双星の陰陽師〜天若家の長男が結婚するまで〜   作:華々

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読者様からいただきました案を採用させていただきました。
我慢できず、投稿します。


閑話1〜女子会〜

「それでぇ、こないな場所に呼び出して話があるって一体どないしたん」

 

日も沈みガヤガヤと騒がしい夜の居酒屋。その奥の席に二人の女性が座っている。 一人は天若璃弦の思い人天若夕弦。 もう一人は十二天将〝天后〟御幣島すばる。

この2人の関係は長く、若い時はライバル関係だったらしい。そんな2人は仲も良く、一緒に酒を酌み交わすことも少なくない。

 

 

机の上にはいくつもの空になったジョッキがあるが未だ話の本題に入っておらず、すばる何の用件で呼び出されたのかも知らない。

 

「実は、璃弦様が尊すぎて辛いんだ!」

 

ダン!とジョッキを音を鳴らして置きながら夕弦はそうのたまう。すばるもこれにはあきれたよういつも笑みを浮かべている顔をあきれたように崩す。

 

「まぁた惚気かいな。どっちも好きおうてるんやさかい、とっととくついたらええのに。」

 

「だってぇ、私とあの子は20近くも年が離れてるんだぞ!あの子が良くても周りがそれを認めないだろう」

 

「夕弦はんがうら若いぼんに現を抜かすなんてなぁ〜。清弦殿にぞっこんだった若い頃のあんさんには考えられへんな〜。今じゃこんな立派なショタコンになってまって。」

 

「うるさい!奢ってやってるんだから真面目に考えろ!」

 

ビールを飲みヒゲを作ったスバルが

 

「そうやねぇ。この前のこともあるさかい、いろんな家があの子ぉと関わりが欲しいやろうねぇ〜。」

 

ニヤニヤと意地悪そうな笑みを羽付きの扇子で隠し、美味しそうに焼き鳥を口に運ぶ。夕弦もブゥ垂れるように唇をとがらし枝豆を食べる。

 

実際家もあの子との関わりを深めようとしてる輩がいるみたいやしな〜。

 

「そんなぁ」

 

項垂れる夕弦をジトッとした目で見る。

 

「まぁ、夕弦はんを好いてくれる男がおってくれるだけええやない。うちなんてもう縁談も来ることのうなってしまたんよ?」

 

女性十二天将には残念なジンクスがある。

『女性十二天将は婚期を逃す!』

 

十二天将ともなると家格は島の中でもトップクラス、

幾らその人のことが好きでも家格に気圧され告白できないといったこともある。

さらに強い陰陽師が尊敬されるとしても自分よりも強い女性を男性陣が性的に見れるかどうかはまた別の問題になる。

 

そんな訳で女性十二天将の中でもトップの実力を持つすばるが男の気配が全くないのも仕方のないことである。

 

「そないに年齢を気にするんやったらいっそ体だけの関係にでもしたらええやない」

 

「な!それは、駄目だあの子にはまだまだ健全に過ごしてもらいたいし、何より…」

 

「何より?」

 

「私も恋人みたいにイチャイチャしたい!」

 

「ほんま、拗らせたショタコンやわぁ〜。」

 

「うるさい!」

 

(ほんまにこの子ぉおちょくるの楽しくてしゃあないわ!)

 

突っ伏して泣き出してしまった夕弦を尻目に店員に酒の注文をするすばる。それを美味しそうに飲むすばる

 

「めんどくさい子ぉやね〜。せやったらあの子ぉにハーレム作ったげたらどう?」

 

「何でそうなる!?」

 

ガバッ!と起き上がる夕弦を見て面白そうににまにま笑うすばるに夕弦は非難の声を上げる。

 

「だって夕弦はんは年離れとって若い子に嫁ぐのんは気ぃ引けるけど、あの子ぉに愛してほしいんやろ?」

 

うん、と素直に首を縦に振る夕弦それにまたにまにま笑いながら細めの目を開き夕弦を見る。

 

「正妻にどっかのお嬢はん連れてきて夕弦はんが妾になる。外野に対しての牽制もできるし愛してもらえる。ほらハーレム作るだけでどっちも丸う収まるやない?」

 

一瞬とてもいい案だと思うも残りのビールを飲み干しそれを頭の中から消し去る。

 

「駄目だ!そんなのあの子には健全に普通の生活を送るってほしいんだ!」

 

「陰陽師の時点で普通の生活からは遠い存在よ。」

 

「んぐっ!」

 

「ちょっと前まではそないな話もあったし問題はあらへんと思うけどねぇ」

 

ちょっと前までと言っても数十年前である。当時は子供が生まれても禍野で死亡することも多かったため上位の陰陽師の家系は多くの女性を囲み後継者を生ませていた。

 

そのため陰陽師は複数の女性と関係を持つことに寛容な人もいるにはいる。

 

「だけど、だけどぉ…」

 

「グダグダ言うとるとほんまにおばはんになって見向きもされへんようになんで。」

 

「うぐっ… ………考えては見よう。」

 

「そうしなさいな。なんなら私が天若のボンもらったげようか?」

 

「すばる!」

 

「あはは冗談やんかぁ〜。

さっ、この話は終わり。飲み直すで〜」

 

 

 

二人の姦しい声は居酒屋の騒音に紛れ夜遅くまで続き

翌日二日酔いで苦しむ姿が目撃された。




女性だけの話を書くのは楽しいものですね。
話が進んだらいろんなキャラと絡ませたいものです。

京都弁難しいですね。ところどころ関西弁になってそうで違和感とかあったらぜひ教えてください

オリ主がハーレムを作るとしたら誰を入れる?  婆娑羅を入れて欲しいとの声がありアンケートを作り直しました1人は決めているので今回の結果でハーレムのメンバーを決めます

  • 五百蔵志鶴
  • 膳所美玖
  • 蹉跎 桜
  • オリキャラ
  • 赫夜
  • 師(もろ)
  • 愛宕
  • 辺留
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