双星の陰陽師〜天若家の長男が結婚するまで〜   作:華々

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会敵2

ゴウッ!と火売が生み出した炎が俺のすぐ隣を通り過ぎる。咄嗟に避けたが熱された空気が爆発的に膨張して

態勢を崩す。そのすきを突き炎を纏った火売の蹴りが襲う。

 

「んぎ!」

 

璃弦と火売の戦いは白熱化していくが素の呪力量と身体能力の差により少しずつ璃弦が押されていく。

 

『止みなん 止みなん 得べからず! 止縛法!』

 

「みんな!」

 

夕弦他隊員が火売の動きを止める術を使う。虎の形をなした呪力が火売に絡みつき動きを止める。

 

「おお〜?」

 

「ジッィエィ!」

 

気合い一閃、轟貫掌を火売のみぞうち目掛け放つ。

 

「なめんなよ〜?!」

 

「んな!?滅茶苦茶な?!」

 

術を無理やり引きちぎるように脱出して轟貫掌に炎を纏った蹴りを当て強引に逸らす。

 

「もう起こったよ〜?本気で殺っちゃうからね〜?」

 

『炎業魔巍 纏死穢』

 

着ていた服があまりの熱量に溶けるように燃え落ち、腕と足は形を持った炎にでもなったかのように白熱化して炎が漏れ出す。体にも炎が纏わりつき燃えた服の代わりを成す。

 

「冗談!なんて呪力してんだ!」

 

炎となった呪力が空気を熱し禍野の湿った空気を乾かしていく。チラリと夕弦の方を見ると余りの熱量と呪力の圧に息苦しそうに息を荒げている。

 

「璃弦様!私たちのことはお気になさらず、ご自身の事を第一にしてください!」

 

そう言う夕弦は汗に濡れぴっちりとした狩衣と荒い息を荒げる夕弦はなんというか、

 

(エロ…)

 

つうっと鼻血が流れる。

 

「なあによそ見してんの〜?」

 

ゴバッ!と炎を噴射して高速移動してきた火売が空中に飛び上がり踵落としを見舞ってくる。

 

それを腕を盾にして間一髪防ぐ。

 

「あぐ…!」

 

(あの一発で呪装を貫通して腕にヒビを入れるなんて!)

 

「もういいじゃ〜ん?もう死んでくれない〜?」

 

「済まないけどこちとら愛しの女性が待ってるからねこんな場所で死ねない。」

 

『雷轟獣牙 纏霊呪!』

 

雷獣明鏡符を取り出し纏霊呪を行う。これにより火売との莫大な呪力の差が多少縮まった。

 

火売は璃弦の急激な変化に目を向いて驚く。

 

「どうなってるの〜?あなた十二天将ってやつじゃないのに纏神呪ってどういうこと〜?」

 

火売は陰陽師との接触した記録がないがどこかで陰陽師の情報を知っているのか、十二天将ではない璃弦が纏神呪を行ったことに驚いているようだった。

 

「お前がどこから来たとか仲間がいるとか聞きたいがそろそろ俺も限界だからもう終わりにしよう。」

 

「いいじゃ〜ん?私もそろそろ飽きてきたとこだし〜?」

 

 

火売と璃弦それぞれがこの戦い最後の技を放つため呪文を詠唱する

 

 

《オン・キョハミリキョキョハキャミリキョナラアモジンジョウアモハカアキョシュモキョサキャテイジナボチラシ・インダラ・ソワカ》

 

 

《ナマハ・サマンタブッダーナーン・アグナイェー ・ヴァジュラナラ ・スヴァーハー》

 

 

『雷皇・因陀羅』

 

『火砲阿耆尼裂業波』

 

 

ズッゴォォォォーーン!!!

 

火売が両手を突き出し極太の炎の砲撃を撃つ、それに対し璃弦は両腕に備わった爪から雷を伴った斬撃を飛ばす。それは轟爪閃刃の比ではなく大きさも込められた呪力も倍以上の物。

 

それが正面からぶつかり火炎の砲撃と雷の斬撃は轟音を立てる。轟音とともに互いの術がぶつかり合うことで生まれた余波が禍野の大地や空気を削る。

 

背後から夕弦の結界を展開する声が聞こえてくる。

 

『ちはやふる 神代のからす 告げさして いつしかはらん 本のウンケン 七難即滅 七里即星 急急如律令!』

 

「ゼァッー!!」

 

拮抗状態だった両者の術にとどめとばかりにもう一度斬撃を放つ

 

「なぁ〜?!」

 

火売の炎は押し返し蹴散らしながら最後には火売に直撃した。

 

「ゲボラァ〜?!」

 

悲鳴を上げて吹き飛ばされた火売を見た璃弦は極度の緊張と呪力の使いすぎにより強制的に纏霊呪が解けてしまいそのままバタリと倒れてしまった

 

「璃弦様!」

 

夕弦が駆けつけ倒れた璃弦を介抱する。回復の術を施し少しずつ怪我を直していく。

 

「あちゃ〜?怪我しちゃった。」

 

火売は身体を見渡す。火売は片腕が途中から切断されその他にも裂傷を負っている。

 

「っ!」

 

火売が立ち上がったのを見ると夕弦は霊符を取り出し構える。

 

「いや〜?もうやらないよ〜?疲れちゃったし、遊びすぎちゃったね」

 

くるりと夕弦に背を向け岩山を跳ねて登る

 

「あっ?また遊ぼってその子に言っといて?」

 

それだけ言うと岩山を登りきり姿を隠した。

 

夕弦は火売がいなくなったのを確認すると生き残った隊員を連れて現に帰還した

 

 

 

 

 

後日、治療を受けている璃弦の代わりに夕弦が泰月楼に報告した。それを受けた泰月楼から全国にいる陰陽師に新たな婆娑羅の誕生を通知した。

 

 

 

 

 

婆娑羅の第十二位

 

火売

オリ主がハーレムを作るとしたら誰を入れる?  婆娑羅を入れて欲しいとの声がありアンケートを作り直しました1人は決めているので今回の結果でハーレムのメンバーを決めます

  • 五百蔵志鶴
  • 膳所美玖
  • 蹉跎 桜
  • オリキャラ
  • 赫夜
  • 師(もろ)
  • 愛宕
  • 辺留
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