とある転生者の憂鬱な日々 リメイク版   作:ぼけなす

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というわけでコラボ開始です。
皆様の協力のおかげでオリ主くんギタギタにできそうです♪

そしておもしろおかしく変態化……あ、ちょ、嘘ですから石を投げないで! ごめんなさい。変態化はしませんから!

上手くできてるかどうかは不安ですが、まあ楽しんで読んでほしいです。

なお、度々ノエルと雷斗やその他が出てきますが今回は彼らが主人公ではありません。

――――主人公は『あなた達』。コラボ参加者です。

雷斗が活躍する物語でも、ソラが復活する物語でもありません。踏み台なんて存在しないそんな物語が始まります。

では、どうぞ。最後までお楽しみください!



第五十九話 コラボっちゃいますその二(あれ? 番外編じゃない? byソラ)

 

 

 喚ばれた少年少女達。それに対抗してか、悪魔側にも動きがあった。草太(使い魔)がさらに増えたということである。

 

「同じ人間が二桁……気持ち悪!」

「ナルトだって、二桁どころか三桁まで同じ人間を出せるぞ」

「分身だからモーマンタイ」

 

 どこに違いがあるんだよ、と雷斗が悪態をついていると黒い穴が現れ、そこから草太が現れる。

 使い魔。雷斗の脳裏に浮かんだその言葉だが、草太は既に黒いジャックナイフの形の魔力刃を雷斗に向けていた。

 

 防御は不可能。回避は間に合わない。ならば、と雷斗が『神器』による体内電流の強化で、伝達される電気信号の速度を早める。

 スローになる雷斗の視界。次にどうするかと考えたがある人物が既に行動に移していたため、体内電流の強化を取り消した。

 

 迫ってきた刃は雷斗を貫く――――ことはなく、一人の少女が起こした防御領域によって防がれた。

 

「ンナ……!?」

「ATフィールド全開! なのです」

 

 刃が砕け散り、そして次に少女――――艦娘のプラズマが起こした行動とは、

 

「悶えて死ね!」

「ンギャァァァァァ!?」

 

 ケツにATフィールドの槍をブッ刺し、超電磁砲発射してーの、回復させてーの、また撃ちまくる。

 

 ズドォン、ズドォン、ズドォン、ズドォン、バチバチ、ジュドォン!!と至近距離からの砲撃と超電磁砲発射という鬼畜リンチである。

 それもケツにATフィールドの槍を突き刺した状態で。

 

 目の前で起きた凄惨な出来事に雷斗は目を閉じ、一言を呟く。

 

「……砂まみれになったからシャワー浴びたい」

「目の前の出来事を気にしてよ!!」

 

 目の前の出来事をスルーした雷斗に思わず、すずかはツッコむ。いや、確かにプラズマが起こした行動で目の前にいた雷斗が余波によって砂まみれになったのは事実だが、その前に敵を心配してほしかった。

 

 目を向ければ、プラズマが「君が泣くまで殴るのをやめない! なのです!!」と『なのです無双(なのですと言いながらやりたい放題)』をしていた。

 

 雷斗は目の前にいた物体をスルーしたくなった理由は、彼女と戦う場合になったもああなるという未来を予想してしまったからだ。

 

 良い汗をかいたプラズマは、シーンと静まる全員に向けて言った。

 

「私は男女関係殴る覚悟があるので」

「アンタこえーよ!!」

 

 雷斗の心のツッコミにプラズマはやり過ぎちゃったテヘと舌を出して、照れていた。……能面みたいな顔でテヘペロとはそれはそれで萌えるのだろうか。

 ノエルが興奮してクネクネしているから。

 

 ともあれ、プラズマに任せたのはある意味正解だったかもしれない。

 敵の士気がドン引きという低下から始まるというわけだから。

 

「みんな……お願い。ソラを助けて!」

 

 千香が頭を下げた。それに対して彼ら彼女らの答えは、

 

「「「「「「断る!!」」」」」」

「えぇ!? なんで!」

 

 その答えにすずかがツッコむ。千香は「あ、やっぱり?」と乾いた笑みを浮かべていた。

 

「いや、当たり前だろ。こっちの都合で喚んできたキチガイ共だし」

「そこは空気読んで『いいよ!』と言ってほしかったのだけど……」

「馬鹿だろすずか」

「馬鹿って言われた! ひどいよ!」

 

 スルーして雷斗は淡々と答える。

 

「そもそも、コイツらはマーキングして喚んだのはノエルだけど、『抑止』によって喚ばれたもんだよ」

「えっと、つまり?」

「この世界を物語と例えると読者からの代理人。自分の代わりにあのクソヤロー(オリ主くん)をぶち殺すための刺客」

「なんかメタいのは気のせいかな?」

 

 すずかのツッコミに雷斗は「それから」と続けて言った。

 

「もう、戦いが始まってるから」

「え?」

 

 指をさした方向には既に戦いが始まっていた。「ヒャッハー!」「汚物は消毒だぁ!」と度々聞こえてきているが、すずかは気のせいにした。

 

「もう止められないの?」

「止められないじゃない――――手に負えないんだよ」

「もう無理ポ」

 

 ガクンッと膝についているとノエルの「お持ち帰りィィィィィ」という謎の奇声も聞こえた。

 何やってるのアイツ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 十六夜弦夜。常に笑顔、戦闘狂、吸血鬼。

 前世は、周囲の人間に化け狐といわれ暴力を振るわれていたが、なぜ化け狐といわれているかは本人は知らない。転生後は、クトゥルフ神話の神々に会い、SAN値がピンチ。現段階では友人一人、片思いされている女の子が二人、ロリ一人がいる。

 そんな彼はさっそくオリ主くんとぶち当たっていた。

 

 ゾンビ局員や傀儡兵をぶちのめしていたら、前に現れてきたのだ。

 

「ここで止めてみせる!」

「くだらない」

 

 そのセリフに弦夜は鼻で笑った。なんせ、敵は自分の力量をわかっていない。

 弦夜は『干将莫耶』を構え、言う。

 

「こんなにも世界が混沌に満ちているから――――死という闇に溺れなさい」

 

 ズダッと地を蹴り、斬り込む。草太はそれを防ぐが、しのいだのは一刀目。二刀目となると、デバイスが弾かれ、がら空きになった身体に干将を叩き込む。

 

 そんなとき、草太の地から闇の触手が槍となって襲いかかる。弦夜は後退して回避したが、頬に血を流れていた。

 

(『抑止』の影響……か。不死性がなくなってる)

 

 この世界に渡るとき、どうやら吸血鬼やら宝具の特典、そして魔眼とも呼べる力が弱体化している。そのため、彼のあっさり済む戦いはやや長いモノになってくるのだ。

 

 次々と触手が伸びていき、弦夜は次々と回避していく。

 

「逃げてばかりじゃ俺は倒せないぞ!」

「なら、やめるさ」

 

 弦夜の目が紅くなり、瞳には巴の模様が浮かび上がる。『写輪眼』という魔眼の一種で忍術だけではなく、魔法、魔術など術式を解析し、コピーできる優れものだ。

 追記しておくと、この目は格闘技などと呼ばれる体術までも解析してしまうが、今はどうでもいいことだ。

 

 彼は草太の動きを瞬時に解析し、見切った。そして触手の動きも予測し、紙一重に躱していき、最低限の動きで懐に飛び込んだのだ。

 

 草太は目を見張るが、もう遅い。彼の両腕を切断され、苦痛に叫び上がる。

 そして彼はそのまま宝具を使用する。『天の鎖』と呼ばれる英雄王が使っていた宝物庫の鎖だ。

 

 神性が高ければ高いほど、この鎖の拘束度が上がる。皮肉な話だ。天宮草太は悪魔によって『神に似た邪悪な力』を得た。その使い魔である存在を神で言う天使と考えてもよい。

 よって、彼は完全に身動きがとれなくなった。

 

「くそが!」

「テメーは、後悔しながら惨たらしく死ね」

「ヒィ……」

 

 地獄の始まりだった。

 再生した両腕も、両足を含めて『天の鎖』で縛ったあと、刀剣類で、全身を隈無く刺した。

 あと、それらを抜いて傷口を再生したら、槍で刺したあと槍を抜くという繰返し。

 

「やめろやめろやめろォォォォォ!?」

「キャハハハハハハハハハクハハハハハハハハ!!」

 

 それが終われば、剣術でバラバラに切り裂き、再生したら、体のすべての骨を粉砕してもとに戻して、忍術の火遁で、丸焼きにする。

 

「アハハヒハハハハハハクヒャヒャヒャヒャヒャヒャキヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」

 

 まだ終わらない。再生したら、水遁で、溺死させかけ、風遁で、再度バラバラにし、再生したら、土遁で、相手の体に穴を開けて、再生したら、雷遁で、相手を感電死させる。

 

「ギャハハハハハハハハハハ!!」

 

 もう終わってあげてと言いたいところだが、まだ続きがある。天照である程度燃やしたら火具土で天照を吸収し、月詠で精神を殺して、精神をズタズタにしかけ、神威で、上半身と下半身をおさらばさせ、神経に今まで行ったことを信号で流した。

 

 全て狂喜しながら実行した。

 狂喜に支配された笑みで実行した。

 

 最期に草太――――という名前の使い魔は動かなくなり、黒い塵になって空気に溶けていった。

 

 これが人間のすることか、と言いたいが彼は人間じゃないから仕方ない。うん、まあ仕方ないのだ。

 

 雷斗はそれを見ながらそう思って、とにかく彼の戦いを見届けた。そして終わったら、彼は膝につく。どうやら、『抑止』の影響で本当に弱体化しているようだ。

 

(まあ、もうコイツには戦えるほどのスタミナは残されてなさそうだ。制限されてる力を使いまくったのだから)

 

 雷斗が印を組むと弦夜の足元に魔法陣が浮かび上がる。彼のスタミナを回復させる魔法だ。スタミナを回復した彼は再びザコキャラハントを開始するが、やはり完全回復といかない。

 彼がもう一体の使い魔(草太)を殺せるのは難しいことなる。

 

(あの使い魔は『不死身』の特性があったんだな。つまり、他にも使い魔には特性があるのか?)

 

 雷斗はそう思いながら、弦夜と同じくザコキャラ狩りを開始するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 兵藤一誠はまごうことなく美少女だ。基本は真面目でしっかり者だが融通が利かないわけでもなくそれなりに柔軟な考えをすることもある。時折過激な行動や発言をすることもある少女だ。

 そして、彼女の相方であるのがヴァーリ・ルシファーという少女だ。

 

 美少女二人の華やかなコンビ。まさに絵になる主従コンビだ。そんな二人の戦いと言えば、

 

「はははは! 無駄無駄無駄無駄ァ!」

「えっと、ヴァーリ。なんでそんなテンション高めなの?」

「いや、なぜか頭にそう叫べって天の声が聞こえてなんとなく……」

 

 ヴァーリは知るよしもないがここは変態を生み出す世界。ゆえに彼女は知らない誰かの声に支配されそうになったが、自力で耐えきったようだ。

 

「さすがヴァーリ! そこに痺れるぅ、憧れるぅ!!」

「うるさいなぁ。誰? 今の変なこと言ったの」

「ヌフフフ、よくぞ聞いてくれました! さすがおっぱい魔神のイッセーくん!」

「私、おっぱい魔神なんかじゃ……」

「そんなけしからん二つの丘をもってて言うセリフかぁぁぁぁぁ!」

 

 我らの変態、ノエルが一誠に飛びかかる。そこをヴァーリが、ツッコミ代わりに魔力砲撃を撃つ。ザコをいっそうする一撃を含めて、

 

「アツゥうゥゥゥゥゥ!」

「これは俺のモノだ。誰にも渡さん」

「もう……ヴァーリったら」

 

 燃やされるノエル。照れる一誠。

 悪は燃やされた。文字通り、焼却された。黒焦げとなったノエルをツンツンつつきながら一誠は言う。

 

「やり過ぎじゃないかな?」

「問題ない。なんやかんやあっても生きてそうだし」

「くっ……ワタシが死んでも、第二第三の変態が…………ガクッ」

「あ、死んだ。どうしよ」

「ほっとけ。なんか、コイツ見てたらなんか頭が痛くなる……」

 

 それは苦労人の証――――つまり普通の感性という証である。おめでとうヴァーリ。彼女は変態化される運命から脱却したのだ。

 かなりどうでもいいことだが。

 

「さて、ここのザコ処理は――――っと」

 

 ヴァーリが謎の結界により、一誠と分断された。残された一誠の前に草太と同じ形をした使い魔が現れる。

 

「クキキキ。あの女はあの結界の中に閉じ込めた。あの中では、たくさんのゾンビと傀儡に」

「あ、もういいから言っていい?」

 

 一誠にとってどうでもいいことだった。なぜなら、ヴァーリは自身と苦楽を共にし、結ばれた恋人だ。ゆえに心配する必要は微塵もなかった。

 

「とりあえず、召喚された立場だから、まあ依頼者の言う通りにしなきゃ、ね……」

 

 左に『赤龍帝の籠手』、右に『終焉龍の籠手(エンドレス・ギア)』。

 倍加と終末をもたらす神器(セイクリッド・ギア)達だ。彼女は目の前にいる敵に対して言う。

 

「よくもヴァーリと離ればなれさせてくれたわね……龍の逆鱗に触れた者がどうなるか知ってる?」

 

 龍達の籠手を持つ少女の蹂躙劇が始まろうとしていた。

 




モーマンタイ: 漢字で無問題。中華の言葉

プラズマ: 『イカの目さん』のオリジナルキャラ。艦娘である。ぼっちという設定らしいが、それを薄れさせるくらいの火力と兵器をもってる。彼女の活躍により『なのです無双』という言葉が生誕した

「断る」: 召喚された人達の本心で言ってない……はず。いや、ノリで言いそうな気がして。違っていたらすみません……m(__)m

十六夜弘夜: 『輪廻炎天』さんのオリジナルキャラ。当初、作者はクールキャラと思いきや戦闘になると一方通行化していた。……なんでこうなった

抑止の存在: チート=反則なので弱体化させる存在。……いやここでチート使われたら開始5秒で終わりそうだから。屑宮マジで弱いから

一誠(女)×ヴァーリー(女): キマシタワー。……次回、この子達が活躍します
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