が稼げた。あつみ丸は地面に落下していく。

 

その2秒後、大爆発と共にキング温泉シャークは体が粉微塵に爆散した。血や肉が吹き飛び、暑海の街や海に降り注ぐ。

 

あつみ丸は地面へ落下していくが、その落下は突然遅くなり始めた。空中に浮かび、更にその周りを綺麗な女性が囲んで地面へ降ろしている。

 

 

さくら「皆、お帰り!」

 

ケロちゃん「間に合って良かったわぁ〜!さくら、ナイス判断や!」

 

 

それは、『浮(FLOAT)』と『風(WINDY)』のカードを翳すさくらのお陰だった。あつみ丸の落下を阻止したのだ。

 

貫一「助かった……ありがとう!」

 

小狼「ナイスキャッチ!!」

 

ハッチから小狼もさくらに手を振り、さくらに親指を立てて頷いた。

 

そして、地面にあつみ丸が降りて、ハッチとは別の出入り口から知世達も降りてきた。

 

知世「さくらちゃん!!」

 

さくら「知世ちゃあぶぅ!?」

 

知世は早々さくらの元に走り、勢いよく抱き着いた。但し、さくらが押し倒された。

 

小狼「はっや!?」

 

フリーレン「目にも止まらない速さだったね」

 

遥「アハハ……」

 

巨勢「………サムライスクワッドの皆さん。貫一さん。お疲れ様でした………そして、マッチョさんも………」

 

知世を抱き締めて頭を撫でながら、起き上がるさくら。すると、マッチョが居ない事に気付く。

 

さくら「マッチョさんは?」

 

貫一「……マッチョは、俺達の為に…………」

 

さくら「………そうですか」

 

先程の大きなサメが、地面から突然飛び出してきた事を考えると、何が起きたのか大方分かったさくら。ケロちゃんも同じだった。

 

さくら「………貫一さん。温泉シャークを倒した事を、報告しましょう」

 

貫一「………そうだな。皆、暑海に帰りたがっている」

 

こうして、暑海の街を救う為に立ち上がったサムライスクワッドと市長、博士、そしてマッチョの癖のあるチームによる温泉シャーク討伐作戦は、成功を収めた。

 

―――――――――――――――――――――――

 

あれからどうなったのか、1ヶ月間に起きた事を簡潔に説明しよう。

 

温泉地破壊命令(バス・バスターコール)』は中止となった。温泉シャークは市長と学者、謎のマッチョとサムライスクワッドの活躍によって倒された事が日米連合艦隊に報告が入り、作戦の中断が発表されたのだ。在日米軍や自衛隊としても、一つの街を焼き払わずに済んだ事を喜べた。

 

束伝兵衛署長は、温泉シャークのフカヒレから抽出されたワクチンを医師によって打ってもらった事でサメ感染症が治り、数日の療養後に職務復帰を果たす。花子警務部長もさくらによって救われ、亡くなった部下達の写真を職場や自宅に飾り、誇りを持って仕事に取り組んでいる。

 

万貫貫一は暑海の市長として改めて1からやり直し、温泉シャークを倒したヒーローとして市民から愛されるようになる。名物であるサメ退治饅頭も販売され、暑海の名物である温泉饅頭として観光客や地元住民から愛されている。

 

暑海の街は、温泉シャーク騒動を乗り越え、1ヶ月間で復興の兆しが見えてきており、活気を取り戻しつつあった。

 

そしてサムライスクワッドは、一ヶ月後に改めて暑海の街へやって来たのだ。今度こそ事件に巻き込まれないよう、しっかりとした休暇を楽しむ為に。

 

今度はそれぞれの家族やボディーガード、クラスメイトも連れてやって来たのだ。

 

さくら「貫一さん、どうですあれから?」

 

貫一「借金2000億返す為に、毎日働いて働いて働いて働いて働いて、働いてるぜ…………まあ、生きてりゃなんとかなるさ」

 

市長の万貫貫一もあれから街の為に働き続けており、暑海の為と借金返済の為に、これからも活躍し続けている。

 

―――――――――――――――――――――――

 

マモー「カルカロドン・ホンス・カリドゥが敗北したか………サムライスクワッド。中々やるじゃないか」

 

カリブ海の島にある宮殿にて、マモーは日本のニュース映像を見ていた。

 

ヒドラの幹部『サムライスクワッド……日本のヒーローチームか。もはや野放しには出来まい』

 

マモー『カルカロドン・ホンス・カリドゥのリーダーは海の腹心。しかし負けてしまった以上は奴等を無視する訳にも行くまい。しかしまだ負けてはおらんよ。空と陸の腹心達は、まだ存命なのだから』

 

財団の長『空の王者アマツマガツチ………陸の化身ムオム。あのケダモノ共は信用に値するのかね?』

 

マモー「彼等はあらゆる汚れ仕事を担わせた私の腹心、そして私の分身。勝てる者など居ない………」

 

マモーはまだ勝算があった。自らの野望を果たすための暗躍は、まだ続いているのだ。

 

―――――――――――――――――――――――

 

日本の群馬県のとある地域に、大きなレジャー施設がオープンした。

 

その名も群馬ヘンダーランド。CMソングと共に全国へその名が知れ渡り、県外からの観光客も急増している。

 

3つのエリアに分かれた広大な遊園地。中世ヨーロッパをモチーフにした街、港には海賊船、幻想の世界を彷彿とさせる森、様々なアトラクションのある近未来モチーフのエリア、空に浮かぶ猫のマスコット達、テーマパークの奥地にある奇怪なお城。

 

正に子供が思い描いたような世界が此処にあった。

 

和実ゆい「お母さーん!拓海ー!早く早くー!」

 

和実あきほ「こらゆい〜。慌てなくてもお店は逃げないわよー」

 

品田拓海「おい待てよー!ゆいー!」

 

家族連れ、及び友達も連れてやって来る人達も居た。

 

そして、此処に1人の女性もやって来る。

 

イレイナ「変な遊園地………それに、先程から感じてるこの魔力は………」

 

後に、木之本桜のライバルとなる新たな転生者が、今ここに始まろうとしていた。




次回、ヘンダーランドの大冒険編。
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