とある転生者の憂鬱な日々 リメイク版   作:ぼけなす

43 / 122
(変更点)

・リーガルハイな展開


第四十話 リーガルな弁護士

 

 

 リインフォースのお墓はあの場所に立てられた。神条に殺された彼女の冥福を祈りに、オレ達と高町達も来ていた。

 オリ主くんはいなかったけど。未だに病院とは笑える。

 

 その後、管理局で裁判が開かれて八神はやての罪を裁こうとしてきた。

 だがしかしそこにいたのは弁護士(秘書メガネモードの)朱美ほむらと七三分けにした髪型をしたオレである。

 

 リーガルな弁護士のごとく、口八丁と管理局の汚職を暴露。しかも情報操作とでっち上げの証言でギャラリーを味方につけ、管理局の立場を悪くさせた。

 

「弁護人! 発言を慎みなさい!」

「それでは裁判長。この事件を調査していると、あなたのSMクラブへ行った形跡が」

「なんでそんなところも調べてるの!? てか、写真まである!?」

 

 裁判長が実はドMと暴露されたときに見せた周りの反応は地味に笑えた。

 シーンと静まったり、クスクス笑っていたからな。

 

「裁判長! 弁護人は裁判を撹乱しようとしています。退席を」

「検察のあなた。まどかの調査によるとあなたの旦那のお話が出てきたわ」

「なんで私の……ってあのヤロー、何浮気してんじゃゴルァァァァァ!!」

 

 検察側は旦那さんの浮気現場を見せてやると女検事は「ちょっと退出します」と行ったきり帰って来なかった。

 気になったので衛に頼んで、リアルタイムのSYURABAにギャラリー席のみなさんに見せてやると結構盛り上がった。

 

 そして旦那さんの浮気相手は男であったことにオレは戦慄を覚えたよ。

 なぜかギャラリーはお構いなしに「いいぞ、もっとやれ!!」などと盛り上がっていたけど。

 

 ミッドって性別の壁を余裕で越えてくる都市なのか?

旦那さんの「ぼくは男がいいんだよ!!」という発言が忘れられそうにないや………。

 

 あと、あの検事は後に『寝取られ検事』というあだ名がついたとか。広めたソースはもちろん千香である。

 

 ちなみに裁判長の青年期のラブレター朗読会をしようとしたが、彼は涙目で「勘弁して、もーお願い」と懇願してきた。

 その場で発表はしなかったが、後で都市にばらまいてやった。

 

 悪魔? はて、賄賂で八神をはめようしていた外道には良い末路だと思いますが、何か?

 

 そんなこんなで前代未聞の裁判は勝訴という形で八神と衛は無理に働くことは無くなった。

 ただ守護騎士はしばらく奉仕活動になってしまったが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 除夜の鐘が鳴り終わり、新年の始まりである。

 

 我が家では羽根つきやらカルタなどのゲーム三昧な正月を過ごした。

 

 ちなみにおみくじを引いてみたが、吉であった。

 

 縁のところに『女難に注意』と書かれていたが今さらだと思う。

 そして今現在もほむらと千香と一緒に、コタツでダラダラしていた。

 

「コタツはすばらしい……」

「ネコの気持ちがわかるわ……」

「ネコと言えばあの猫耳姉妹ネットアイドル扱いされてたよ」

 

 千香の言う通り彼女達はネットの中ではにゃん吉姉妹というコスプレ名で次元世界に広まっていた。

 

 記者達の会見で本人達は否定しているが、思いっきり顔を載せているためバレバレである。

 そのときの会見でグレアムさんが「娘が遠い存在に……」と呟いて黄昏てた。

 

 ものすごい誤解された光景を見てオレとほむらとまどかが笑った記憶はまだ新しい。

 

「ケケケ、まだまだネタを残ってるからジャンジャンホームページに送るよー♪」

「どれくらい残ってるの?」

「三年分」

 

 千香の言葉にオレ達二人は猫耳姉妹に同情した。自業自得とは言え、こんな変態に目をつけられた二人に合掌。

 

「まあなんにせよ。今年の抱負どうするのお前ら」

 

 ちなみにオレは平温か日常である。日常茶飯事にトラブル巻き込まれるのもうヤなんだけど。

 

 すると、ほむらはババッと書き初めし、オレに見せた。

 

「まどかと決めたわ。ソラを奴隷(モノ)にする」

「その抱負オレとしてはヤなんだけどそれ。オレに人権ないじゃん」

「人権? ペットに人権はないわ。あるのは所有権のみよ」

「相変わらずのドSなこと……」

 

 オレが呆れていると千香も書き初めし終えた。

 

「ボクはソラが変態化すること! カモン同志!」

「千香ハザードにならん。それが死んだ師匠の遺言書にもあったからな」

「おのれ……どこまでもこの変態の邪魔するか『閃光』め!!」

「お前どこのラスボス?」

 

 オレのツッコミを無視して千香は自らのコレクションを整理し始めた。

 

 海や運動会の写真もあるな。主に女子の。

 

「知らない子もいるな……。ちゃんと許可取ったのか?」

「盗撮ってすばらしい!」

「許可とれよ犯罪者!!」

 

 オレはツッコミという形で千香の脳天に全力チョップを入れた。

 

 

――――まあなんにせよ。

 

 

 そんな正月を過ごすのだった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 そして、春は訪れた。今年でマミさんを除いたオレ達は四年生である。

 

 ホント昨年の一年間はいろいろあった。

 

 こいつらと再会して、プレシアさんの願いを叶えたり、闇の書に巻き込まれる形で協力することがあった。

 

 はやては今では歩けるようになって、衛と付き合うことになっている。今さらだし、何より結婚していると思えるくらい仲もよかったしな。

 なんでも正月に衛が告白したらしい。筋肉さえなければ衛は見た目も中身も美形だしな。

 

 そのとき千香が録画して八神家で上映したエピソードがあったりする。

 最後まではやて達はいじられまくりだったなあれは。

 

 それから今でも守護騎士達は罪を償うために無償奉公で管理局に働くことになってるらしい。

 

 ときどきしか帰ってこない守護騎士達にはやては寂しいとぼやいて衛に甘えていたが。末長く爆発してろバカップル。

 

 高町とフェイトとオリ主くんはどうしたって?

 

 本格的に管理局に働くことになったらしい。高町は無茶しがちなのが心配だとフェイトは言っている。

 高町とフェイトから敵視されることが無くなったため、バニングスや月村も敵視されることは無くなった。

 

 オリ主くんは未だにオレを敵視してるが。なんか、あいつの思考回路はもはやわからん。なのでスルーしている。

 

 そして、始業式が終わった後。

 オレは一人屋上に来ていた。

 

「さーて、これからどうしようか?」

 

 リリカルなのはという世界の重要な物語が二つ終わったため、オレはこれからのことを考えていた。

 

 まどか達の平行世界に行って魔女を蹂躙する?

 それとも全く新しい異世界に行って冒険する?

 

 

 まあなんにせよ。

 

 

「中学卒業してから考えるか」

 

 オレは笑みを浮かべて彼女達と話し合おうと屋上から出ていくのだった。

 

 残されたのは桜が舞う一筋の風。それは心地よい風だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――しかし、事件はまだ終わっていなかった。

 

 トリガーである神条シンヤ。ヤツを倒さない限り続くと知らないまま、時は過ぎた。

 




リーガルな弁護士: 某悪徳弁護士ドラマの主人公。実力が確かなのは事実

裁判長: 管理局の手先。後に裁判長をやめた。

検察官: 正義感の強い女性。旦那を男に寝取られ、離婚した

最後のオチ: フラグ。事実、神条を消さない限りこの事件は続く。


※しばらくおやすみしますm(__)m
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。